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第16話 スティックシュガー9
「そこ気持ちいい、イッちゃう!」
「早ぇよ! もう少し楽しもう」
広夢が快感を得たことに安心したのか、日向の声がワントーン明るかった。
「せんぱい、きもちいいっ、大好きです」
「お前こんな快楽に弱けりゃ、即浮気するな」
自分でその快楽を教えておいて、この人は何を言っているのか。
苦笑いする顔を見ながら、広夢はもう一度この人がほしいと思った。
「先輩っ、好きなんですけど、俺だけのものになってくれませんか? そしたら俺、絶対浮気しないと思いますけど」
日向は少し考えるように動きを止めてから、笑って言った。
「生意気」
「ひあっ!」
髪をつかんで耳に噛みつき、同時に奥を突かれる。
「俺がイクまで我慢したら……考えてやってもいい」
「え……?」
「当然、お前が先いくのはナシ」
そう言いながら日向が突き上げるペースを上げてきた。
「ま、待って先輩、そんなに突いたら!」
ブジーを挿していない前は、いつでも爆発できる状態にある。
このままどれだけ持つのかわからない。
たぶん、そんなに持たない。
「やあっ、だめ、せんぱい!」
気持ちいい部分をえぐられ、射精したい欲求と彼を手に入れたいという想いがせめぎ合った。
こんな状況なのに単純にイキたいなんて。
快楽に弱い自分に泣きたくなる。
「あっ、あっ、だめです……! なんでそこばっかり!」
「声、絶対向こう三軒両隣に聞こえてるから」
日向が呆れたように笑った。
前立腺が疼いている間は、入り口も奥も、どこをこすられても感じてしまう。
すべての刺激が、体全体を包み込むような深い快感を誘った。
初めてなのに、気持ちよすぎて我慢できない。
他の部屋に聞こえてしまうと思っても、声を抑えられなかった。
「ああんっ、こんなの、誰のせいですか」
「お前がしてほしかったんだろ」
そう言われるとその通りで。
自分は今、夢の中にいるんじゃないかと思えてくる。
「まだお前には俺は乗りこなせねえよ、今夜は素直にイキな」
恍惚とする広夢に、日向がのんびりした声で囁いた。
でも俺はこの人がほしい。そう思い歯噛みしながらも、広夢は荒れ狂うような射精感に支配されていく。
「ああっ、イッちゃう、イッちゃう!」
言いながらもう、尿道を熱いものが駆け抜けた。
「3、2、1……」
耳元で悪魔がカウントダウンする。
カウントが終わる前に白濁が噴き出し、日向の腹に飛び散った。
それを見ながら日向が眉をひそめ、低く唸る。
それから広夢は自分の中で、彼の分身がため込んだ熱を放出するのを感じた。
「……ああ、やばい……」
幸福感に涙が出る。
「……ああっ、くやしい」
こんなふうに体は愛し合っているのに、彼の心は簡単には手に入らないのか。
両手で顔を覆っていると、体を繋げたままの日向がその手をどけてキスをしてきた。
「広夢……また来いよ、何回でも」
「先輩は、俺に来てほしいですか?」
唇の先が擦れ合う距離で聞くと、日向は甘いため息をついて笑う。
「来てくれなきゃ俺が泣く」
口下手な先輩が、気を持たせるようなウソをつくとも思えなくて……。
俺は案外、この人に愛されているんじゃないだろうか。
広夢は事後の気だるさの中、そんな甘すぎる妄想に浸った――。
「早ぇよ! もう少し楽しもう」
広夢が快感を得たことに安心したのか、日向の声がワントーン明るかった。
「せんぱい、きもちいいっ、大好きです」
「お前こんな快楽に弱けりゃ、即浮気するな」
自分でその快楽を教えておいて、この人は何を言っているのか。
苦笑いする顔を見ながら、広夢はもう一度この人がほしいと思った。
「先輩っ、好きなんですけど、俺だけのものになってくれませんか? そしたら俺、絶対浮気しないと思いますけど」
日向は少し考えるように動きを止めてから、笑って言った。
「生意気」
「ひあっ!」
髪をつかんで耳に噛みつき、同時に奥を突かれる。
「俺がイクまで我慢したら……考えてやってもいい」
「え……?」
「当然、お前が先いくのはナシ」
そう言いながら日向が突き上げるペースを上げてきた。
「ま、待って先輩、そんなに突いたら!」
ブジーを挿していない前は、いつでも爆発できる状態にある。
このままどれだけ持つのかわからない。
たぶん、そんなに持たない。
「やあっ、だめ、せんぱい!」
気持ちいい部分をえぐられ、射精したい欲求と彼を手に入れたいという想いがせめぎ合った。
こんな状況なのに単純にイキたいなんて。
快楽に弱い自分に泣きたくなる。
「あっ、あっ、だめです……! なんでそこばっかり!」
「声、絶対向こう三軒両隣に聞こえてるから」
日向が呆れたように笑った。
前立腺が疼いている間は、入り口も奥も、どこをこすられても感じてしまう。
すべての刺激が、体全体を包み込むような深い快感を誘った。
初めてなのに、気持ちよすぎて我慢できない。
他の部屋に聞こえてしまうと思っても、声を抑えられなかった。
「ああんっ、こんなの、誰のせいですか」
「お前がしてほしかったんだろ」
そう言われるとその通りで。
自分は今、夢の中にいるんじゃないかと思えてくる。
「まだお前には俺は乗りこなせねえよ、今夜は素直にイキな」
恍惚とする広夢に、日向がのんびりした声で囁いた。
でも俺はこの人がほしい。そう思い歯噛みしながらも、広夢は荒れ狂うような射精感に支配されていく。
「ああっ、イッちゃう、イッちゃう!」
言いながらもう、尿道を熱いものが駆け抜けた。
「3、2、1……」
耳元で悪魔がカウントダウンする。
カウントが終わる前に白濁が噴き出し、日向の腹に飛び散った。
それを見ながら日向が眉をひそめ、低く唸る。
それから広夢は自分の中で、彼の分身がため込んだ熱を放出するのを感じた。
「……ああ、やばい……」
幸福感に涙が出る。
「……ああっ、くやしい」
こんなふうに体は愛し合っているのに、彼の心は簡単には手に入らないのか。
両手で顔を覆っていると、体を繋げたままの日向がその手をどけてキスをしてきた。
「広夢……また来いよ、何回でも」
「先輩は、俺に来てほしいですか?」
唇の先が擦れ合う距離で聞くと、日向は甘いため息をついて笑う。
「来てくれなきゃ俺が泣く」
口下手な先輩が、気を持たせるようなウソをつくとも思えなくて……。
俺は案外、この人に愛されているんじゃないだろうか。
広夢は事後の気だるさの中、そんな甘すぎる妄想に浸った――。
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