112 / 117
女神像と男の像
しおりを挟む
さて、直人お兄ちゃんが騎士寮から帰って数日で分かったことがある。
まあ女神像の話についてだけだけど。
あれから色んな人にそこはかとなく聞いてみたのだ。
要約すると『王座の後ろの像って何?』と。
返答はそれぞれ違ったけれど…男の神だと言うことは共通していた。
もうその答えを聞いてますます何が真実で何が嘘なのか分からなくなってきたが、私なりに頑張って解釈をしたことをまとめてみる。
一つは私が洗脳か何かを受けた線。
根拠としては私だけしか女神像が砕け散った記憶がないからだ。
少なくとも確認した限りの騎士と直人お兄ちゃんがダメだったのだ。
他の人が女神像の記憶を持っている確率は正直薄いと思う。
本当は女神像なんて最初からなくて私はあると思い込まされているだけなのかもしれないって話だ。
…正直誰かがそれをやってメリットがあるのかって話だけどね。
ただ可能性としてはゼロではない。
…もう一つは本体の女神様の方…心優ちゃんに何かあったって線。
なんとなく心優ちゃんは神様な気がする。
あの時用意された空間を作る魔法って五大属性ではないし。
あれはどちらかというと勇者が使う特殊な魔法に近い気がする。
それに精霊がわざわざ心優ちゃんの元まで私を連れて行ったんだからね。
…ただそうなると、ね。
心優ちゃんは…、とりあえずこの世界の神様でなくなったことは確実だろうなぁ。
せめて命だけでも無事であってくれと願うことくらいしか今の私にはできない…歯痒いなあほんとに。
あと少し話は変わるが、直人お兄ちゃんが帰ってからハルはだいぶ元気になった。
たまたまそこのタイミングで元気になっただけで直人お兄ちゃん本人はハルの元気度に関係していない、はず…多分。
だからこそ、ハルに何度も聞いている。
『心優ちゃんはどこだ』って。
それでもハルは首を横に振るばかりだった。
まるで、もう会えないとでも言っているような表情で。
これは…難しいなぁ…もう一回整理かなぁ…
そんなことを考えているわたしには知らなかった。
知らぬ間に大きな問題が迫りゆくことに。
『魔王討伐は…』
まあ女神像の話についてだけだけど。
あれから色んな人にそこはかとなく聞いてみたのだ。
要約すると『王座の後ろの像って何?』と。
返答はそれぞれ違ったけれど…男の神だと言うことは共通していた。
もうその答えを聞いてますます何が真実で何が嘘なのか分からなくなってきたが、私なりに頑張って解釈をしたことをまとめてみる。
一つは私が洗脳か何かを受けた線。
根拠としては私だけしか女神像が砕け散った記憶がないからだ。
少なくとも確認した限りの騎士と直人お兄ちゃんがダメだったのだ。
他の人が女神像の記憶を持っている確率は正直薄いと思う。
本当は女神像なんて最初からなくて私はあると思い込まされているだけなのかもしれないって話だ。
…正直誰かがそれをやってメリットがあるのかって話だけどね。
ただ可能性としてはゼロではない。
…もう一つは本体の女神様の方…心優ちゃんに何かあったって線。
なんとなく心優ちゃんは神様な気がする。
あの時用意された空間を作る魔法って五大属性ではないし。
あれはどちらかというと勇者が使う特殊な魔法に近い気がする。
それに精霊がわざわざ心優ちゃんの元まで私を連れて行ったんだからね。
…ただそうなると、ね。
心優ちゃんは…、とりあえずこの世界の神様でなくなったことは確実だろうなぁ。
せめて命だけでも無事であってくれと願うことくらいしか今の私にはできない…歯痒いなあほんとに。
あと少し話は変わるが、直人お兄ちゃんが帰ってからハルはだいぶ元気になった。
たまたまそこのタイミングで元気になっただけで直人お兄ちゃん本人はハルの元気度に関係していない、はず…多分。
だからこそ、ハルに何度も聞いている。
『心優ちゃんはどこだ』って。
それでもハルは首を横に振るばかりだった。
まるで、もう会えないとでも言っているような表情で。
これは…難しいなぁ…もう一回整理かなぁ…
そんなことを考えているわたしには知らなかった。
知らぬ間に大きな問題が迫りゆくことに。
『魔王討伐は…』
51
あなたにおすすめの小説
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる