婚約破棄であなたの人生狂わせますわ！

反乱？？？

「王、ついにレイシー辺境伯が領地で挙兵しました。数日後には王都に到達すると思われます」

と、側近に変装した私。
この部屋仄暗いから変装でも全然バレない。

「うむー。わしはどうすればいい？」

そんぐらい自分で考えろと言いたいが、変な結論を出されてもこまるので、ちょっと誘導を。

「ここはやはり、政略結婚というのでは？もともとミリリアン嬢はそれが目的でアスラ王子と婚約していましたし」

誘導どころじゃなく、直球だわな。

「確かにそうだな。お前に全て任せる」

えっ、マジか。こいつ、丸投げしやがったよ。


はい、もう、電光石火で仕事します。

トントン拍子にミリリアン嬢と第2王子の婚約が決まりましたー。

ハイ、拍手ーパチパチパチ。


ついでに王を退位させちゃおう。ということで、ちょっと若すぎるけど第2王子を王にしちゃって～。


うん、完璧。
というか、王の側近をことごとく闇に葬り去りたい。

私が変装しまくっていたこと、バレたらやばいしな。


ということです、執務室でも荒らしましょうか？

1人二つや三つくらいヤバいことしてるでしょ。


うん、完璧。


後は、信用できそうで口が固そうな人を新たな側近にするように手回しして…。