真水のスライム

ふぃる

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レミレニア編

76話 即断即決①

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 翌日日中は言われた通り、前と同じ場所の警備。そっちは特に変わりなく、見えてる範囲では騒ぎは起こらず。
 目新しい事も無く、ただただ暇な時間だった。夕方までは。


「──特に11番ラベルのは成分比率も酷似。全ての分析をするには機材が足りなかったけど、確認されたマグイソウと思われる成分は変性パターンまで一致。加工法だけでなく採取地も同じ。現状の情報だけでも、偶然の一致と言うには無理があるね。」
「…要するに、あの店で当たってた、と?」
 伝達役としてのコンジュさんによる説明。しかし怒涛の一連を半分すら理解できた気がしれず、辛うじて末尾から言いたい事を拾う。
「通達上は『重要参考人である可能性が高い』とか言われてるけど、成分調査した側からすれば、何らかの形で関与してるのは確実ね。」
「で、本題は? わざわざ要所の人をよこして話はそれだけという訳ではないでしょ?」
 エンのその言葉を、コンジュさんが引き継ぐ。
「そう。大事な話はここからだ。
 明日、その身柄拘束作戦が行われる。その事だ。」
 警備以来の時に、こういった有事の場合の戦力として使われる事への同意も含まれていた。
 ただの動員ならやっぱり簡易的な通達で十分。とすれば、改めて確認の要る何かか。
「現地補佐として、有事の際の連絡担当を頼みたい。」
 事がこの規模だ、多少なりとも現地に詳しい人に頼みたい役だ。
 相応の責任も伴う役だが、やってくれるか?」
 なるほど、そういう要職か。
 エンの様子をうかがう。返される目配せ、任される判断。あるいは肯定か?
 …直接的な補佐じゃないのなら、多分大丈夫だろう。
「分かった、やろう。」
 半ば自分に聞かせるように、強く返答する。
「さんきゅ、助かるよ。
 じゃあ、今の内に手筈の説明だ。」
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