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22話 (3章)戦場~対決
蒼い光の主
しおりを挟む「さっナスビィー殿の馬です。一番上等な馬ですぞ、どうぞお使いを」
「うむ」
シュバッ!
良かった、Fランク回復師だけどギリギリ馬には乗れて!
パカラパカラ……
三千ともなると、先頭の出発から最後尾までかなりのタイムラグがある。ようやく俺達が出発を始めると、すぐに黄色い声援が飛んだ。
「キャーーッナスビィー様っ!!」
「なんて男らしいお方なの!?」
「これで我が軍は安心だわっ」
「おおっ女共がナスビィー様に声援を! 既に大人気ですなあ」
嘘だーーっ俺の事知ってる訳無いじゃん!? 多分こいつら昨日の夜に来る予定だった子らだろ……うっ可愛い子ばっかりで完全に失敗した!!
「所で君、国境の戦場にはどのくらいで到達するのかな?」
「はい大体1日くらいは掛かるでしょうか」
また一日掛かるの! でも割と近く実は国内に侵入されてるんじゃ……
「しかしナスビィー殿が一緒に来てくれて本当に良かった……これで、これで我が国は助かりますぞっぐっっ」
目の前でエスコート役の男が涙ぐむ。えーこれは演技なの何なの? 美女と男の涙とで緩急付けて攻略してくるな~~。
そして何事も無く行軍を続け夜になった。
ー森の中の野営地
俺、軍隊行動とかが苦手だから冒険者してるのに、こんなに沢山の連中と野営なんて嫌だな。森の中には無数のテントが立てられ、小さな村の様な状況になっているよ……
「監視は一瞬たりとも油断するな! 油断が仲間の死に繋がると思え!!」
「ハッ」
ピリピリしてるなあ何に怯えてるんだよ。
「どうですかな、司令官のみで酒盛りを致します。ナスビィー殿もやりませんか? 豪華な食事もありますぞ」
いや完全に無理ですそういうの。お酒も飲めませんし。
「結構です。我は一人思索にふけろうかと思う」
「はぁ」
フィーーーフィーーーッ
突然警報の笛が。
「何事だ!?」
「ハッ上空に蒼い光が見えるという者がっ」
「何ぃ!? 全員対空防御、盾を空に掲げよ」
えっえっ? 対空防御って何だよ。
キラッ
夜空の雲間に光る蒼い光。
「おおっまた光った! 蒼い光が見えるぞっ!!」
「奴が来たっ!!」
えっえっ!?
フィーーフィーーッ
「全員起きろーーっ」
キラッ!!
ドドドーーーーーーーンッ!!
夜の闇に突如浮かぶ蒼い閃光、俺の目前で多数の兵士が爆発と共に吹き飛んで行く。
えーーーーーっ!?
「ビスマスだーービスマスが出たぞーーーっ!!」
「ひーーっ」
ドドーーーンドーーン! ドドドドォーーーーン!!
あちこちで次々に強烈な爆発が起き始めた……何やってんだよアイツ。
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