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第二章 死する狼のための鎮魂歌
蹂躙②
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呼吸を整え、恐怖と緊張で強張る身体を奮い立たせる。やがて、聞き覚えのある靴音がマリアンルージュの耳に届いた。
相変わらずの一定の速度で近付いてくるその靴音は、確かに二人分のものだった。乾いた靴音を響かせて、追手が通路に足を踏み入れた。光苔に照らされた緑がかった壁面に、追手の影が映ったその瞬間。
つるはしを振り上げ、岩壁から飛び出すと、マリアンルージュは目の前の追手の脚へ、つるはしを思い切り突き立てた。
例えるなら、熟れた果実にフォークを刺したときの水気を含んだ軽い音とともに、捕獲した獲物を捌く、柔らかい肉を裂くあの感触が、手のひらから伝わってきた。
低い呻き声と共にその場にしゃがみ込んだ追手の姿を素早く確認する。闇に溶けるような濃い色の髪を目にし、マリアンルージュはつるはしの柄を手放した。
躊躇いなく岩壁から飛び出し、しゃがみこんだ追手を避けて、僅かに動きを止めたもう一人の追手――ジュリアーノの横をすり抜けると、マリアンルージュは元来た道を全力で駆け出した。
苔の蒸した滑りのある足元にはもう慣れていた。故郷で暮らしていた頃、好んで狩りに出ていたマリアンルージュは、元々足場の悪い道を走るのが得意だった。
状況は悪くはないはずだ。ジュリアーノの靴音は真後ろから聞こえるが、その距離が縮む気配はない。このまま逃げ切れるのではないかと、マリアンルージュは僅かな希望を胸に抱いた。
だが、その希望はすぐに絶ち切られてしまった。
どこで道を違えたのだろう。
延々と続くかのように思われた細い坑道が突然終わり、マリアンルージュは駄々広い空間に躍り出た。
群生する光苔に岩肌を覆い尽くされたその空間は、たった今走り抜けてきた坑道に比べて一際明るく、自身の手足や、足元に転がる石がはっきりと見て取れるほどだった。
空間を取り囲む岩壁には他に通路らしきものは見当たらず、奥の地面に暗闇を湛えた巨大な穴が空いていた。
穴の周囲は鉄の柵で囲われており、手前に金属製の箱型の物が設置されている。吊り下がった滑車に掛けられた鋼索がトロッコを釣り上げるその装置は、鉱山夫が階層を行き来するためのものだ。けれど、竜の里を出たことがないマリアンルージュには、それが何のために造られたものかすらわからなかった。
「もう降参か?」
茫然とするマリアンルージュの背後から、嘲笑を含んだ冷淡な声が響く。はっとして振り向きざまに飛び退いたマリアンルージュの眼に、黄金色の髪の男の姿が映った。陽の光の下では澄んだ青空のように美しかった碧眼が、光苔の明かりに照らされ、仄暗く澱んだ光を湛えていた。
固唾を呑むマリアンルージュに歪に笑ってみせると、ジュリアーノはマリアンルージュに手を伸ばし、肩で緩く纏めた髪から月雫の花を抜き取った。
「この花……」
呟いて、品定めでもするかのように白い花弁に視線を注ぐ。
「この坑道で、途中、何度か見かけたよ。陽の当たらない廃坑内に花が咲くことなどあり得ない。場違いにも程がある。何かの目印、おそらくは道を違えぬための目印だと考えて、少々細工をしておいた」
最後にくすりと笑みを溢し、ジュリアーノは月雫の花を足元に投げ捨てると、すぐさま靴底で踏み付け、くしゃくしゃに踏み躙られた花を悦を孕む視線で見下ろした。
「私はね、穢れのない花を散らすのが愉しくて仕方ないんだよ」
満足気に頷いたジュリアーノの眼が、再びマリアンルージュを捉えた。ねっとりと絡みつくような視線に、背筋が凍りそうになる。
月明かりの下、艶かしい下半身を晒して蹂躙されていた花嫁の姿が、マリアンルージュの脳裏を過った。
「悪趣味過ぎる! 貴方のような最低な人間に、その制服を身に纏う資格なんてない!」
法と秩序を守るレジオルド憲兵隊。初めて訪れた人間の世界で、右も左もわからなかったマリアンルージュに、異種族であることも厭わず手を差し伸べてくれるような、心の優しい人々だった。
「その制服は、弱い者を守り、困っている人を親身になって助けてくれる、そういう人が身に纏うものだ。オルランドみたいに!」
小豆色の髪の憲兵隊長の名をマリアンルージュが口にした瞬間。ジュリアーノはその表情を一変させた。
「――――ッ!?」
一瞬の油断を後悔するには遅すぎた。
脳が危険を察知する間もなくジュリアーノに首を鷲掴まれ、マリアンルージュは剥き出しになった冷たい岩肌の上に押し倒された。
暴れるマリアンルージュの腰に跨がり、ジュリアーノが無理矢理両腕を抑え付ける。その力は優雅な外見からは想像できないほどに強く、いくらもがいても女の力では逃れることが出来なかった。
冷ややかな眼でマリアンルージュを見下ろして、ジュリアーノが不敵に微笑んだ。
間合いを詰められることは、増してこのように抑えつけられる状況に陥ることだけは、絶対にあってはならなかった。捉えられてしまえば、その力の差から圧倒的に不利になるのは目に見えていたのだから。
ゼノにもオルランドにも絶対に使ってはならないと言い付けられていたが、今この状況でマリアンルージュが反撃する術は他になかった。
馬乗りになって身体を弄ろうとするジュリアーノに向けて、マリアンルージュは体内で練り上げた魔力を一気に放出した。
紅蓮の炎が迸る――はずだった。
甲高い金属音に似た音が反響し、ジュリアーノの胸元で揺れる透き通った水晶石が鈍い光を放つ。状況が飲み込めず目を白黒させるマリアンルージュと揺れる水晶石を交互に確認し、ジュリアーノはくすりと含み笑った。
「その顔、今、魔力を用いるなんらかの能力を使おうとしたな? 残念だが、私に魔力の類いは通じない。きみの大好きなオルランドのような無能な連中とは違い、私は対魔術を心得ているからね」
対魔術――オルランドの部隊と行動を共にしていたときに耳にした言葉だった。魔力を使った特殊な能力を操る種族を御するために開発された術だ。
なぜ、リュックのように植物を操る人狼達が、成す術もなく虐殺されてしまったのか。その答えはこれだったのだと、マリアンルージュは確信した。唇を噛み締めて、悔しさから目を背けた。
「成る程、合点がいったよ。あの男、いつまでも憲兵隊に居座り、家督を継ごうとも身を固めようともしない。周囲に奇異な目で見られていたが、そういうことか。国の外れのあちこちに、お前のような異種族の情婦がいるわけだ」
オルランドの弱みを握った気にでもなったのか、ジュリアーノは下卑た笑みを浮かべ、喜び勇んで言葉を連ねる。その的外れで不快な発言に、マリアンルージュは眉を顰めた。
嫌悪感をあらわにするマリアンルージュに構うことなく、その顎をくいと摘み上げ、ジュリアーノは情欲に塗れた視線をマリアンルージュの身体に注ぐ。
「一目見たときから、この腕に抱きたいと思っていた。滅茶苦茶に犯し、穢してやりたいと。流石に人間の娘が相手では法による罰則のことも考えたが、異種族となれば関係ない。この国では異種族に人権など無いも同然だからな!」
高らかに告げ、ジュリアーノがマリアンルージュの胸元へ手を伸ばす。臙脂色のワンピースに爪を掛け、その胸元を強引に引き裂いた。
薄緑の光の元、マリアンルージュの白い肌が露わになる。かたちの良い膨らみに目を止め、ひゅぅと口笛を吹くと、ジュリアーノはマリアンルージュの肌蹴た胸元に指先を滑り込ませた。
背筋を凍らすような寒気がマリアンルージュの全身を貫いた。
気持ち悪い怖い気持ち悪い怖い気持ち悪い怖い気持ち悪い……!
腹の奥から悍ましいまでの吐き気が込み上げる。例えようもない不快感に捉われ、思考が錯乱した。
これから行われるのは、マリアンルージュの知識にある唯の生殖行為ではない。その人格と尊厳を辱めるための陵辱行為だ。
なんとかして抵抗しようと、マリアンルージュは周囲を見回した。けれど、両腕を抑えられている今、例え武器になるものが側に落ちていようとも、ジュリアーノに反撃することは不可能だった。
炎の能力は封じられてしまった。
マリアンルージュが扱える竜気では、凶器による攻撃から身を守ることはできても、獣のようなこの男の魔手から逃れることは叶わない。
ジュリアーノの指先が下腹部から肌を撫で上げ、マリアンルージュの左胸の下――朱紅い鱗に触れた。
「――――ぁッ!」
嬌声と共に、マリアンルージュの肢体が跳ね上がる。
眉を顰めたジュリアーノが朱紅い鱗の表面をなぞり、爪で掻いた。
「――――ッ!!」
「そうか、ここが悦いんだな」
涙目で声を抑えるマリアンルージュの表情を見下ろして満足気に頷くと、ジュリアーノは唾液を絡ませた舌を胸元へと伸ばした。
成す術などなかった。これから受けるであろう恥辱の限りに、ただ耐えるしかない。
己の運命を悟り、マリアンルージュはそのまぶたを固く閉じた。
涙が一筋、頬をつたった。
相変わらずの一定の速度で近付いてくるその靴音は、確かに二人分のものだった。乾いた靴音を響かせて、追手が通路に足を踏み入れた。光苔に照らされた緑がかった壁面に、追手の影が映ったその瞬間。
つるはしを振り上げ、岩壁から飛び出すと、マリアンルージュは目の前の追手の脚へ、つるはしを思い切り突き立てた。
例えるなら、熟れた果実にフォークを刺したときの水気を含んだ軽い音とともに、捕獲した獲物を捌く、柔らかい肉を裂くあの感触が、手のひらから伝わってきた。
低い呻き声と共にその場にしゃがみ込んだ追手の姿を素早く確認する。闇に溶けるような濃い色の髪を目にし、マリアンルージュはつるはしの柄を手放した。
躊躇いなく岩壁から飛び出し、しゃがみこんだ追手を避けて、僅かに動きを止めたもう一人の追手――ジュリアーノの横をすり抜けると、マリアンルージュは元来た道を全力で駆け出した。
苔の蒸した滑りのある足元にはもう慣れていた。故郷で暮らしていた頃、好んで狩りに出ていたマリアンルージュは、元々足場の悪い道を走るのが得意だった。
状況は悪くはないはずだ。ジュリアーノの靴音は真後ろから聞こえるが、その距離が縮む気配はない。このまま逃げ切れるのではないかと、マリアンルージュは僅かな希望を胸に抱いた。
だが、その希望はすぐに絶ち切られてしまった。
どこで道を違えたのだろう。
延々と続くかのように思われた細い坑道が突然終わり、マリアンルージュは駄々広い空間に躍り出た。
群生する光苔に岩肌を覆い尽くされたその空間は、たった今走り抜けてきた坑道に比べて一際明るく、自身の手足や、足元に転がる石がはっきりと見て取れるほどだった。
空間を取り囲む岩壁には他に通路らしきものは見当たらず、奥の地面に暗闇を湛えた巨大な穴が空いていた。
穴の周囲は鉄の柵で囲われており、手前に金属製の箱型の物が設置されている。吊り下がった滑車に掛けられた鋼索がトロッコを釣り上げるその装置は、鉱山夫が階層を行き来するためのものだ。けれど、竜の里を出たことがないマリアンルージュには、それが何のために造られたものかすらわからなかった。
「もう降参か?」
茫然とするマリアンルージュの背後から、嘲笑を含んだ冷淡な声が響く。はっとして振り向きざまに飛び退いたマリアンルージュの眼に、黄金色の髪の男の姿が映った。陽の光の下では澄んだ青空のように美しかった碧眼が、光苔の明かりに照らされ、仄暗く澱んだ光を湛えていた。
固唾を呑むマリアンルージュに歪に笑ってみせると、ジュリアーノはマリアンルージュに手を伸ばし、肩で緩く纏めた髪から月雫の花を抜き取った。
「この花……」
呟いて、品定めでもするかのように白い花弁に視線を注ぐ。
「この坑道で、途中、何度か見かけたよ。陽の当たらない廃坑内に花が咲くことなどあり得ない。場違いにも程がある。何かの目印、おそらくは道を違えぬための目印だと考えて、少々細工をしておいた」
最後にくすりと笑みを溢し、ジュリアーノは月雫の花を足元に投げ捨てると、すぐさま靴底で踏み付け、くしゃくしゃに踏み躙られた花を悦を孕む視線で見下ろした。
「私はね、穢れのない花を散らすのが愉しくて仕方ないんだよ」
満足気に頷いたジュリアーノの眼が、再びマリアンルージュを捉えた。ねっとりと絡みつくような視線に、背筋が凍りそうになる。
月明かりの下、艶かしい下半身を晒して蹂躙されていた花嫁の姿が、マリアンルージュの脳裏を過った。
「悪趣味過ぎる! 貴方のような最低な人間に、その制服を身に纏う資格なんてない!」
法と秩序を守るレジオルド憲兵隊。初めて訪れた人間の世界で、右も左もわからなかったマリアンルージュに、異種族であることも厭わず手を差し伸べてくれるような、心の優しい人々だった。
「その制服は、弱い者を守り、困っている人を親身になって助けてくれる、そういう人が身に纏うものだ。オルランドみたいに!」
小豆色の髪の憲兵隊長の名をマリアンルージュが口にした瞬間。ジュリアーノはその表情を一変させた。
「――――ッ!?」
一瞬の油断を後悔するには遅すぎた。
脳が危険を察知する間もなくジュリアーノに首を鷲掴まれ、マリアンルージュは剥き出しになった冷たい岩肌の上に押し倒された。
暴れるマリアンルージュの腰に跨がり、ジュリアーノが無理矢理両腕を抑え付ける。その力は優雅な外見からは想像できないほどに強く、いくらもがいても女の力では逃れることが出来なかった。
冷ややかな眼でマリアンルージュを見下ろして、ジュリアーノが不敵に微笑んだ。
間合いを詰められることは、増してこのように抑えつけられる状況に陥ることだけは、絶対にあってはならなかった。捉えられてしまえば、その力の差から圧倒的に不利になるのは目に見えていたのだから。
ゼノにもオルランドにも絶対に使ってはならないと言い付けられていたが、今この状況でマリアンルージュが反撃する術は他になかった。
馬乗りになって身体を弄ろうとするジュリアーノに向けて、マリアンルージュは体内で練り上げた魔力を一気に放出した。
紅蓮の炎が迸る――はずだった。
甲高い金属音に似た音が反響し、ジュリアーノの胸元で揺れる透き通った水晶石が鈍い光を放つ。状況が飲み込めず目を白黒させるマリアンルージュと揺れる水晶石を交互に確認し、ジュリアーノはくすりと含み笑った。
「その顔、今、魔力を用いるなんらかの能力を使おうとしたな? 残念だが、私に魔力の類いは通じない。きみの大好きなオルランドのような無能な連中とは違い、私は対魔術を心得ているからね」
対魔術――オルランドの部隊と行動を共にしていたときに耳にした言葉だった。魔力を使った特殊な能力を操る種族を御するために開発された術だ。
なぜ、リュックのように植物を操る人狼達が、成す術もなく虐殺されてしまったのか。その答えはこれだったのだと、マリアンルージュは確信した。唇を噛み締めて、悔しさから目を背けた。
「成る程、合点がいったよ。あの男、いつまでも憲兵隊に居座り、家督を継ごうとも身を固めようともしない。周囲に奇異な目で見られていたが、そういうことか。国の外れのあちこちに、お前のような異種族の情婦がいるわけだ」
オルランドの弱みを握った気にでもなったのか、ジュリアーノは下卑た笑みを浮かべ、喜び勇んで言葉を連ねる。その的外れで不快な発言に、マリアンルージュは眉を顰めた。
嫌悪感をあらわにするマリアンルージュに構うことなく、その顎をくいと摘み上げ、ジュリアーノは情欲に塗れた視線をマリアンルージュの身体に注ぐ。
「一目見たときから、この腕に抱きたいと思っていた。滅茶苦茶に犯し、穢してやりたいと。流石に人間の娘が相手では法による罰則のことも考えたが、異種族となれば関係ない。この国では異種族に人権など無いも同然だからな!」
高らかに告げ、ジュリアーノがマリアンルージュの胸元へ手を伸ばす。臙脂色のワンピースに爪を掛け、その胸元を強引に引き裂いた。
薄緑の光の元、マリアンルージュの白い肌が露わになる。かたちの良い膨らみに目を止め、ひゅぅと口笛を吹くと、ジュリアーノはマリアンルージュの肌蹴た胸元に指先を滑り込ませた。
背筋を凍らすような寒気がマリアンルージュの全身を貫いた。
気持ち悪い怖い気持ち悪い怖い気持ち悪い怖い気持ち悪い……!
腹の奥から悍ましいまでの吐き気が込み上げる。例えようもない不快感に捉われ、思考が錯乱した。
これから行われるのは、マリアンルージュの知識にある唯の生殖行為ではない。その人格と尊厳を辱めるための陵辱行為だ。
なんとかして抵抗しようと、マリアンルージュは周囲を見回した。けれど、両腕を抑えられている今、例え武器になるものが側に落ちていようとも、ジュリアーノに反撃することは不可能だった。
炎の能力は封じられてしまった。
マリアンルージュが扱える竜気では、凶器による攻撃から身を守ることはできても、獣のようなこの男の魔手から逃れることは叶わない。
ジュリアーノの指先が下腹部から肌を撫で上げ、マリアンルージュの左胸の下――朱紅い鱗に触れた。
「――――ぁッ!」
嬌声と共に、マリアンルージュの肢体が跳ね上がる。
眉を顰めたジュリアーノが朱紅い鱗の表面をなぞり、爪で掻いた。
「――――ッ!!」
「そうか、ここが悦いんだな」
涙目で声を抑えるマリアンルージュの表情を見下ろして満足気に頷くと、ジュリアーノは唾液を絡ませた舌を胸元へと伸ばした。
成す術などなかった。これから受けるであろう恥辱の限りに、ただ耐えるしかない。
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