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イケメン登場
4 ケモ耳イケメンとか最高かよ!
しおりを挟む屋敷の窓から見える街並みは、いつも遠くて近い。
石畳の道、屋台の布、行商人の声。私はいつも眺めるだけだった。
でも、七歳になった私は、母から婚約者が必要だと告げられた。
その日から、心の奥で燃えるような衝動を抱えている。――絶対街に行く…外の世界を見なければいけない。
その為にはどうしたらいいのか、アホと言われる私なりに真剣に考えた。イケメンに会いたいからだ。ワタシはイケメンに飢えている!!!
①穏便にお父様とお母様に連れて行ってもらう
これができれば1番いいだろう。しかし、まぁ、予想通り、両親は勿論…使用人までもが当然のように反対した。王族の次に偉い公爵家の…唯一の娘である私が外に出れば、誘拐されるに決まっていると。
大切にされているのはわかる。嬉しいしありがたいと思ってる。でも、私にだって、大切にしたいものがある。守りたいものがあるのだ。何度も交渉に行ったが、後半は門前払いで何も聞き入れてもらえなかった。むしろ監視が強化されてしまった。
勿論、私は諦めなかった。
②相棒のライちゃんと共に魔法でこっそり抜け出す
屋敷のみんなや両親…きっとそれだけじゃないだろう、とんでもなく多くの人に迷惑をかけてしまうのはわかっていた。でも、それでも…私は街に行かなければならない。そんな気持ちが抑えられない。
申し訳ないとは思いつつ、私は思い立ったら即行動!
ぷにぷにスライムのライちゃんを抱え、魔法を駆使して屋敷を抜け出す計画を立てた。
「えいえいおー!!!」
「ぷよーーー!!」
この世界は多種多様な種族が共存している。私達人間、獣人、龍人、エルフ、ドワーフ、魔物、精霊、妖精、魔族、ドラゴン…存在する限りのファンタジーを全て詰め込んだような欲張り世界だ。前世の「日本」より文明的には遅れているが、魔法があるので、そこまで生活の差は気にならない。しかし、種族間による差別、格差は無くならない。それは当たり前だ。でも…そんな歪な世界なのに共通していることが二つある。「美醜の価値観」と「男女比」だ。
どれだけ魔法が使えようが、勉強ができようが、強かろうが、優しかろうが、「醜いモノは生きているだけで罪」というクソみたいな考えが何百年、何千年とかけて根付き、それになんの疑問も持たずに一蹴し、それを受け入れてしまう世界なんだ。
さらにこの世界の共通していること「男女比」は、私の使用人が男しかいないことから察していた人もいただろう。(屋敷の使用人は父様の厳しい審査によって選ばれている。全員が子育て経験のある既婚者)なんと女性が少なく、「20:1」これは絶対に変わらない数字だ。だからどの種族も女性を欲していて、女性は大切にされる。どれだけ醜くても…
そんな不平等で脆い世界なんだ。
それでも私は、知っている。ここじゃない世界のことを。だからこそ、私は彼らを………救いたい…なんてたいそうなことはアホな私にできるわけなくて、
ただ、ただ…イケメンを愛でたい!!!!
私は、イケメンに愛でられたい!!!!
モテたい!!!!!!!!!
そう!それだけなのだ。でも、その為には彼らに自信をつけてもらわないといけない。なぜなら自分を愛す事で心に余裕が生まれ、人を愛すことができると思うから。
私が魔法の練習を始めたのが2歳だから、約5年。ほとんどの魔導書を読破し、そこそこ使いこなせるようになっていた。これもチートなのかわからないが、私の魔力量は普通より多い。
きっと7歳にしては異常だろう。でも両親も屋敷のみんなも君悪がったりせずに「すごいね!」「天才だね!」「いっぱい頑張ったんだね!」と沢山褒めて、努力を認めてくれた。
私は作戦通りこっそりと移動した。ライちゃんは鍵穴に入り込み、ぷるんと形を変えて扉を開ける。「ぷよっ!」
壁をよじ登る時にはクッションのように膨らんで私を支える。「ぽよーーーー!!!」私の無謀な計画は、優秀な相棒の協力で意外にも成功してしまった。
私は書き置きを残していたので、まぁ、大丈夫でしょ、なんとかなるっしょ!と罪悪感を捨てて抜け出した。
屋敷を抜け出した瞬間、胸が高鳴った。風が頬を撫で、街の喧騒が耳に届く。初めて見る市場の光景に、私は目を輝かせた。着替えてはきたものの、私の服は貴族だと丸わかりかもしれない。それはまずいと思い、すぐに街の服屋で揃えた。
私は本当にこの世界で美少女らしい。通り過ぎる人達が必ずこちらを振り返った。本当はローブを被りたいところだったが、ローブなどで顔を隠すのは醜い人(イケメン)のやることだと言われているので、隠してしまうと逆に目立ってしまう。私は街に来る前に、口元にほくろと、普段しない化粧を少し施して所詮気持ち程度だけど変装していた。
(ミーミが入った服屋の店主はのちにこう語る。黒子とお化粧が相まって、少女の可憐さと儚さの中に色っぽさまで見受けられて、尊すぎて気絶しそうになりました…と。彼はミーミファンクラブに加入した。
そんな感じで変装は逆効果でミーミはかなり目立っていた。)
少し歩くと広場があり、屋台が並んでいた。ミーミははじめて見る異国の風景にるんるんで歩いていた。
屋台には色とりどりの果物、香ばしい匂いの焼き菓子、子供たちが遊ぶ木製の玩具。思わず駆け出しそうになる。
「おじさん!この串焼き2本ください!!」
「!!??……お、お嬢さんみたいな可愛い子に買ってもらえるなんて光栄だねぇ、でも君護衛はどうしたんだい?」
「ぎくっ…い、今家出中なの!内緒ね?」
ミーミは人差し指を口に当てこてんと首を傾けた。
(そのあまりの愛らしさに遠巻きに眺めていた街の人たちはみんなこう思ったという…「おっさん、そこ変われ!」)
(おじさんは、その無自覚なあざとさに勝てるわけもなくこくこくと頷き、串焼きを渡した。)
「お嬢さん、はい串焼きだよ。あと、ここらは人が沢山いるから比較的治安はいいけど、裏通りは悪い奴らが沢山いるから、絶対に近寄ってはいけないよ。早くお家に帰りなさい。」
「うん!おじさんありがとね!」
「まいどー」
気さくなおじさんで良かったなぁと私はほくほく顔でベンチに座り、串焼きを一本ライちゃんに渡して、もう一本の串焼きを頬張った。
ーーー口の中でほろほろとろけて…味も中までしっかり染みてて、おいっっしい!!!
「ぽよよよ~!」
思わず笑みが溢れる。
後から見たら私が買った串焼き屋さんが行列になっていた。人気なんだなぁ、空いてる時に買えてラッキー!!その後も私は屋台で買い物を満喫した。
(ミーミが買った店はご利益があるとかないとかで沢山客が来た。後にミーミは街中でこう呼ばれるようになる…天使様と)
それは、屋台で買った、キャンディマシュルームという、綿飴とマシュマロが合わさったような不思議なキノコを食べている時だった。私は本来の街に来た目的を思い出した。
ーー屋台満喫しすぎてイケメンのこと忘れてた!イケメン探さないと!!
(安定のアホの子である。)
私はなぜか注目を浴びてしまっていたので、どうしようか悩んだ。きっと私が優雅に食べている間に、公爵家の監視に見つかってしまったことだろう。多分普通に泳がされている。まずい…これはまずいことになったぞ…
うーんうーんと唸っているとさっきまでキャンディマシュルームを頬張っていた相棒のライちゃんがくいくいっと可愛く私の服を引っ張った。こっちにいけばいいのかな?私は立ち上がってライちゃんについて行った。ライちゃんは中々早いスピードで色んなところを行ったり来たりした。
「ラ、ライちゃん??どこに行くの~」
「ぷよ~っ⤵︎」ライちゃんは今日幾度目かの可愛らしいため息を吐いた。
「ぷよよよーーー!!」
「あ!そうだったねライちゃん、ありがとう。すっかり忘れてた!!」
そう、私はライちゃんと立てた作戦をさっぱり忘れていたのだ。私は「認識阻害魔法」が使えるのだ。それをかければ楽勝だ。
くっ、私!ライちゃんがいなきゃどうなってたことか!!
「ぷよ~っ⤵︎」ライちゃんにまたため息を吐かれた。
そうです。私はライちゃんがいないと生きていけませーんぴえーん!
魔法をかけてからは早かった。
ライちゃんの後に続いて奥まで走った。段々人が少なくなってくるのがわかって、心なしか、空気も重くなってきた気がする。
――そこが目的地だということはすぐに気づいた。なぜなら視界が……イケメンパラダイスだったからだ!!!
ただ、彼らは面布で顔を隠し、肩をすぼめて歩いている…え?私がなぜイケメンだってわかったかって?それは簡単。背が高いから。この国の美醜の基準は全てが小さいこと。だから平均身長も男性は160くらい。それにイケメンって顔隠してもオーラは隠し切れないからね!ふはははっ!
私は認識阻害をそのままにして、街の中へと進んだ。そこは…想像の何百倍も鬱々とした場所だった。
人々は布を常に身につけており、服は泥だらけでボロボロ…風呂も何日も入れていないのだろう、異臭が漂っている。
布の隙間から見える目線は誰も彼も生気がなく、皆人生に絶望しきった目をしている。
そんな中でも争い事は起きるようで、誰かが石を投げ、罵声が飛びかう。
私は息を呑んだ。
「どうして…?こんなにかっこいいのに…」
思わずそう呟いたその時だった。認識阻害は確かに…確かに効いているはずだったのに、5メートルほど離れたところにいた男と目があった。布で表情は見えないが…まずい…ここで騒がれると非常にまずい。認識阻害は「ここにミーミがいるよー」と具体的に指摘された瞬間効果がなくなるのだ。
私は急いでライちゃんを抱えて魔法で身体強化して男の近くまで走り、ジャンプしてライちゃんで口を塞いだ。そのまま男の手を引き、この集落の人がいない場所まで走った。
「ふぅ…走ったぁ…でも認識阻害をかけていたのにどうして…」
私は男の人を見上げた。
「お願いします。私はあなたに何もしません。ただ、その…私を見たことは内緒にしてくれませんか?」
男の人はこくこくと頷いたので、私は塞いでいたライちゃんを外した。
「…お前なんでこんなところに来た」
「そ、それは…その…」
「俺達を笑い物に来たんだろ?はっ、よくあることさ、お貴族様が遊び半分できて、俺達をストレス発散に罵り、暴力を振るう。お前も同じだろ?」
男の声色は酷く悲しそうで、諦めたようだった。
「違う!私は、そんな奴らとは違う!」
「は?何が違うんだよ!」
「私は…私は…!!!イケメンにチヤホヤされたくてここに来たのよっ!!」
シーン その場の空気が凍り付いたのがわかった。数分間そんな状態が続いた。
そうして、ようやく彼が口を開いた。
「………は?」
「何回だって聞いてくれていいわ!私は!イケメンにチヤホヤされに…いや、チヤホヤしに来たのよ!」
「………はぁ?」
「わ!た!し!は!イケメンをチヤホヤしに、そしてチヤホヤされにきたのよーー」
「………はぁっ??」
「だーかーらー、わたしは!イケメンにっ」
「あー!!もういい、わかった、わかったけどよ…イケメンってのはどこにいるんだ?俺が知ってる言葉と意味違うのか?」
「え?ここにいるじゃない、沢山。私の中のイケメンはイケてるメンズ、かっこいい人、神の最高決済、グッドルッキングガイ、女狂わせ男、美形男子…etc」
「あー、もういいもういい、わかったから。で?イケメンはどこにいるんだ?」
「だーかーら!ここにいるじゃない?あなたも含まれてるわよ」
「はぁあああああああ?????」
また空気が凍った。今度は10分くらい待った。
「おい…お前どこのお貴族様かしらねーがな、冷やかしならやめといたほうがいいぜ、ここの連中はな、もう全部諦めてる奴らばっかりなんだ。自分が死のうが誰が死のうがどうだっていいんだ。なぁ、この意味がわからねぇほどバカじゃないだろ??」
「うん。わからないけどわかるよ…わかりたいと思ってるよ。」
「はぁぁぁっ、お前なぁ。遠回しにさっさと帰れって言ってるのがわからねーのか?」
「えっ?そうだったの??えー、でもせっかく苦労してここまで来たし…」
「だからっ!さっさと帰れって言ってんだよ!!」男は大きな声で怒鳴った。全てを拒絶するように。
「あぁ、そうだ、こうすれば良かったんだ。俺の得意技じゃねぇか」そう言って男は顔を隠していた布をとった。
現れたのは、さらっさらの銀髪、ふわっふわの気高い狼耳、ふぁさっふぁさっと私を誘惑してくる尻尾、ギラギラした鋭い金の瞳、逞しい筋肉、そしてなんと言っても!堀が深くて、鼻が高くて、男らしい顔つき!!はぁああんっ♡これぞ私が求めていたい、け、め、んっ!!ケモ耳筋肉イケメンとか最高かよ??ファンタジー万歳!ご馳走様です!神様この造形美を産み落としてくれてありがとう!
「ふっ…黙りこくっちまって…そんなに俺が怖いか?これに懲りたらもう来んなよ!しっしっ!」
「はぁぁあああん♡すきっ!!すてきっ!!結婚しませんか?私と婚約してぇ♡♡私が幸せにしますぅ~!!お願い~♡♡♡」
「はぁあああああっっ!!!???」
次回へ続く☆
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