真水のスライム

ふぃる

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レミレニア編

86話 情報整理と②

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「知ってるの。この高濃度魔力の大本の事を。」
 まず、数秒ほど思考が追い付かなかった。
 魔物が活性化してる元凶を知ってる? ギルド総力で対応してまだ不明な事が多いこの一件の?
 銀板級を目指してたのも、何か関係してる?

「単刀直入に答えから行く? それとも順を追う?」
「じゃあ…順を追って頼む。」
 先に答えを聞いて憶測から入るよりは、そっちの方無難だろう。
「となると、私がこの街に来る前の事からね。」
「だいぶ前からですね……。」

「元々、私の単独旅ではなかったの。
 その時は居た相棒と一緒に、色んな街を転々としてきた。その一環で立ち寄ったのが、このレミレニアだった。

 けど到着する直前、事は起こった。
 寒気がするような魔力が、すぐ背後を通り過ぎた。出元を探したけど見当たらなかった。
 気のせいかなとも思ったけど、その魔力は一気に増大した。
 様子を見たらその相棒の様子が変で、『先に行って』と言われて強引に分かれて一人でレミレニアに到着して。

 …突然の事過ぎて、信じたかった。
 少し待ってれば時間が事を解決して、いつも通りに戻れるって。
 だけど夜になっても音沙汰なくて、次の日に迎えに行こうとしたら厳戒態勢が敷かれてて。
 その後、周辺一帯の魔力上昇で危険エリアに制定されて、その中心は、私達が通った場所の、すぐ近くだった。」
「じゃあ『元凶』って……。」
 話し始めから、予感はしていた。そうであってほしくないと思いつつ、話の流れが、エンの言葉の調子が、自ずと解答へと誘導してくる。
「…そう。皆が言うところの『元凶』、名はディエル。
 私の、旅の相棒だった竜。」
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