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四班
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「来てない奴いるかー」
小山内先生がけだるそうに聞く
「あ、あの…えっと…そっ、園部さんがまだきてましぇん!」
「(噛んだ…)byクラス一同」
空いてる席の隣の席の女子が懸命に言ったが惜しくも最後で噛んだ
「遅れてすみません~」
園部がこれまたけだるそうに入ってくる
「また寝坊か?」
「ふぁい。」
「今日能力測定やるからな」
「やったー!」
先生と園部さんの会話がまるで父親と子どもだ。
「んじゃ、班分け用のくじ作るからちょっと待ってろ」
すると、右隣の人が声をかけてきた。
「あんた、能力測定について聞いた?」
「いえ、何も聞いてないです」
「あー、多分あたしのが歳下だから
タメでいいよ。鬼頭 百合だ、よろしくな」
大学生くらいだろうか、金髪でポニテにしている女性が棒付きの飴を舐めながらフレンドリーに微笑む
「大橋 京一だよ、よろしく。」
「で、能力測定ってのは、4班に分かれてそのへんの自然の中でバトるんだよ」
「だから学校の周りは何も無いのか」
「腕につけたブレスレットに心拍数とか筋肉の動きが記録される。もちろんディアブロと戦うことを想定してるから能力とか戦略も見られるぞ」
「なるほどね、ありがと」
「よし、くじできたから順番に引けよー」
みんな前に出てくじを引く
「よし、決まったら班ごとに分かれろー。作戦聞かれないように教室から出ろよー。」
折りたたまれた自分の紙のくじをそっと開く。
【4】
「4の奴こっちこいよー!鬼頭が教室の隅で手を挙げている」
とりあえず知ってる人がいることに安心して教室の隅に行く。
4人集まったところで理科室に移動した。
「大橋が初日だし、自己紹介すっか」
鬼頭が軽快に切り出す
4班は男性2人、女性2人だった。
先に男性の方が口を開いた。
赤髪で両耳にピアスをつけたチャラチャラした青年だ。
「葛谷 洸、17歳。南支部出身で高校生やってまーす、異能は【狼少年】っす。童話の狼少年で少年が嘘ついて、最後にホントのことが起こるように、俺が言ったことがホントになるんですよ。」
次に女性が口を開く。
「鬼頭 菫、中学2年です。東支部出身です。能力は【鬼・気】で、精神力を鬼の姿に具現化して使役できます。」
「鬼頭ってもしかして…」
「そうだよ、あたしの妹。ちなみにあたしは【鬼・体】で、自分の体を鬼人化して肉体強化ができる。」
続いて葛谷が口を開く
「大橋さんの能力は何?」
「原子分解。手で触れたものを原子にもどして塵にできる。」
「え!何それマジぱねー!」
「鬼頭さん、興奮してるとこ悪いんだけど、自分が致命傷負いそうなときにしか発動しないし、使えるのも1日1回が限度かな」
「えー、マジかよー。まぁ、あたしらがフォローしてやるから、がんばろーぜ!あと、菫と苗字一緒だし、百合でいいよ。」
「まぁ、みんなあだ名呼びだけどねー、俺も葛谷だからクズって呼ばれてるもん、ひどいよねー」
「葛谷さんは嘘ばっかつくし、だらけてばっかだから仕方ないですよ?」
「Oh!菫ちゃんひどい!」
ちょうどそのとき放送が入った
「ぴんぽんぱんぽーん、えー、10分後に能力測定始めまーす。いつも通り模擬戦だから攻撃も身体に影響ないし、がんばってねー」
想像以上に壮絶な授業が始まることを俺はこのときまだ知らなかった
小山内先生がけだるそうに聞く
「あ、あの…えっと…そっ、園部さんがまだきてましぇん!」
「(噛んだ…)byクラス一同」
空いてる席の隣の席の女子が懸命に言ったが惜しくも最後で噛んだ
「遅れてすみません~」
園部がこれまたけだるそうに入ってくる
「また寝坊か?」
「ふぁい。」
「今日能力測定やるからな」
「やったー!」
先生と園部さんの会話がまるで父親と子どもだ。
「んじゃ、班分け用のくじ作るからちょっと待ってろ」
すると、右隣の人が声をかけてきた。
「あんた、能力測定について聞いた?」
「いえ、何も聞いてないです」
「あー、多分あたしのが歳下だから
タメでいいよ。鬼頭 百合だ、よろしくな」
大学生くらいだろうか、金髪でポニテにしている女性が棒付きの飴を舐めながらフレンドリーに微笑む
「大橋 京一だよ、よろしく。」
「で、能力測定ってのは、4班に分かれてそのへんの自然の中でバトるんだよ」
「だから学校の周りは何も無いのか」
「腕につけたブレスレットに心拍数とか筋肉の動きが記録される。もちろんディアブロと戦うことを想定してるから能力とか戦略も見られるぞ」
「なるほどね、ありがと」
「よし、くじできたから順番に引けよー」
みんな前に出てくじを引く
「よし、決まったら班ごとに分かれろー。作戦聞かれないように教室から出ろよー。」
折りたたまれた自分の紙のくじをそっと開く。
【4】
「4の奴こっちこいよー!鬼頭が教室の隅で手を挙げている」
とりあえず知ってる人がいることに安心して教室の隅に行く。
4人集まったところで理科室に移動した。
「大橋が初日だし、自己紹介すっか」
鬼頭が軽快に切り出す
4班は男性2人、女性2人だった。
先に男性の方が口を開いた。
赤髪で両耳にピアスをつけたチャラチャラした青年だ。
「葛谷 洸、17歳。南支部出身で高校生やってまーす、異能は【狼少年】っす。童話の狼少年で少年が嘘ついて、最後にホントのことが起こるように、俺が言ったことがホントになるんですよ。」
次に女性が口を開く。
「鬼頭 菫、中学2年です。東支部出身です。能力は【鬼・気】で、精神力を鬼の姿に具現化して使役できます。」
「鬼頭ってもしかして…」
「そうだよ、あたしの妹。ちなみにあたしは【鬼・体】で、自分の体を鬼人化して肉体強化ができる。」
続いて葛谷が口を開く
「大橋さんの能力は何?」
「原子分解。手で触れたものを原子にもどして塵にできる。」
「え!何それマジぱねー!」
「鬼頭さん、興奮してるとこ悪いんだけど、自分が致命傷負いそうなときにしか発動しないし、使えるのも1日1回が限度かな」
「えー、マジかよー。まぁ、あたしらがフォローしてやるから、がんばろーぜ!あと、菫と苗字一緒だし、百合でいいよ。」
「まぁ、みんなあだ名呼びだけどねー、俺も葛谷だからクズって呼ばれてるもん、ひどいよねー」
「葛谷さんは嘘ばっかつくし、だらけてばっかだから仕方ないですよ?」
「Oh!菫ちゃんひどい!」
ちょうどそのとき放送が入った
「ぴんぽんぱんぽーん、えー、10分後に能力測定始めまーす。いつも通り模擬戦だから攻撃も身体に影響ないし、がんばってねー」
想像以上に壮絶な授業が始まることを俺はこのときまだ知らなかった
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