小鳥遊医局長の結婚

月胜 冬

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前妻

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かいの具合が、朝から悪かった。

「風邪だと思うんだけど、鼻水と咳で苦しそうだから、ちょっと小児科に受診してきます。」

冬は小鳥遊を送り出した後、
バタバタと支度を始めた。

「華ちゃんは僕が見ているから、いってらっしゃい。」

華は冬の顔を見ると抱っこをせがんだが、
また後でねと言って、家を出た。

携帯に、メッセージと留守電を入れたが、折り返し掛かってくる様子は無かった。

…病棟か医局ね。

病院のスタッフだと少し早めに見て貰えるので、小鳥遊と連絡を取りたかった。医局に寄ると、小峠と高橋が居た。

「月性さん!」「あ…月性ちゃん。」

…あ…嫌のが居た。

「久しぶりだねぇ。あ…息子さん?小鳥遊先生にそっくりだ。」

高橋が夏の顔を見て言った。

「あの…小鳥遊はどこにいるか判りますか?」

何となく夫と言うのが恥ずかしかった。

「息子の受診で小児科に電話して欲しかったんですけれど…。」

「ああ…じゃあ僕が代わりにしますよ。」

そういって高橋が小児科に電話を掛けに行った。

…嫌な禿が残った。

「月性ちゃん。元気~?アメリカの暮らしはどぅ?」

かいを覗き込んで言った。

…止めろ。禿がうつる。

「ええ…余り変わりませんけれど…。」

…高橋…早くしてくれ。

「知ってる?今泉先生辞めちゃったんだよ。」

「ええ…小鳥遊から聞きました。なんでもアメリカで専門医になるとかで…。」

高橋が戻ってきたのをみてほっとした。

「外来ずっと電話中だから、小児科に直接声かけに行っていますね。」

あ…じゃぁ良いです…と言ったが、大丈夫ですからと言って、医局を飛び出していった。

「ふふふっ。アメリカで月性さんは、元彼氏と密会してたりして。」

…密会どころか一緒に住んどるわ。

「そう言えば、良く小鳥遊のマンションで飲んでたみたいですね…女の子呼んで。楽しかったみたいです。」

冬はかまをかけた。

「あ…ばれちゃった?小鳥遊先生は、女の子にモテても月性さんに夢中だから平気だよぉ。サキちゃんとハルカちゃんの誘惑にも負けなかったんだから。」

…あれ?こいつは…何があったのか知らないのか。

「浮気心配だよねぇ…小鳥遊先生渋いから。」

…うっさい。そんなことお前に言われなくても判っとるわ。

「月性さんもなんか…人妻って響きもエッチだよねぇ。」

…相変わらずの、キモさ通常営業中か。

「あっ。そう言えば皮膚科の女医さんってどうなりました?」

…そんなお前には、DQN返しだ。

「あーっそんなこともあったねぇ。もうあの人結婚しちゃったよ。」

…色々貸しがあることを忘れるな。

「傷害事件を起こすような人と切れて良かったじゃ無いですか。」

…あの時派手に切られれば良かったのに。

「だーよーねぇ。そうだ♪いつまでこっちに居るの?そのうち遊びに行っちゃうかも♪」

…げっ。こいつ来る気だ。

「子供居るし煩いからゆっくりも出来ないでしょうし、お越しいただかなくても結構です。」

冬はきっぱりと言った。

「ねぇねぇ…ここだけの話、なんで今泉先生と別れちゃったの?もしかして僕とも被ってた?」

…誰もいないことを良いことに、聞いてくんな。

「何でそんな昔のことを気にするんですか?」

「何でって…僕、月性さんのことホントに好きだったんだよ。」

…駄目だ。

「私は何とも思っていませんでした。」

…早く高橋先生帰って来て。

「そんなはっきりと酷いなぁ。」

小峠の舐めるような視線に吐き気すら催した。

「酷かったのは小峠先生でしょう?酔った私をホテルになんて連れ込んで。」

…そうだあの出来事から始まった。

「僕たちのことって…小鳥遊先生は知ってるの?」

…黙れ 早撃ちマック。

「さぁ…どうでしょう?」

小峠は意地悪そうな顔をした。

「でも…僕とも寝て、今泉先生に小鳥遊先生でしょう?」

…改めて聞くと確かに節操ない…けど。

「これを知ったらどう思うだろうねぇ。僕たちの関係を言える訳ないよねぇ。」

夏の鼻水を拭うとむずがって泣いた。

…禿で、キモくて、卑怯だ。

「小鳥遊や今泉先生を困らせるようなことがあったら…私、怒りますからね?」

冬は小峠を見据えた。

「月性ちゃんが?…僕を脅かしているの?」

小峠は意地悪く笑った。

「ええ…もしも私に関わる人達を傷つけたら、許さないから。」

冬は無表情で小峠を見ていた。高橋が戻ってきた。

「今すぐなら見てくれるそうです。」

「どうもありがとうございます。じゃあ小峠先生宜しくお願いしますね。」

冬は高橋にお礼を言い、小峠に念を押した。

「じゃぁまたねぇ…あ…そういえば、小鳥遊先生、さっきロビーで綺麗な女性と話をしてたよぉ。」

小峠は意地悪く笑った。

…相変わらず。嫌な奴だ。

小児科は受付の前を通ってロビーの横を過ぎたところにあった。

ロビーを横切ると、丁度、小鳥遊が泣いている綺麗な女性の肩を抱いているところだった。

…あっ。首に手を回した!しかもこんな目立つところで。

二人は丁度別れるところだったらしい。冬は慌てて小児科へと向かった。

…何で私が逃げなきゃいけないのよ。

小児科へ行くとすぐに呼ばれた。

「咳止め出しておきますね。」

診察はすぐに終わった。丁度入れ替わりで小鳥遊がやってきた。

「トーコさん!」

夏が、鼻水と咳でゴホゴホしながらも小鳥遊を見つけると抱っこをせがんだ。

「パパ!パパ!」

「駄目よ…お父さんお仕事中だから。」

冬は慌てて言った。

「子供の風邪はうつると酷いわよ?」

大丈夫だよとかいを抱っこすると、
脚をバタバタさせて喜んだ。

「あなたが医局を出て行ったばかりだと聞いたから。」

「高橋先生にお礼言っておいて下さいね。小児科まで走ってくれたの。」

「夏さん。パパにバイバイしましょうね。」

夏を抱くと、ベビーカーに乗せた。

「今日は、早く帰りますから。」

「大丈夫。心配しないで…静さんも居るし…じゃぁね。」

いつもならハグとキスをして去る冬だったが、今日は何もせずに去っていった。

🐈‍⬛♬*.:*¸¸

「小鳥遊先生にお客様です。」

偶然取った受付からの電話だった。朝の回診が終わり、これから各自が外来へ降りる予定だった。

「どなたですか?」

その名前を聞いて少し驚いた。

「ロビーで待っていて貰ってください。」

小峠に、ちょっとお客さんが来ているので、30分程空けますと、病院の受付へと降りた。

「小鳥遊先生にお客さんなんて珍しいな。」

小峠の独り言だった。受付に声を掛け、ロビーへ行くと女性が待っていた。それはとても懐かしい顔だった。

「ガクさん。お久しぶりです。」

背の高い女性は上品な顔立ちをしていた。

「お久しぶりです。カエさん。」

向かい合わせでふたりはソファに腰かけた。
カエは、小鳥遊の結婚指輪をちらりと見た。

「あなたが…結婚するなんて。噂で聞きましたけど、本当だったんですね。」

「ええ。」

「この間、地下街で子供さんと奥様を連れていらっしゃるのを見かけたから。」

…あ。あの時か。

「あなたも、産科医と結婚されたと伺いましたが…。」

カエは実年齢よりも随分若々しい感じだった。

「はい…もう3年程になります。」

身なりも綺麗で裕福な生活をしていることが、持っているものから見て取れた。

「そうですか…。幸せそうで良かったです。で…今日はどうしたんです?」

カエは身を正した。

「ちょっとここではお話し出来ないので、もし良ければ私の宿泊してるホテルにお越し頂けないでしょうか?」

小鳥遊は眉を顰めた。

「今ここで概要だけでもお話し頂けないでしょうか?」

カエは要件を簡単に話し、ホテルの名前、部屋と携帯の番号を書いて小鳥遊に手渡した。

「こちらに3日ほどおりますので、お返事を頂ければと思います。」

「カエさん。この件に関してお受けできません。」

「ええ…判っています。なので今お返事を頂かなくても結構です。少し考えてからで結構です。無理なお願いだとは判っています。」

「しかし…。」

「一度は…愛し合った仲ではありませんか…。」

カエは立ち上がったものの、泣き出した。

「カエさん。無理です。あなたのお役に立てずに済みません。ホテルには行きませんから。」

思わず近寄ると、カエは小鳥遊に抱きついた。

…お願いします。

そして涙を拭きながらカエはその場を立ち去った。

🐈‍⬛♬*.:*¸¸

「トーコさん早かったですね。」

今泉が玄関に顔を出し、夏を抱き上げた。

「ええ…ガクさんが居なかったので、脳外の高橋先生にお願いしたんです。」

靴を脱いで、荷物をダイニングへと運んだ。

「ふーん。」

そしてキッチンへ行き、夏の薬を準備した。

「で…なんでトーコさんはイライラしてるの?」

今泉は静かに冬を観察していた。

…なんで判るの?

「そんな…イライラなんてしてないわ。」

元気な華がにこにこしながら足元に寄ってきて抱っこをせがんだ。

「だって、眉間に皺が寄ってるよ。」

今泉は笑いながら、華を抱っこした。
冬は慌てて自分の額に触れた。

「えっ。」

小鳥遊のことを信用していない訳では無いが、あんな場面を見せられて心が騒がない筈は無かった。

ただ自分がやきもきしているのを今泉に知られるのが、嫌だった。

「あはは…引っかかった。お昼は僕が作るから、夏さんの面倒を見てあげて。」

今泉はそういうと、靴を脱いだばかりの冬の額にキスをした。

「子供達がお昼寝したら…僕と良いコトしよ?」

その笑顔はまるで子供を宥める様だった。



🐈‍⬛♬*.:*¸¸

「ただ今 帰りました。」

小鳥遊が家に帰ると、冬が風呂に入っていた。

「あ…おかえりなさい。食事テーブルの上に置いてありますよ。」

子供達を寝かしつけて、ひとりで寛いていた今泉が声を掛けた。そして、いつもなら小鳥遊のネクタイを外して一緒に風呂に入る筈の冬が先に風呂に入っていることを今泉が告げた。

「今日トーコさんと病院で喧嘩でもしたんですか?」

「え?何でですか。」

小鳥遊は、自分の寝室へ行き着替えダイニングにやって来た。

「トーコさん、病院へ行ってから機嫌が悪いから...。」

昼間のカヤのことを思い出した。

「知り合いと会っているのを見られたからですかね。」

小鳥遊はラップが掛かった、煮物を電子レンジで自分で温めながら言った。

「えっ。女のひと?」

今泉が大きな声を出した。

…どうしてこうもこの男は勘が良いんだ?

「いや…今日突然ロビーに呼び出されたんですよ。」

「さっき聞いたときには、夏さんのことで小峠先生と医局でふたりっきりにさせられたことを怒ってるんだと思ってたんですけど…。」

ソファーで足を延ばしながら、
テレビを観ていた今泉が振り返っていった。

「トーコさんに会った時には、そんなこと何も言ってませんでしたよ。…あ…でも小峠先生が知ってて伝えてたのかも知れません。」

あーあ僕知らない…。今泉が楽しそうに笑った。

「お風呂あがったら彼女の顔みて下さい…眉間に皺寄せてますから。

冬は風呂からあがると、ガクさんおかえりなさいと言って、そのまま洗面所で歯を磨いた。

「洗い物、台所においといて下さい。もう明日の朝しますから。」

そういうとさっさと小鳥遊の寝室へ入った。その眉間には今泉が言ったように確かに深い皺が寄っていた。

今泉は寝室のドアが閉まるのを確認してから、

「あ…怒ってても一緒に寝るんだ。」

と笑って再びテレビを観始めた。



🐈‍⬛♬*.:*¸¸


「トーコさん」

小鳥遊は風呂に入り、寝室へとやってきた。

「あの…今日僕が会っていたのは…前妻です。」

暫くの沈黙の後

「そう…。」

冬は小鳥遊に背中を向けたままだった。こんな時にはベッドが広すぎる気がした。

「実はお願い事をされまして…。」

「円満離婚したんじゃ無かったんですか?」

冬はブランケットをもぞもぞと首まで引き上げた。

「ええ…。ただ今回のお願いは別でして。内緒にするつもりはなかったんですけれど。」

「偶然みちゃったのよ。あなたと公衆の面前で抱き合っているところ。」

…やっぱり。そうか。

「今はギネのドクターと再婚してます。」

「再婚して幸せに暮らしていらっしゃる前妻さんが、ガクさんにどんな御用があったんでしょう?」

冬は不愛想に背中を向けたまま言った。

「ちょっとしたお願いをされたんです。」

はっきりと断ったことだし、細かいことは言わない方が良いと小鳥遊は思った。

「そう…。」

「勿論断りましたけれど。」

「で…サキちゃんとハルカちゃんって誰?」

小鳥遊は一瞬それが誰か判らなかった。

「…あの時の…女の子達です。」

…一体…あいつは冬に何を吹き込んだんだ?

小鳥遊は小峠が何を話したのか気になった。
冬に無用な心配はかけたくなかった。

「ねぇ…だいぶ前だけど、彼女たちの連絡先って判る?」

…これから先も同じことがあっても私はいつも傍に居られない。

冬は少々気になる事があった。

「探してみます。トーコさん…怒ってるんですか?」

…無いって言わないってことは、持ってるな。

思わず笑いが込み上げてきた。

…据え膳喰わぬは男の恥。まさに本能。

小鳥遊がすぐ後ろに体を寄せてくる気配を感じた。

「いいえ…ただちょっと彼女達に確認したいことがあるの。」

…独占欲?都合の良い話だけど。

冬は自分でも良く分からなかった。

「じゃあ何でキスもしてくれないんですか?」

小鳥遊はいつになく遠慮がちに冬の身体を自分に引き寄せた。

「大丈夫…ただの嫉妬だから。」

冬はくるりと向きを変えて小鳥遊を見た。それを聞いて少しホッとした様な,それでいて押し寄せてくる不安にいまだに苛まれ懐疑的で複雑な表情を浮かべた。

「あなたが何を考えているのか…判らないと、僕は不安になるんです。」

「判ってる。」

冬はため息をついた。

「あなたをもう2度と失いたく無いんです。」

自分が招いたとはいえ、冬を再び失うのでは無いかという抗いようの無いあの時の悲しみや恐怖。

小鳥遊はいつも冬が傍にいる事を確認したかった。身体を強く抱きしめ、深呼吸をして香りを嗅いだ。

「私だって同じ…でももう心配するのはやめようと思う。ガクさんが好きだし、信じてるから。」

冬はゆっくりと振り返り、いつものように小鳥遊の胸に顔を埋めた。


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