役立たずとパーティーからもこの世からも追放された無気力回復師、棚ぼたで手に入れたユニークスキル【銀化】で地味にこつこつ無双する!!

佐藤うわ。

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49話 (7章)アルパカイン王宮編

混乱するよ

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「リリィー様殿って兄上、彼女ともお知り合いですか?」
「だから貴族のナルディーノであろう?」
「リリィー・サマー殿、実は私はこう見えてもアルパカインゼット王国の第二王子なのです。驚きましたか?」

「何でじゃ? 第二王子がどうしたのじゃ」
「ハハハ大国の第二王子もリリィー・サマー殿の前では形無しですね」
「だから兄上リリィー様殿ってヘンでしょ?」

「さっきからゴチャゴチャうるさいなお前は!」
「どなるなじゃ! ワシはもうリリィー・サマーという事にするのじゃ」

 何だか俺の目の前でアルフレッドとアルデリーゼと師匠が妙な会話してる。俺も何か言わなきゃ……でもルウィナとコールディがアルパダの家来って事は、簡単に手出し出来ないって事か? あぁまた思考が堂々巡りしてるよ……アルフの父さんに会わなきゃいけないって時に。


「……ユリナス、ユリナスどうしたの? どうしたの、どこかおかしいの?」

 気が付くとレミランとシャリィが心配顔で俺の事をのぞき込んでいる。

「あ、違うんだ。突然アルパダ様が出て来て、緊張しちゃって、ボーッとしちゃったよ!」
「心配しちゃった……でも貴方が私をかばってくれて、凄く嬉しかった……私」

 レミランがカッと頬を赤くして何か言い掛けて止める。えー何言おうとしてるの?

「本当よっアルフレッドの奴、情けないんだからっ!」
「それはもういいのよ、私はユリナスが助けてくれて」
「はいはい!」

「悪かったよ! 今度こそ何かあったら」
「ん、何かあったらどうするんだアルフレッド?」
「い、いえ……」

 アルデリーゼに睨まれて何も言えないアルフの奴。こりゃ、彼に期待しちゃダメだな!

「坊ちゃま、既に大王がお待ちですぞ! 急ぎませんと」
「ジイ!」

 おお執事さん、何か彼が居ると安心するよ。

「アルデリーゼ様、本当に謁見にお付き合いされるので?」

 ゲゲッアルデリーゼ版のジイも出て来た! こいつ西の砦の攻防戦以来だな……無視しよう。

「ふっ可愛い弟の友人が父に認められるかどうか、興味がある。私も付き合おう」
「ハハッ」

 とか言いつつ、アルデのジイとアルフのジイが睨み合った! ジイ同士でも確執があるとか怖いでしょ。老人同士仲良くしろよ! って無理か。

「そろそろ時間じゃな、ユリナスよワシは後ろで見守っているのじゃ!」

 そうだ、今回の旅はいつもと違って師匠が居る。そう思うと何も怖い事は無いよ! でも城を吹っ飛ばされたら困り者だけど……
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