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3章
空白
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雪さんを見つけられないまま俺はバーを後にした。でも、出口でずっと待ったんだ。風は冷たくて、でもそんなもの気にならないくらいに心が寒くて。
ずっと、ずっーとどきどきしていた。何か先輩が遠くへ行ってしまったときのような、あの面接前のような妙な焦り。どんどん人が出てきて、でもその中に雪さんの姿はなくて。
気づいたときにはもうバーは閉店していた。
「雪さんいったい、どこに…。」
眠気も勝ってきてその場にしゃがみこんだ。
そうすると声をかけられた。
『だいじょうぶ?。』
あぁ、おまわりさんか。ごめん、ごめん。今どきますよ。
『ごめんなさい。列に押されて外に出ちゃって。寒いから屋内入ってたんだけど寝ちゃって。』
あ、雪さんか。雪さん!
「よかった!雪さん無事だったんだ!何かあったの?。」
そう聞くとううん。と答えた雪さんの目は何か別のものを見ていた。けど、これ以上は聞かないでっていう意思が感じ取れたからそれ以上は聞かなかったんだ。何があったのかな…。
ずっと、ずっーとどきどきしていた。何か先輩が遠くへ行ってしまったときのような、あの面接前のような妙な焦り。どんどん人が出てきて、でもその中に雪さんの姿はなくて。
気づいたときにはもうバーは閉店していた。
「雪さんいったい、どこに…。」
眠気も勝ってきてその場にしゃがみこんだ。
そうすると声をかけられた。
『だいじょうぶ?。』
あぁ、おまわりさんか。ごめん、ごめん。今どきますよ。
『ごめんなさい。列に押されて外に出ちゃって。寒いから屋内入ってたんだけど寝ちゃって。』
あ、雪さんか。雪さん!
「よかった!雪さん無事だったんだ!何かあったの?。」
そう聞くとううん。と答えた雪さんの目は何か別のものを見ていた。けど、これ以上は聞かないでっていう意思が感じ取れたからそれ以上は聞かなかったんだ。何があったのかな…。
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