役立たずとパーティーからもこの世からも追放された無気力回復師、棚ぼたで手に入れたユニークスキル【銀化】で地味にこつこつ無双する!!

佐藤うわ。

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47話

深夜の乱獲……

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「ふぅ、一度決めたらテコでも動かないタイプのアルフレッドだと思うから、もう今回は俺も一緒に行く事にするよ」
「え、君も一緒に行くのか?」

 おいおい俺に会いに来たのは付録か!?

「一体誰の家に行くと思ってるんだよ! 俺が行かなきゃ意味無いでしょーがっ」

「あそこマリさんの家でユリナスの家じゃ無いだろう!」
「う」
「貴方マリさんと結婚でもするの、それで館まで所有権を主張?」
「え?」

 シャリィの何気ない冗談にレミランが反応する。

「そんな訳ない! もぅ細かいなぁ正しくはマリの家だよ。とにかく俺も一緒に行くし」

 という訳ですぐ出発する事が決まった。


「ええっユリナスさんも行ってしまうのかい?」

 クヌアーが寂しそうな顔をする。戻ったばかりだしね。

「うん彼らが急ぎの用事でどうしても師匠に会いたいって言うから」
「クヌアーさん貴方は立派な女将おかみさんです、またお会いしましょう」
「女将さんじゃ無いよ、代官さんだよぉ」

「領主様、ゴブリィの奴に早く帰る様に言って下さい凄く心配で」
「ゴブリュンさん、ゴブルラ共々早く帰る様に言うよ」
「お願いします」

「クヌアーとにかくヒイラギちゃん達が来たら連絡を頼むよ! カピ様この村とクヌアーを頼むよ」
「分かったよぉ」
「カピ~~」

 挨拶のキリが無いので俺達は手を振り出発した。
 ザッザザッザ


 ホーホー アオーーン
 夜の闇を進むと、当然夜型の凶悪なモンスター達が襲い掛かって来る。アンデッド系は俺を含めた回復軍団で倒して行けるが、どうしてもヤバそうな奴は俺が早めにこっそり倒して行かないといけない。

「銀化」

 隊列の一番後ろに陣取った俺が闇の中で小声で銀化すると、遠くから忍び寄る凶悪なモンスターを光の羽や光の魔銃で先手を打って潰して行く。
 シュバーーッ!
 スッ飛んで行った六枚の光の羽は、自動で一定の強さの敵を倒して行った。結局やってる事は鎧の人の時と同じだよ。

 ドドォーーーン!!
 突然夜の闇に明々とオレンジ色の大爆発が起こり、遅れて爆音が鳴り響く。光の羽が中ボス級のヤバい敵を倒したな……

「キャーーッ何々!?」
「大爆発よ」

 シャリィとレミランが抱き合う。俺は急いで銀化へんしんを解いて前に出た。

「多分夜の闇の中で他の冒険者が戦ったりしてるんだ、近寄らない様にしよう」
「へぇ? そうなんだろうか……だけど確かに近寄らない方がいいかもね!」

 素直に信じろよ! こんな感じで俺達は夜中でも荒野を進んで行き、しばらくして野宿する良いポイントを見つけた。

「私が寝ずの番をします故、皆様は安心してお眠り下さい」
「いやいや執事さんばかり悪いよ、今回は俺に見張りをさせてくれっ!」

 遠慮する執事さんを説得して俺が見張り番をする事にした。その方が結局楽なんだよ。皆が眠る中銀化するとスーッと空に飛び上がり、派手に爆発しない様に威力を落としたライトニングスプラッシュで危なそうなモンスターを駆逐して行った。
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