憧れの先輩に抱かれたくて尿道開発している僕の話

聖性ヤドン

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第13話 スティックシュガー6

壁を背にしてベッドに座っていた広夢は、言われた通り壁側に顔を向ける。
暗がりの中見えるのは、自分の部屋と同じなんの色気もない白い壁だ。
そこに映る自分の影に覆い被さるようにして、日向の影が揺らめいた。
それから肩甲骨の辺りを押され、広夢は四つん這いにさせられる。

「え……?」

イッたばかりで呆けていた頭がようやく、これから起こることを予測した。
が、予測はすぐに現実に変わる。
後ろへ突き出す形になった尻に、濡れたものが押し当てられた。

「ひゃっ?」

濡れたものが肌の上を滑って、すぐに後ろの穴を探り当てる。
硬い爪がそこへ沈み込むのを感じ、それが彼の指だとわかった。
先輩に抱かれたい。恥ずかしながらそう願っていた広夢だが、それが現実になろうとしている今、胸には大きな不安が渦巻いていた。
細いカテーテルや尿道ブジーを入れるのにも恐怖と痛みがつきまとうのに、指や、もっと太い男のそれを体内に迎え入れることができるのだろうか。
腰の周りがゾワゾワしだす。

「待って、待って先輩、ああっ!」

もともと会話が噛み合わない相手だ。
「待って」なんていう短い懇願の言葉は無視された。
彼の指が、強引に広夢の中に埋め込まれる。

「んっ! ああ、あ……」

広夢は恐怖と排泄感に堪えるしかなかった。
こんなところをいじられて、先輩の前で粗相をしないか心配だ。
正直そっちもかなり怖い。
どうしよう、こんな……。

「先輩、お願い、声、聞かせて……」

広夢が恐怖から逃れるためにそう言うと、日向は指を埋めたまま、広夢の背中に体を寄せた。

「泣くな」
「だって……」

こんなわけのわからない状況では、感情が制御できない。
息は嗚咽するように乱れ、目の周りは生理的な涙でぐちゃぐちゃだった。
そうしてしばらく後ろをいじられる不快感に耐えていると、耳元に日向の唇が当たる。
その熱は意外に優しかった。

「俺は今、お前のここに入りたいと思ってるんだが」

肛門に埋められた指がくるりと半回転した。

「ふぐっ」
「しかし狭い」
「……はい……」

彼が無理やりねじ込もうとしているわけではないことがわかってほっとする。
そして同時に、広夢はせっかくの機会にこんな状態な自分の体を恨めしく思った。

「俺も……先輩に抱いてもらいたいです……」

震える声で、その思いだけは伝えておく。

「俺、こんなですみません」
「…………」

日向はしばらく、何も言わずに動きもしなかった。

「先輩……?」
「……やっぱり、無理やりにでも抱いとくか」
「……え?」
「これ、同意だよな」

一旦指を抜き、うつ伏せていた体をひっくり返される。

「……うわっ!?」
「あんま声出すなよ。秘め事は静かにするもんだ」

額をぶつけるようにして顔を覗き込み、日向がにやりと笑った。
その声と表情に、広夢はドキドキしてしまう。

「ああ……先輩、先輩のものになりたいです……」
「お前はペットな」

酷いけど好きだ。そんなこの人が好きだ。
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