小鳥遊医局長の結婚

月胜 冬

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新しい遊び

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小鳥遊たかなしはごねたが、冬とうこ数日続けて今泉の寝室で眠った。
お陰で数日で冬の寝不足も疲れもだいぶ落ち着いた。

春は1週間程家に戻っていたので、気兼ねなくイチャイチャすることが出来た。ベッドに横になると、今泉の顔がすぐ傍にあった。今泉は冬の下腹部にそっと手で触れた。

「ここに僕の赤ちゃんが居るなんて…まだ信じられないけれど、とっても嬉しい。本当にありがとう。」

冬をギュッと抱きしめた。

「静さん…い…痛い。」

…ちゃんとお礼言えてなかったから。

「静さん…泣いてるの?」

冬が顔をあげると、今泉の綺麗な瞳に涙が光った。

「うん…。」

冬は指でそっと涙を拭いて、今泉に優しくキスをした。すると今泉は冬のパジャマのボタンを一つずつ外しだした。

「お願いがあるんだ。」

肌蹴たパジャマの下から白い乳房がのぞいた。それは以前よりも大きくて張りがあるように見えた。

「静さんがお願いなんて珍しいですね。」

細い指で冬の肩からパジャマをゆっくりと脱がしていく。

「また…ガクさんと3人でしたいんだ。駄目かな?」

今泉から3Pをしたいと言われて冬は少し驚いた。

「これから出来なくなっちゃうときもあると思うから。写真とか…動画とか…。」

今泉は言い難そうだった。

「わかった!…“静さんからならトーコさんは良いって言う筈だから”…ってガクさんに言われたんでしょ?」

今泉は声を出して笑った。

…やっぱり。

「黒幕がガクさんだってすぐばれちゃうよね。でも…懇願されたんで…どうか僕からもお願いします。」

冬も笑った。今泉の指は、敏感になっている胸の突起に優しく触れた。

「でもね…私も少し思っていたの。産後は…出来なくなっちゃうから…。」

…本当の問題児はデカ●ン先生だ。

「あ…魔法が効いていた♪早速今夜から撮影しようよ。」

今泉ははしゃいでいるようにも見えた。冬の細い腰を引き寄せると、下腹部には若々しく反り返った硬いものが当たっていた。

「えっ…今日から?」

冬のショーツを優しく細い指がおろしていく。

「ええ。今から♪」

「そんな…急に言われても。」

冬は戸惑っていた。

「僕にもエッチなトーコさんを見せて下さい。ではアシスタントを呼びまーす。」

…え?

小鳥遊が嬉しそうに入って来た。

「ガクさん。」

「ええ♪どうも…撮影担当です。」

…あ…れ…なんか不思議。

「…と言うのも、普通の人は終わった後は、暫く休憩が必要でしょ?僕は大丈夫だから♪」

…理路整然…さすが…静さん…と言っても良いのか?

冬は少し緊張していた。前回したときの事は全く覚えていなかった。

「緊張してしまうんじゃないかと思って♪」

今泉はにっこりと笑ってアイマスクを見せた。

…気が効くと言えば良いのか?

「電気がついていても気にならないでしょう?寝ているだけで良いよ。僕が気持ちよくさせてあげる。」

耳元で甘い声で囁かれた冬は、それだけでぞわぞわとした感覚が全身に広がった。

…攻めの静さん…って新感覚♪

「言葉攻め…どんなのがいいかなぁ。」

「ちょ…静さん…。」

冬の体に何かが触れた。それはゆっくりと首から体の中心を蠢いた。

…羽?

「くすぐったい?」

羽は胸の周囲を動き回ったが、決して尖り始めた先には触れなかった。

「まだ触ってあげない。」

今泉も小鳥遊と同様に、冬の快感のありかを熟知していた。

「そうだ…手も縛ってあげる。」

温かい手が伸びて来て、冬の両手を頭の上で手錠を填められ、鎖で繋がれた部分がカチャカチャと音を立てた。

…ガクさん?

「痛かったり辛かったりしたら教えてね。」

頭の上で固定されて手を下すことが出来なくなった。羽がゆっくりと脇腹を通り、脇の下まで上がって来た。冬は身を捩った。

「トーコさん…動いたら駄目だよ。良い子にしていたらご褒美をあげる。」

今泉が冬の耳元で囁いた。爽やかなミントの息が冬に掛かった。

「ご褒美?」

冬は聞き直した。

「うん。例えば…こんな感じ。」

羽が初めて胸の突起の上を泳いだ。視覚を塞がれている為か、聴覚と触覚が、敏感になっているようだった。

…あぁ。

「トーコさんは、敏感だね。乳首が尖っちゃった。」

普段の今泉なら絶対に言わない言葉に冬は興奮した。

「反対側もして欲しかったらお願いしなくっちゃ。」

…駄目だ…静さんとだと…それだけで…ドキドキする。

「反対側…も…お願いします。」

「…何?ちゃんと言って。」

羽が泳ぐたびにゾクゾクと鳥肌がたった。

「反対側の…乳首…も…お願いします。」

冬は恥ずかしくて顔が火照るのが自分でも判った。

羽はゆっくりと長く尖って敏感な部分の上を泳いだ。

「ああ…」

「トーコさん…耳まで真っ赤だよ。恥ずかしいの?」

「うん…。」

唇が冬に触れた。そのキスはプチュプチュと音を立てた。

とても湿っていて、冬の口の中に忍び込み、舌を絡めた。呼吸の合間には、口の端から熱い吐息が漏れた。キスに冬が答えようとすると遠ざかってしまった。

「ガクさん?」

「凄いね…キスで判っちゃうんだ。じゃあご褒美あげる。」

氷片を含んだ冷たいキスが乳輪の周りを這い。そっと乳首に触れた。

「あぁ…もっと…舐めて。」

その舌は尖った乳首を優しく吸った。

…うぅ。

甘い快感が皮膚の上を走った。

「トーコさん。とっても素敵で、僕も興奮して来ちゃった。」


口元に何かが触れた。

「舐めてみて。」

それは、少し冷たくて、固かった。

「ディルド…イチゴの味がする。」

「うん。じゃぁそれを音を立ててしゃぶって。」

顔を横に向けさせられ、冬はディルドの先を優しくチロチロと舐めた。そして先からくびれまでをゆっくりと行き来した。

…コプッ…コプッ…ズル…ズッ…

くぐもった唾液を啜り上げる音をさせた。

「とってもエッチな顔をしてるよ。」

誰かが足の間に割って入って来た。

内腿から舌を這わせ花弁の周りを動き回った。

…う…。

腰が浮いて、蜜がトロトロと出始めたのが判った。

「こんなに…濡れちゃって悪い子だね。ちゃんとしゃぶるんだよ。上手に出来たら本物をあげる。」

花弁の中の蕾に舌が触れた。

…ぁ

冬がのけぞると鎖がカチャカチャと音を立てた。

ジュル…ジュル…

溢れ出た蜜を啜る音が聞こえてきた。

「ほら…指も入っちゃう。上手に出来たからココにもトーコさんが大好きなものをあげるからね。」

口元に当たったのは小鳥遊のそれだった。
大きく口を開けるとしっかりと咥えた。小鳥遊の手が冬の頭をゆっくりと動かした。

…ううぅ…。

二つの手が胸に伸びていて、乳首を摘まんで、指の腹で強く転がした。口の中のそれは、徐々に硬さを増した。

「あぁ…駄目…。」

同時に別の場所を攻められて冬は喘いだ…。口の中のそれを咥えることが出来なくなった。

「トーコ…ちゃんとしゃぶりなさい。」

小鳥遊の優しい静かな声が聞こえた。

「駄目…気持ちが…良くなって…。はぁ…あんっ。」

段々と増していく快感に、冬は身を任せた。

「もっと…その声を聴かせて。」

蜜が詰まった入り口を舌の先で左右に拡げるように舐めまわすと、下腹部が疼き、腰が動いた。

「とっても美味しい。ココは…いやらしい香りがするね。」

今泉も興奮していた。

「だ…め…我慢出来ない。」

今泉の指がするりと入って来た。

…あぁっ。

最初は優しく、徐々に激しく指を出し入れし、感じる場所を指の腹で擦った。

卑猥な音が部屋に響いた。

「ああ…感じちゃうぅ…あん。あん。」

冬の白い腰はくねくねと指の動きに合わせ、艶めかしくふたりを興奮させた。

「こんなはしたない音させて…挿れて欲しい?」

膣は今泉の指を強く締め詰めた。

…うん。

今泉がベットにあがって来たのが判った。

「トーコさん。じゃあ僕にお願いして。」

…恥ずかしい。

快感へ導く魔法の指がとまった。

「指じゃ…嫌…静さんが欲しいの。」

「ちゃんとお願いしなきゃ。」

快感で冬は頭の芯が痺れていた。

「マスクと手錠を外して…。」

冬は今泉の首に腕を回し、耳元で囁いた。

「トーコの…お…に、静さんの…おち…を挿れて欲しいの。」

今泉は今までにみたことがない程に興奮していた。

今泉の形のよいそれがゆっくりと入ってきただけで、膣はピクピクと痙攣を起こした。

「トーコさんの…おま●この中…とっても気持ちがいいよ。」

今泉の薄く形の良い唇から零れた卑猥な言葉に冬の快感は増幅された。

「僕のお●んちん…を…こんなにしっかり…咥えこんで…」

小鳥遊が冬の乳首を強く摘まんだ。

「あぁー…だめぇ…トーコ…イク…いっちゃうぅぅ…。」

冬の甘い声が部屋に響いた。身体全体が快感受容体になったようだった。

二人に触れられた部分全ての刺激が快感に上書きされていった。一秒ずつ自分が絶頂に近づいていくのを冬は感じた。

「駄目だ…僕も…出ちゃう。」

今泉の細い指が、冬の白い臀部に食い込むほど、しっかりと支えている。

冬の快感が今泉のそれにも十分すぎる程に伝わっていた。腰を動かす度に、吸い付くようにヌメヌメとした壁が蠕動し、愛情の排出を促した。

「…ぁあ…トーコさん…愛してる。」

不規則なそれは、徐々に力強さを増し今泉を奥へ奥へと誘い、全てを絡め捕るように一瞬で持続的な締め付けへと変化した。

冬がエクスタシーのベールに包まれた時、今泉も熱い衝動が根元から先端へと移動し拍動を続けながら放出されるのを感じた。

「トーコさん…とっても…興奮しちゃった。」

今泉は全身を飲み込もうとする気だるさに必死に抵抗しながら
冬に優しいキスをして離れ、広いベッドの上に横たわった。

今までしっかりと栓をされていた蜜壺のぽっかりと空いた口からは、愛のミルクが冬の甘い蜜と絡み合いながら流れ出した。

今泉と冬の愛の営みを一部始終食い入るように見ていた小鳥遊のそれも歓喜を抑えることが難しくなっていた。

「…もう我慢できません。」

小鳥遊の声もいつになく興奮していた。
今泉に弄ばれて、くったりとしている冬の太ももの間に割って入り、太くて硬く締まったそれを、ずぶずぶと躊躇いなく差し込んだ。

「ぅぅ…駄目。いったばかり…なのに。」

暫く深く根元まで埋めた状態でとどまると。円を描くようにグリグリと押し付けながら動かした。

甘い声をあげ、冬は力なく小鳥遊の首に腕を回した。

「ぁ…ん…あ…んんん。ガクさん…感じてる…の…」

小鳥遊はその大きな熱い体で、しっかりと冬を抱きしめた。

「支えてますから、楽にして…感じて…下さい。僕を…。」

小鳥遊はそういうと、身を任せている冬を激しく深く突いた。

「あぁ…あぁ…。」

力強い蠕動が繰り返され、大きすぎる小鳥遊のそれを、しっかりと咥えこんだ膣はまるで嚥下運動を繰り返すように蠢いていた。

「トーコ…感じているのが分るよ。」

…パン…パン…パン…パン…パン。

弾ける音が暫く続いた。

「あぁ…ガク…あいしてる。。。」

…ううぅ…あぁぁぁ…イクぅぅ…。

小鳥遊は長く哮り果てた後、締め付けの余韻が未だに残る、冬からゆっくりと離れた。

プクプクと白い欲望が流れ出てシーツに零れ、丸い小さな染みになるのを小鳥遊は愛おしそうに眺めていた。それは甘い芳香を放ち、再び今泉を興奮させた。

「トーコさん…もっとしたい。」

今泉が、汗ばんでピンと尖った乳首を指の腹でそっと触れると、冬の体が爆ぜた。

駄目…敏感になって…る…。

冬の体はベッドの上で蕩けていた。ふたりともその夜は、冬の中で精根尽きるまで、交互に冬を愛し続けた。

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連日の撮影だったが、冬も楽しかった。

冬はラブホテルに小鳥遊に連れだされた。

「エッチが大好きなトーコさんが、ラブホに来た事が無いなんて驚きです。」

…エッチが3度のご飯より大好きなあなたに言われたくない。

「小峠先生と山口先生のラブホテル話を小耳に挟み、ここが良いと聞いたもので…。」

…やっぱり地獄耳なんだな。

冬は部屋の中を歩き回った。

ベッドとお風呂だけの部屋。周囲の壁も天井も、鏡張りになっていた。

お風呂場も透明なガラスで全てが見えた。

「確かにお風呂は広いですけれど、本当にそれだけって感じですね。」

小鳥遊は見たことが無い旅行バッグを持って来ていた。

…嫌な予感。

「もう昨日から嬉しくて眠れませんでした。」

大きなバッグからは、ボンデージや、ラテックスフェチ用の衣装やビニールテープのようなもの、アイマスク、ウィップなどが、次から次へと出て来た。

「ガクさんって…こんな趣味があったんですか…。」

…静さん…助けて。変態エロがまたしでかしてます。

「いいえ。僕は普通のエッチのエキスパートだと自負してますが、これらに関してはビギナーなので、これからトーコさんと一緒にお勉強したいと思っています。」

…おい…まがりなりにも…私は妊婦。しかも、この変態エロと来たら、サラッと自慢を挟みやがった。

「あの…ガクさん…ちょっと怖いんですけれど。」

…あなたの今日のゴールはどこですか?

小鳥遊は道具をオペの時の機械出しのように綺麗に並べた。

「どうぞご心配なく…今日は道具の紹介だけです。」

それを聞いて冬はホッとした。



小鳥遊は子供が新しいおもちゃを与えられたかのようにウキウキと嬉しそうだった。

「…では…まず…これを着て見ましょうか。」

小鳥遊に渡されたのは、S●Yマークのキャビンアテンダントの限定ミニスカ制服だった。

…今日は紹介だけって言わなかった?

「あ…でもちょっと待って。やっぱり一回普通にしたい♪僕…ムラムラしちゃった。」

そういうと、冬を抱き上げてベッドへと連れて行った。

「あ…でも一緒にお風呂入りたい。」

冬は慌てて言った。

「そうですね♪じゃあ僕お湯入れてきます。」

…仕事とこんな時は、フットワークが軽い。

「トーコさんの甘い声を今日は心起きなく聞けると思うとワクワクします。」

小鳥遊は冬の上に跨って冬のセーターを脱がせた。

「やはり、脱がせる時にはブラウスの方がドキドキしますね。次回はそうしましょう♪」

…え? やっぱり?次回もあるのね。

天井の鏡には小鳥遊の大きな背中と冬の顔が映っていた。

「天井が鏡って落ち着かないですね。」

冬は小鳥遊のワイシャツのボタンをひとつずつ外し、ベルトをカチャカチャと緩めた。

「そうですか?僕は色々な方向から見ることが出来て好きです。」

「そうだ。ガクさんお願いがあるの♪」

冬は聞くのなら今だと思った。

「静さんの出張へついていきたいの。沖縄ですって。」

「どれぐらいの予定ですか?」

「2泊3日って言ってましたけれど、折角だから、休みを少し長く取って…と思って。」

「え~静さんとトーコさんとふたりで?」

…何を言っているんだね君は。

「だって…ガクさん…オペ予定びっしりでしょう?」

「…。」

小鳥遊たかなしのオペ予定は3ヶ月先まで埋まっていた。

何も言わずに服を脱ぎ始めた小鳥遊は見るからに不満そうだった。

「…ガクさん?」

冬がネックレスと格闘していると、小鳥遊が手伝った。

「それで無くても、僕は定時でなんて帰れない、この間だってトーコさんと愛し合ってるときにオペに呼ばれちゃったし…。」

「あの時は、オン・コールだから止めたのに”したい したい”って誰かさんが哀願したからじゃないですか。」

冬は先にバスルームへと入ると、少し熱めのシャワーを出した。

「だってしたかったんだもん…。」

…あぁ…駄目だこりゃ。静さんに言って貰おう。

シャワーの下で二人は抱き合った。

「それと…産後休暇…取れますか?」

今泉はほぼ定時だが、小鳥遊は独身時代と全く変わらない不規則な生活だった。

「うーん。どうですかね。」

…やっぱりね。

「じゃぁ…良いです。」

何でも相談していこうと決めたが、答えは聞かなくても判った。

「じゃぁ…って…あなたのその投げやりな言い方が気になります。」

…毎回この“交渉”自体が面倒だ。

「ごめんなさい…ガクさん忙しいものね。この話はこれでお終いにします。」

小鳥遊にこの言葉がチクチクと刺さった。小泉が言っていたのはまさにこれだ。

ついつい冬にちらつかせてしまう理由…“忙しい”。

…トーコさんに言えなくさせているのは自分だ。

「…判りました。安定期に入ったらすぐに相談してみます。」

ふたりで湯船に浸かった。

「ホント?」

…産後休暇なら貰えるかも知れない。

「ええ。」

プロポーズや、結婚式の時よりも冬は嬉しそうだった。

「そんなに嬉しいですか?」

「ええ…とっても。夫婦で初めての共同作業♪ずっとガクさんと家に居られるって、ちょっと夢だったの。」

大きな湯船でゆったりとふたりは過ごした。

…今泉の言った通りだ。

「そうですね。」

小鳥遊は微笑んだ。

「あなたと過ごす時間が少なくて本当に申し訳なく思っています。」

当直は少ないものの緊急オペで呼ばれる事も少なく無い。ハネムーンも行かなくて良いと冬に言われたが、小鳥遊は今は行かなかった事をとても後悔していた。

「ええ…判ってます。休暇をとること自体、物理的に難しいことも。」

小鳥遊は、冬の細く白い肩に湯をかけ続けた。

「そうやって、あなたはいつも…物分かりが良すぎるんです。」

「え?だって…。」

冬が言いかけた言葉を小鳥遊はそのしなやかな人差指で遮った。

「僕は…医者である前に、ひとりの男としてあなたを愛しているんです。」

冬の眼が大きく見開かれた。

「患者よりも僕自身よりも何よりも、あなたを大切にしたい。」

小鳥遊は冬の瞳の中に自分が映っているのが見えた。冬の大きなその瞳から大粒の涙がとめどもなく零れた。

「どうしました?」

小鳥遊は突然泣き出した冬に驚いたが、その涙は暫く止まらなかった。

「いいえ…ちょっと寂しくなる時があったから。妊娠したらホルモンの影響がって言うけど、そうかも知れないわ。」

冬はゆっくりと向きを変えて小鳥遊に抱きついた。

「嬉しい…。プロポーズの時にそう言ってくれれば良かったのに。」

冬は涙を拭きながら微笑んだ。確かにここ最近塞ぎ込んでいる事もあり気にしていた。

「あなたはそのプロポーズを何度も断った癖に。」

小鳥遊も笑った。

「…愛してる。」

冬の顔は湯で温まり薄紅色になり、張り付いた髪は艶かしかった。やっと籍を入れてこうして夫婦となった喜びを一番噛み締めているのは、自分だと小鳥遊は思っていた。

「僕も…愛してます…とても。」

小鳥遊は冬をベットへと運んだ。

「トーコさんのこと、激しく犯したい。」

指が下腹部の花弁の中の小さな突起を優しく摘まんだ。

「ぁぁ…。」

愛撫に答えて、それはすぐに硬く締まった。
蜜を蓄え始めたその中へとゆっくりと指が滑り込み、冬が感じる場所をすぐに探し当てた。指を動かす度に冬の腰が快感から逃げるように動いた。

「ほら…もうこんなに…。」

蜜がたっぷりとついたその指を冬に見せつけ、舐めた。

「僕が綺麗にしてあげましょう。」

小鳥遊は冬の下腹部に顔を埋めた。
長い舌を蕾の周りをクルクルと這わせた後、音を立てて吸った。


甘い刺激が冬の中に突然現れ、腰がビクビクと動いた。

「うぅ…はぁ…はぁ…。」

照明が煌々とついている中で、小鳥遊は冬を丁寧に愛した。
小鳥遊に見られている羞恥心が益々冬を興奮させた。溢れ出た愛液はシーツを瞬く間に濡らした。

「恥ずかしいのに…こんなに濡れて…。もう入れて欲しいの?」

小鳥遊は意地悪く冬の耳元で囁いた。愛撫すれば今迄以上に敏感に反応する冬との営みは、とても楽しく充実していた。

「…欲しく…なっちゃった。」

欲望の火は冬の理性を焼き尽くした。疼きだした下半身を小鳥遊に早く埋めて欲しかった。

「いっぱい…欲しい。ガクさんもトーコのこと欲しいでしょう?」

大きく広がりだした快感の海で溺れそうになりながら、小鳥遊を挑発した。欲望で潤んだ冬の瞳をみて、小鳥遊の欲望も大きく硬く膨れあがった。

「エッチなトーコさん…。」


小鳥遊の舌は下腹部から、腹部を通り、乳房を愛撫し冬の首元へと戻って来た。

「今日は明るいところで、特別にお口でしてあげる。」

冬は小鳥遊を押し倒し、いきり立ったそれを手で掴み、ゆっくりと上下させた。

「あぁ…トーコさんの手つきが…いやらしい…。」

小鳥遊はいつの間にか携帯を手にしていた。
冬は手を上下に動かしながら、口の中には到底入り切らない小鳥遊の先を舌でチロチロと舐めた。そしてゆっくりと筋に沿って舌を這わせた。快感を拾うたびに大きく拍動するそれを愛しそうに冬は見つめていた。

「ぁ…それ…いい。」

冬はそっとそれを口に入れてワザといやらしい音を立てながらしゃぶった。

「トーコさん…のいやらしい顔をもっと…見せて。」

冬は小鳥遊の顔を上目遣いで見ながら、カリ高のくびれから半分程の所まで口に含んで微笑んだ。小鳥遊は冬の口の中で痛い程に膨張した。

「トーコに 挿れたくなった?」

小鳥遊の腰が冬の口の動きに合わせてピクピクと動き,切なく小さな声で喘いだ。それをみて冬は益々興奮し,興奮の連鎖反応が起こり始めた。

「動かしちゃ駄目でしょう?」

指の腹で先端を愛撫すると、透明な液体が滲み出て来た。

「ガクさん…も…エッチね。先が濡れてるわよ?」

冬が先端部の光る液体を舌で舐めとると、糸を引き、ライトを浴びてキラキラと冬の口元で光った。そのあいだも冬の手は休むことなく動き続けていた。
拍動し始めたそれを咥えて先端からくびれまでの出し入れを繰り返した。

「あぁ…それ…駄目…気持ち良くって…。」

冬の唾液でテラテラと光る伽羅色のそれは、熱を帯びていた。

今まで冬の髪を撫でていた小鳥遊の手が、冬の肩を強く掴んだ。

「駄目…でちゃう…。トーコさんに挿れたい。激しく突き動かしたい。」

冬は執拗に小鳥遊を攻めた。

「じゃあ ちゃんとトーコに…お願いしなくっちゃ。」

冬は眉を顰めて快感を堪えている小鳥遊にいやらしく微笑んだ。

「お願いします…トーコさん…の中で…出したい。」

小鳥遊の下半身がプルプルと震え出した。

「トーコのどこに出したいの?」

冬は小鳥遊の耳元で囁くと手の動きを徐々に早めた。

「トーコには言わせておいて、ご自分では言えないの?」

大きな手で冬の手首を掴んだ。太いそれは冬の手の中で、ドクドクと拍動を始めていた。

「うぅ…ホント…に駄目…です…って。」

蛇行する血管の怒張が著しくなった。冬の手はいやらしく上下し続けた。

「言えないのなら、このまま手でいきなさいね…。」

冬は喘いでいる姿を嬉しそうに眺めて居たが、近くのティッシュを取り、その時を待った。

「あーっ…ホントに…出ちゃう…から…くっ。」

小鳥遊の下半身が大きく不随意に波打つと、冬が持ったティッシュの中に温かい感触がスプレーのように広がった。

「ガクさん…可愛い。」

冬はそれを綺麗に拭い去ると、小鳥遊にキスをした。

「トーコさん…あなたは、いつから…そんなに意地悪になったんですか?」

自分で調整するのではなく、いかされることに余り慣れていない小鳥遊はぐったりとしていた。

「ガクさんが教えてくれたじゃない…。手でいきなさい…って。いつもしてくれるから、そのお礼です。」

冬は意地悪そうに笑った。

「あなたには、お仕置きが必要ですね。」

小鳥遊は冬を押し倒した。

「お手柔らかにお願いします。」

冬はその彫の深い顔を愛おしそうに撫でた。

「お手柔らかには出来かねます。」

小鳥遊は含み笑いをしながら冬の胸に顔を埋めた。


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