65 / 109
65話 そして向かうは因縁めいた相手③
しおりを挟む
「…少々やり過ぎてしまったか。」
広域にわたる連続爆発。
音は収まったが、煙と陽炎が立ち込めている。
「これに耐えられんとは、やはり急ごしらえの道具か。」
辺りを囲っていたバリアが崩れ去っていく。
さて、と気持ちを切り替えたエクスプローダーが目線を遠くへと向ける。タァが向かっていった方向だ。
「まだ答え聞いちゃいないぞ。」
煙が収まり、周囲が見えるようになってくる。
「ふむ、まだやられ足りない、と。」
グローブから数発分を一気に引き出し1つにまとめてのバリア展開での防御。
使う魔力が多い分、以前のやり方より強固。それでも咄嗟で不完全だったのもあって、完全には防げなかった。
障壁が無い今、余裕は無い。
牽制として見えるように光球を構えつつ、踏み込む。
「しかしその激情、果たしていずこから?」
回避に専念しながらエクスプローダーが聞く。
爆破の撃ち所を見定めてるのか、それとも今ので魔力使い過ぎたか?
「伝える義理はねぇ。」
「なるほど秘めたる理由ありき、と。」
攻め手を続けながらその先を考えるが、こんな状況で思い付けれる訳も無く。
ただ一点、エクスプローダーが対応を変える瞬間が来るのを狙う。逃げでも反撃でもいい、何らかの行動に転じる瞬間を。
そのさなか、通信機からの声、それに返答する。
…となればこっちから仕掛ける。一瞬深く構え、大きく踏み込む。
そのまま前進しつつの連続の蹴り。かわされてこそいるが、足場の端へと追いやる。
そして足払いからの連撃。しかしそれすらもかわされる。
こちらには大きな隙。決着を付けようとエクスプローダーの攻めの姿勢。
しかし、その背後に跳び上がる小さな影があった。
それにエクスプローダーが気付いたのは、青い光の尾を引く一撃を受けた後だった。
広域にわたる連続爆発。
音は収まったが、煙と陽炎が立ち込めている。
「これに耐えられんとは、やはり急ごしらえの道具か。」
辺りを囲っていたバリアが崩れ去っていく。
さて、と気持ちを切り替えたエクスプローダーが目線を遠くへと向ける。タァが向かっていった方向だ。
「まだ答え聞いちゃいないぞ。」
煙が収まり、周囲が見えるようになってくる。
「ふむ、まだやられ足りない、と。」
グローブから数発分を一気に引き出し1つにまとめてのバリア展開での防御。
使う魔力が多い分、以前のやり方より強固。それでも咄嗟で不完全だったのもあって、完全には防げなかった。
障壁が無い今、余裕は無い。
牽制として見えるように光球を構えつつ、踏み込む。
「しかしその激情、果たしていずこから?」
回避に専念しながらエクスプローダーが聞く。
爆破の撃ち所を見定めてるのか、それとも今ので魔力使い過ぎたか?
「伝える義理はねぇ。」
「なるほど秘めたる理由ありき、と。」
攻め手を続けながらその先を考えるが、こんな状況で思い付けれる訳も無く。
ただ一点、エクスプローダーが対応を変える瞬間が来るのを狙う。逃げでも反撃でもいい、何らかの行動に転じる瞬間を。
そのさなか、通信機からの声、それに返答する。
…となればこっちから仕掛ける。一瞬深く構え、大きく踏み込む。
そのまま前進しつつの連続の蹴り。かわされてこそいるが、足場の端へと追いやる。
そして足払いからの連撃。しかしそれすらもかわされる。
こちらには大きな隙。決着を付けようとエクスプローダーの攻めの姿勢。
しかし、その背後に跳び上がる小さな影があった。
それにエクスプローダーが気付いたのは、青い光の尾を引く一撃を受けた後だった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる