本は剣より強し!?

Lilithze

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第一章 世界図書館と博識者

10話 常識語る非常識な本

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「えーとなになに・・」
 日本刀の特集本に付いていた小刀で肉をある程度の幅で切り枝に刺すと火の回りにかけリブラに渡された本を開いた。

「ん?まず本を読む前の注意事項?」

「【read man】の力で読んだ場合確かに目に入った部分は理解しある程度なら補完されるのでさして問題が無いように思えますがちゃんと目を通さないと正しく理解しない場合がありますのでご注意下さい」

「・・・・へー」
じゃあ魔法がしょぼかったのはそのせいなのか・・・

「ただし魔法に関してはそれだけではなく使用者の知性(INT)が足らないのも理由だと考えられます。」
・・・え?これ本だよね?何で返答が?

「ちなみにこれはただの本です。もちろん問いかけても返答は返ってきません。」

「いやいや!!」
 思いっきり返答してるじゃん!

「あなたの考えが読みやすいだけです。本だけに。」

「・・・・」

「・・・・ですので本を読むときはちゃんと目を通す事をお勧めします」

「・・・本読むの苦手なんだけどな・・・」

「ちなみにどんな問題が起こるか例を挙げると、魔法を覚えるとしてそれが何処からでるとか、どの程度の規模になるかとかがめちゃくちゃになる場合もありますがそれでもよければお好きなように・・・」

「え?」
 それって・・・自分に飛んできたり敵に当たらなかったりとかそういうこと!?

「背中から魔法が出るとかもありますね」

「いや!?絶対今返答したよね!?」

「そんなわけ無いじゃないですか・・・」

「・・・・」
 
「では本題にはいります。」

「今あなたが居る大陸は四つに国が治めています。」

「あなたがいるのはその四国の中心地通称ボーダーフォレストといわれる国境地帯です」

「四国は北をノーラス王国、東をイーリス共和国、西をウーラン王国、南をサウザー帝国といい、今の所イーリスが一番平和といわれています」

「通貨は上記三国(北東西)は<ルド>サウザー帝国のみ<ダグマ>といいます。レートは1ルド≒0.8ダグマ※変動あり」

「なんで三国は通貨が同じなんだ?」

「三国は元々同じ一つの国(ノーランド王国)だったためだそうです。ちなみにルドは初代国王ルドルフ1世から来ているそうです。」

「・・・」
これは突っ込んだら負けだろうか?

「取り合えず向かうならイーリスがいいかと思います。」

「そうだね」

「次に・・・取り合えずこの本を読んで下さい」

 目の前に二冊の本が出てくる。
「一冊目は治癒魔法・・回復魔法と言われるものの本です」

「もう一冊はバスタク流剣術の指南書です」

「バスタク?」

「この世界で剣聖として有名な方です」

「ふーん」
 そんなやり取り?をしていると香ばしい匂いがしてきたので本を横に置き焼きあがった肉を喰らう。

「・・・まずくは無いけど・・せめて塩が欲しいな・・・」
 解体魔法で血抜きもされていたので生臭いという事は無かったが味気なかった。
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