1 / 4
私がFランクとか、お前ら見る目がなさすぎる!
しおりを挟む
「あなたのランクはFランクです。
勇者パーティーについていったり、一人で開業したりするだけの実力は残念ながらありません。
一からスキルを磨いてきてください」
冒険者ギルドの受付で、私は無情にもこう告げられた。
「えっと、Fランク?何かの間違いじゃありませんか?」
「いいえ、間違いではありません。このスキルメジャーに間違いなく”F”と出ております」
冒険者ギルドの名物受付員オリバーさんが淡々と、”F”とでかでかと表示されたスキルメジャーを指さす。
オリバーさんは”常に”無表情。どんな荒くれ者の冒険者がこようが、自分の仕事を超速球で進める、超有能受付だ。
つまり、オリバーさんはめちゃくちゃ仕事ができるというわけで、オリバーさんがFと言うなら、きっと私のスキルはFなんだろう…。
って、ぜんっぜん、納得できない!!
お前ら、見る目がなさすぎる。
何て言ったって、私は前世(という表現があっているのかは知らない)救命救急医だぞ。たまに、ヘリコプターにも乗っていたんだぞ!
そんな私が、癒し手のスキルF!?
信じられない。
いや。待てよ。
この世界の癒し手の役割は病気やケガを治すことじゃないのかも。
「あの、癒し手の仕事内容を伺ってもいいですか?」
仕事内容も分からずに、スキルを測ったのかよ(怒)という顔は一切せず、オリバーさんは優しく教えてくださいました。
「癒し手とは病気やケガを治す、いわゆる治療者のことですね。勇者や冒険者、傭兵などケガをする機会が多い職業について回ったり、町の癒し手として出産や日常の細々とした病気を治したりする職業です」
まさに、医師の仕事じゃん!
「レナさんは基礎的な癒し手のスキルが身についてないようです。
もし、癒し手としてスキルアップを目指すなら、研修生を受け入れている町の癒し手を紹介しますが、どういたしますか?」
この世界の医療は私の世界の医療とは違うのかもしれない。
仕方ない。今のままでも十分治療スキルはあると思うが、郷に入っては郷に従え。
町の癒し手とやらのところで研修を積もうではないか。
「よろしくお願いします」
こうして、異世界生活がスタートした。
勇者パーティーについていったり、一人で開業したりするだけの実力は残念ながらありません。
一からスキルを磨いてきてください」
冒険者ギルドの受付で、私は無情にもこう告げられた。
「えっと、Fランク?何かの間違いじゃありませんか?」
「いいえ、間違いではありません。このスキルメジャーに間違いなく”F”と出ております」
冒険者ギルドの名物受付員オリバーさんが淡々と、”F”とでかでかと表示されたスキルメジャーを指さす。
オリバーさんは”常に”無表情。どんな荒くれ者の冒険者がこようが、自分の仕事を超速球で進める、超有能受付だ。
つまり、オリバーさんはめちゃくちゃ仕事ができるというわけで、オリバーさんがFと言うなら、きっと私のスキルはFなんだろう…。
って、ぜんっぜん、納得できない!!
お前ら、見る目がなさすぎる。
何て言ったって、私は前世(という表現があっているのかは知らない)救命救急医だぞ。たまに、ヘリコプターにも乗っていたんだぞ!
そんな私が、癒し手のスキルF!?
信じられない。
いや。待てよ。
この世界の癒し手の役割は病気やケガを治すことじゃないのかも。
「あの、癒し手の仕事内容を伺ってもいいですか?」
仕事内容も分からずに、スキルを測ったのかよ(怒)という顔は一切せず、オリバーさんは優しく教えてくださいました。
「癒し手とは病気やケガを治す、いわゆる治療者のことですね。勇者や冒険者、傭兵などケガをする機会が多い職業について回ったり、町の癒し手として出産や日常の細々とした病気を治したりする職業です」
まさに、医師の仕事じゃん!
「レナさんは基礎的な癒し手のスキルが身についてないようです。
もし、癒し手としてスキルアップを目指すなら、研修生を受け入れている町の癒し手を紹介しますが、どういたしますか?」
この世界の医療は私の世界の医療とは違うのかもしれない。
仕方ない。今のままでも十分治療スキルはあると思うが、郷に入っては郷に従え。
町の癒し手とやらのところで研修を積もうではないか。
「よろしくお願いします」
こうして、異世界生活がスタートした。
0
あなたにおすすめの小説
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
双子の姉がなりすまして婚約者の寝てる部屋に忍び込んだ
海林檎
恋愛
昔から人のものを欲しがる癖のある双子姉が私の婚約者が寝泊まりしている部屋に忍びこんだらしい。
あぁ、大丈夫よ。
だって彼私の部屋にいるもん。
部屋からしばらくすると妹の叫び声が聞こえてきた。
周囲からはぐうたら聖女と呼ばれていますがなぜか専属護衛騎士が溺愛してきます
鳥花風星
恋愛
聖女の力を酷使しすぎるせいで会議に寝坊でいつも遅れてしまう聖女エリシアは、貴族たちの間から「ぐうたら聖女」と呼ばれていた。
そんなエリシアを毎朝護衛騎士のゼインは優しく、だが微妙な距離感で起こしてくれる。今までは護衛騎士として適切な距離を保ってくれていたのに、なぜか最近やたらと距離が近く、まるでエリシアをからかっているかのようなゼインに、エリシアの心は揺れ動いて仕方がない。
そんなある日、エリシアはゼインに縁談が来ていること、ゼインが頑なにそれを拒否していることを知る。貴族たちに、ゼインが縁談を断るのは聖女の護衛騎士をしているからだと言われ、ゼインを解放してやれと言われてしまう。
ゼインに幸せになってほしいと願うエリシアは、ゼインを護衛騎士から解任しようとするが……。
「俺を手放そうとするなんて二度と思わせませんよ」
聖女への思いが激重すぎる護衛騎士と、そんな護衛騎士を本当はずっと好きだった聖女の、じれじれ両片思いのラブストーリー。
【完結】『推しの騎士団長様が婚約破棄されたそうなので、私が拾ってみた。』
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
恋愛
【完結まで執筆済み】筋肉が語る男、冷徹と噂される騎士団長レオン・バルクハルト。
――そんな彼が、ある日突然、婚約破棄されたという噂が城下に広まった。
「……えっ、それってめっちゃ美味しい展開じゃない!?」
破天荒で豪快な令嬢、ミレイア・グランシェリは思った。
重度の“筋肉フェチ”で料理上手、○○なのに自由すぎる彼女が取った行動は──まさかの自ら押しかけ!?
騎士団で巻き起こる爆笑と騒動、そして、不器用なふたりの距離は少しずつ近づいていく。
これは、筋肉を愛し、胃袋を掴み、心まで溶かす姉御ヒロインが、
推しの騎士団長を全力で幸せにするまでの、ときめきと笑いと“ざまぁ”の物語。
疎遠だった幼馴染が彼女と別れて私に会いに来るようになったのだけど
くじら
恋愛
図書館の定位置には、いつも黒縁メガネの女生徒がいる。
貴族同士の見栄の張り合いや出世争いから距離を置いて穏やかに過ごしていたのに、女生徒の幼馴染が絡んでくるようになって…。
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる