64 / 109
64話 そして向かうは因縁めいた相手②
しおりを挟む
「なるほど冷静な判断。しかし私よりは一歩遅いようで。」
問題の声は背後からやってきた。
それに返す前に咄嗟の行動。
距離を取り、急ぎで作らせた試作道具の起動。球体の魔力の膜が広がっていく。
二人が動くのに十分な広さになったところで固定化し、光沢を放つ透明な壁となる。
「ほう、また新しいおもちゃを。」
相変わらず余裕を保ったまま、その声の相手、エクスプローダーが言う。
「お前を逃さない檻だよ。」
とはいえ長く展開していられるものでもない。
グローブから引き出した魔力球を引き出し、踏み込む。
「しかし、ダミーの音に釣られたお仲間さんの参入も阻むように見えるが?」
飄々とかわしながらの言葉に、次の一撃を仕掛けながら返す。
「お前が気にする事かよ、おしゃべり好きめ。」
「それほどでも。」
しかし攻撃はエクスプローダーを捉えられず、仕切り直しになる。
「おしゃべりついでに聞きてぇ。
…なんなんだお前は?」
思う事を全て込めた結果の聞き方。考えれば考えるほど、余計にエクスプローダーの事が分からなくなってくる。
「何って、ただ破壊が好きなだけの一般市民だが?
この街は賑やかなのは良い事だが、ぬるい安寧に停滞しているのは嫌いでね。そこに一石投じたらどうなるのか、見てみたかったのだよ。」
問答の間にも蹴りを3発仕掛け、それでもエクスプローダーは余裕を崩さず避けながら火球を構える。
「そんな浅い理由で、あんな法則になるはずがないだろ!」
咄嗟に引き出し放った光球で、即座に潰す。
そのまま追撃を狙うが、大きな跳躍とともに逆側に回られ距離が開く。
「ほう?」
「最初は無人のとこで試し撃ちして、その後は犯罪組織の拠点巡り? 100回以上のその狙い撃ちを、偶然とでも言うつもりか?」
その返事代わりだとでも言うように、エクスプローダーの放つ魔力が一気に増大。
いくつもの火球の炸裂から、逃げ場の無いほどの爆破の線が飛んでくる。
問題の声は背後からやってきた。
それに返す前に咄嗟の行動。
距離を取り、急ぎで作らせた試作道具の起動。球体の魔力の膜が広がっていく。
二人が動くのに十分な広さになったところで固定化し、光沢を放つ透明な壁となる。
「ほう、また新しいおもちゃを。」
相変わらず余裕を保ったまま、その声の相手、エクスプローダーが言う。
「お前を逃さない檻だよ。」
とはいえ長く展開していられるものでもない。
グローブから引き出した魔力球を引き出し、踏み込む。
「しかし、ダミーの音に釣られたお仲間さんの参入も阻むように見えるが?」
飄々とかわしながらの言葉に、次の一撃を仕掛けながら返す。
「お前が気にする事かよ、おしゃべり好きめ。」
「それほどでも。」
しかし攻撃はエクスプローダーを捉えられず、仕切り直しになる。
「おしゃべりついでに聞きてぇ。
…なんなんだお前は?」
思う事を全て込めた結果の聞き方。考えれば考えるほど、余計にエクスプローダーの事が分からなくなってくる。
「何って、ただ破壊が好きなだけの一般市民だが?
この街は賑やかなのは良い事だが、ぬるい安寧に停滞しているのは嫌いでね。そこに一石投じたらどうなるのか、見てみたかったのだよ。」
問答の間にも蹴りを3発仕掛け、それでもエクスプローダーは余裕を崩さず避けながら火球を構える。
「そんな浅い理由で、あんな法則になるはずがないだろ!」
咄嗟に引き出し放った光球で、即座に潰す。
そのまま追撃を狙うが、大きな跳躍とともに逆側に回られ距離が開く。
「ほう?」
「最初は無人のとこで試し撃ちして、その後は犯罪組織の拠点巡り? 100回以上のその狙い撃ちを、偶然とでも言うつもりか?」
その返事代わりだとでも言うように、エクスプローダーの放つ魔力が一気に増大。
いくつもの火球の炸裂から、逃げ場の無いほどの爆破の線が飛んでくる。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる