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レミレニア編
48話 あるべきところ③
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振り心地の合う綿入り模擬刀、使う魔法を幻影化させる幻化の輪。
いつもの部分鎧も準備万端。
「左の籠手に皮製の胸当て、あとは気持ち程度の肘と膝の保護…本当にそれで全部なのか?」
「はい。これが普段の防具セットです。」
「なるほど、了解した。」
…言えない。
物を揃えた時、当時の資金限界がこれだっただけなんて……。
思えば、こうして人と対峙するのは初めてだ。
魔物相手の時とは違う緊張感。深呼吸ひとつ、相手を見据える。
「では、参る!」
ハルドレーンさんの合図と共に、こちらも気を引き締める。
相手の初動、剣に炎を纏わせ大きく振る。軌跡が炎の斬撃となり飛来する。
速い。けど対応できる。籠手で起動を反らしつつ、屈んでかわし、次の弾を警戒。
しかし次の一撃は切り上げ。既に接近されてしまっていた。
慌てて剣で弾いた勢いのまま、一旦間合いを取る。
再び同じ手順の炎の斬撃。いつぞやの自分と同じ戦法?
あえて足の力を抜き、斬撃の衝撃に備える。
同じような軌跡で来る斬撃。だが受け流せない。こちらの剣を止められたまま、突きへと派生する。
辛うじて身をひねりかわすが、その間にも相手は次の手。
1回転分の勢いを乗せた振り下ろしを、籠手で外に流す。
逃しきれなかった衝撃で後ずさる。
このまま受け続けてはキリがない。少しの時間の猶予。
思い出せ、自分のスタイル。受けて、崩して、一撃。
予測1割、当て勘9割。
次の一手を斬り上げと読み、構える。
ビンゴ、剣同士の当たる衝撃。しかし軽い、次の手が来る。
相手が剣を引く。突きの構え、剣で受けづらい手。半歩下がりつつ回避する。
ここで一手くらい決めないと厳しいだろう。反撃の横薙ぎを仕掛ける。
しかし脇腹に走る衝撃。こちらが剣を振る前に、相手の一撃をモロに貰ってしまっていた。
違和感はあった。突きにしては不自然な足さばき。冷静に見れていたら、おそらく見切れていた一撃だった。
いつもの部分鎧も準備万端。
「左の籠手に皮製の胸当て、あとは気持ち程度の肘と膝の保護…本当にそれで全部なのか?」
「はい。これが普段の防具セットです。」
「なるほど、了解した。」
…言えない。
物を揃えた時、当時の資金限界がこれだっただけなんて……。
思えば、こうして人と対峙するのは初めてだ。
魔物相手の時とは違う緊張感。深呼吸ひとつ、相手を見据える。
「では、参る!」
ハルドレーンさんの合図と共に、こちらも気を引き締める。
相手の初動、剣に炎を纏わせ大きく振る。軌跡が炎の斬撃となり飛来する。
速い。けど対応できる。籠手で起動を反らしつつ、屈んでかわし、次の弾を警戒。
しかし次の一撃は切り上げ。既に接近されてしまっていた。
慌てて剣で弾いた勢いのまま、一旦間合いを取る。
再び同じ手順の炎の斬撃。いつぞやの自分と同じ戦法?
あえて足の力を抜き、斬撃の衝撃に備える。
同じような軌跡で来る斬撃。だが受け流せない。こちらの剣を止められたまま、突きへと派生する。
辛うじて身をひねりかわすが、その間にも相手は次の手。
1回転分の勢いを乗せた振り下ろしを、籠手で外に流す。
逃しきれなかった衝撃で後ずさる。
このまま受け続けてはキリがない。少しの時間の猶予。
思い出せ、自分のスタイル。受けて、崩して、一撃。
予測1割、当て勘9割。
次の一手を斬り上げと読み、構える。
ビンゴ、剣同士の当たる衝撃。しかし軽い、次の手が来る。
相手が剣を引く。突きの構え、剣で受けづらい手。半歩下がりつつ回避する。
ここで一手くらい決めないと厳しいだろう。反撃の横薙ぎを仕掛ける。
しかし脇腹に走る衝撃。こちらが剣を振る前に、相手の一撃をモロに貰ってしまっていた。
違和感はあった。突きにしては不自然な足さばき。冷静に見れていたら、おそらく見切れていた一撃だった。
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