無色の君

代永 並木

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3話

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「……どうするかなぁ? やるにしてもしっかりと整えておかないと」
俺は立ち上がりインスタントラーメンに手を伸ばすとその手が叩かれる
「何‼︎ この部屋は鍵が閉まって居たはず何故入れる‼︎」
俺はふざける
「マスターキーよ。料理あるから私の部屋に来てじっくりと昨日の話を聴かせてくれない?」
茉耶姉が脅してくる
「……今話そう。美鶴には伝えるなよ。これは遊びで済む話じゃねぇから」
俺は深呼吸をして話す
「奴等の目的はこの国の支配だ。俺たちにテロリストになれと言う事で間違い無いだろう。作戦は考えてあるだろう」
俺は説明する。夜鬽が言っていた事はこの国の支配である。現在の状況だとまだ人数が足りないとか指揮官がいないとか言っていたが逆に言えばそれさえ揃えば行けると言う事だ
「あの2人って確か孤児よね? この国を恨んでいる理由は何?」
茉耶姉が聞いてくる
「恨んでいる理由は孤児院やそこの子供たちの事だろう」
俺は答える
「……成る程、だから彼女達は恨んでるんだね。どうする? 参加する?」
茉耶姉が聞いてくる
「どうだろう。手を貸すのも悪くは無い。あいつらは一方的に悪という訳でも無いからな。しかし、辞めさせたいとも思っている」
俺が答える
「確かに辞めさせたいわね。出来ればだけども、美鶴が待ってるから早く行くわよ」
茉耶姉が頷き外に出る
管理人室は丁度真下にある。茉耶姉と一緒に管理人室に移動すると美鶴がいたが様子がおかしい。美鶴は茉耶姉を見たら近づいて抱き着く
「美鶴ちゃん? どうしたの?」
茉耶姉は混乱している
「……食べたい」
抱き着いた後美鶴が言う
「? 腹がそんなに減ってたのか?」
俺は美鶴に聞く。しかし美鶴は腹が減っている訳では無かった。俺は少し経って昨日の事を思い出して舌打ちをする
「最悪だ。茉耶姉、今の美鶴は昨日の夜鬽と同じだから……」
俺が茉耶姉に言いかけると茉耶姉が押し倒される
「茉耶さん可愛い」
美鶴は茉耶姉の身体を触っている
「ちょっと待って何して……ひっ‼︎ 辞めて助けて連」
茉耶姉は俺に助けを求める
俺は少し考える。昨日の夜鬽と同じなら俺が止めたところで意味が無いし助けても無駄に終わるだろう。方法はなんだ? くっそ、分からん。……茉耶姉には犠牲になってもらうか
(仕方がない。頑張れ姉さん)
俺が諦めていると声がする。
……あぁーあー聞こえてますか? 聞こえていませんか?
……聞こえているぞって心の中で話しかけているのか?
……やってみたら出来たんです。それより今回凄く面倒くさい目に遭っていますね。まさか無色の彼女に影響が出ていたとはまずいですね。
……何か方法が無いのか? 結構ヤバい奴の影響を受けているから早くどうにかしないと手遅れになる
……どちらにしても今どうにかしないと手遅れになります。彼女の意識を戻す方法は無いのですか?
……分からん。なんだこいつの意識を戻せる物は?
……彼女が気にしている事や彼女の特定の感情を揺さぶるなにかをしてください
……感情を揺さぶるのは無理だと思うから気にしている事? 無情の氷姫‼︎
「無情の氷姫」
俺が美鶴に対して言葉を発すると美鶴は倒れる。
(結構この名前を嫌ってたからやってみたがまさか成功するとは)
「助かった。美鶴ちゃん大丈夫?」
茉耶姉が話しかけると起き上がる
「大丈夫です。一体なにがあったの?」
美鶴は記憶が無いようだ
……成功したみたいですね。
……そうだな。助かった。そういえばなんで戻す方法を知っていたんだ?
……頭の中に浮かんだとしか言えません。体の実体化はまだ出来なそうです。
……まだってことはできそうなのか? テレパス出来る時点でかなりおかしいと思うのだが
……力を貸してください。貴方が精神世界の私の身体をイメージして私が実体化のイメージを作れば行けるかも知れません。
……お前の身体? 精神世界の奴で良いのか?
……これって生前の私の身体と同じなので大丈夫ですよ。よろしければ貴方の想像したお姿に変えても構いませんよ。
……お前の精神世界の姿だな。分かった。イメージして見よう
「連どうしたの? 聞こえてる?」
茉耶姉が呼びかけてくる
「? どうしたんだ?」
俺が少し遅れて反応する
「僕って一体なにがあったの?」
美鶴が状況を把握出来ていない
「昨日の夜鬽になっていた。多分お前と触れて行動が印象がかなり大きかったから影響があったのだろう。ただ戻す方法は分かったからなんとかなったがな」
俺が説明する
「迷惑かけてごめん」
美鶴が謝る
「あそこ行くか。しばらく戻って来ないが美鶴を頼んだぞ姉さん」
俺はそう言って外に出る
「分かった」
茉耶姉は頷く
……何処に行くのです?
……ちょっと面倒な所だ
……死ぬ可能性はどのくらいでしょうか?
……さぁな、五分五分って感じかねぇ
……そんな危ない場所なんですか?
……危険だぜ。俺の知り合いは大抵そういう所出身だったりするからな。大抵そういう場所生まれの奴って悪い奴らじゃ無いんだが平和な国とか場所で生まれた奴が大抵暴れるクソ野郎なんだよ
……どうしてなんですか?
……よく分からないが前者は生きる為に奪ったり殺したりする奴らなんだが後者は面白半分ややりたいから殺すとかろくでなしばっかりだからじゃ無いのか? お前の時に居なかったか?
……戦争時だったのでよく分からないです
……成る程、まぁ、あいつらの誰かと一緒に行動すれば余程のバカか入りたての奴しか来ないから連絡するか
俺は携帯を取り出して電話をかける
「…………掛からないな。他の奴はどうだろう?」
「………………駄目か」
俺は携帯をしまう
……連絡取れなかったのですね
……あぁ、なんか大事な話でもしてんじゃねぇのか。怠いな、あそこ行ったら知り合いのアジトまで突っ走るかな
……見た限り1人まだ電話を掛けていませんよね
……あいつは面倒くさい。まぁ死ぬ可能性が低くなるなら電話掛けてみるかな
俺は再び携帯を取り出して連絡を取る
「………………掛からないか」
俺は携帯をしまおうとすると電話が掛かる
『おや、珍しいな連、お前から電話掛けるなんてどうしたよ? 困ったことでもあったか?』
電話越しに女性の声が聞こえた
「よう、お前以外と連絡が取れなかったから仕方なくお前に掛けた」
俺はそう答える
『私ら全員に伝えることがあるのか? ちょっと待ってろ』
女性が言うと何かをしているようだ
「何をしているんだ?」
俺が聞くとしばらくして
『シャワーを浴びようとしているんだよ。そんで何用なんだ?』
女性がそのまま話をする
「月見夜鬽と澪から俺たちにテロリストになれって言われてな人数が足りていないからこちらでも集まろだと」
俺が答える
『あの2人か、お前はなるのか? 敵は?』
女性が聞いてくる
「敵はこの国だ。なるかはまだ考えている」
俺が答える
『成る程、それで案内しろと分かったいつもの街の入り口で待っているぞ。ちゃんと来いよ』
一方的に電話を切られる
「……まじか、切られたよ」
……貴方が嫌いそうな人ですね
……嫌いじゃねぇが面倒くさい。いつもふざけているからな。しかし、頼りになる人だ
……尊敬しているんですか?
……性格はあまりだがやる時はやるし実力もしっかりとあるから尊敬に値する人物ではある
……他のメンバーはどうですか?
……個性的な奴らばっかりだがあそこで生き残れる強者達だ。俺はちゃんと尊敬しているよ。俺には出来ない事を平然とやってのける化け物集団さね
……そんな集団と一体どうやって関わったのですか?
……どうやってか、俺って一度死にかけたんだよ。事故でさ、その時にそいつらと出会った。偶然通りかかったそうだ。運が良かったのか悪かったのか分からんが俺は助けて貰った。その後色々と話すうちにある程度仲が良くなった。
……彼女達の色はなんですか?
……色々とあるよ。さっきの奴は赤と黒の混合で恐らく戦場で彼女は色を手に入れた。普通に生活していたらあんな色にはならないだろうよ。気の良い人だが敵は躊躇無く殺す。
……人を躊躇無く殺せる人なんているんですね
……居たんだよ。躊躇無く殺せる奴があいつはかなりヤバいサイコパスだぜ。なんたって戦場で身につけた殺しの技を使うし殺す事を厭わない。今回の件であの人は必要不可欠な戦力になりうる
……恐ろしいですね。そんな人と何故貴方は平然と話せるんですか?
……多分あいつが悪い訳じゃないって思っているからだ。生まれた環境が悪かったとしか言えないんだよ。あいつ自身を責めることは出来ねえ
……そうですね。いつの時代も人は争うのは人だからですとしか言えません
俺はしばらく歩いて女性のいる筈の場所に着くが誰もいない
……ここで間違い無いのですか?
……間違いない筈だ。さっきシャワー浴びてたから時間かかってんだろうよ
……想像したんですか? その女性の裸を
……してねぇよ。一応お前警戒状態で周りを確認しといてくれ
……分かりました。誰か来たら伝えた方がいいですか?
……速攻で伝えろ。あの人の悪ふざけはかなり俺にはきついからな
俺は壁に寄りかかって女性が来るのを待つ。数分後
……物凄いスピードで何者かが接近しています。お気をつけて
……了解だ
俺はすぐにいる場所を移動する。先程俺の居た場所には女性が立って居た
赤髪で不良のような姿をしている
「避けられたか。完全に不意を突いたと思ったんだけどなぁ。共感覚って奴の力か?」
女性がこちらを向いて歩いて来る
「どちらかというと強感覚の方だな。まぁどっちも違うけど、それより殺す気なのか?」
俺が答える
「殺す気は無いぞ。ちょっと遊ぼうと思っただけだってつまらないの~」
女性は少し不機嫌になる
「その遊びで俺は殺されるぞ。遊ぶなら他の奴と遊べ‼︎」
俺は女性を怒る
……彼女がさっき電話をして居た人ですか?
……そうだ、名前は龍塚朱音だ
……龍塚朱音ですか。なんというか不良みたいな人ですね
……似てるが一緒にするなよ。一応あの人はふざけたりするけど人を見下したりはしないからまぁ、人に迷惑をかけるという点では同じだな
「どうしたんだ? こっち来いよ~」
朱音は手を振っている
「分かった」
俺は朱音に着いて行く
この場所は合法非合法関係無くいろんなものが売ってたりする。警察が入って来ても大抵証拠が出ずに捕まえられない。無法地帯だここは、その中でも朱音の所属している組織は有名で恐れられている。俺がこの街に入れるのはこいつらのお陰である。何度か絡まれたが全力で走って逃げていた。俺はここには2ヶ月に一度は来ないといけないので連絡が取れそうな人に電話を掛けてあの場所で集合してアジトまで行っている。連絡が取れない場合は死ぬ覚悟をしてこの街を歩く
……拳銃やアサルトライフルとかいっぱいあるんですね。デザートイーグルやH&K P11だったりCZ805 ブレンもある。アンチマテリアルライフルのPGM ヘカート IIやアキュラシーインターナショナル AW50あるんですね。それにこれはレミントンM700で九七式狙撃銃もあるじゃ無いですか‼︎
……お前なんでそんなに知ってんだよ銃の名前
(やっぱりきついなここは)
「大丈夫か? 連具合悪そうだが……テメェら見てんじゃねえぞ」
朱音が俺を心配してから周りを威嚇するとまわりの連中は静かになる
「助かった悪いな。これだけはどうしても慣れねぇ」
俺がお礼を言う
「お前の事情は知っているからな。任せろ守ってやるから」
朱音が胸を張って言う
(心強いぜほんとうにこの人は)
「こう言う時は本当にカッコよくて心強いっすよ。朱音」
俺は朱音を褒める
「そ、そうか? ありがとな」
朱音は少し照れている
「おい、調子に乗ってんじゃねえぞくそ女」
目の前に巨体の男性が立っていた
……この人は? どっちですか?
……こいつは馬鹿の部類だな。前に何度か見た事がある
「うん? 何?」
朱音は聞くと勢いよく殴られてる倒れる
「俺たちを舐めるなよ雑魚が」
男性が笑う
「雑魚はそっちだぜ。悪い事は言わないから謝ってすぐに消えろ」
(黒? いや黄色か)
俺が忠告する
「無理だよ? 一撃には一撃を」
朱音は起き上がり眼球を抉る
男性は悲鳴を上げて下がる
……うげっ、グロいなこれ
……グロいですね。取れた目が落ちてますよ
俺は惨状を見ないようにする
この光景は一般人にはきつい
「くそがふざけんなよ‼︎」
男性が威嚇する
「何続きやる? これじゃあ簡単に壊れて楽しめないんだけど?」
朱音は男性に近づいて笑うと男性が怯えて逃げて行く
(これに懲りたらもう喧嘩は売らないことだな)
「邪魔者も消えたし行こうか」
朱音は何事も無かったかのように歩き始める
……怖いです
……今のお前でも恐怖ってあるんだな
……あるようですね。無かった方が良かったです
俺は朱音の後ろを歩く。流石にさっきあんな事があった為全員が道を譲っている。全員朱音を恐れているようだ。強面の男性達ですら近付こうとしない。しばらく歩いて一つの廃工場がありそこに入る
「他のメンバーは?」
俺が中に入ると聞く
「全員重要な会議しているよ。しばし待たれよ」
朱音は楽しそうに笑う
「会議ってお前は行かないのか?」
俺が聞く
「私は会議なんて行かないぞ。面倒くさい、それと近々お前が来るから1人は待機させておくと言ってた」
朱音が答える
「俺が? この件知っていたのか? いや、あの人なら分かるか」
俺は考える
……あの人?
……頭が良くて少しの情報さえあれば大体の事を予測出来る奴
……化け物すぎませんか?
……しかし、いつもそいつは寝てる。戦闘とかには不向き
「そう、あいつが予測したんだよ。近々お前が重要案件を持って来るってよ」
朱音が答える
「……何もかもお見通しという事か」
俺はため息をつく
「あいつはそうだろうな。しかし、近々お前が重要案件を持って来るとしか伝えられてないんだよ私らはまぁ、私はさっき教えてもらったが」
朱音は説明する。あの人以外は全員来るのは分かっているが何を考えているか分からないという事だ
……構成人数は何人ですか?
……男性4人女性4人の計8人
……数的には微妙ですね。
……確かにな。しかし、1人の指示が通り皆がすぐに動けて不測の状況に対応できる人数だから結構良い構成だ
……成る程、そういう事ですか。
……そういう事だ。
「しっかし、暇だなぁ。何か面白い事無いのか?」
朱音が聞いて来る
「面白いかどうかは別だが今回ちっと厄介な奴が現れたんだよ。無色の少女がなぁ」
俺が答える
「無色? 色が無いのか?」
朱音が首をかしげる
「無い。無かったんだよ。そしてそいつに影響を与えた者の性格に多分一時的になってしまう。昨日の夜鬽の行動と同じ行動をした」
俺が美鶴について説明する
「コピーしたって事?」
朱音は目をパチクリしている
「説明が難しいな。コピーとは何か違うんだよ。戻る際に一度意識を失うっぽいけど喋り方はあいつ自身だったけど記憶が無くなってたんだよ」
俺は頭を抱える。美鶴の状況は真似とは違う何かであるだろう
「うむ、分からんな。あいつらはそろそろ帰って来ると思うが」
朱音は周りを見渡す。
……組織の名前はなんですか?
……復讐者の集いだ。生まれだったり生き方に色々とあった人間達だから付けたらしい
……復讐者の集いですか。あの2人と似ているんですね
……あいつらとも似ているが少し違うんだよ。俺もその状況になったら復讐者になっていただろうな
……完全に訳ありですか
……訳ありだ。だから俺達はあいつらの行動を批判出来ない。好き勝手にあいつらを批判出来れば楽だっただろうが
……敵対している理由は?
……今迄俺達が関与した事件にあいつらは手を貸していたからだな
複数の足音が聞こえ扉の方を見る
「ようやく帰ってきたのか」
朱音は扉の方を向く
足音が扉の前で止まる
「おかしくないか?」
俺が聞く
「うん、おかしいね。足音が成人男性の音で7人じゃないから敵かな」
朱音が答える
……おい、見に行けるか?
……分かりました。行ってきます。
……どんな様子だ?
……アサルトライフルやサブマシンガンなどを所有していて人数は15人です。種類はAK-47やFN P90とFA-MASだったりPP-2000やコルト M4 コマンドーなどです
……有名どころの武器もあるな。約二つ程好きな武器がある。それよりこっちは武器が手元にない。少し遠くにあるから取り行くのは難しい
……隠れてください。パイプの裏に行ってやり過ごしてください
「朱音、かなりきついからパイプの裏に隠れるぞ」
俺はそう言ってパイプの裏に2人で隠れる
「相手の構成は?」
朱音が聞いて来る
「15人でアサルトライフルとサブマシンガンだ」
俺は答える
「成る程、よっと失礼するよ。ごめんね。ちょっとこうしないと厳しくて」
そう言って朱音は俺に寄りかかって隠れる
「そうか、構わんがこれでやり過ごせるとは思えねぇ」
俺はため息をつく
……仕方がないですよ。ここ隠れる場所無いんで、それより相手の構成を教えて良いんですか?
……今は緊急事態だから仕方がないが後で説明する事になるだろう
……私のことはどうやって説明するんですか?
……俺に取り憑いた奴、という説明で良いだろ
……まぁ、構いませんが複雑な気持ちです
扉がこじ開けられて男達が中に入ってくる
「おい、何処にいる‼︎」
1人の男が叫ぶ
「ここに本当にいるのか? 復讐者の集いのメンバーが」
1人の男が前に出た男に聞く
「いる筈だ。1人だけだがな。隈無く探せ。抵抗するなら手足を撃って動けなくしろ」
男が命じると14人が銃を構えて探し始める
(感情の色は黒と赤が多いな。友好的では無いから絶対に恨みのある奴らだ)
……こちらの武器は朱音さんが持ってませんか?
……聞いてみよう。
「朱音武器を持っているか?」
俺が小声で聞く
「ハンドガンが一丁あるぞ。種類はkel-Tec p11で3マガジンで1マガジン10発だよ」
朱音が小声で答える
「銃の名前言われても分からん」
俺はそう言って借りる
……この銃使えそうか?
……多分使える。ハンドガンなら得意です。ですが最低一回リロードを挟まないと倒しきれないのできついかも知れない
……リロードの間をどうやって耐えるか
……不意をついて敵陣突っ込んで見ます?
……お前から死ねと言われるとは思わなかった。相手の武器はアサルトやサブマシンガンだぞ。数で押し切られる
……ですが倒しきるにはこの方法しか無いですよ。それにミニガン持った敵がいないだけマシですよ
……戦場だと居たのか? そんな脳筋
……結構使っている人を見ましたよ。固定してありましたが
「仕方がない」
俺は深呼吸をして
「奴らの真ん中に移動して倒す」
朱音にそう伝えて男達が全員目を逸らした瞬間に走り出してリーダー格の男の頭を撃ち抜き続けて2人目を撃ち殺す。全員が動揺しているうちに2人を殺して死体を抱えて盾にする
「化け物かよ」
男が驚いている。
(化け物なのは俺じゃないんだよ)
遠慮なく撃ってきたので防ぎながら相手の後ろに移動して隠れながら2人を殺す。俺がこんな方法を取れるのは一重に彼女が居たからである。彼女の正体は戦争時に戦い死んでしまった幼き少女のニーナ・リベッシである。現在幽霊になって俺に取り憑いているが特に害がない上に力を貸してくれる心優しい幽霊なのだ
……これで6人です。後9人です
……リロードする為の隙が無い。どうする。
俺は何度か敵の後ろに隠れてリロードの隙を伺っているが隙が無い。その時反対側の敵の背後から何かが現れてその敵の頸動脈を切り裂く
(朱音? 助かった)
俺は朱音に銃を向けようとした敵の3人をすぐに撃ち殺してから1発装填している状態でリロードする。男が銃を向けてくると朱音が切り裂いて殺す。俺はリロードを完了して残りを撃ち殺す。俺は息切れしてその場に座り込む
……疲れたぞ
……かなり動きましたからね。怪我はありますか?
……数発掠ったが心配ない。助かった
……貴方が死んだら困るので
「まさかお前があんなに好戦的とはな」
朱音が驚いて喜んでいる
「別に好戦的なわけじゃねぇよ。ただ厄介ごとに巻き込まれやすい体質なんだよ」
俺は答える
「色々と変だよね連って」
朱音は笑う
「俺はその事結構気にしてんだから言うなよ」
俺は少しキレ気味に答える
……知る限り共感覚、強感覚、厄介ごとに巻き込まれる体質、虚弱体質などとありますね
……我ながらよく生きて居たと思うよ。特に厄介ごとに巻き込まれる体質と虚弱体質な‼︎最悪コンビじゃねえか。その上で追い討ちの強感覚と共感覚とかふざけ過ぎてねえか?
……ご愁傷様です
「朱音大丈夫か‼︎」
開いてる扉の方から声と足音が聞こえくる
そして現れたのは1人の女性だった
「大丈夫だよ。ちなみにこれのほとんどは連がやった」
朱音が答える
「連がだと? 一撃で殺しているこんなのプロでも難しいぞ」
女性が死体を見て驚く
この緑色の髪をしている女性は復讐者の集いの剣術の達人の雹堂伊織である
「他のメンバーは何処にいる?」
朱音が聞く
「他のメンバー? 多分少し経ったら来るぞ。それよりこれは本当に連がやったのか?」
伊織が聞いて来る
「間違いない俺がやったがこんな芸当ができたのはある理由がある」
俺は答える
「理由? それはなんだ?」
伊織が聞いてくる
「それは我々も聞きたい」
声がしてそっちを向くと6人立っていた
……あの人達も復讐者の集いのメンバーですか?
……あぁ、真ん中にいる黒髪の男性の名前は朝霧神居で組織のリーダーを務めている男性だ。右側にいる紫色の髪の少女がシーナ・ホンシェルでその右にいる青色の髪の女性が矢神美咲だ。そんで反対側の不良っぽい赤髪の少年が平坂一夜でその隣の白髪の男性が佐藤凌でその隣の青色の髪の男性が矢神健だ
……ええっと、赤髪の女性が龍塚朱音……紫色の少女がシーナ・ホンシェル……青色の髪の女性が矢神美咲……黒髪の男性が朝霧神居……赤髪の少年が平坂一夜……白髪の男性が佐藤凌……青髪の男性が矢神健……緑色の髪をしている女性の名前は?
……雹堂伊織だ。後覚えておいて欲しい名前は轟茉耶と衛藤美鶴と月見夜鬽と月見澪だ。無色の子は衛藤美鶴だから覚えといてくれ
……覚えます。一気に人が増えて混乱しています
……お前って昔から俺の見てる光景を覗いているんだろ? 美鶴ならまだ分かるがなんで知らないんだ?
……名前に関しては覚えられなかったようです。理由はよくわかりませんが
「連よ。これ程の事が出来た理由はなんだ?」
朝霧さんが聞いて来る
「これは俺に取り憑いている幽霊が関係しています」
俺は答える
「幽霊? そんなの聞いた事ないぞ」
朱音が首をかしげる
「言っていない。実際その幽霊とは二度しか会っていないですし害が無いので放置していたんですが彼女は今回俺に力を貸してくれました」
俺は説明する
「その幽霊が力を貸したとしてこんな真似が出来るのか?」
朝霧さんが聞いて来る
「出来ます。彼女の名前はニーナ・リベッシ戦争時に生きて兵士として死んだ少女です。彼女の技術を借りて戦いました。ハンドガンやスナイパーライフルを使うのを生前得意としていた軍人です。武器の種類に関してもかなり詳しい」
俺はニーナに関して説明する
……しっかりと説明したんですね
……今の状況じゃあちゃんと説明した方が良いだろ
……そうですね。朝霧さんは変な武装ですね
……変な武装? たしかにハンドガン二丁持ちなんて珍しいと思うが
……片方はデザートイーグルでもう片方がS &W M500なんていう馬鹿みたいな装備です
……デザートイーグルは分かるがもう片方もやばいのか?
……反動がかなりデカいらしいです
「今聞いた話だと朝霧さんの武器の種類はデザートイーグルとS&W M500だそうです合ってますか?」
俺はニーナに聞いた武器の名前を言う
「合っているぞ。ならばS&Wの正式名称は分かるか?」
朝霧さんが聞いて来る
……スミスアンドウェッソンです
「スミスアンドウェッソンだそうです」
俺は伝える
「合ってる。幽霊は本物の軍人か」
朝霧さんは驚いている
「じゃあこの武器は?」
美咲さんが武器を見せて来る
……M110 SASS
「M110 SASSだそうです」
俺が伝える
「合ってる。武器マニアだね。かなりのその子は」
美咲さんは笑う
……死んだ後も武器の種類などは本を読んで覚えていたので自信があります
「うんじゃ、これは?」
一夜が武器を見せてくる
……L1A1
「L1A1だそうです」
俺が伝える
「まじか、当てやがった」
一夜は笑う
「それは良いから本題入ろ?」
シーナが話を変えようとする
「そうだな。ここに来た目的はなんだ?」
朝霧さんが聞いて来る
「……目的はこの国に対してのテロリスト集団を作る事で聞きたい事があったからです。復讐者の集いの皆さんはテロリストになって月見姉妹に力を貸しますか?」
俺は全員に聞く
「状況によるな」
「君の意思は? 篠原連」
シーナが聞いてくる
「俺はまだ迷っているが今日中に決める気ではいる」
俺がそう答えると
「それなら、君の意見を聞いてから話をしよう」
シーナはそう言ってパイプの上で寝始める
……寝てしまいましたね。彼女
……疲れてんだろうよ。シーナは頭が良い代わりに必要分寝ないと行けないから
「決まったら俺に話しかけてくれ。また少し出てくる」
朝霧さんはそう言って外に出て行く
「テロリストねぇ。この国にはぶっちゃけ恨みは無いんだよなぁ?」
「朱音は戦ったか?」
「一応戦ったぞ。まぁ暗殺だけだけども」
「戦って無いと言うのよそれは」
皆が普段通りに戻って会話をしている
……なんというか普通ですね
……あいつらは普通と特に変わらんぞ。全員少し変な所はあるがそれ以外はなんら変わらんのだよ、ただ生まれる場所とかの問題
俺は答えを出す為に考える
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