最強の探索者、呪いを掛けられ美少女に!? TS少女は親友を巻き込んで配信をして大人気配信者に

代永 並木

文字の大きさ
2 / 42

翼の魔法

しおりを挟む

『祈りと怒りの翼』
 詠唱えいしょうをする事で白と黒の翼を複数展開出来る(展開条件あり)
 翼を利用した攻撃、防御、飛行が可能

「めっちゃ便利じゃん」
「問題はこの翼の展開条件だ」
「展開条件?」
「白の翼は祈り、信仰の強さによって枚数が増える」
「あぁ~、無神教だから無理か」
「怒りの翼は怒りの強さで増えるとなっている。そして祈りが左、怒りが右の翼」
「あぁそうか両方1枚ずつないと飛べないのか」

 片方が展開出来ても飛行は出来ない
 便利ではあるが扱い慣れていない翼など邪魔になる
 だから今まで使っていなかった

 ……祈りは無視して怒りの方なら出せるか。と言っても一度も使った事は無い。1枚出せたらいいが

「翼よ我が怒りに答えたまえ」

 詠唱をする
 背中から1枚の黒い翼が生える

「おぉ翼だ」

 はくはぺたぺた翼を触る
 狛は家の中で魔法を使った事には特に触れない、それよりも目の前の翼が気になっている

「柔らかいな。これが攻撃に使えるのか」
「そのようだな。明日辺り試してみるか。低レベルなら倒せるだろうし」
「頑張れー」

 ……低レベルとはいえこっちもレベル1……

 レベルだけでなく身体能力も下がっている

「なぁ狛」
「なんだ?」
「お前も探索者にならないか?」
「探索者かぁ。誰でも成れる物なのか?」
「なるだけならな。ダンジョン外で持ち運ぶ武器は申請が必要になるが」
「許可降りるのか?」
「前科者でも無ければ基本は問題ない」
「そうか、ならなる」

 狛は基本優柔不断
 いつも最後の最後まで悩む事が多い
 これ程早いのは珍しい

 ……元々興味があったのか?

「もう少し考えてもいいんだが」
「後に伸ばすと余計悩むからな。魔法やスキルはどうやって手に入れるんだ?」
「魔法はレベルが上がれば覚える事がある。適性がある魔法なら低レベルの時点で1つ多ければ3つ覚える。そしてその魔法を使い続ける鍛えるなどでその系統の魔法を覚えられる」

 適性のない魔法は覚える事が無い

「成程、良いな魔法、ワクワクする。レベル上がればバンバン覚えるとかでは無いのか」
「レベルは身体能力の上昇が主だな。ろくに魔法を使わないと魔法は増えないし強くもならない。俺が典型例だな。スキルも戦闘スタイルによって得られるスキルが変わる」
「レベルで上がるステータスも戦闘スタイルが関係するのか?」
「そうだな、魔法特化なら魔法ステータス、近接特化なら近接に必要なステータスが上がりやすい。レベル20まではステータスを選べるからその間に自分の戦闘スタイルを確立してステータスを振り分ける」
「成程、大体理解した。あとは武器と防具かなんか良いの無いか?」
「刀ならあるぞ」

 俺は自分が使っていた刀を見せる
 ダンジョンで手に入った魔法の宿った刀、性能が高く優秀
 刀を使う予定は無い、それなら狛が持った方が良いだろう

「俺の家に武器や防具はあるが……今俺は入れねぇんだよな」
「万全なセキュリティだからなぁ。あ、いや俺入れるかもしれん」
「どういうことだ?」
「俺前借りてたじゃん、その時のやつ」

 いつもダンジョンに潜っている為留守にする事が多い俺は前に少しの間、狛を家を貸していた

 ……あぁキーを渡してたな

 何かあった時用にと鍵をそのまま持たせていた
 その為狛なら入れる、最も主の俺が居ない以上長く居座るのは無理だが入る事は出来る
 その事を忘れていた

「武器や防具だけでも持ってくか。色々あるしな」
「そうだな、なら行くか」
「今からか?」
「今から! 善は急げって奴」
「後から行く先これ持って入っててくれ」
「バック?」
「大容量バック、色々と道具を詰め込める。一応一部出しとくか」

 大容量なだけで限界値はある
 入ってる物の一部を出しておく
 包帯や魔力まりょく回復薬、治癒薬、テントやコンロ、サバイバルアイテムなどを取り出す
 ダンジョンに潜るのは1日だけでは無い、深い階層なら数日~1ヶ月にも及ぶ
 その為サバイバルで使えるような道具も必要となる

「この本は何?」

 狛がバックから出てきた本を拾い表面を見るが書かれている文字が読めない
 読めない事を表情で表している

「それは治癒の本、本を開けば弱い治癒魔法ちゆまほうが使える」
「誰でも?」
「誰でも可能だ。効果は低いがな」
「便利だな」
「よしこのくらいで充分だろう」

 狛にバックを渡して家に向かう
 俺は途中で休憩を挟みながら向かう
 狛はテンションが上がっていてすぐに見えなくなった
 ガタイだけでなく身体能力も高い狛は本来の俺よりも探索者に向いている

 ……疲れるな……やっぱり

 そこそこ距離があり時間をかけて着く
 先に来ていた狛が武器や防具、魔導具を見ていた
 テンション上がって色々手に取って確認している

 ……魔法関連の魔導具や武器、防具あったっけな

 バックに入れながら確認する

 ……確かこの魔導具は魔法系だったな。これは近接きんせつ系か、これは……なんだこれ……

「本当に色々あるな」
「そりゃ集めてたからな。手に入れた物は何かしらに使えるのがないか取っておいた」
「だからこんなあるのか。ってこれ全部お前が見つけたのか?」
「そうだが?」
「前に気が向いて調べた時こういった装備ってかなり高額取引されてたんだが、どうなってんだ」
「結構強い魔物が落とすんだよな。階層主かいそうぬしとかその辺の魔物が」
「階層主、最低でも数人で挑むやつか」
「別に1人でも挑めるぞ。他の魔物よりかなり強いからオススメはしないがな」

「なぁ、この服はなんだ?」
「どれだ?」
「こいつ」

 狛はゴスロリ風の服を引っ張り出してくる
 その服を見た俺は思い出す
 知り合いが置いていったダンジョン製の防具だと
 そして魔法関連で優秀な魔導具でもあると

「それは……あいつが置いてった奴か」
「これもダンジョン製か?」
「あぁ、そうだ。かなり優秀で魔法に関する補正も入る」
「そりゃ強いな……着ないのか? 今なら着れるじゃん」
「流石に……女性型の服は遠慮したいな……」

 姿は少女になったとはいえ心は男
 どうにも抵抗がある
 優秀なのは知っているしこれからは魔法主体になると考えれば着るべき装備
 しかし、それを俺の心が抵抗する
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』

チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。 その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。 「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」 そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!? のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。 冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。 底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。 そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。  部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。 ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。 『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】 ・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー! 十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。 そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。 その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。 さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。 柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。 しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。 人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。 そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

処理中です...