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意外な相談相手
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「ご、ごめんね、直人お兄ちゃん。
せっかく来てくれたのに私変な挙動ばっかりで…。」
現在、直人お兄ちゃんの馬車の前で、私は全力で直人お兄ちゃんに謝っていた。
いや本当、色々あったとしても人がせっかく来てくれたのに黙りこくって考えてばかりは私的にアウトなのだ。
目的どうこう関係なく人として普通に…申し訳ないなぁ…。
「いや、それは全然いいんだけど…ミコ、何か悩み事?」
直人お兄ちゃんは少し心配そうな顔で聞いてきた。
「うーん、悩み事というか…なんだか気持ちの整理がつかなくてね…。」
ここ数日で色々ありすぎてねぇ…。
何が何と関係しているのか全く分からないし、そもそも全部違う原因で発生した問題なのかもしれない。
この情報量で全てを整理できるのかすら微妙なところだ。
…頭パンクしそう。
「…ミコ、王城の図書室行ったことある?」
…?急に話がガラッと変わったような?
「えっと、一応あるよ?」
「そっかぁ、じゃあバルトさんにも会ったんだねぇ。」
「会ったけど…それがどうかしたの?」
イマイチ話の先が見えない…?
「もし王城に行く機会があったらあの人に相談するといいよぉ。
あの人なら少ない情報でもいいアドバイスくれると思う。」
「…ふえ、バルトお兄ちゃんに?」
なんでバルトお兄ちゃんなんだろう?
オネエのムキムキ司書はもう一周回って確かに話しやすいけど。
「この世界にきてからずっと王城にいて分かったことがあるんだぁ。
あの王城さぁ、確かに変な人しかいないけど間違いなく全員優秀なんだよね。
多分ウィリエル様が使えるものは使える主義なんだろうねぇ。
そして全員なんだかんだウィリエル様に忠誠を誓ってる。…とまあこれはどうでもよくて。」
一度言葉を区切ってから直人お兄ちゃんは話し出す。
「そんなウィリエル様が結構仕事サボってるバルトさんを司書として採用しているということは、あの人はそれなりに司書として価値があるってこと。
それに話してるとなんとなくなんだけど…優秀なんだろうなぁって感じるから。
どの分野で話したり聞いても基本答えてくれるんだよねあの人。」
脳まで筋肉じゃない方のマッチョってこと…?
…いや基本どのマッチョも脳筋とは限らない…ってそうじゃなくて!
「バルトお兄ちゃんってそんなに優秀だったの??」
そういえば…あの時も神器のこと知ってたしなぁ。
あの時は状況が状況だったから気にしてなかったけれど。
「…バルトは優秀だけど働かない。
タリアはよく働くけれどバルトほど優秀じゃない。」
「わっ!びっくりしたぁ!」
馬車の中からひょこっとメイナお姉ちゃんが出てきた。
「メイナさん本当にいつからいたの??」
直人お兄ちゃんが心の底から疑問と言った様子で尋ねた。
「…ちょっと寝てただけ。
私もこの馬車で帰ってもいい?勇者様。」
「それは別に構わないけど…メイナさん行き何できたの?」
直人お兄ちゃんの問いにメイナお姉ちゃんは死んだ目で答えた。
「…王城はブラック。」
直人お兄ちゃんと私は顔を見合わせて頷き合った。
うん、これ聞いちゃダメなやつ!
せっかく来てくれたのに私変な挙動ばっかりで…。」
現在、直人お兄ちゃんの馬車の前で、私は全力で直人お兄ちゃんに謝っていた。
いや本当、色々あったとしても人がせっかく来てくれたのに黙りこくって考えてばかりは私的にアウトなのだ。
目的どうこう関係なく人として普通に…申し訳ないなぁ…。
「いや、それは全然いいんだけど…ミコ、何か悩み事?」
直人お兄ちゃんは少し心配そうな顔で聞いてきた。
「うーん、悩み事というか…なんだか気持ちの整理がつかなくてね…。」
ここ数日で色々ありすぎてねぇ…。
何が何と関係しているのか全く分からないし、そもそも全部違う原因で発生した問題なのかもしれない。
この情報量で全てを整理できるのかすら微妙なところだ。
…頭パンクしそう。
「…ミコ、王城の図書室行ったことある?」
…?急に話がガラッと変わったような?
「えっと、一応あるよ?」
「そっかぁ、じゃあバルトさんにも会ったんだねぇ。」
「会ったけど…それがどうかしたの?」
イマイチ話の先が見えない…?
「もし王城に行く機会があったらあの人に相談するといいよぉ。
あの人なら少ない情報でもいいアドバイスくれると思う。」
「…ふえ、バルトお兄ちゃんに?」
なんでバルトお兄ちゃんなんだろう?
オネエのムキムキ司書はもう一周回って確かに話しやすいけど。
「この世界にきてからずっと王城にいて分かったことがあるんだぁ。
あの王城さぁ、確かに変な人しかいないけど間違いなく全員優秀なんだよね。
多分ウィリエル様が使えるものは使える主義なんだろうねぇ。
そして全員なんだかんだウィリエル様に忠誠を誓ってる。…とまあこれはどうでもよくて。」
一度言葉を区切ってから直人お兄ちゃんは話し出す。
「そんなウィリエル様が結構仕事サボってるバルトさんを司書として採用しているということは、あの人はそれなりに司書として価値があるってこと。
それに話してるとなんとなくなんだけど…優秀なんだろうなぁって感じるから。
どの分野で話したり聞いても基本答えてくれるんだよねあの人。」
脳まで筋肉じゃない方のマッチョってこと…?
…いや基本どのマッチョも脳筋とは限らない…ってそうじゃなくて!
「バルトお兄ちゃんってそんなに優秀だったの??」
そういえば…あの時も神器のこと知ってたしなぁ。
あの時は状況が状況だったから気にしてなかったけれど。
「…バルトは優秀だけど働かない。
タリアはよく働くけれどバルトほど優秀じゃない。」
「わっ!びっくりしたぁ!」
馬車の中からひょこっとメイナお姉ちゃんが出てきた。
「メイナさん本当にいつからいたの??」
直人お兄ちゃんが心の底から疑問と言った様子で尋ねた。
「…ちょっと寝てただけ。
私もこの馬車で帰ってもいい?勇者様。」
「それは別に構わないけど…メイナさん行き何できたの?」
直人お兄ちゃんの問いにメイナお姉ちゃんは死んだ目で答えた。
「…王城はブラック。」
直人お兄ちゃんと私は顔を見合わせて頷き合った。
うん、これ聞いちゃダメなやつ!
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