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1話 流れ着いた民①
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「おいおい大丈夫かよ嬢ちゃん。
荷物、重いだろ?」
何本もの大通り、ずらりと並び立つ数えきれない建物たち。
それらがよく見渡せる円形広場に、会話の主は居た。
「へーきへーき。
もう何回も同じの運んでるから!」
そう返す声の主は、荷車の持ち手を肩のあたりまで持ち上げる。それでようやく荷台が後ろに傾く。
「やっぱり誰か手伝える人呼んできた方がいいんじゃないか?
それまで待ってやるくらいの事ならできるからよ。」
「いいんだ、まだ怪我治ってない奴も多いんだし。
だからこのニメージュが支えてやらねぇと、ってな。」
ニメージュと名乗ったその少女が、荷車を引いて進みだす。
石タイルで舗装された大通り、それぞれの目的をもって行き交う人々。
この街「シント」では日常的な風景だが、ニメージュにとっては全てが目新しさ。
自由に探索したい欲を我慢しながら、荷車を走らせていく。
そうしてたどり着く、道の端のさらに先。
さっきまでの整然さは既に後方、舗装が途切れた土の道、一般的な生活圏からは離れた僻地。
ニメージュが向かうのは更にその先、住居と言うには簡易的すぎる、テントの並ぶキャンプ地だった。
荷物、重いだろ?」
何本もの大通り、ずらりと並び立つ数えきれない建物たち。
それらがよく見渡せる円形広場に、会話の主は居た。
「へーきへーき。
もう何回も同じの運んでるから!」
そう返す声の主は、荷車の持ち手を肩のあたりまで持ち上げる。それでようやく荷台が後ろに傾く。
「やっぱり誰か手伝える人呼んできた方がいいんじゃないか?
それまで待ってやるくらいの事ならできるからよ。」
「いいんだ、まだ怪我治ってない奴も多いんだし。
だからこのニメージュが支えてやらねぇと、ってな。」
ニメージュと名乗ったその少女が、荷車を引いて進みだす。
石タイルで舗装された大通り、それぞれの目的をもって行き交う人々。
この街「シント」では日常的な風景だが、ニメージュにとっては全てが目新しさ。
自由に探索したい欲を我慢しながら、荷車を走らせていく。
そうしてたどり着く、道の端のさらに先。
さっきまでの整然さは既に後方、舗装が途切れた土の道、一般的な生活圏からは離れた僻地。
ニメージュが向かうのは更にその先、住居と言うには簡易的すぎる、テントの並ぶキャンプ地だった。
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