アブノーマル・アビリティ

ハイドン

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学校

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あまり深い睡眠をとれず、寝覚めの悪い朝を迎えた。

洗面と軽い朝食を済ませると、ドアをノックされた


「どうぞ?」


「新入り、私服に着替えろ、出かけるぞ」


言われた通り私服に着替えて神谷についていく。H.Sの外に出るのは初めてだったので少しわくわくしていた。


少し歩いて駅に到着する。

この国の電車は都市の中心駅を起点に各地に路線が伸びており、また環状にもなっている蜘蛛の巣のようになっているので、乗り換えが面倒なこともある。

電車に乗って、都市からはぐんぐん離れていった。私服で出かけるからてっきり買い物か何かだと思ったので意外だった。


「どこに行くの?」


「学校。」


「学校!?」


「入学手続きは坂本さんやってくれたから」


「入学!?」


「俺とクソ女と同じとこな」


「同じ!?」


「うるせぇ…」


「(俺は大学生で、園部は高校生、神谷は中学生くらいだ。俺が同じ学校に通うのは無理があるんじゃないか!?)」



ついた駅の周りには何も無かった。
とりあえず建物は何も無かった。
山!川!平原!の3コンボ


「あってるんだよね?」


「もちろん」


山登りが始まった。
坂自体は急ではないが長い。



「着いたぞ。」


山の頂上には病院のような白くて大きな建物があった。


「俺とお前は同じクラス。全校生徒16名、学年はないから」


「(廃校寸前なのか…?)」


中は西洋風の造りになっていて、お洒落な雰囲気だった。
エントランスがあり、その両端に階段、中央には大きなガラスのテーブルと椅子があり、奥に向かって廊下が続いていた。


「お前は担任と顔合わせてこいよ、俺は先行ってるから。」


「職員室はどこかな?」


「まっすぐ行って突き当たり右」


そう言い放つと神谷は右側の階段を登って消えていった。

不安に思いながら廊下を進む。生徒数が少ないだけあって廊下は静かだった。
職員室の札を見つけ、部屋に入る


「失礼します、今日から転入する大橋と申します。担任の先生はいらっしゃいますか?」


大学生ともなればこの手の挨拶は慣れたものだ。


「うへー、来ちまったかー」


ジャージ姿の小さい男の子が奥から出てきた。


「どーも、担任の小山内(おさない)だ。おさないって名前だけどこれで今年28だ。幼くないからな?わかったな?」


「あ、はぁ…」


どう見ても小学生か中学生だ。神谷よりも少し小さい。


「んじゃ、教室行くぞー」


「あ、はい!」


戸惑いながらも、置いていかれそうになったので慌てて追いかける。

神谷の登っていったのと同じ右側の階段を登り始める。


「教室は4階だ。足腰鍛えろよ。設備はクラスメイトに聞け」


「生徒、少ないんですよね?」


「ここにはH.Sの東西南北の支部の優秀または希少な能力者が4人まで集まる。今定員がちょうど満員だな。年齢もバラバラでクセのある奴らだが、仲良くしろよ。」


教室のドアを先生が開けると本当にいろんな人がいた。


「大橋京一、20歳です、宜しくお願いします。」


「はい、これ以上のこと知りたいやつは後で個人的に行けよ。じゃあ、窓側の列の1番後ろの席な。新入りも来たことだし、今日は能力測定やるか」


「(身体測定みたいなノリだけど、どんなのだろう)」

緊張しながら席についた




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