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1章ここはどこ?
この国って…
コンコンコン
「カイ…交代の時間だ。」
「あ、リアンさん…わかりました…」
「大丈夫か?あの女にやられたのか?」
「…」
「そうか…今日の昼はここに来い。今日一日中、使用人室にはいかないほうがいい。俺の飯をわけてやる。」
「そんな!そしたらリアンさんの食べる分が…ただでさえ、奴隷用のご飯は残飯とカビたパンくらいなのに…」
「いいんだ。あの女との伽まではどうにもできないが、俺はお前を守りたい。不甲斐ない大人で申し訳ない」
「そんな!僕はリアンさんのおかげでなんとか生きてます。仕事ができない僕なんて処分されて当然だったのに…それに、ご主人様との伽が今まで回ってこなかったのだって、リアンさんが、相手をしてくれていたからで…」
「もうキリがないからこの話はやめよう。とにかく、昼はこっちに来いよ?」
「はい、ありがとうございます」
そう言って少年は退出していった。
よかった、味方はいるんだ。
でも、伽をリアンさんが変わったって…この人も辛いんじゃないかな、
「さてとっ、お嬢様おはようございます、今日も最悪な日ですね?なーんて、わかるわけないよなぁ」
はぁぁぁ、
リアンさんは大きなため息をついた。昨日のため息はリアンさんだったんだ。朝なんですね!おはようございます。いい情報をもらった。
その後、黙々とリアンさんは作業を進めていった。
そして昼になったのか男の子…ことカイくんがとたとたと部屋に入ってきた。リアンさんとカイくんは談笑しながら食事をした。2人に息抜きができる時間があってよかったと思う。
お昼を終えると2人ともいなくなってしまった。
私は歌を歌う気分にもなれなくて、
昨日今日で得た情報をまとめていた。
実はさっきのリアンさんとカイくんの談笑でかなりの情報を得た。
なんと、この世界の男女比は10:1にまで偏っていて、100年前の疫病で、男だけが死んでそうなったらしい。
その直後は男が女を子供を産むための道具として扱い、それに反発した女性が、男の魔力や、力を抑える魔道具を開発して、
「これをつけてくれないなら私達は死ぬ」と脅したらしい。それからその首輪をつけることは男達の義務になっているのだとか。
それからというもの、男に虐げられた怨念と復讐思想が根付いていき、「男は獣、女が制御して文明を保つ」という思想が広まっていった。教育でも「男は道具」「産ませるための種」と叩き込まれているようだ。
そして、さらに、奴隷に関してはもう一つ首輪をつけられていて、「逆らう」行動を感知して作動する激痛、意識喪失するものだった。奴隷になってしまう人物のほとんどは親に売られてしまった人達だという。前世のどこかの民族と同じように結婚すると牛何頭もらえる…みたいなのの奴隷バージョンであることが多いらしい。
奴隷は女性に人とも認識してもらえなくて、おもちゃとして、散々遊ばれて最後には手足がなくなってどこかに捨てられる…なんてこともざらにあるくらい残酷な世界みたいだ。
正直、温室日本育ちの私としてはとても恐怖で仕方がない。幸い、寝たきりだけど女の子に産まれている。わたしが動けるようになった暁には、絶対にこの人たちを幸せにする。そう誓ったのだった。
そして、また数時間後、
また人が来た。足音的に多分昨日の泣いてた大人の人だろう。
彼は無言で私の世話をしていった。
「もう…死にたい…」
また、そう呟いて出ていってしまった。
彼には頼れる人、話せる人はいるのかなぁ。人形にしか相談できないなんて、心配だな、彼も奴隷なのだろうか…私の世話ってことはそうだよねぇ、
そしてまた数時間後、カイくんが泣きながら入ってきて、泣いて泣いて、疲れて眠ってしまった。
あぁ。この子はどんな辛い目にあってしまったんだろう。何もできない自分に腹が立った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
しばらく重い描写続きますごめんなさい!
「カイ…交代の時間だ。」
「あ、リアンさん…わかりました…」
「大丈夫か?あの女にやられたのか?」
「…」
「そうか…今日の昼はここに来い。今日一日中、使用人室にはいかないほうがいい。俺の飯をわけてやる。」
「そんな!そしたらリアンさんの食べる分が…ただでさえ、奴隷用のご飯は残飯とカビたパンくらいなのに…」
「いいんだ。あの女との伽まではどうにもできないが、俺はお前を守りたい。不甲斐ない大人で申し訳ない」
「そんな!僕はリアンさんのおかげでなんとか生きてます。仕事ができない僕なんて処分されて当然だったのに…それに、ご主人様との伽が今まで回ってこなかったのだって、リアンさんが、相手をしてくれていたからで…」
「もうキリがないからこの話はやめよう。とにかく、昼はこっちに来いよ?」
「はい、ありがとうございます」
そう言って少年は退出していった。
よかった、味方はいるんだ。
でも、伽をリアンさんが変わったって…この人も辛いんじゃないかな、
「さてとっ、お嬢様おはようございます、今日も最悪な日ですね?なーんて、わかるわけないよなぁ」
はぁぁぁ、
リアンさんは大きなため息をついた。昨日のため息はリアンさんだったんだ。朝なんですね!おはようございます。いい情報をもらった。
その後、黙々とリアンさんは作業を進めていった。
そして昼になったのか男の子…ことカイくんがとたとたと部屋に入ってきた。リアンさんとカイくんは談笑しながら食事をした。2人に息抜きができる時間があってよかったと思う。
お昼を終えると2人ともいなくなってしまった。
私は歌を歌う気分にもなれなくて、
昨日今日で得た情報をまとめていた。
実はさっきのリアンさんとカイくんの談笑でかなりの情報を得た。
なんと、この世界の男女比は10:1にまで偏っていて、100年前の疫病で、男だけが死んでそうなったらしい。
その直後は男が女を子供を産むための道具として扱い、それに反発した女性が、男の魔力や、力を抑える魔道具を開発して、
「これをつけてくれないなら私達は死ぬ」と脅したらしい。それからその首輪をつけることは男達の義務になっているのだとか。
それからというもの、男に虐げられた怨念と復讐思想が根付いていき、「男は獣、女が制御して文明を保つ」という思想が広まっていった。教育でも「男は道具」「産ませるための種」と叩き込まれているようだ。
そして、さらに、奴隷に関してはもう一つ首輪をつけられていて、「逆らう」行動を感知して作動する激痛、意識喪失するものだった。奴隷になってしまう人物のほとんどは親に売られてしまった人達だという。前世のどこかの民族と同じように結婚すると牛何頭もらえる…みたいなのの奴隷バージョンであることが多いらしい。
奴隷は女性に人とも認識してもらえなくて、おもちゃとして、散々遊ばれて最後には手足がなくなってどこかに捨てられる…なんてこともざらにあるくらい残酷な世界みたいだ。
正直、温室日本育ちの私としてはとても恐怖で仕方がない。幸い、寝たきりだけど女の子に産まれている。わたしが動けるようになった暁には、絶対にこの人たちを幸せにする。そう誓ったのだった。
そして、また数時間後、
また人が来た。足音的に多分昨日の泣いてた大人の人だろう。
彼は無言で私の世話をしていった。
「もう…死にたい…」
また、そう呟いて出ていってしまった。
彼には頼れる人、話せる人はいるのかなぁ。人形にしか相談できないなんて、心配だな、彼も奴隷なのだろうか…私の世話ってことはそうだよねぇ、
そしてまた数時間後、カイくんが泣きながら入ってきて、泣いて泣いて、疲れて眠ってしまった。
あぁ。この子はどんな辛い目にあってしまったんだろう。何もできない自分に腹が立った。
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しばらく重い描写続きますごめんなさい!
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