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D.D.クエスト
驕りの代償
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「ようお前ら、必要なものは買えたか?」
それぞれの買い物を終えた四人は店から出てきて再び顔を合わせた。しかし金属の店から出てきたF2とエストの二人はマズいことになったとため息をついていた。
「なんだお前ら、そのテンションは。中で何かあったか?」
「ええ、少しばかり問題が発生したわ。いや、かなり深刻な問題かもしれない」
「一体何があったんですか?」
「僕が・・・やらかしてしまってね」
「あれは仕方ないわ。エスト、あなたのせいじゃないわよ」
「何があったんだっての。説明しろよ」
わかったわよと言ってF2は金属の店の中で起こったことを話し始めた。
「こっちの店は見た目どおり戦士系の武器や防具が売られていたわ。私たちは必要なアイテムを買おうとしていたんだけれど・・・」
「僕たちが買い物をする前に店主にあることを持ちかけられたんだ。そのあることって言うのが、その、剣を抜くことだったんだ」
「剣を抜くこと?どういうことだ?」
「店の中にいくつか剣が突き刺さっていたのよ。それで剣を引き抜くことができたなら商品の値段を半額にしてくれるって提案があったの。ただし失敗したら値段が2倍になるって言われたわ」
「それで僕らはそれに挑戦することにしたんだ。失敗しても僕ら二人は〈値切り〉を持っているから問題も無いだろうってね。それに成功する確率も高かったからね」
「剣を引き抜く為には、自分の持っている戦闘技能でダイスを振って成功させる必要があったのよ。〈剣〉の技能値が90あるエストならほぼ成功すると思っていたわ。事実、そのときは成功したわ」
それなら問題なんて何も無いだろうとレッドは肩をすくめる。まりももそうですよと言って首を縦に振る。
「ただ、もう一度やってみないかって言われたんだ。成功したらさらに半額するって言われてね」
「私たちとしては願ったり叶ったりな話だった。そもそも失敗するなんてことはほとんど無いから喜んで店主の提案にのったわ。」
「だけど・・・」
そう言ってエストは言葉を詰まらせる。そしてその後起こったことを思い出すと深いため息をついた。明らかに落ち込んでいる様子である。
「失敗したのか。まあしゃあないだろう、ダイスは時の運ってやつさ」
「ただ失敗しただけなら良かったんだけどね・・・」
「ファンブル出しちゃったのよ。しかも最大値のね」
「マジでか!こう言っちゃあ何だが最初に出すのは俺かと思っていたんだがな」
「剣を抜くことは失敗、さらにファンブルの影響で〈値切り〉も使えなくなったわけよ。だから商品は2倍の値段で買わないといけなくなったわ」
「え、値段が2倍って武器や防具は買えたんですか・・・?」
あなたたちの考えている通りよと言ってF2は、自分とエストの分の所持品と所持金をレッドとまりもに見せる。
「とりあえずエストが使う『鉄の剣』を70Gで、防具の『戦士の鎧』を100Gで購入したわ」
「高いな!まあ2倍の値段になっているんだからそんなもんか」
「それであんたの投擲武器として『鉄球』を一つ20Gで買っておいたわ。これで私たちの買い物はお終いよ」
「70、100、20・・・二人あわせてぴったりの金額ですね」
無一文のすっからかんだわとF2は肩をすくめて言う。申し訳ないとエストはうなだれていた。
「あなたたちの店はどうだったの?」
「俺達の店は割とまともな方だったぞ」
「そうですね。レッドさんが店の商品を台無しにしようとしたり、妖精さんを殺そうとしたりしたこと以外は悪いことは起こってないですね」
「はあ?あんた一体何やっていたのよ!?」
「おおい!まりも、言うなっていっただろ!」
F2がレッドに毒づいているのをみてまりもは笑っている。少しは緊張がほぐれたように見えるのはレッドの行動を見ていたからだろうか。
レッドとまりもは店の中で起こったことや店で買ったアイテムのことなどを一通り話し終えるとレッドとF2はお互いが買ったアイテムを渡し合った。
「これでひとまず装備は整ったわけか」
「不安な面は沢山あるけど仕方が無いわね。これでやっと城に向かえるわ」
「それじゃあ行くとするか!」
レッドの掛声と共に四人のプレイヤーはその足で城へと向かうのであった。
それぞれの買い物を終えた四人は店から出てきて再び顔を合わせた。しかし金属の店から出てきたF2とエストの二人はマズいことになったとため息をついていた。
「なんだお前ら、そのテンションは。中で何かあったか?」
「ええ、少しばかり問題が発生したわ。いや、かなり深刻な問題かもしれない」
「一体何があったんですか?」
「僕が・・・やらかしてしまってね」
「あれは仕方ないわ。エスト、あなたのせいじゃないわよ」
「何があったんだっての。説明しろよ」
わかったわよと言ってF2は金属の店の中で起こったことを話し始めた。
「こっちの店は見た目どおり戦士系の武器や防具が売られていたわ。私たちは必要なアイテムを買おうとしていたんだけれど・・・」
「僕たちが買い物をする前に店主にあることを持ちかけられたんだ。そのあることって言うのが、その、剣を抜くことだったんだ」
「剣を抜くこと?どういうことだ?」
「店の中にいくつか剣が突き刺さっていたのよ。それで剣を引き抜くことができたなら商品の値段を半額にしてくれるって提案があったの。ただし失敗したら値段が2倍になるって言われたわ」
「それで僕らはそれに挑戦することにしたんだ。失敗しても僕ら二人は〈値切り〉を持っているから問題も無いだろうってね。それに成功する確率も高かったからね」
「剣を引き抜く為には、自分の持っている戦闘技能でダイスを振って成功させる必要があったのよ。〈剣〉の技能値が90あるエストならほぼ成功すると思っていたわ。事実、そのときは成功したわ」
それなら問題なんて何も無いだろうとレッドは肩をすくめる。まりももそうですよと言って首を縦に振る。
「ただ、もう一度やってみないかって言われたんだ。成功したらさらに半額するって言われてね」
「私たちとしては願ったり叶ったりな話だった。そもそも失敗するなんてことはほとんど無いから喜んで店主の提案にのったわ。」
「だけど・・・」
そう言ってエストは言葉を詰まらせる。そしてその後起こったことを思い出すと深いため息をついた。明らかに落ち込んでいる様子である。
「失敗したのか。まあしゃあないだろう、ダイスは時の運ってやつさ」
「ただ失敗しただけなら良かったんだけどね・・・」
「ファンブル出しちゃったのよ。しかも最大値のね」
「マジでか!こう言っちゃあ何だが最初に出すのは俺かと思っていたんだがな」
「剣を抜くことは失敗、さらにファンブルの影響で〈値切り〉も使えなくなったわけよ。だから商品は2倍の値段で買わないといけなくなったわ」
「え、値段が2倍って武器や防具は買えたんですか・・・?」
あなたたちの考えている通りよと言ってF2は、自分とエストの分の所持品と所持金をレッドとまりもに見せる。
「とりあえずエストが使う『鉄の剣』を70Gで、防具の『戦士の鎧』を100Gで購入したわ」
「高いな!まあ2倍の値段になっているんだからそんなもんか」
「それであんたの投擲武器として『鉄球』を一つ20Gで買っておいたわ。これで私たちの買い物はお終いよ」
「70、100、20・・・二人あわせてぴったりの金額ですね」
無一文のすっからかんだわとF2は肩をすくめて言う。申し訳ないとエストはうなだれていた。
「あなたたちの店はどうだったの?」
「俺達の店は割とまともな方だったぞ」
「そうですね。レッドさんが店の商品を台無しにしようとしたり、妖精さんを殺そうとしたりしたこと以外は悪いことは起こってないですね」
「はあ?あんた一体何やっていたのよ!?」
「おおい!まりも、言うなっていっただろ!」
F2がレッドに毒づいているのをみてまりもは笑っている。少しは緊張がほぐれたように見えるのはレッドの行動を見ていたからだろうか。
レッドとまりもは店の中で起こったことや店で買ったアイテムのことなどを一通り話し終えるとレッドとF2はお互いが買ったアイテムを渡し合った。
「これでひとまず装備は整ったわけか」
「不安な面は沢山あるけど仕方が無いわね。これでやっと城に向かえるわ」
「それじゃあ行くとするか!」
レッドの掛声と共に四人のプレイヤーはその足で城へと向かうのであった。
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