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レミレニア編
72話 情報①
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「…なるほど、ハルドレーンさんが『つまらない役回り』と言う訳だ。」
翌日、早速配備が決まり、その現地。
見通しのいい交差点、そこが持ち場だ。
決め事としては「指定地点に2人以上の常駐」。
昼食も交代で摂りながら、10時間に渡る警備。
…要するに、暇だ。
有事以外、その場所にさえ居れば何をしててもいいとは言われたが、やれる事なんてたかが知れてる。
本の1冊でも持ってくればとも思ったが、あっても果たしてどれだけの時間持つか。
屋台の並びに、ちらほらと目立つ隙間。恐らく撤退した跡だろう。
人通りも少し減った気がする。襲撃がいつ、どこで起こるか分からない以上、それが賢明だろう。
この警備の目的は、大きく分けて2つ。
1つ、襲撃があった時の対応。被害を食い止める、すぐ対処できる戦力として。
2つ、監視と観察。魔物の侵入経路や目的、そういった原因特定の為の情報探し。もっとも、調査は別途で行われているため、あくまであわよくば程度の情報収集だ。
そんな都合よく手掛かりが見つかるわけもないとは思うが、暇つぶしも兼ねて辺りを見回す。
南門がわずかに垣間見える、脇道の大通り。
残存してる屋台には、彩り鮮やかな木彫り細工や民芸品などなど、ざっくり纏めるなれば土産品の数々。
店舗の方には、食の店と旅の実用品の店が半々くらい。食の店もいわゆる飲食店とは様相が違い、肉や果実の干物に堅パンなど、日持ちのする携行食がほとんど。
地図から察するに、ここは宿屋の密集地から再び旅に出る通り道。そういう人たちをターゲットとした店が自然と集まり、こうなったのだろう。
興味を惹かれる物も多いが、一旦活動拠点を置いてる今は無用な物だ。
…いや、別に携行食は普段から食べてもいいのか。割高なだけで。
とか考えてる所にエンから資料を手渡され、改めて情報に目を通す。
発生場所はここら一帯。その印が付けられてる地図で見ると、ややいびつながらも円に近い範囲内に収まっている。
一見特定しやすそうに見える分布だが、厄介な事にその中心付近は住宅街。捜査をするのにかかる手間は、想像に難くない。
対処された魔物は共通して小型、あるいは中型の幼体。早い話があの銀鞭みたいなミニサイズだ。
それ以外に共通点は無く、それぞれ種類の発見場所にも規則性は見受けられない。
…そんな簡単に特定できるなら、これだけ動員して当たるような事体にはなってないか。
とはいえ一通り目は通しておこう。
後半のページには、もっと深入りした記録が載っている。
各魔物のリスト、それらの特徴子細、そして一部は解剖記録まで。
……。
いや、まさか、そんな事ってある?
それともこれも「偶然」の導きってやつなのか?
翌日、早速配備が決まり、その現地。
見通しのいい交差点、そこが持ち場だ。
決め事としては「指定地点に2人以上の常駐」。
昼食も交代で摂りながら、10時間に渡る警備。
…要するに、暇だ。
有事以外、その場所にさえ居れば何をしててもいいとは言われたが、やれる事なんてたかが知れてる。
本の1冊でも持ってくればとも思ったが、あっても果たしてどれだけの時間持つか。
屋台の並びに、ちらほらと目立つ隙間。恐らく撤退した跡だろう。
人通りも少し減った気がする。襲撃がいつ、どこで起こるか分からない以上、それが賢明だろう。
この警備の目的は、大きく分けて2つ。
1つ、襲撃があった時の対応。被害を食い止める、すぐ対処できる戦力として。
2つ、監視と観察。魔物の侵入経路や目的、そういった原因特定の為の情報探し。もっとも、調査は別途で行われているため、あくまであわよくば程度の情報収集だ。
そんな都合よく手掛かりが見つかるわけもないとは思うが、暇つぶしも兼ねて辺りを見回す。
南門がわずかに垣間見える、脇道の大通り。
残存してる屋台には、彩り鮮やかな木彫り細工や民芸品などなど、ざっくり纏めるなれば土産品の数々。
店舗の方には、食の店と旅の実用品の店が半々くらい。食の店もいわゆる飲食店とは様相が違い、肉や果実の干物に堅パンなど、日持ちのする携行食がほとんど。
地図から察するに、ここは宿屋の密集地から再び旅に出る通り道。そういう人たちをターゲットとした店が自然と集まり、こうなったのだろう。
興味を惹かれる物も多いが、一旦活動拠点を置いてる今は無用な物だ。
…いや、別に携行食は普段から食べてもいいのか。割高なだけで。
とか考えてる所にエンから資料を手渡され、改めて情報に目を通す。
発生場所はここら一帯。その印が付けられてる地図で見ると、ややいびつながらも円に近い範囲内に収まっている。
一見特定しやすそうに見える分布だが、厄介な事にその中心付近は住宅街。捜査をするのにかかる手間は、想像に難くない。
対処された魔物は共通して小型、あるいは中型の幼体。早い話があの銀鞭みたいなミニサイズだ。
それ以外に共通点は無く、それぞれ種類の発見場所にも規則性は見受けられない。
…そんな簡単に特定できるなら、これだけ動員して当たるような事体にはなってないか。
とはいえ一通り目は通しておこう。
後半のページには、もっと深入りした記録が載っている。
各魔物のリスト、それらの特徴子細、そして一部は解剖記録まで。
……。
いや、まさか、そんな事ってある?
それともこれも「偶然」の導きってやつなのか?
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