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雨上がりの虹
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冬が起きるとお昼過ぎだった。
コーヒーの良い香りがした。慌ててキッチンに降りると、小鳥遊が食事を作っていた。
「ガクさんおはよう。昨日は本当にごめんなさい。」
冬にコーヒーを入れテーブルの上に置いた。その顔は起きたばかりだというのにとても疲れているように見えた。
目玉焼きにベーコン、ミルクにコーンフレーク。
「朝ごはんも…。」
「僕のことは心配しないで良いですから。冷めないうちにどうぞ。」
小鳥遊は向かい側の椅子に座り冬をただ静かに見つめていた。コーヒーカップから立ち上る、湯気を冬は暫くボーっと眺めていた。
「トーコさん?」
声を掛けると,ゆっくりと小鳥遊を見て
「頂きます。」
とても静かで平和な朝食だった。食べ終わり2人で食器を洗った。
「ガクさんが、キッチンに居るのはとても不思議な感じ。」
冬が洗い、小鳥遊がタオルで拭いた。
「あなたに全て甘えていましたから。」
冬は一笑したが、やはり怠そうに動いた。
「トーコさん疲れているなら、もう少し寝てきたらどうですか?ここは僕がしておきますから。」
「そう?お言葉に甘えて、お願いします。」
洗い物が沢山あるわけでは無かったが、
冬は小鳥遊の申し出を素直にききいれた。
冬はゆっくりと2階へと上がっていった。小鳥遊は洗い物が終わり、そっと寝室を覗くと冬は横になっていたが、眠っていなかった。
「大丈夫よ。心配しなくても、ガクさんを困らせるようなことはしないから。」
冬はちらりとドアを開けた小鳥遊をみて微笑んだ。
「僕が困るかどうかは僕が決めます。」
小鳥遊は大きなため息をついた。
…やはり 思い詰めていたのかも知れない。
冬はゆっくりと怠そうに体を起こした。
「あなたを赦すわ。」
突然の事に小鳥遊は驚いたが、
冬の表情からは何を考えているのか読み取れなかった。
「トーコさん。」
小鳥遊は冬の隣にそっと座った。
「ただし…条件があるの。」
小鳥遊の顔には戸惑の表情が浮かんでいた。
「日本に帰ったら…1週間に一度 私に手紙を書いて下さい。メールじゃなくて、手紙です。」
「手紙…?」
小鳥遊は少し驚いた顔をした。
「ええ。その週にあったことを何でも良いです。手術のことでも、食べた食事のことでも、昔話でも思い出でもあなたのことならどんなことでも良いから、思いついたことを書いて送って欲しいの。」
冬は姿勢を正した。
「私達が、日本に帰るまでの間ずっと。」
冬は再び小鳥遊の顔をじっと見つめた。
「あとは、性嗜好障害の治療を受け続けること。これがガクさんと私の関係を再構築する条件。」
冬の有無を言わせぬ態度に小鳥遊は何も言えなかった。
「治療は受け続けるつもりですけれど、何故手紙なんですか?」
「私たちのことをどんなに忙しくても思い出して欲しいの。」
「僕はいつもあなたたちのことを想って忘れたことはありません。あなた達のことを愛しているからこそ、どうしてあんなことをしてしまったのか未だに分からないんです。」
小鳥遊は、苦悶の表情を浮かべた。冬は諭すように静かに言った。
「ガクさん…それが分からないのであれば、きっと同じことの繰り返しになるわ。何故そうなってしまったのかを考えて欲しいの。」
「あの時は…。」
冬は小鳥遊の言葉を止めた。
「あの時のことだけじゃないの。あなたの子供の頃のこと、ご両親のこと…私、ガクさんのこと何も知らないから。」
冬はじっと小鳥遊を見つめていた。
「そんなこと聞いてどうするんですか。」
小鳥遊は冬が何を考えているのか良く分からなかったし、少々馬鹿らしいことだと思った。
「ガクさん…これは条件です。手紙と治療。」
冬は大きなため息をついて言った。
「判りました。約束します。」
冬の顔が少し赤いことに気が付いた。
小鳥遊は冬の頬に触れるととても熱かった。
「トーコさん あなた熱がありますよ。薬持ってきますから寝てて下さい。」
小鳥遊はキッチンへ戻り、水と薬、水枕、体温計を作って冬の部屋へと持っていくと、冬はウトウトと眠っていた。
「39度!あなたいつからですか?」
「んー。ここに帰って来てから…かな。血液データーは問題ないからただの風邪…だと思う。」
冬は怠そうに体を起こし小鳥遊から震える手で水を受け取ると薬と一緒に飲んだ。
「あなた本当に大丈夫ですか?」
…ガクさん…辛いから…添い寝して。
「僕が居たんじゃ、あなたが寝られないでしょう?」
冬は熱い手で小鳥遊を引っ張った。
「…私の隣じゃ寝られない?」
冬が掠れた声で意地悪く笑った。
「僕は嬉しいですけど。」
小鳥遊はベッドに横になると、冬は安心したように目を閉じた。
暫くすると浅く早い寝息が聞こえ始めた。
額に汗で張り付いた髪をそっと整えると、キスをし長い間冬の顔を静かに眺めていた。
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冬が目が覚めると小鳥遊は隣に居なかった。熱も下がり、シャワーを浴びた。小鳥遊はリビングで本を読んでいた。
「トーコさん大丈夫ですか?」
「ええ。もう微熱だし、少し遅いけど外で食事をしましょう。」
小鳥遊がシャワーを浴びている間に、
化粧をしてドレスに着替えた。
レストランは車で30分ほどしたところにあり、ウォーターフロントで素敵な雰囲気の店だった。20時を過ぎても外はまだ明るかった。
「ここのお店、初めて来たんだけど、休日前は予約が取れないってみんな言ってたの。」
冬は少しはしゃいでいた。
「考えてみれば、ガクさんがアメリカに来た時に旅行らしい旅行ってしたことが無かったわよね。」
アイスティーを飲みながら冬はテーブルの上の小さなキャンドルを眺めた。それは風に揺れてふわふわと踊っていた。
「ええ。」
小鳥遊はメニューを眺めていた。
「でも、僕はトーコさんと部屋でゆっくりしているのが好きなので、平気です。」
ウェイターが注文を聞きに来たので、ふたりともリブアイステーキを頼んだ。これどうぞとガーリック・ビスケットを置いた。
「夏さんと華ちゃんが居るとゆっくりご飯も食べられないから、ここに来れて良かったわ。」
早速まだ温かいガーリック・ビスケットを冬はつまんだ。
「静さんは専門医は取れそうですか?」
小鳥遊もひとつとり半分に割って口に入れた。
「まだ少し時間が掛かりそうです。その間は私が大黒柱で頑張らないといけません。」
冬は静かに言ったあと、料理が運ばれてきて沈黙が流れた。
「籍のことなんだけど…。」
冬は静かに話し出すと、小鳥遊は静かにナイフとフォークを置いた。
「あなたは母に怒りを感じているでしょうけれど、私は良かったと思ってる。」
婚姻にこだわっていたのは、小鳥遊だけで冬は以前から事実婚を望んでいた。
「私はこのままで良いと思うの。今のままで不便は無いし。」
小鳥遊は驚かなかった。
「あなたにお任せします。貴女が静さんと婚姻関係になろうと、僕は何も言う資格はありません。」
…冬が最初から言っていたようにその方が良かったのかも知れない。
「今のところ静さんとも結婚するつもりも無いわ。」
冬はステーキを小さく切って口にいれた。
「そうですか。」
レストラン内は、カトラリーの音だけが静かに聞こえていた。
「ええ。」
小鳥遊はポケットの中から指輪とマンションの鍵を静かに取り出しテーブルの上にそっと置いた。
「いつでも帰ってきてください。」
冬はそれをしばらく眺めていた。携帯のメール着信音が聞こえた。今泉からだった。
夏と華の写真が添付されていた。丁度同じ時に小鳥遊のメールの着信音も鳴った。
「それきっと静さんよ。」
今泉はほぼ毎日子供達の様子を伝えて来てくれる。大変だから良いわよと言っても、僕が好きでしていることだからと送り続けてた。
冬はふたりの写真を小鳥遊に見せ再びメールに目を落とした。
「ドクター・ブラックが来ました。あなたのことがとても好きだそうです。」
冬は今泉に簡単に返信メッセージを送った。
「そう。」
冬は完全にメールに気を取られていた。
「あなたのことがとても好きだそうです。」
小鳥遊はもう一度言うと冬の顔を観察していた。
「そ…う…WWWHHHAAAAT? 」
冬の声が大きくて周りのテーブルの客がちらりと冬を見た。
冬が退院する前に、ネイサンは小鳥遊を呼び出していた。
冬は大きなため息をついた。
「だってネイサンには不特定多数の彼女がいるのよ?デリカシーが無いしどちらかと言えば嫌い。」
デートを何度も断った腹いせとしか冬には思えなかった。
「あなたと一緒に居ると楽なんだそうです。」
小鳥遊はネイサンの気持ちが良く判った。
「He is nuts!…で?」
小鳥遊は思わず噴き出した。
「僕にあなたと一緒に住む許可を求めてきました。」
冬は余りにもばかばかしいので返す言葉も見つからなかった。
「僕よりあなたの方が驚いているみたいですね。」
小鳥遊はこの状況を楽しんでいるように見えた。
「で…なんて言ったの?」
小鳥遊は笑っているだけだった。
「ちょっと…答えてよ。」
小鳥遊は冬が久しぶりに焦っている様子を見ているのを楽しんだ。
「何度もきちんと断ったのよ。黙ってればカッコいいのに、性格が残念賞。」
小鳥遊はのんでいたコーヒーを噴き出した。
「残念賞って。」
「毎日のようにご飯を食べに来て、弁当を作ってほしいとか、挙句の果てに彼女に追い出されたからって、暫く住まわせてほしいとか言うし。」
小鳥遊が楽しんでいることがありありと見えて冬はイライラしていた。
「で…住まわせたんですね?」
小鳥遊の誘導尋問だった。
「だって家に帰ったら居た…のよって…それもネイサンが話したの?」
冬はネイサンなら何でも話してしまいそうな気がした。
「いいえ…何もそれについては彼は言ってませんでしたよ。」
…あ。しまった。まずい。
「それについてお聞きしたいんですが、静さんがここに来る前ですか?」
小鳥遊はニンジンののソテーを食べながら聞いた。
「ええ…ってガクさん私の浮気を疑ってるの?」
冬は驚き、半分ほど食べていたステーキの皿に、ナイフとフォークを右端に揃えて置いた。
「いいえ。ただ興味が湧いただけです。」
ウェイターがコーヒーのおかわりを持ってきた。
「それで…ガクさんはネイサンに何て言ったの?」
「勿論、駄目だと言いましたよ。」
冬がほっとした表情を浮かべた時に、ウェイターがやってきてふたりにデザートのオーダーを訊いた。
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家に戻りふたりでソファーで寛いだ。小鳥遊はテレビのニュースを見ていたが、冬はゆっくりと入浴し、風呂からあがるとベッドに倒れ込んだ。
横になったまま、結婚指輪をはめて手をかざしてみた。久しぶりで違和感を感じた。
…疲れた。
いつの間にか寝ていたらしい。真夜中にドアの開く音が聞こえ、小鳥遊が寝室へ静かに入ってきた。眠気が抜けず、トロトロと眠っているとベッドの端が沈み、大きな手が冬の顔にそっと触れた。
…ガクさん。
「ガクさんは窃視の趣味もあったのね。」
冬は寝返りを打って微笑んだ。
「毎晩こうやって覗きに来てたの?」
小鳥遊は冬の髪を撫でていた。
「毎晩ではありません…昼間の時もありますから。」
冬は笑った。
「夜勤明けの時ね。」
冬がベットの中央から端に寄ると小鳥遊は冬の隣に寝転がった。
「まぁそんな感じです。」
冬は小鳥遊の頬に優しく触れると静かに冬の腰を引き寄せた。二人の心臓の音が重なって聞こえた。
「ガクさん頻脈です。」
冬が小鳥遊の胸に耳をつけた。
「僕もそうかも知れませんけれど、あなたもですよ。」
冬の手首にそっと触れて笑った。至近距離で長い間見つめあった。お互いの懐かしい香りを楽しんでいた。
「嫌いになろう、忘れようと思ってもどうしても忘れられなかったの。」
小鳥遊の濃く長いまつ毛はなだらかなカーブを描き、茶色の瞳の周りを取り囲んでいた。
「トーコさん。」
…ガクさんの素敵な高い鼻。
いつもキスをする時に気になっていた。小鳥遊の形の良い高い鼻は、どうしてキスをする時に邪魔にならないのだろうかと。
その身体に触れていたかった。冬の居場所はいつも小鳥遊の胸の中だったから…。
「離れればいつもみたいに忘れられると思ったの。」
半年前より少し痩せてしまった小鳥遊の頬に優しく触れた。
「あなたの声も、肌も、髪も全てが恋しかった。」
冬は少し躊躇した様子で顔を近づけた。小鳥遊はそれを迎え入れるように冬の頬を両手でおさえて、長く甘い口づけを何度もした。
「あなたを悲しませてしまって…ごめんなさい。」
キスが終わると再び激しいキスと優しいキスを交互に繰り返した。
「あぁ。」
キスの合間にため息が漏れ、小鳥遊は背中のブラのホックを外した。そしてシャツをたくし上げ、ブラと一緒に脱がせた。
「あなたのことを忘れたことは一度もありませんでした。」
そこには白く柔らかな乳房があり、乳首は期待と緊張で硬くなっていた。小鳥遊もシャツを脱ぎ、肌と肌で直接抱き合った。
「あったかい…。」
冬が囁くように言って、小鳥遊の首に腕を回した。小鳥遊の両手は冬の胸の上に置かれて、柔らかい乳首は指の間に揉まれた。
…ああ。
淡く甘い声が冬の口元から零れた。キスをしながらお互いのズボンを脱がし、ベッドの上で二人は全裸になった。
まるで付き合って初めてのセックスのように冬は緊張していた。
「僕を…また愛してくれますか?」
冬のことを切なく見つめながら囁いた。
「いつも…愛してるわ…腹立たしいぐらいに。」
小鳥遊は微笑んだ。
「いつもそれを忘れないで…ほしいの。」
小鳥遊は冬の首筋を唇で吸いながら、そのくぐもった声を聞いていた。
キスの音がするたびに、白い肌に赤い花が咲いたように斑点がついた。
「僕が愚かでした…あなたは僕のことをいつも愛してくれていた。」
唇はそのまま迷うことなく冬の硬く弾力のある乳首に吸い付いた。温かな手が冬の背中を優しく撫でていた。
「この髪も…皺も…唇も、いやらしいその指も全部。私だけのものにしたい。」
冬は硬い少しグレイが混じった髪を梳きながら熱い吐息の混じった甘い声で囁いた。
「僕の全ては…あなたのものですよ。」
低く澄んだその言葉は、冬の気持ちまで高めた。
「愛している。」
小鳥遊が触れる場所全てが、まるで火傷をしたかのようにピリピリと痺れた。
そしてそれは、全身へと淡い刺激を誘い、産毛が物言わぬ快感を知らせた。
「僕も…愛してます。」
少し引っ張る様に、いやらしい音をわざと立てて冬の反応を楽しんでいた。
胸の上の突起は吸われ、放されるたびにその存在をプルプルと振動し硬くなり、小鳥遊を興奮させた。
「あぁ…ぁあ。」
冬に横を向かせると臀部、太ももに触れながら、下腹部へと指を這わせていく。
ふたつの肉丘はとても温かく湿っていて、割れた隙間に指を差し込むと、たっぷりと蜜を含んでいた。
「ほら…こんなに濡れてる。」
指を蕾と入り口の間で優しく前後させた。反対側の手は胸を持ち上げるようにしっかりと掴み、その人差し指の腹で乳首の先端で小刻みに滑らせていた。
「あぁ…もっと私に触って…。」
冬は太ももの間に硬く熱をもった肉棒を挟み込んだ。
「トーコ…あなたの全てが恋しかった。」
小鳥遊はゆっくりと腰を動かすと、冬の脚の間のそれはますます膨れ上がった。
小鳥遊の先から零れ落ちる滴と冬の蜜で太ももは濡れ、小鳥遊が腰を動かすたびに、ぬるぬると粘着度が増した。
「感じる…。」
冬がため息を漏らした。花弁の中の蕾は潤いを増し、指で弄ばれて小豆のように硬く大きくなった。蜜のたっぷりと詰まったそこに指が1本、2本、3本と滑り込んでいく。
「こんなに濡らして…僕を待ってる。」
小鳥遊の荒くなった息が、耳元に掛かった。膣の絞扼を感じるとその指を早めた。
「ほら…トーコの身体は僕の事を覚えているみたいですよ。」
冬の腰が快感から逃げようとくねくねと動き始めた。
「あぁ…感じる…気持ちいいの。」
冬が吐息交じりに呟いた。
「そう…気持が良いんだね…もっと見せて下さい。」
小鳥遊の指は乳首を指の腹で潰し、引っ張りながら、下腹部の手は激しく動き始めた。
「あっ駄目っ…イッちゃう。」
突然目の前に現れた、高まりを感じた冬は抵抗できず、快感に絡め取られ強い力で押し流された。
「イク…イクぅ…あぁぁん。」
押し殺すことが出来なくなった冬の声が部屋に響いた。
「もっと甘い声を…聴きたい。」
ビクビクと痙攣する冬に再び激しい刺激を何度も与えた。
「あぁ…駄目…イッたばかりなのに、またイクぅぅ…うぅぅ。」
耐えられず前かがみになる冬の背中、突き出されたお尻、曲げられた膝に小鳥遊は後ろからしっかりと自分の体を押し付けた。
「イって…僕の胸の中で何度も…あぁ。」
リズミカルに蠢き、冬のザラザラとして少し膨れた入り口に近い部分を必要に何度も攻めた。
「ほら…ココ。トーコさんが大好きな場所でしょう?」
小鳥遊の前では、快感から逃れて休む術も無く喘ぎ続けなければならなかった。
「いやぁぁ…おかしく…なっちゃう…。」
抑制が効かなくなった大きな喘ぎ声は、冬に強く激しい快感の波が何度も襲い掛かっていることを示していた。
「可愛いよ…僕のトーコ。もっと感じで…エッチな声を…もっと聴きたい。」
冬はふらふらと小鳥遊から体を離すと、四つ這いになりお尻を突き出して哀願した。
「駄目…もうガクが欲しい…とっても欲しいの…我慢できないの…挿れて…私に挿れて…。」
それを見て小鳥遊は今までに感じたことが無いほどの興奮を感じた。
「自分から欲しがるなんて…それになんていやらしいカッコをしてるんだ。」
小鳥遊の声も上擦り、欲望が自分の意志とは関係なく今にも噴き出しそうで、思わず手で肉棒の根元を手でしっかりとおさえなければいけない程だった。
「僕も…トーコの中に…いっぱい出したい…。」
冬の腰を大きな手で掴み、魅惑の穴に押し入った。ぐちゅぐちゅと音を立てながら、穴は小鳥遊を咥え込んだ。
「そんなに僕が欲しかったんだね。」
温かい壁に包まれた小鳥遊は、動いたらすぐに射精してしまいそうだった。奥の奥まで差し込むとふたりとも同時に声をあげた。
…ああ。
「ぬるぬる…して…僕を締め付けてる。」
冬は待ち切れず自分で腰を前後に動かした。
「トーコ…ちゃんとおねだりしてごらん。」
これ以上冬を虐めたら、自分も果ててしまいそうな気がした。
「お願い…深くついて…私を…満たして。」
「…あぁ。」
小鳥遊はゆっくりと大きく動き始めると、冬は嬌声を挙げた。
…あぁ…もう…イク…また…イッちゃう。
「トーコ…いっぱい…出るよ…ほら。」
小鳥遊が激しくつくたびに、冬の臀部がふるふると揺れた。
冬の膝ががくがくし始めると、小鳥遊は腰を突き出すようにしたまま、冬が大好きな深い部分をぐりぐりと掻きまわす様に攻めた。
…うぅう…。
「僕も…あっ…イク。」
ふたりの喘ぎ声が、部屋に大きく響き、ベッドがギシギシと音を立てて激しく揺れたかと思うと、小鳥遊は意識を失いそうになるほどの熱い快感を放出しながらふたりともビクビクと痙攣した。
冬の乳首に触れると、ビクンと冬の身体が爆ぜた。
…触らないで…刺激が…ぁぁ。
冬は荒い呼吸の中で囁いた。小鳥遊はゆっくりと拍動する肉棒を引く抜くと、冬のぽっかりと開いた穴から、白く艶やかな液体がタラタラと零れ落ちた。
「ガクさん…恥ずかしいよ。」
まだ呼吸が整わない冬がぐったりとしていた。
「あなたの全てを今は見て居たいんです。」
冬の敏感になった穴はヒクヒクと動くたびに、精液を吐き出しながら小さく縮んだ。それを眺めていると再び小鳥遊の下半身は滾り始めた。
「ガクさん…夜は長いから…いっぱい愛して欲しいの。」
冬の隣に横たわった小鳥遊は、冬の再び引き寄せ正常位にさせ、まだ乾かぬ入り口に再び腫れ始めたそれを突き刺した。
コーヒーの良い香りがした。慌ててキッチンに降りると、小鳥遊が食事を作っていた。
「ガクさんおはよう。昨日は本当にごめんなさい。」
冬にコーヒーを入れテーブルの上に置いた。その顔は起きたばかりだというのにとても疲れているように見えた。
目玉焼きにベーコン、ミルクにコーンフレーク。
「朝ごはんも…。」
「僕のことは心配しないで良いですから。冷めないうちにどうぞ。」
小鳥遊は向かい側の椅子に座り冬をただ静かに見つめていた。コーヒーカップから立ち上る、湯気を冬は暫くボーっと眺めていた。
「トーコさん?」
声を掛けると,ゆっくりと小鳥遊を見て
「頂きます。」
とても静かで平和な朝食だった。食べ終わり2人で食器を洗った。
「ガクさんが、キッチンに居るのはとても不思議な感じ。」
冬が洗い、小鳥遊がタオルで拭いた。
「あなたに全て甘えていましたから。」
冬は一笑したが、やはり怠そうに動いた。
「トーコさん疲れているなら、もう少し寝てきたらどうですか?ここは僕がしておきますから。」
「そう?お言葉に甘えて、お願いします。」
洗い物が沢山あるわけでは無かったが、
冬は小鳥遊の申し出を素直にききいれた。
冬はゆっくりと2階へと上がっていった。小鳥遊は洗い物が終わり、そっと寝室を覗くと冬は横になっていたが、眠っていなかった。
「大丈夫よ。心配しなくても、ガクさんを困らせるようなことはしないから。」
冬はちらりとドアを開けた小鳥遊をみて微笑んだ。
「僕が困るかどうかは僕が決めます。」
小鳥遊は大きなため息をついた。
…やはり 思い詰めていたのかも知れない。
冬はゆっくりと怠そうに体を起こした。
「あなたを赦すわ。」
突然の事に小鳥遊は驚いたが、
冬の表情からは何を考えているのか読み取れなかった。
「トーコさん。」
小鳥遊は冬の隣にそっと座った。
「ただし…条件があるの。」
小鳥遊の顔には戸惑の表情が浮かんでいた。
「日本に帰ったら…1週間に一度 私に手紙を書いて下さい。メールじゃなくて、手紙です。」
「手紙…?」
小鳥遊は少し驚いた顔をした。
「ええ。その週にあったことを何でも良いです。手術のことでも、食べた食事のことでも、昔話でも思い出でもあなたのことならどんなことでも良いから、思いついたことを書いて送って欲しいの。」
冬は姿勢を正した。
「私達が、日本に帰るまでの間ずっと。」
冬は再び小鳥遊の顔をじっと見つめた。
「あとは、性嗜好障害の治療を受け続けること。これがガクさんと私の関係を再構築する条件。」
冬の有無を言わせぬ態度に小鳥遊は何も言えなかった。
「治療は受け続けるつもりですけれど、何故手紙なんですか?」
「私たちのことをどんなに忙しくても思い出して欲しいの。」
「僕はいつもあなたたちのことを想って忘れたことはありません。あなた達のことを愛しているからこそ、どうしてあんなことをしてしまったのか未だに分からないんです。」
小鳥遊は、苦悶の表情を浮かべた。冬は諭すように静かに言った。
「ガクさん…それが分からないのであれば、きっと同じことの繰り返しになるわ。何故そうなってしまったのかを考えて欲しいの。」
「あの時は…。」
冬は小鳥遊の言葉を止めた。
「あの時のことだけじゃないの。あなたの子供の頃のこと、ご両親のこと…私、ガクさんのこと何も知らないから。」
冬はじっと小鳥遊を見つめていた。
「そんなこと聞いてどうするんですか。」
小鳥遊は冬が何を考えているのか良く分からなかったし、少々馬鹿らしいことだと思った。
「ガクさん…これは条件です。手紙と治療。」
冬は大きなため息をついて言った。
「判りました。約束します。」
冬の顔が少し赤いことに気が付いた。
小鳥遊は冬の頬に触れるととても熱かった。
「トーコさん あなた熱がありますよ。薬持ってきますから寝てて下さい。」
小鳥遊はキッチンへ戻り、水と薬、水枕、体温計を作って冬の部屋へと持っていくと、冬はウトウトと眠っていた。
「39度!あなたいつからですか?」
「んー。ここに帰って来てから…かな。血液データーは問題ないからただの風邪…だと思う。」
冬は怠そうに体を起こし小鳥遊から震える手で水を受け取ると薬と一緒に飲んだ。
「あなた本当に大丈夫ですか?」
…ガクさん…辛いから…添い寝して。
「僕が居たんじゃ、あなたが寝られないでしょう?」
冬は熱い手で小鳥遊を引っ張った。
「…私の隣じゃ寝られない?」
冬が掠れた声で意地悪く笑った。
「僕は嬉しいですけど。」
小鳥遊はベッドに横になると、冬は安心したように目を閉じた。
暫くすると浅く早い寝息が聞こえ始めた。
額に汗で張り付いた髪をそっと整えると、キスをし長い間冬の顔を静かに眺めていた。
+:-:+:-:🐈⬛+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+
冬が目が覚めると小鳥遊は隣に居なかった。熱も下がり、シャワーを浴びた。小鳥遊はリビングで本を読んでいた。
「トーコさん大丈夫ですか?」
「ええ。もう微熱だし、少し遅いけど外で食事をしましょう。」
小鳥遊がシャワーを浴びている間に、
化粧をしてドレスに着替えた。
レストランは車で30分ほどしたところにあり、ウォーターフロントで素敵な雰囲気の店だった。20時を過ぎても外はまだ明るかった。
「ここのお店、初めて来たんだけど、休日前は予約が取れないってみんな言ってたの。」
冬は少しはしゃいでいた。
「考えてみれば、ガクさんがアメリカに来た時に旅行らしい旅行ってしたことが無かったわよね。」
アイスティーを飲みながら冬はテーブルの上の小さなキャンドルを眺めた。それは風に揺れてふわふわと踊っていた。
「ええ。」
小鳥遊はメニューを眺めていた。
「でも、僕はトーコさんと部屋でゆっくりしているのが好きなので、平気です。」
ウェイターが注文を聞きに来たので、ふたりともリブアイステーキを頼んだ。これどうぞとガーリック・ビスケットを置いた。
「夏さんと華ちゃんが居るとゆっくりご飯も食べられないから、ここに来れて良かったわ。」
早速まだ温かいガーリック・ビスケットを冬はつまんだ。
「静さんは専門医は取れそうですか?」
小鳥遊もひとつとり半分に割って口に入れた。
「まだ少し時間が掛かりそうです。その間は私が大黒柱で頑張らないといけません。」
冬は静かに言ったあと、料理が運ばれてきて沈黙が流れた。
「籍のことなんだけど…。」
冬は静かに話し出すと、小鳥遊は静かにナイフとフォークを置いた。
「あなたは母に怒りを感じているでしょうけれど、私は良かったと思ってる。」
婚姻にこだわっていたのは、小鳥遊だけで冬は以前から事実婚を望んでいた。
「私はこのままで良いと思うの。今のままで不便は無いし。」
小鳥遊は驚かなかった。
「あなたにお任せします。貴女が静さんと婚姻関係になろうと、僕は何も言う資格はありません。」
…冬が最初から言っていたようにその方が良かったのかも知れない。
「今のところ静さんとも結婚するつもりも無いわ。」
冬はステーキを小さく切って口にいれた。
「そうですか。」
レストラン内は、カトラリーの音だけが静かに聞こえていた。
「ええ。」
小鳥遊はポケットの中から指輪とマンションの鍵を静かに取り出しテーブルの上にそっと置いた。
「いつでも帰ってきてください。」
冬はそれをしばらく眺めていた。携帯のメール着信音が聞こえた。今泉からだった。
夏と華の写真が添付されていた。丁度同じ時に小鳥遊のメールの着信音も鳴った。
「それきっと静さんよ。」
今泉はほぼ毎日子供達の様子を伝えて来てくれる。大変だから良いわよと言っても、僕が好きでしていることだからと送り続けてた。
冬はふたりの写真を小鳥遊に見せ再びメールに目を落とした。
「ドクター・ブラックが来ました。あなたのことがとても好きだそうです。」
冬は今泉に簡単に返信メッセージを送った。
「そう。」
冬は完全にメールに気を取られていた。
「あなたのことがとても好きだそうです。」
小鳥遊はもう一度言うと冬の顔を観察していた。
「そ…う…WWWHHHAAAAT? 」
冬の声が大きくて周りのテーブルの客がちらりと冬を見た。
冬が退院する前に、ネイサンは小鳥遊を呼び出していた。
冬は大きなため息をついた。
「だってネイサンには不特定多数の彼女がいるのよ?デリカシーが無いしどちらかと言えば嫌い。」
デートを何度も断った腹いせとしか冬には思えなかった。
「あなたと一緒に居ると楽なんだそうです。」
小鳥遊はネイサンの気持ちが良く判った。
「He is nuts!…で?」
小鳥遊は思わず噴き出した。
「僕にあなたと一緒に住む許可を求めてきました。」
冬は余りにもばかばかしいので返す言葉も見つからなかった。
「僕よりあなたの方が驚いているみたいですね。」
小鳥遊はこの状況を楽しんでいるように見えた。
「で…なんて言ったの?」
小鳥遊は笑っているだけだった。
「ちょっと…答えてよ。」
小鳥遊は冬が久しぶりに焦っている様子を見ているのを楽しんだ。
「何度もきちんと断ったのよ。黙ってればカッコいいのに、性格が残念賞。」
小鳥遊はのんでいたコーヒーを噴き出した。
「残念賞って。」
「毎日のようにご飯を食べに来て、弁当を作ってほしいとか、挙句の果てに彼女に追い出されたからって、暫く住まわせてほしいとか言うし。」
小鳥遊が楽しんでいることがありありと見えて冬はイライラしていた。
「で…住まわせたんですね?」
小鳥遊の誘導尋問だった。
「だって家に帰ったら居た…のよって…それもネイサンが話したの?」
冬はネイサンなら何でも話してしまいそうな気がした。
「いいえ…何もそれについては彼は言ってませんでしたよ。」
…あ。しまった。まずい。
「それについてお聞きしたいんですが、静さんがここに来る前ですか?」
小鳥遊はニンジンののソテーを食べながら聞いた。
「ええ…ってガクさん私の浮気を疑ってるの?」
冬は驚き、半分ほど食べていたステーキの皿に、ナイフとフォークを右端に揃えて置いた。
「いいえ。ただ興味が湧いただけです。」
ウェイターがコーヒーのおかわりを持ってきた。
「それで…ガクさんはネイサンに何て言ったの?」
「勿論、駄目だと言いましたよ。」
冬がほっとした表情を浮かべた時に、ウェイターがやってきてふたりにデザートのオーダーを訊いた。
+:-:+:-:🐈⬛+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+
家に戻りふたりでソファーで寛いだ。小鳥遊はテレビのニュースを見ていたが、冬はゆっくりと入浴し、風呂からあがるとベッドに倒れ込んだ。
横になったまま、結婚指輪をはめて手をかざしてみた。久しぶりで違和感を感じた。
…疲れた。
いつの間にか寝ていたらしい。真夜中にドアの開く音が聞こえ、小鳥遊が寝室へ静かに入ってきた。眠気が抜けず、トロトロと眠っているとベッドの端が沈み、大きな手が冬の顔にそっと触れた。
…ガクさん。
「ガクさんは窃視の趣味もあったのね。」
冬は寝返りを打って微笑んだ。
「毎晩こうやって覗きに来てたの?」
小鳥遊は冬の髪を撫でていた。
「毎晩ではありません…昼間の時もありますから。」
冬は笑った。
「夜勤明けの時ね。」
冬がベットの中央から端に寄ると小鳥遊は冬の隣に寝転がった。
「まぁそんな感じです。」
冬は小鳥遊の頬に優しく触れると静かに冬の腰を引き寄せた。二人の心臓の音が重なって聞こえた。
「ガクさん頻脈です。」
冬が小鳥遊の胸に耳をつけた。
「僕もそうかも知れませんけれど、あなたもですよ。」
冬の手首にそっと触れて笑った。至近距離で長い間見つめあった。お互いの懐かしい香りを楽しんでいた。
「嫌いになろう、忘れようと思ってもどうしても忘れられなかったの。」
小鳥遊の濃く長いまつ毛はなだらかなカーブを描き、茶色の瞳の周りを取り囲んでいた。
「トーコさん。」
…ガクさんの素敵な高い鼻。
いつもキスをする時に気になっていた。小鳥遊の形の良い高い鼻は、どうしてキスをする時に邪魔にならないのだろうかと。
その身体に触れていたかった。冬の居場所はいつも小鳥遊の胸の中だったから…。
「離れればいつもみたいに忘れられると思ったの。」
半年前より少し痩せてしまった小鳥遊の頬に優しく触れた。
「あなたの声も、肌も、髪も全てが恋しかった。」
冬は少し躊躇した様子で顔を近づけた。小鳥遊はそれを迎え入れるように冬の頬を両手でおさえて、長く甘い口づけを何度もした。
「あなたを悲しませてしまって…ごめんなさい。」
キスが終わると再び激しいキスと優しいキスを交互に繰り返した。
「あぁ。」
キスの合間にため息が漏れ、小鳥遊は背中のブラのホックを外した。そしてシャツをたくし上げ、ブラと一緒に脱がせた。
「あなたのことを忘れたことは一度もありませんでした。」
そこには白く柔らかな乳房があり、乳首は期待と緊張で硬くなっていた。小鳥遊もシャツを脱ぎ、肌と肌で直接抱き合った。
「あったかい…。」
冬が囁くように言って、小鳥遊の首に腕を回した。小鳥遊の両手は冬の胸の上に置かれて、柔らかい乳首は指の間に揉まれた。
…ああ。
淡く甘い声が冬の口元から零れた。キスをしながらお互いのズボンを脱がし、ベッドの上で二人は全裸になった。
まるで付き合って初めてのセックスのように冬は緊張していた。
「僕を…また愛してくれますか?」
冬のことを切なく見つめながら囁いた。
「いつも…愛してるわ…腹立たしいぐらいに。」
小鳥遊は微笑んだ。
「いつもそれを忘れないで…ほしいの。」
小鳥遊は冬の首筋を唇で吸いながら、そのくぐもった声を聞いていた。
キスの音がするたびに、白い肌に赤い花が咲いたように斑点がついた。
「僕が愚かでした…あなたは僕のことをいつも愛してくれていた。」
唇はそのまま迷うことなく冬の硬く弾力のある乳首に吸い付いた。温かな手が冬の背中を優しく撫でていた。
「この髪も…皺も…唇も、いやらしいその指も全部。私だけのものにしたい。」
冬は硬い少しグレイが混じった髪を梳きながら熱い吐息の混じった甘い声で囁いた。
「僕の全ては…あなたのものですよ。」
低く澄んだその言葉は、冬の気持ちまで高めた。
「愛している。」
小鳥遊が触れる場所全てが、まるで火傷をしたかのようにピリピリと痺れた。
そしてそれは、全身へと淡い刺激を誘い、産毛が物言わぬ快感を知らせた。
「僕も…愛してます。」
少し引っ張る様に、いやらしい音をわざと立てて冬の反応を楽しんでいた。
胸の上の突起は吸われ、放されるたびにその存在をプルプルと振動し硬くなり、小鳥遊を興奮させた。
「あぁ…ぁあ。」
冬に横を向かせると臀部、太ももに触れながら、下腹部へと指を這わせていく。
ふたつの肉丘はとても温かく湿っていて、割れた隙間に指を差し込むと、たっぷりと蜜を含んでいた。
「ほら…こんなに濡れてる。」
指を蕾と入り口の間で優しく前後させた。反対側の手は胸を持ち上げるようにしっかりと掴み、その人差し指の腹で乳首の先端で小刻みに滑らせていた。
「あぁ…もっと私に触って…。」
冬は太ももの間に硬く熱をもった肉棒を挟み込んだ。
「トーコ…あなたの全てが恋しかった。」
小鳥遊はゆっくりと腰を動かすと、冬の脚の間のそれはますます膨れ上がった。
小鳥遊の先から零れ落ちる滴と冬の蜜で太ももは濡れ、小鳥遊が腰を動かすたびに、ぬるぬると粘着度が増した。
「感じる…。」
冬がため息を漏らした。花弁の中の蕾は潤いを増し、指で弄ばれて小豆のように硬く大きくなった。蜜のたっぷりと詰まったそこに指が1本、2本、3本と滑り込んでいく。
「こんなに濡らして…僕を待ってる。」
小鳥遊の荒くなった息が、耳元に掛かった。膣の絞扼を感じるとその指を早めた。
「ほら…トーコの身体は僕の事を覚えているみたいですよ。」
冬の腰が快感から逃げようとくねくねと動き始めた。
「あぁ…感じる…気持ちいいの。」
冬が吐息交じりに呟いた。
「そう…気持が良いんだね…もっと見せて下さい。」
小鳥遊の指は乳首を指の腹で潰し、引っ張りながら、下腹部の手は激しく動き始めた。
「あっ駄目っ…イッちゃう。」
突然目の前に現れた、高まりを感じた冬は抵抗できず、快感に絡め取られ強い力で押し流された。
「イク…イクぅ…あぁぁん。」
押し殺すことが出来なくなった冬の声が部屋に響いた。
「もっと甘い声を…聴きたい。」
ビクビクと痙攣する冬に再び激しい刺激を何度も与えた。
「あぁ…駄目…イッたばかりなのに、またイクぅぅ…うぅぅ。」
耐えられず前かがみになる冬の背中、突き出されたお尻、曲げられた膝に小鳥遊は後ろからしっかりと自分の体を押し付けた。
「イって…僕の胸の中で何度も…あぁ。」
リズミカルに蠢き、冬のザラザラとして少し膨れた入り口に近い部分を必要に何度も攻めた。
「ほら…ココ。トーコさんが大好きな場所でしょう?」
小鳥遊の前では、快感から逃れて休む術も無く喘ぎ続けなければならなかった。
「いやぁぁ…おかしく…なっちゃう…。」
抑制が効かなくなった大きな喘ぎ声は、冬に強く激しい快感の波が何度も襲い掛かっていることを示していた。
「可愛いよ…僕のトーコ。もっと感じで…エッチな声を…もっと聴きたい。」
冬はふらふらと小鳥遊から体を離すと、四つ這いになりお尻を突き出して哀願した。
「駄目…もうガクが欲しい…とっても欲しいの…我慢できないの…挿れて…私に挿れて…。」
それを見て小鳥遊は今までに感じたことが無いほどの興奮を感じた。
「自分から欲しがるなんて…それになんていやらしいカッコをしてるんだ。」
小鳥遊の声も上擦り、欲望が自分の意志とは関係なく今にも噴き出しそうで、思わず手で肉棒の根元を手でしっかりとおさえなければいけない程だった。
「僕も…トーコの中に…いっぱい出したい…。」
冬の腰を大きな手で掴み、魅惑の穴に押し入った。ぐちゅぐちゅと音を立てながら、穴は小鳥遊を咥え込んだ。
「そんなに僕が欲しかったんだね。」
温かい壁に包まれた小鳥遊は、動いたらすぐに射精してしまいそうだった。奥の奥まで差し込むとふたりとも同時に声をあげた。
…ああ。
「ぬるぬる…して…僕を締め付けてる。」
冬は待ち切れず自分で腰を前後に動かした。
「トーコ…ちゃんとおねだりしてごらん。」
これ以上冬を虐めたら、自分も果ててしまいそうな気がした。
「お願い…深くついて…私を…満たして。」
「…あぁ。」
小鳥遊はゆっくりと大きく動き始めると、冬は嬌声を挙げた。
…あぁ…もう…イク…また…イッちゃう。
「トーコ…いっぱい…出るよ…ほら。」
小鳥遊が激しくつくたびに、冬の臀部がふるふると揺れた。
冬の膝ががくがくし始めると、小鳥遊は腰を突き出すようにしたまま、冬が大好きな深い部分をぐりぐりと掻きまわす様に攻めた。
…うぅう…。
「僕も…あっ…イク。」
ふたりの喘ぎ声が、部屋に大きく響き、ベッドがギシギシと音を立てて激しく揺れたかと思うと、小鳥遊は意識を失いそうになるほどの熱い快感を放出しながらふたりともビクビクと痙攣した。
冬の乳首に触れると、ビクンと冬の身体が爆ぜた。
…触らないで…刺激が…ぁぁ。
冬は荒い呼吸の中で囁いた。小鳥遊はゆっくりと拍動する肉棒を引く抜くと、冬のぽっかりと開いた穴から、白く艶やかな液体がタラタラと零れ落ちた。
「ガクさん…恥ずかしいよ。」
まだ呼吸が整わない冬がぐったりとしていた。
「あなたの全てを今は見て居たいんです。」
冬の敏感になった穴はヒクヒクと動くたびに、精液を吐き出しながら小さく縮んだ。それを眺めていると再び小鳥遊の下半身は滾り始めた。
「ガクさん…夜は長いから…いっぱい愛して欲しいの。」
冬の隣に横たわった小鳥遊は、冬の再び引き寄せ正常位にさせ、まだ乾かぬ入り口に再び腫れ始めたそれを突き刺した。
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