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013. 集落に異変か?!
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今日はコロ助の散歩コースを変えてみた。
いつも山や林ばかりだと味気無いので気分転換で違う場所にしてみたのだ。散歩コースを変えるのは犬にとってもストレス発散になるとか前にネットで見たコトがあったからだ。
目的地は・・・様子見がてら瓦礫で埋もれたトンネルでも見ようというコトで、今はそのトンネルの前にいる。
イヤ、トンネルだった場所だな。
俺がトンネルの前に着くと数人の人の姿が見えた。どうやら先客がいたようだ。
「どうも・・・」
挨拶のつもりで声を掛けたら俺に気づいて逃げていった。
何故?声を掛けただけなのに?
見馴れない顔ばかりだったので、自衛隊の人達と避難して来た人達だろう。
「うへぇ~、トンネルが瓦礫で潰れてらぁ~」
俺にはこれ以上のリアクションは取れなかった。
瓦礫を退かして通れるようにするにも重機が必要な程だった。
「これ見たら、また皆怒るだろうなぁ~」
次の説明会の事を考えると気が重い。そんな俺とは反対にコロ助は瓦礫に向かってオシッコをかけていた。
マーキングか?
片道だけで約四十分以上歩いたんだ、家に着けば疲れて動けないだろう。コロ助が静かだとこの後の畑仕事が楽で助かる、なんて先の事を見越して1日のスケジュールを立てていった。
家に帰り畑仕事を行った。
「いや~、コロ助が静かだと作業が捗るわ!」
いつも邪魔されて作業が大変だったので今後も散歩の時間を少し増やそうと思った。
あらかた、野菜を収穫し畑がスッキリしてきた。
一週間程休ませてから土作りを初め、種を植える作業が待っている。
「今度は何の種にしようか?」
思案を巡らせていると元気な声が聞こえて来た。
「いっちゃん、おはようーーーっ!!」
西岡鉄也の娘、優子だ。
「なんだよ、朝から!」
「学校休みで暇だから遊びに来たよ」
「たよ~」
目を細目て言った。
「俺は忙しいんだ、遊ぶんなら他所で遊んでくれ」
「ケチ~!遊んでよーーー!!」
ブーブーと怒って遊び相手を要求してきたがそんな要求通る訳ないだろう。拒否を貫いていると足元に引っ付いてきた。
「危ないだろ、離れろって!」
「嫌っ!!離れない!!優はいっちゃんのお嫁さんになるんだもん、一緒だもん!!」
何が嫁だ、俺はチンチクリン・・・子供なんて興味無い!!
足をブンブン振って引き剥がそうとしたら弟の大地も参戦し背中によじ登ってきた。
「コラ、離せ!降りろって!」
相手が子供だと思って手加減していたが頭にきて、ついカッとなって怒ってしまった。
イラっ!!
「いい加減にしろっ!!!」
「「!!?」」
子供達がビクッと身体を動かし止まった。
「遊ぶんなら他所でやれっ!!!」
出てけっ!!と怒鳴ると二人は大音量で泣き出した。
「「フ・・・フェェェ~~~ンっ!!!」」
「!!?」
(しまった、子供相手に!!)
「「いっちゃんのバカァーーーッ!!!」」
優子は泣きながら走り出した。
「あっ、ちょっと待て!」
止める間もなく何処かへ行ってしまった。弟の大地を残して。俺は取り敢えず背中に引っ付いていた大地をベリッと引き剥がし西岡家に返品しに行った。
玄関の戸を叩くと鉄也さんが出てくれた。
「お返しに来ました」
まだぐずっていた大地を返した。
「どうしたんだよ?」
「お願いですからお子さんから目を離さないで下さい!」
畑仕事を邪魔され困っていたコトや優子は泣いて何処かへ行ってしまったコトを説明した。
「すまん、ちょっと目を離した隙にいなくなってたんだ」
「ごめんなさいね、ウチの子が迷惑かけて」
午後まで畑仕事をする予定だったがいなくなった優子を探さなければならなくなった。
「あいつ、何処へいったんだ?!」
「山の方に行きました、俺も行きます」
鉄也さんと二人で山へ優子探しを始めた。暗くなる前に見つかれば良いけど・・・。
子供相手に何、ムキになってんだろ・・・。
「優子ーーーっ!」
「優子ちゃーーーん」
鬱蒼と生えた草が邪魔をして捜査活動が難航した。奥へ行けば行く程に生えた雑草が行く手を阻む。
「奥の方は人の手が入ってないから伸び放題ですね」
「足元気おつけろ」
前を進む為に邪魔な雑草を鎌や鉈で切って慎重に進む。場所によっては足場が脆かったりするので危険だ。山歩きをしている堀さんが山には生き物がいないって聞いていたけど、鳥の囀ずりや羽ばたく音が聞こえない。
熊や猪と鉢合わせしないコトを願い道なき道を西岡さんと進んでいった。
日が傾き夕焼け刻になった頃、山の奥まで泣きながら歩いていた優子は疲れて木陰の影で体育座りの体勢で、ぐずついていた。
「いっちゃんのバカ・・・ヒクッ・・・」
カサカサカサ・・・
吹き抜ける風が伸びた雑草を揺らす。それに驚き辺りを見渡しやっと気がついた。自分が今、覚えの無い山の奥まできてしまっていたコトに。
「ここ・・・どこ?」
何度も見渡すが知らない場所。
記憶に無い場所で一人っきりとなってしまい恐怖心がまだ幼い優子を襲う。
「どうしよう・・・どうしよう・・・」
カサカサカサッ!!
近くの茂みの雑草が揺れる音がした。
「!!?」
恐怖で身体が震え足が動かない。
揺れる茂みが自分の方へ少しずつ少しずつ近づいてくる。
カサカサッ・・・
「キャァァァーーーッ!!!」
耐えられずにその場で悲鳴を上げた。
「アン、アン!」
「えっ!?」
聞き覚えのある声がする。
「コロちゃん!!」
茂みから出てきて優子に近づき顔を何度も嘗めた。
「ゴロぢゃ~んっ!!!」
コロ助を見た安心感からまた泣き出した。コロ助は優子が力強く抱きついても動かず受け入れた。
「どうしよう帰り道が分かんなくなっちゃた」
コロ助は前を少し歩いては優子に軽く吠えて尻尾を振った。優子は訳が分からずコロ助の後をついていった。子供の足に合わせ、進んでは優子を確認し、進んでは確認という動作を何度も続けた。
日が大分落ちて辺りが薄暗くなって来た。
優子が疲れて座りこんだのを確認するとコロ助も足を止めて座った。
「お父さん怒ってるかな?」
コロ助はまた優子の顔を嘗める。
カサカサカサ・・・
ピクッと耳を音のする方に向けると優子の前に出て唸り声を上げ牙をむき出しにした。
「ガルルルーーーッ!!!」
「コロ?」
茂みがまた揺れ音がした。風で揺れるよりも大きく揺れて近づいて来る。
「お父さん?」
自分を探しに来た父親だと思って茂みに向かって呼ぶが返事は無かった。
「お父さんっ!!」
もう一度呼ぶが返事は返って来なかった。
ガサガサガサーーーッ!!!
「!!?」
茂みの揺る音が強くなった。声のする方へ向かって来た。
暗がりでよく分からないが茂みの中から出て来たのは人と同じシルエットの形をした何かだった。
優子は集落の誰かだと思い近づこうとしたがコロ助が止めた。コロ助はソレに向かって唸り声を続けた。
茂みから出たソレはユラユラと揺れながら、ゆっくり優子とコロ助に近づいた。
「ガウガウッ!!」
コロ助が吠えた。
近づいて来るソレにコロ助は体当たりしたが、ソレにはね除けられた勢いで地面に倒れた。
「キャイ~~~ンっ!!!」
コロ助が鳴いた。
「コロッ!!!」
地面に倒れたコロ助は、そのまま動かなくなった。
「コロ、コローーーッ!!」
優子は動かなくなったコロ助の側へ寄り何度も名前を呼んだがコロ助は気を失ったのか起きなかった。
ソレは身体を揺らしながら、また近づいて来た。
もうダメだと思い優子はコロ助を抱きしめギュッと目を瞑った。
ドォーーーンッ!!!
一本の猟銃が火を吹いた。
いつも山や林ばかりだと味気無いので気分転換で違う場所にしてみたのだ。散歩コースを変えるのは犬にとってもストレス発散になるとか前にネットで見たコトがあったからだ。
目的地は・・・様子見がてら瓦礫で埋もれたトンネルでも見ようというコトで、今はそのトンネルの前にいる。
イヤ、トンネルだった場所だな。
俺がトンネルの前に着くと数人の人の姿が見えた。どうやら先客がいたようだ。
「どうも・・・」
挨拶のつもりで声を掛けたら俺に気づいて逃げていった。
何故?声を掛けただけなのに?
見馴れない顔ばかりだったので、自衛隊の人達と避難して来た人達だろう。
「うへぇ~、トンネルが瓦礫で潰れてらぁ~」
俺にはこれ以上のリアクションは取れなかった。
瓦礫を退かして通れるようにするにも重機が必要な程だった。
「これ見たら、また皆怒るだろうなぁ~」
次の説明会の事を考えると気が重い。そんな俺とは反対にコロ助は瓦礫に向かってオシッコをかけていた。
マーキングか?
片道だけで約四十分以上歩いたんだ、家に着けば疲れて動けないだろう。コロ助が静かだとこの後の畑仕事が楽で助かる、なんて先の事を見越して1日のスケジュールを立てていった。
家に帰り畑仕事を行った。
「いや~、コロ助が静かだと作業が捗るわ!」
いつも邪魔されて作業が大変だったので今後も散歩の時間を少し増やそうと思った。
あらかた、野菜を収穫し畑がスッキリしてきた。
一週間程休ませてから土作りを初め、種を植える作業が待っている。
「今度は何の種にしようか?」
思案を巡らせていると元気な声が聞こえて来た。
「いっちゃん、おはようーーーっ!!」
西岡鉄也の娘、優子だ。
「なんだよ、朝から!」
「学校休みで暇だから遊びに来たよ」
「たよ~」
目を細目て言った。
「俺は忙しいんだ、遊ぶんなら他所で遊んでくれ」
「ケチ~!遊んでよーーー!!」
ブーブーと怒って遊び相手を要求してきたがそんな要求通る訳ないだろう。拒否を貫いていると足元に引っ付いてきた。
「危ないだろ、離れろって!」
「嫌っ!!離れない!!優はいっちゃんのお嫁さんになるんだもん、一緒だもん!!」
何が嫁だ、俺はチンチクリン・・・子供なんて興味無い!!
足をブンブン振って引き剥がそうとしたら弟の大地も参戦し背中によじ登ってきた。
「コラ、離せ!降りろって!」
相手が子供だと思って手加減していたが頭にきて、ついカッとなって怒ってしまった。
イラっ!!
「いい加減にしろっ!!!」
「「!!?」」
子供達がビクッと身体を動かし止まった。
「遊ぶんなら他所でやれっ!!!」
出てけっ!!と怒鳴ると二人は大音量で泣き出した。
「「フ・・・フェェェ~~~ンっ!!!」」
「!!?」
(しまった、子供相手に!!)
「「いっちゃんのバカァーーーッ!!!」」
優子は泣きながら走り出した。
「あっ、ちょっと待て!」
止める間もなく何処かへ行ってしまった。弟の大地を残して。俺は取り敢えず背中に引っ付いていた大地をベリッと引き剥がし西岡家に返品しに行った。
玄関の戸を叩くと鉄也さんが出てくれた。
「お返しに来ました」
まだぐずっていた大地を返した。
「どうしたんだよ?」
「お願いですからお子さんから目を離さないで下さい!」
畑仕事を邪魔され困っていたコトや優子は泣いて何処かへ行ってしまったコトを説明した。
「すまん、ちょっと目を離した隙にいなくなってたんだ」
「ごめんなさいね、ウチの子が迷惑かけて」
午後まで畑仕事をする予定だったがいなくなった優子を探さなければならなくなった。
「あいつ、何処へいったんだ?!」
「山の方に行きました、俺も行きます」
鉄也さんと二人で山へ優子探しを始めた。暗くなる前に見つかれば良いけど・・・。
子供相手に何、ムキになってんだろ・・・。
「優子ーーーっ!」
「優子ちゃーーーん」
鬱蒼と生えた草が邪魔をして捜査活動が難航した。奥へ行けば行く程に生えた雑草が行く手を阻む。
「奥の方は人の手が入ってないから伸び放題ですね」
「足元気おつけろ」
前を進む為に邪魔な雑草を鎌や鉈で切って慎重に進む。場所によっては足場が脆かったりするので危険だ。山歩きをしている堀さんが山には生き物がいないって聞いていたけど、鳥の囀ずりや羽ばたく音が聞こえない。
熊や猪と鉢合わせしないコトを願い道なき道を西岡さんと進んでいった。
日が傾き夕焼け刻になった頃、山の奥まで泣きながら歩いていた優子は疲れて木陰の影で体育座りの体勢で、ぐずついていた。
「いっちゃんのバカ・・・ヒクッ・・・」
カサカサカサ・・・
吹き抜ける風が伸びた雑草を揺らす。それに驚き辺りを見渡しやっと気がついた。自分が今、覚えの無い山の奥まできてしまっていたコトに。
「ここ・・・どこ?」
何度も見渡すが知らない場所。
記憶に無い場所で一人っきりとなってしまい恐怖心がまだ幼い優子を襲う。
「どうしよう・・・どうしよう・・・」
カサカサカサッ!!
近くの茂みの雑草が揺れる音がした。
「!!?」
恐怖で身体が震え足が動かない。
揺れる茂みが自分の方へ少しずつ少しずつ近づいてくる。
カサカサッ・・・
「キャァァァーーーッ!!!」
耐えられずにその場で悲鳴を上げた。
「アン、アン!」
「えっ!?」
聞き覚えのある声がする。
「コロちゃん!!」
茂みから出てきて優子に近づき顔を何度も嘗めた。
「ゴロぢゃ~んっ!!!」
コロ助を見た安心感からまた泣き出した。コロ助は優子が力強く抱きついても動かず受け入れた。
「どうしよう帰り道が分かんなくなっちゃた」
コロ助は前を少し歩いては優子に軽く吠えて尻尾を振った。優子は訳が分からずコロ助の後をついていった。子供の足に合わせ、進んでは優子を確認し、進んでは確認という動作を何度も続けた。
日が大分落ちて辺りが薄暗くなって来た。
優子が疲れて座りこんだのを確認するとコロ助も足を止めて座った。
「お父さん怒ってるかな?」
コロ助はまた優子の顔を嘗める。
カサカサカサ・・・
ピクッと耳を音のする方に向けると優子の前に出て唸り声を上げ牙をむき出しにした。
「ガルルルーーーッ!!!」
「コロ?」
茂みがまた揺れ音がした。風で揺れるよりも大きく揺れて近づいて来る。
「お父さん?」
自分を探しに来た父親だと思って茂みに向かって呼ぶが返事は無かった。
「お父さんっ!!」
もう一度呼ぶが返事は返って来なかった。
ガサガサガサーーーッ!!!
「!!?」
茂みの揺る音が強くなった。声のする方へ向かって来た。
暗がりでよく分からないが茂みの中から出て来たのは人と同じシルエットの形をした何かだった。
優子は集落の誰かだと思い近づこうとしたがコロ助が止めた。コロ助はソレに向かって唸り声を続けた。
茂みから出たソレはユラユラと揺れながら、ゆっくり優子とコロ助に近づいた。
「ガウガウッ!!」
コロ助が吠えた。
近づいて来るソレにコロ助は体当たりしたが、ソレにはね除けられた勢いで地面に倒れた。
「キャイ~~~ンっ!!!」
コロ助が鳴いた。
「コロッ!!!」
地面に倒れたコロ助は、そのまま動かなくなった。
「コロ、コローーーッ!!」
優子は動かなくなったコロ助の側へ寄り何度も名前を呼んだがコロ助は気を失ったのか起きなかった。
ソレは身体を揺らしながら、また近づいて来た。
もうダメだと思い優子はコロ助を抱きしめギュッと目を瞑った。
ドォーーーンッ!!!
一本の猟銃が火を吹いた。
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