56 / 109
56話 大きく跳ぶ②
しおりを挟む
その後、単独でタァの後を追っていた
一度ミレースの所には寄った。けど、さっき捕えた標的の引き渡しまで、その場に居るとの事だった。
確かに英傑の役割としては、それは正しい。けど先に行ったタァを放っておくわけにもいかない。だからその場はミレースに任せて、単独でタァを追う事に。
タァが捉えた敵の反応は地図には表示されないが、タァの位置なら表示されてる。
やがて自分でも聞こえるほどの爆発音。
地図を閉じ、移動に専念する。
そして現地。
音だけで見えないと思ったら、屋上ではなく地上の大通り真ん中、建物で見えなくなる場所。
広範囲に人がはけた場所ができていて、そこに居るタァと、対峙するエクスプローダー。
しかし見つけた直後、エクスプローダーが建物の屋上に登り、それをタァが追う。
それを見ていた自分が、更にそれを追う。大通りを挟んで並走しながら、様子をうかがう。
エクスプローダーが急ブレーキ、振り返りざまに爆発弾。移動に集中してたタァの回避が一瞬遅れる。
グローブには結構な魔力が溜まってる。まだ正確な数を割り出せるほど慣れてはいないが、弾数10は余裕で超えてるだろう。
相変わらずエクスプローダーの爆発の置き方がうまい。これから突撃といったタイミングでタァの前で爆発を起こし、行動を中断させている。いくらタァのスタミナがあるといえど、消耗の交換が重い。
この距離で届くかは賭けだ。グローブから魔力を弾として引き出し、投げる。
重力に干渉されないそれは、まっすぐに空中を飛ぶ。
爆発予兆の赤い魔力の線、対しタァはそれを飛び超えて更に上から飛び掛かろうとする。
しかし何かを察知、横への回避へと切り替える。地上付近の爆発と別に、タァが取ろうとした軌跡の先に爆発。あのまま進んでたら引っかかってただろう。
そうしてルート変更したタァの行く先、今度は数が多い。進行先、上空、そしてエクスプローダーとの間。
そこに届く、爆発のような、でも透明度の高い魔力球。
それが爆発となる前の赤い線を弾き、敵にとって想定外の場所での爆発になる。
一瞬呆気に取られたタァだったが、すぐに正体に気付き、再び敵を、その向こう側であるこちらを見据える。
「ごめんタァ、遅れた!」
一度ミレースの所には寄った。けど、さっき捕えた標的の引き渡しまで、その場に居るとの事だった。
確かに英傑の役割としては、それは正しい。けど先に行ったタァを放っておくわけにもいかない。だからその場はミレースに任せて、単独でタァを追う事に。
タァが捉えた敵の反応は地図には表示されないが、タァの位置なら表示されてる。
やがて自分でも聞こえるほどの爆発音。
地図を閉じ、移動に専念する。
そして現地。
音だけで見えないと思ったら、屋上ではなく地上の大通り真ん中、建物で見えなくなる場所。
広範囲に人がはけた場所ができていて、そこに居るタァと、対峙するエクスプローダー。
しかし見つけた直後、エクスプローダーが建物の屋上に登り、それをタァが追う。
それを見ていた自分が、更にそれを追う。大通りを挟んで並走しながら、様子をうかがう。
エクスプローダーが急ブレーキ、振り返りざまに爆発弾。移動に集中してたタァの回避が一瞬遅れる。
グローブには結構な魔力が溜まってる。まだ正確な数を割り出せるほど慣れてはいないが、弾数10は余裕で超えてるだろう。
相変わらずエクスプローダーの爆発の置き方がうまい。これから突撃といったタイミングでタァの前で爆発を起こし、行動を中断させている。いくらタァのスタミナがあるといえど、消耗の交換が重い。
この距離で届くかは賭けだ。グローブから魔力を弾として引き出し、投げる。
重力に干渉されないそれは、まっすぐに空中を飛ぶ。
爆発予兆の赤い魔力の線、対しタァはそれを飛び超えて更に上から飛び掛かろうとする。
しかし何かを察知、横への回避へと切り替える。地上付近の爆発と別に、タァが取ろうとした軌跡の先に爆発。あのまま進んでたら引っかかってただろう。
そうしてルート変更したタァの行く先、今度は数が多い。進行先、上空、そしてエクスプローダーとの間。
そこに届く、爆発のような、でも透明度の高い魔力球。
それが爆発となる前の赤い線を弾き、敵にとって想定外の場所での爆発になる。
一瞬呆気に取られたタァだったが、すぐに正体に気付き、再び敵を、その向こう側であるこちらを見据える。
「ごめんタァ、遅れた!」
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】私が愛されるのを見ていなさい
芹澤紗凪
恋愛
虐げられた少女の、最も残酷で最も華麗な復讐劇。(全6話の予定)
公爵家で、天使の仮面を被った義理の妹、ララフィーナに全てを奪われたディディアラ。
絶望の淵で、彼女は一族に伝わる「血縁者の姿と入れ替わる」という特殊能力に目覚める。
ディディアラは、憎き義妹と入れ替わることを決意。
完璧な令嬢として振る舞いながら、自分を陥れた者たちを内側から崩壊させていく。
立場と顔が入れ替わった二人の少女が織りなす、壮絶なダークファンタジー。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる