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レミレニア編
46話 あるべきところ①
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それから数日、目立った戦果は挙げられずにいた。
パーティ単位としては順調だった。
殆どは単独行動の魔物だが、1体も討伐できなかった日は無く。
調子の良かった日は乱入してきたのも返り討ちにし、2体分稼いだり。群棲魔物を1回で狩りきった事もあった。
銀鞭の清算分も入り、かなりの額の収入となっていた。
…自分の活躍には、不相応と思えるほどに。
エンの戦果は言わずもがな、ラディも戦闘スタイルが板についてきている。
ナイフの取り回しはもちろんの事、氷も戦術に取り入れようと試行錯誤。
そして今日も──
標的は「黒腕の大熊」、分かり易いがなんとも安直な名前だ。レミレニアに到着する前に遭ったのと同じ種だろう。
一撃そのものは見るからに脅威だが、魔法は使わず、動きも鈍重。
挑む覚悟さえ前もってあれば、耐えるの自体は容易い。
問題は反撃。手数は少ないとはいえ、合間に他の事をする余裕も無い。
加えて剣と素手でやりあう程の皮の硬さ。魔法も生半可なものは通用しなかった。
「チャージOK、撃てるよ!」
エンの合図を聞き、時間稼ぎの構えからシフト。
大振りをひとつ捌き、手早く退避。
直後、そこを通り過ぎる短剣。振り下ろされた腕に命中するが、刺さりが浅い。
だがそれで十分。
轟音。
そして腕で目を覆っても眩しいほどの閃光。
短剣を標的とした稲光が、黒腕の身を焦がす。
周囲の木にまで焦げ跡を残した一撃は短剣を伝い、体内まで焼き尽くしたらしい。
…非常に嫌なタイプの焦げ臭さが充満する。
「行くよ。
短剣、忘れないで。」
明らかに呼吸数を節約しつつ、エンが言う。
近寄りがたい悪臭だが、ラディは感じないのだろう。急ぎ短剣を回収し、退散する。
パーティ単位としては順調だった。
殆どは単独行動の魔物だが、1体も討伐できなかった日は無く。
調子の良かった日は乱入してきたのも返り討ちにし、2体分稼いだり。群棲魔物を1回で狩りきった事もあった。
銀鞭の清算分も入り、かなりの額の収入となっていた。
…自分の活躍には、不相応と思えるほどに。
エンの戦果は言わずもがな、ラディも戦闘スタイルが板についてきている。
ナイフの取り回しはもちろんの事、氷も戦術に取り入れようと試行錯誤。
そして今日も──
標的は「黒腕の大熊」、分かり易いがなんとも安直な名前だ。レミレニアに到着する前に遭ったのと同じ種だろう。
一撃そのものは見るからに脅威だが、魔法は使わず、動きも鈍重。
挑む覚悟さえ前もってあれば、耐えるの自体は容易い。
問題は反撃。手数は少ないとはいえ、合間に他の事をする余裕も無い。
加えて剣と素手でやりあう程の皮の硬さ。魔法も生半可なものは通用しなかった。
「チャージOK、撃てるよ!」
エンの合図を聞き、時間稼ぎの構えからシフト。
大振りをひとつ捌き、手早く退避。
直後、そこを通り過ぎる短剣。振り下ろされた腕に命中するが、刺さりが浅い。
だがそれで十分。
轟音。
そして腕で目を覆っても眩しいほどの閃光。
短剣を標的とした稲光が、黒腕の身を焦がす。
周囲の木にまで焦げ跡を残した一撃は短剣を伝い、体内まで焼き尽くしたらしい。
…非常に嫌なタイプの焦げ臭さが充満する。
「行くよ。
短剣、忘れないで。」
明らかに呼吸数を節約しつつ、エンが言う。
近寄りがたい悪臭だが、ラディは感じないのだろう。急ぎ短剣を回収し、退散する。
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