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それぞれの悩み
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――― 病院の医局納涼会。
「流石の小鳥遊先生も断れなかったようですね。」
外科医局長が笑っていった。
「ええ…まぁ。」
…院長も居るしすぐに帰るわけにもいかない。
小鳥遊は憂鬱だった。この後は、2次会で医師同士で集まり、クラブやバーそして皆で高級ソープへ行くのが通例だった。
一番の年長で、次期院長か副院長と噂される外科医局長が居るので、渋々付き合う医者も居た。
「藤田医局長…。」
医者の中で、藤田を見つけた。
「やぁ。小鳥遊先生。」
「お久しぶりです。」
外科医局長に藤田隆は、連れまわされていた。
「隆先生…大変そうですね。」
各科の医局長へ挨拶を外科医局長とともにしている。
「外科医局長のワンマンにも困ったものです。」
「隆先生大丈夫ですかね?」
小鳥遊はウーロン茶を飲んでばかりいた。
「ええ大丈夫だと思いますよ。彼も飲んでいるふりをしてますが、素面ですから。」
見渡してみると、酒を飲んでいなさそうな医者が何人かいた。
「そうでしたか。」
「妻が迎えに来てくれることになってます。一緒に帰りますか?」
二人とも他の医者の様子を眺めていたが、そろそろ2次会へ移動する時間だった。
「それは助かりますね。では隆も一緒に。」
ひと通り挨拶が済み解放された隆がこちらへ向かってくるところだった。
冬から下の駐車場にいるとメッセージが入った。
「では…行きましょうか。」
三人は静かに歩き出した。
誰にも見られずに、ホテルの駐車場まで来ると、車が待っていた。
中から冬が顔を出した。
「あ…隆先生。お久しぶりです。覚えていらっしゃらないかも知れませんけど。」
小鳥遊は助手席に、二人の藤田は後部座席に座った。
「麻酔科の藤田先生もご無沙汰しています。どうせ皆さんお食事されていないんでしょう?母が食事をご用意してますので、ぜひ我が家に寄って下さい。」
冬はバックミラーを見て言った。
「ええまぁ。」
と藤田が笑った。
「でも突然お邪魔じゃないでしょうか?」
隆が言った。
「おふたりとも明日お休みなら是非どうぞ。宜しければ泊まって下さっても構いませんよ。」
小鳥遊は嬉しそうに言った。何も相談はしていなかったが、春と冬の気遣いが嬉しかった。
「では…お言葉に甘えて…。」
藤田は妻に帰りが遅くなると電話をしていた。
「今度、藤田麻酔科医局長と一緒に働くそうですね。いつからですか?
バックミラー越しに話しかけた。
「ええ…まだ少し先なんですけれど、何故か外科医局長に連れまわされてしまいました。」
いつもは、不機嫌そうな隆だったが、緊張が取れたのか少し穏やかな表情になった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「あらあら皆さん。どうぞ。」
マンションへ帰るとすぐに春が出てきた。
「あ…れ…。」
藤田は冬と春の顔を交互に見た。いつもびっくりされるんですけど、母ですと冬は笑った。
「藤田先生…いらっしゃい。隆先生お久しぶりです。」
今泉も顔を出した。なんのお構いも出来ませんけれどと言いつつ、軽食とワインやビールなどの準備が整っていた。
「パパ!」「マミーおかえり。」
子供達もまだ起きており、小鳥遊を出迎えた。
「今泉 華と小鳥遊 夏です。」
冬と春が抱き上げて紹介した。
「おお…この子たちが。」
ふたりとも寝かせてくるから、あなたお給仕お願いねと春は子供部屋へと連れて行った。
「今泉先生…あなたは全く変わらないですね。」
今泉と隆は数年間、一緒に働いたことがあった。
「そういわれると、褒められているんだかけなされているんだかわかりません。」
子供達にお休みのキスをしながら今泉は笑うと、あなたが父親になるなんて僕も歳をとるわけですと言って隆が初めて笑った。
先ほどの医局会での様子とは、全く違う隆の雰囲気に小鳥遊は驚いた。
「あなた方の事情を知って、少し働きやすくなりそうです。」
隆が笑った。
「なかなか…大変でしょう?」
冬が小皿を配りながら言った。
「ええ…公には出来ません。」
隆は藤田の肩をギュッと掴んだ。
「僕とトーコさんは、アメリカに住んでいるので、今は大丈夫ですが、3人で働いていた時は結構大変でした。」
今泉が笑った。
「何言ってるの!自分でばらしておいて、あの後すぐに、CNNのことがあって、大変だったこと覚えて無いの?」
冬呆れたように言った。
「はははは…そうでしたね。」
藤田は笑った。
「よく20年以上も続けていられますね。何か秘訣はあるんでしょうか?」
小鳥遊が藤田にビールを注ぎながら言った。
「いつも辛抱強く待っていてくれる隆とタエのお陰です。」
ふたりは見つめあって微笑んでいる。
「あら…それはそれは御馳走さまです。」
冬は小鳥遊と今泉の間に座って、冷やかした。
「いえ本当のことですから。」
隆は今までで一番嬉しそうな顔をして微笑んだ。小鳥遊は頭では理解していても、知り合いにそのような関係の人は居なかったので少々緊張していた。
「いつまでも仲が良くて羨ましいです。」
冬が隆にビールを勧めると、あどうもとコップを差し出しだした。
…男女のカップルと同じ、若しくはそれ以上の深い絆。
「今泉先生は日本へはいつ戻られるのですか?」
藤田医局長が聞いた。
「あと2年ぐらい…はアメリカで修業をしようと思っています。」
春が子供達を寝かしつけて戻ってきて、私も少し頂こうかしらと行って、ワインを飲んだ。
「離れ離れで…寂しくないんですか?」
隆は静かに聞いた。
「寂しくないと言えば嘘になります。でも僕はそうするしか無いですから。それに…」
小鳥遊は愛おしそうに冬を見つめた。
「待つことには、もう慣れましたから。」
今泉はそれを聞いて笑った。
「ガクさんの忍耐力には脱帽するよ。」
小鳥遊は冬と今泉の顔を交互に見て言った。
「惚れた弱み…で、僕に選択の余地はありませんでしたから。」
冬の頬に優しく触れた。
「だって…どちらかなんて選べない。」
冬は苦し気に目を伏せた。
…そのことで一番悩んでいるのは、冬だ。
小鳥遊もそれは判っていた。
「大丈夫だよトーコさん。僕は判ってるから。」
今度は今泉が冬の肩を優しく撫でた。
「藤田先生は…苦しくなることはありませんか?」
冬は藤田医局長の目を真っすぐに見ていた。
「ありますよ…二人に無理をさせていると、いつも。」
やっぱり藤田もそうだったのかと冬は思った。
「楽しさも2倍、苦しみも2倍…そして責任も。」
冬ははっとした。
「責任も…2倍。」
冬が考え込む姿を見て今泉は慌てた。
「さ…トーコさん、春さんも来たことですし食べましょう。」
その様子を藤田はじっと見ていた。春が酔い陽気になり、冬が窘め、今泉が茶化す…いつものパターンになり、和やかな雰囲気の中食事会は終わった。それぞれ連絡先を交換した。
「また伺っても良いですか?」
小鳥遊は驚いていた。いつも苦虫を噛み潰したように不機嫌そうで、人付き合いも悪そうな隆が聞いてきたからだ。
「ええ…いつでもお越しください。」
小鳥遊はにこにこしていった。藤田は冬に向かって優しく微笑んだ。
「何か困ったことがあったら、相談に乗りますよ。」
「はい。今日はお話が出来て良かったです。」
冬は深々と頭を下げた。そんな大げさなと言って藤田が笑った。
「お越しになるときにはぜひ連絡くださいね。お食事作ってお待ちしてますから。あとこれは奥様に…」
春が名刺と自分が書いた料理の本を渡した。
「あっ…いやだ…ちょっとお母さん。恥ずかしい。」
冬は慌てたが、妻も喜ぶと思いますと藤田は受け取った。
「ありがとうございます。お邪魔しました。」
ふたりは挨拶をしてタクシーで帰っていった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「ねぇトウコさん。僕もしてみたい。」
小鳥遊が当直なので久しぶりに冬は今泉と一緒に寝ていた。
「何を?」
今泉が携帯の動画を冬に見せた。そこには今泉が留守の間に小鳥遊とブランコで愛し合っているあの長い日の動画だった。
「ちょ…なんで?」
冬が携帯をとりあげようとすると今泉はさっと隠した。
「僕たちは楽しいことがあるとシェアすることにしてるんです。」
今泉はベッドに再び横になった。
「私は何も聞いてないわよ?」
どうやらひとりの時には、その動画を嬉しそうに観ているようだった。
「僕とガクさんの趣味は似てるんだ♪僕はラッキーだ!」
「そういう事では無くって…。」
今泉は冬のパジャマのボタンをひとつずつ外した。
「また3人でしたい♪ねっ…お願い。」
今泉の温かい手が、胸の上を滑り始めた。
「ガクさんに頼まれたの?」
パジャマを片袖ずつ脱がせると、自分のTシャツを脱いだ。
「ううん。違うよ。」
そして、冬の下着の中に手を入れてゆっくりと脱がせ、自分も全裸になった。
「僕がしたいの。」
柔らかな肌を確かめるように強く冬を抱きしめた。
…温かい。
「ねぇ。お願い…。」
首から肩へと今泉の華奢な指は何度も往復した。
「そんなこと言ったって…ガクさんの都合もあるでしょう?」
…まぁ喜んで参加すると思うけど。
「じゃぁメールしてみる。」
今泉はすぐにメッセージを送り、サイドテーブルに携帯を置くと、蕩けそうなフェザータッチで再び冬の肌を愛で始めた。
「また三人が暫く離れ離れになっちゃうから記念に♪」
今泉の甘いフローラルの香りは冬を酔わせた。撫でられるたびにぞわぞわと皮膚が反応した。
「トーコさんの身体は正直だね。少し触れただけでこんなに…。ではここはどうなってるかな。」
下腹部へとのびた指は、二つの温かい肉丘の間へと忍び込んだ。
…あっ。
「ほら…。」
蜜でぬめぬめとし始めた部分は、スムーズに今泉の指を受け入れた。
「あ。」
冬に見せたその指には蜜が絡みついていた。音を立ててそれを舐めた。
「舐めたい…。」
今泉は冬の下腹部に顔を埋めた。
「ちょ…。」
ふたつの肉丘の間を舌でなぞった。
「あぁ…そんな…とこ。」
舌はチロチロと花弁の間を行き来して強い刺激で翻弄させた。
舌と指で責められて、冬の大腿部がピクピクと動いた。
「あ…駄目。」
「ここは駄目っていってないよ。」
蜜が滴りそうなそこを眺めながら嬉しそうだった。
…グチュ…グチュ。
今泉の指はリズミカルに冬の縁を滑るように刺激した。
「あ…あ…。」
「いやらしい音がしてる…こんなに濡れて。」
花弁の中の蕾は艶やかに膨れていた。
「静さん…がそんなこと…するから…。」
スパイクのように皮膚に伝わる刺激は、蜜をさらにあふれさせた。
「挿れていい?」
荒い呼吸の間で冬は頷いた。硬くなったそれで冬をじわじわと満たしていく。
――― メールの着信音。
今泉は手を伸ばして携帯をとった。
「あ…ガクさん。ぜひしたいって。」
…やっぱりね。
「じゃぁ私もお願いがあるんだけど…。」
「なに?」
今泉は体を起こし、ミネラルウォーターを飲み、冬にも手渡した。
「ガクさんにも聞いてみて欲しいの。嫌がられちゃうかな。」
冬はまだ少し悩んでいるようだった。
「なになに?3人で出来ること?気持ちが良いことなら僕は良いよ♪」
今泉は嬉しそうだった。
――― ピンポーン。
夕食が終わり、皆が寛いでいた週末の夜だった。その訪問者は突然現れた。
「僕が出ましょう…。」
冬はキッチンで食器を洗っていた。小鳥遊がインターフォンを見ると、知った顔が立っていた。
「どなた?」
何気なく冬が聞いたが、小鳥遊が答えなかったので、冬がモニターを確認すると、綺麗な女性が立っていた。
「あっ。」
冬は思わず声をあげた。病院で小鳥遊と抱き合っていた、あの女性だった。
「僕の…前妻です。」
今泉も慌てて見に来た。小鳥遊はどうしようか決め兼ねているようだった。
「ここに来るなんてよっぽどのことでしょう?入れて差し上げたら?」
冬は冷静に言ってお茶の準備を始めた。
「どうぞ。」
小鳥遊は、エントランスのドアを開けた。
「どういうことですか?」
今泉が緊張した面持ちで小鳥遊に聞いた。
「あの時僕が断ったお願い事のことでしょう。」
小鳥遊は大きなため息をついた。断ったのにも関わらず、マンションにまで訪ねてくるなんて非常識も良いところだ。
玄関のインターホンが鳴った。険しい顔をしている小鳥遊の傍をすり抜け、冬はドアを開けた。
「夜分遅くに済みません…。」
カエは深々とお辞儀をした。
「どうぞお入りください。」
小鳥遊は何も言わずにリビングへと戻った。カエは冬に案内され、リビングのソファに小鳥遊と向かい合わせに座った。
「小鳥遊の妻です。今お茶をお持ちしますから。」
冬はキッチンへと消えた。
「夏さん華ちゃん…寝る前にご本を読もうね」
子供達がカエに向かってにこにこと笑ったので、緊張するカエの顔にも笑みが浮かんだ。
それとは対照的に小鳥遊はとても硬く厳しい表情をしていた。最初に口を開いたのはカエだった。
「家にまで押しかけるなんて…本当に済みません。」
小鳥遊は黙ってソファに座り、腕を組んだまま、じっとカエを見据えていた。
冬がお茶とお茶菓子を持ってきて、カエと小鳥遊の前に静かに置いた。
「どうぞ…ごゆっくり。」
冬はお盆を持って下がろうとすると
「トーコさんも一緒に居て下さい。」
小鳥遊は冬をソファの横に座るように促した。こんな時の冬は冷静だった。
設楽との浮気の時も、驚きを見せたのはほんの一瞬だけだった。
「奥様はお伝えしていないのですか?」
カエは綺麗に足をそろえてソファに座った。冬の視線は小鳥遊を射抜くようだった。
「いいえ。僕はきちんとお断りした筈です。妻には余計な心配をさせたくないので言っていません。」
小鳥遊は冷たく言い放った。
「不妊治療を結婚直後から始めたんですが、夫が無精子症だという事が判ったんです。」
今度はカエは、冬の方を向いた。
「ガクさんにお願いしたこととは、ドナーですね。」
冬は静かに言った。
「はい。精子バンクから顔も見たことの無い男性のものよりも、元夫のガクさんならと、お願いしたんです。」
カエの年齢からして最後のチャンスに近いだろうと冬は思った。
「私は…ガクさんの考えを尊重します。どうぞお二人で良く話し合って下さい。失礼します。」
冬は静かに部屋を出た。その表情からは何を考えているのか小鳥遊には分からなかった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「ねぇ。どういうこと?」
リビングから出てきた冬に今泉が心配そうに聞いた。
「精子ドナーのお願いですって。」
冬は、キッチンへ行き今泉と自分の分のコーヒーを煎れた。
「そんなの精子バンクに頼めば良いじゃないか。IQだって目の色だって人種だって選びたい放題だ。旦那さんギネの医者なら、そんなこと判るだろうに。それを元夫のところに妻をよこすなんて…。」
コポコポという音とともにコーヒーの良い香りが部屋に広がり始めた。
「旦那さんには言ってないかも知れないわよ。」
マグカップに二人分のコーヒーを注いだ。
「非常識にも程があるよ。」
確かに非常識だ。けれど、子供が欲しくても出来なかったとしたら、自分でも同じようにするかもしれないと冬は思った。
「ガクさんが一度お断りしたって言ってたから、ここまでするってことは切羽詰まってるってことでしょう?」
昨日作ったアップルパイの残りを今泉に切って出した。
「ガクさんがOKしたら、トウコさんはそれで良いの?」
マグカップから立つ湯気を冬は静かに眺めていた。
「最終的にはガクさんが決めることでしょう?」
「トウコさん。ほんとにそれで良いの?」
今泉の口調は強かった。
…嫌だけど、仕方が無い。
「私はどうすることも出来ないわよ。」
ドアが開く音がして、カエがハンカチで顔をおさえて出てきた。
それを見て冬も今泉もホッとした。
「済みません…お邪魔しました。」
涙声で玄関へ行き靴を履いた。
冬はカエを見送ったが、小鳥遊も今泉も見送らなかった。
___ バタン。
玄関のドアが閉まるとすぐに今泉は小鳥遊に詰め寄った。
「どういうことか、僕とトウコさんに説明してください。」
「僕は断りました。それだけです。」
小鳥遊は厳しい口調で言った。
「旦那さんに彼女が家に来たことを明日電話して伝えます。おふたりに心配を掛けて済みませんでした。」
小鳥遊はふたりに謝ったが、それはカエに対する苛立ちが籠ったものだった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
――― 朝6時。
冬は目覚ましを掛けなくても起きられた。遮光カーテンが掛かる真っ暗な部屋は、少しでも長く小鳥遊が寝られるように冬が選んだものだった。小鳥遊は、寝息を立てて冬の隣に寄り添うように寝ていた。
…うーん。
大きく背伸びをして、起こさないように静かに起き上るとキッチンへと向かい小鳥遊の弁当と家族の朝食を作った。そして今泉と小鳥遊の為にお風呂のスィッチを押した。
…当たり前のことが懐かしい。
新聞を取りにいきながら、ざっと一面に目を通す。
「おはよう。」
小鳥遊が起きていた。
「珍しい…まだ早いからもう少し寝てたら?」
冬はみそ汁の味見をしながら笑った。
「最近はよく眠れるから大丈夫。」
冷蔵庫からミネラルウォーターを出し飲んだ。
「今日は遅くなるのよね?」
そして冬の後ろに立って抱きしめるのが日課だった。
「ええ。会議があるので。」
首に唇を這わせながら、
エプロンの下に小鳥遊の手が潜り込んだ。
「お風呂湧いてますよ。」
軽いキスを何度か重ねた。
「昨日も、とっても素敵だった。」
丁寧に優しく愛され、
甘く蕩ける様な夜だった。
「お褒めに与り光栄です。」
小鳥遊の温かい手はとても気持ちが良かった。
「でも…またしたいんです。」
ここ最近は特に酷くなっている気がした。
「ちょっとだけですから…。10分だけ。」
冬は抱き上げられ、慌ててみそ汁の火を止めた。そしてソファに寝かせると下着の中に手を入れてさっさと脱がせてしまった。
「疲れちゃうから、ガクさんだけで…良いから。」
小鳥遊は下腹部に舌を這わせ、花弁の間を蕾を指で優しく愛撫していた。
「トーコさんがイッてる姿がみたい。」
冬は体を起こした。
「じゃぁ…駄目です。」
「お願い…。」
Tシャツの中のノーブラの冬の胸を弄った。
「いや…怠くなっちゃうから。男性には…分からないのよ。エッチの後の疲労感…あっ…。」
秘部は既にトロトロに蕩けていた。
「わかりました。」
冬の腰をソファの端にずらしM字に開脚させると朝立ちのままのそれを冬の中にずぶずぶと埋めた。
「気持ちよく…しない…で。」
小鳥遊は思わず笑った。
「気持ちよく…ってのが普通ですよ。」
小鳥遊は腰を力強く動かし始めた。
「夜は…その後寝るだけだか…ら。朝は…駄…目。」
すぐに気持ちよくなってしまう部分に小鳥遊は集中的に刺激を与えた。
「あぁん…駄…目。」
冬が逃げ腰になると、両足を自分の肩に掛けた。
「ちょ…屈曲位なんて…もっとだめぇ。」
冬は慌てて小鳥遊の胸を手で押さえた。
「まだ10分経ってないですよ?」
小鳥遊が意地悪く笑った。
「そんなことされたら…感じる…に決まってるで…しょ。うぅ。」
冬の下腹部は疼き始めた。
「ちょっと…タイ…ム。」
小鳥遊はもぞもぞと動く冬の腰をがっちりと大きな手で支えて固定した。
「僕も…気持が良いよ。」
―――バタン。
ドアが開く音がした。今泉が起きてきて、冬が台所に居ないのを見るとリビングへやって来てソファの上の蠢くふたりを見つけた。
「あっ。」
一瞬驚いたが、その後はいつもの今泉だった。
「静さん…すぐ…終わります…から。」
…すぐ終わりますじゃない…変態の馬鹿。
「折角ですから…エッチなトーコさんを観てて貰いましょう。」
今泉はコーヒーを煎れていた。
「二人は相変わらずですね。朝からエッチなトトウコさんの生ライブってのは新鮮だけど。」
大きな欠伸をしながらもリビングへとやってきた。
「よく朝起きてすぐにセックスなんて出来ますね。」
今泉は涼しい顔をして、二人が絡まるソファの端に当たり前のように座った。
「ええ…仕事の…能率もあがります。」
…ただいつも“したい”だけでしょう。
「ちょ…やめて…あぁ。」
冬の身体がビクビクと動き始めた。
「観られてると気持ちよくなって…くるでしょう?」
ふたりの接続部から、艶かしい音がし始めた。
「い…いや…イきたくない…んだって。」
がっちりと腰を掴んだ小鳥遊の手を冬は外そうともがいた。
「僕が華ちゃんと夏さんの面倒は見てあげるから。ごゆっくりどうぞ。」
今泉は微笑んで、ご飯の支度してくるから心配しないでねと言ってキッチンへと戻った。
「ほら…静さんもこういってることですし、取り合えず、イッちゃいましょう。」
…取り合えずって。
「あ…また…いや…だ。」
小鳥遊はお構いなしに突き続けると、子宮頚部のぐりぐりとした部分に先端が当たるを感じた。
「ああ…きもちいい…。」
小鳥遊の息が少しづつ荒くなった。快感は既に我慢できない程に圧力を増しながら膨張していて、今にも弾けてしまいそうだった。
「あ…いっちゃう…あぁ…あぁ。」
冬は必死に声を押さえた。小鳥遊をしっかりと咥え込み、長く痙攣し始めると大きな甘い波が押し寄せ、冬をさらった。
…ビクンビクン。
小鳥遊は冬を見届けると深く何度も腰を打ち付けるように動かした。
「また…いったばっかり…なのに。」
冬の嬌声が部屋に響いた。抑制も出来ない甘い声は小鳥遊の股間を痺れさせた。
「それでこそ…僕のトーコさ…んです。うぅ…い…くっ…。」
冬の中でドクドクと拍動を感じた。
ふたりは暫く繋がったまま、濃厚で気怠い余韻に酔いしれた。
「静さんがご飯を作ってくれるそうですから、一緒にシャワーを浴びましょう♪」
「駄目…今は動けないもの。」
ふにゃふにゃと力が抜けて動けなくなってしまった冬から離れ、抱き上げて寝室へと連れて行った。
小鳥遊はシャワーを浴び食事を食べると、弁当を持ち冬にキスをして病院へと向かった。
「トウコさん大丈夫?子供達はまだ寝てるし、僕が面倒みるから休んでて。」
…ああ もうぐったりだ。
「お願い...一緒に添い寝して。」
今泉は微笑んで冬の隣に寝ころんだ。
「ねぇ…僕も…したくなっちゃった♪」
冬の顔を優しく撫でながらキスをした。
「え…?」
冬が驚いた顔をすると
「冗談だよ…ゆっくりお休み。」
今泉は笑って冬を抱きしめた。
🐈⬛ ♬*.:*¸¸
――― 再診。
3人で時任のところへ行った。
「初めてお目にかかります。」
今泉が人懐こい笑みを浮かべた。小鳥遊がまず呼ばれ、そして次にそれぞれが入れ替わりで呼ばれた。
「もうすぐお二人ともアメリカへ戻られるそうですね。」
「はい。」
時任はじっと冬を見つめていた。
「小鳥遊先生はとても楽しく過ごされているようですが、お二人は如何ですか?」
…それが問題た。
今泉がまずは話し始めた。
「妻は言わないと思うので僕が言います…。」
冬の気持ちを代弁した今泉だったが、それほどでも無いかも知れないと感じた。
ついつい変態エロを庇ってしまいたくなった。
時任は今泉の話を聞きながらメモに何かを書いていた。
「日に何度も応じるのは…きついでしょうね。」
時任はちらりと冬の顔を見た。
「…仕方が無いのかなと思っています。」
「子供さんも小さいですし、大変じゃないですか?」
時任のきわどい質問は終わらなかった。
…多分直接的に聞くのは医療関係者だからだ。
冬は小鳥遊の為だとは思いつつため息をついた。
「ええ…正直大変な時もあります…けれど、浮気をされるよりは良いと思っています。今は、私が帰った後の反動が…心配です。」
「そうですね…その辺りのことをご本人と相談された方が良いかも知れませんね。」
時任に促され、冬は質問攻めから解放された。先に診察室を出された小鳥遊が少し不安げに待合室で待っていた。
「もうそろそろ私たちが帰った後のことを考えないといけませんね。」
冬は小鳥遊の隣の椅子に腰かけた。
「この後3人でこの先のことについて話しましょう?」
小鳥遊の頬に優しく触れると、冬は優しくキスをした。ドアが開き、入れ替わりで今泉が冬の隣に座り肩を優しく抱いた。
「トウコさん疲れちゃった?無理しないでね。」
冬は少し目を閉じて、今泉の甘い香りを嗅いでいた。
🐈⬛♬*.:*¸¸
受診の帰り3人でレストランで食事をしていた。
3人だけでテーブルを囲むのは久しぶりだった。小鳥遊が冬が行きたがっていたレストランの予約を取った。
「あんなに張り切っている春さんを久しぶりに見た気がします。」
春が子供達の面倒をみていた。
「あの人が張り切ると碌なことが無いんだから。」
アメリカに帰る前に、もう一度実家に子供達を連れて来なさいと春に言われてたが、冬は無視し続けていた。
「それよりも…私、1年したら日本へ戻ろうと思うの。」
ふたりとも驚いた顔をした。
「せっかく教授になったのにそれではキャリアが無駄になります。せめて数年はアメリカで働く予定では無かったのですか?」
小鳥遊は冬が自分のことを案じての事であることが良く判った。
「トーコさん。僕のことなら心配は要りません。」
「でも…。」
「あなたはしたいことをやりたいと思ったことをこれから先もすればいいんです。」
冬が二人の顔を交互に見ると、
今泉も微笑んで頷いていた。
「止めても人の話なんて聞かないで突き進んじゃうのがトウコさんでしょう?」
今泉の言葉には少々刺があった。
「それに…あなたには、いつも待たされてばかりですから、もう慣れました。」
小鳥遊が意地悪く笑った。
「でも…子供達には日本で教育を受けさせたいの。」
自分よりも優先しなければいけない時期に来ていると感じていた。
「トーコさんと子供達が幸せなら離れていても平気だよ。それに休みの時は、日本に戻るようにするから。」
「流石の小鳥遊先生も断れなかったようですね。」
外科医局長が笑っていった。
「ええ…まぁ。」
…院長も居るしすぐに帰るわけにもいかない。
小鳥遊は憂鬱だった。この後は、2次会で医師同士で集まり、クラブやバーそして皆で高級ソープへ行くのが通例だった。
一番の年長で、次期院長か副院長と噂される外科医局長が居るので、渋々付き合う医者も居た。
「藤田医局長…。」
医者の中で、藤田を見つけた。
「やぁ。小鳥遊先生。」
「お久しぶりです。」
外科医局長に藤田隆は、連れまわされていた。
「隆先生…大変そうですね。」
各科の医局長へ挨拶を外科医局長とともにしている。
「外科医局長のワンマンにも困ったものです。」
「隆先生大丈夫ですかね?」
小鳥遊はウーロン茶を飲んでばかりいた。
「ええ大丈夫だと思いますよ。彼も飲んでいるふりをしてますが、素面ですから。」
見渡してみると、酒を飲んでいなさそうな医者が何人かいた。
「そうでしたか。」
「妻が迎えに来てくれることになってます。一緒に帰りますか?」
二人とも他の医者の様子を眺めていたが、そろそろ2次会へ移動する時間だった。
「それは助かりますね。では隆も一緒に。」
ひと通り挨拶が済み解放された隆がこちらへ向かってくるところだった。
冬から下の駐車場にいるとメッセージが入った。
「では…行きましょうか。」
三人は静かに歩き出した。
誰にも見られずに、ホテルの駐車場まで来ると、車が待っていた。
中から冬が顔を出した。
「あ…隆先生。お久しぶりです。覚えていらっしゃらないかも知れませんけど。」
小鳥遊は助手席に、二人の藤田は後部座席に座った。
「麻酔科の藤田先生もご無沙汰しています。どうせ皆さんお食事されていないんでしょう?母が食事をご用意してますので、ぜひ我が家に寄って下さい。」
冬はバックミラーを見て言った。
「ええまぁ。」
と藤田が笑った。
「でも突然お邪魔じゃないでしょうか?」
隆が言った。
「おふたりとも明日お休みなら是非どうぞ。宜しければ泊まって下さっても構いませんよ。」
小鳥遊は嬉しそうに言った。何も相談はしていなかったが、春と冬の気遣いが嬉しかった。
「では…お言葉に甘えて…。」
藤田は妻に帰りが遅くなると電話をしていた。
「今度、藤田麻酔科医局長と一緒に働くそうですね。いつからですか?
バックミラー越しに話しかけた。
「ええ…まだ少し先なんですけれど、何故か外科医局長に連れまわされてしまいました。」
いつもは、不機嫌そうな隆だったが、緊張が取れたのか少し穏やかな表情になった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「あらあら皆さん。どうぞ。」
マンションへ帰るとすぐに春が出てきた。
「あ…れ…。」
藤田は冬と春の顔を交互に見た。いつもびっくりされるんですけど、母ですと冬は笑った。
「藤田先生…いらっしゃい。隆先生お久しぶりです。」
今泉も顔を出した。なんのお構いも出来ませんけれどと言いつつ、軽食とワインやビールなどの準備が整っていた。
「パパ!」「マミーおかえり。」
子供達もまだ起きており、小鳥遊を出迎えた。
「今泉 華と小鳥遊 夏です。」
冬と春が抱き上げて紹介した。
「おお…この子たちが。」
ふたりとも寝かせてくるから、あなたお給仕お願いねと春は子供部屋へと連れて行った。
「今泉先生…あなたは全く変わらないですね。」
今泉と隆は数年間、一緒に働いたことがあった。
「そういわれると、褒められているんだかけなされているんだかわかりません。」
子供達にお休みのキスをしながら今泉は笑うと、あなたが父親になるなんて僕も歳をとるわけですと言って隆が初めて笑った。
先ほどの医局会での様子とは、全く違う隆の雰囲気に小鳥遊は驚いた。
「あなた方の事情を知って、少し働きやすくなりそうです。」
隆が笑った。
「なかなか…大変でしょう?」
冬が小皿を配りながら言った。
「ええ…公には出来ません。」
隆は藤田の肩をギュッと掴んだ。
「僕とトーコさんは、アメリカに住んでいるので、今は大丈夫ですが、3人で働いていた時は結構大変でした。」
今泉が笑った。
「何言ってるの!自分でばらしておいて、あの後すぐに、CNNのことがあって、大変だったこと覚えて無いの?」
冬呆れたように言った。
「はははは…そうでしたね。」
藤田は笑った。
「よく20年以上も続けていられますね。何か秘訣はあるんでしょうか?」
小鳥遊が藤田にビールを注ぎながら言った。
「いつも辛抱強く待っていてくれる隆とタエのお陰です。」
ふたりは見つめあって微笑んでいる。
「あら…それはそれは御馳走さまです。」
冬は小鳥遊と今泉の間に座って、冷やかした。
「いえ本当のことですから。」
隆は今までで一番嬉しそうな顔をして微笑んだ。小鳥遊は頭では理解していても、知り合いにそのような関係の人は居なかったので少々緊張していた。
「いつまでも仲が良くて羨ましいです。」
冬が隆にビールを勧めると、あどうもとコップを差し出しだした。
…男女のカップルと同じ、若しくはそれ以上の深い絆。
「今泉先生は日本へはいつ戻られるのですか?」
藤田医局長が聞いた。
「あと2年ぐらい…はアメリカで修業をしようと思っています。」
春が子供達を寝かしつけて戻ってきて、私も少し頂こうかしらと行って、ワインを飲んだ。
「離れ離れで…寂しくないんですか?」
隆は静かに聞いた。
「寂しくないと言えば嘘になります。でも僕はそうするしか無いですから。それに…」
小鳥遊は愛おしそうに冬を見つめた。
「待つことには、もう慣れましたから。」
今泉はそれを聞いて笑った。
「ガクさんの忍耐力には脱帽するよ。」
小鳥遊は冬と今泉の顔を交互に見て言った。
「惚れた弱み…で、僕に選択の余地はありませんでしたから。」
冬の頬に優しく触れた。
「だって…どちらかなんて選べない。」
冬は苦し気に目を伏せた。
…そのことで一番悩んでいるのは、冬だ。
小鳥遊もそれは判っていた。
「大丈夫だよトーコさん。僕は判ってるから。」
今度は今泉が冬の肩を優しく撫でた。
「藤田先生は…苦しくなることはありませんか?」
冬は藤田医局長の目を真っすぐに見ていた。
「ありますよ…二人に無理をさせていると、いつも。」
やっぱり藤田もそうだったのかと冬は思った。
「楽しさも2倍、苦しみも2倍…そして責任も。」
冬ははっとした。
「責任も…2倍。」
冬が考え込む姿を見て今泉は慌てた。
「さ…トーコさん、春さんも来たことですし食べましょう。」
その様子を藤田はじっと見ていた。春が酔い陽気になり、冬が窘め、今泉が茶化す…いつものパターンになり、和やかな雰囲気の中食事会は終わった。それぞれ連絡先を交換した。
「また伺っても良いですか?」
小鳥遊は驚いていた。いつも苦虫を噛み潰したように不機嫌そうで、人付き合いも悪そうな隆が聞いてきたからだ。
「ええ…いつでもお越しください。」
小鳥遊はにこにこしていった。藤田は冬に向かって優しく微笑んだ。
「何か困ったことがあったら、相談に乗りますよ。」
「はい。今日はお話が出来て良かったです。」
冬は深々と頭を下げた。そんな大げさなと言って藤田が笑った。
「お越しになるときにはぜひ連絡くださいね。お食事作ってお待ちしてますから。あとこれは奥様に…」
春が名刺と自分が書いた料理の本を渡した。
「あっ…いやだ…ちょっとお母さん。恥ずかしい。」
冬は慌てたが、妻も喜ぶと思いますと藤田は受け取った。
「ありがとうございます。お邪魔しました。」
ふたりは挨拶をしてタクシーで帰っていった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「ねぇトウコさん。僕もしてみたい。」
小鳥遊が当直なので久しぶりに冬は今泉と一緒に寝ていた。
「何を?」
今泉が携帯の動画を冬に見せた。そこには今泉が留守の間に小鳥遊とブランコで愛し合っているあの長い日の動画だった。
「ちょ…なんで?」
冬が携帯をとりあげようとすると今泉はさっと隠した。
「僕たちは楽しいことがあるとシェアすることにしてるんです。」
今泉はベッドに再び横になった。
「私は何も聞いてないわよ?」
どうやらひとりの時には、その動画を嬉しそうに観ているようだった。
「僕とガクさんの趣味は似てるんだ♪僕はラッキーだ!」
「そういう事では無くって…。」
今泉は冬のパジャマのボタンをひとつずつ外した。
「また3人でしたい♪ねっ…お願い。」
今泉の温かい手が、胸の上を滑り始めた。
「ガクさんに頼まれたの?」
パジャマを片袖ずつ脱がせると、自分のTシャツを脱いだ。
「ううん。違うよ。」
そして、冬の下着の中に手を入れてゆっくりと脱がせ、自分も全裸になった。
「僕がしたいの。」
柔らかな肌を確かめるように強く冬を抱きしめた。
…温かい。
「ねぇ。お願い…。」
首から肩へと今泉の華奢な指は何度も往復した。
「そんなこと言ったって…ガクさんの都合もあるでしょう?」
…まぁ喜んで参加すると思うけど。
「じゃぁメールしてみる。」
今泉はすぐにメッセージを送り、サイドテーブルに携帯を置くと、蕩けそうなフェザータッチで再び冬の肌を愛で始めた。
「また三人が暫く離れ離れになっちゃうから記念に♪」
今泉の甘いフローラルの香りは冬を酔わせた。撫でられるたびにぞわぞわと皮膚が反応した。
「トーコさんの身体は正直だね。少し触れただけでこんなに…。ではここはどうなってるかな。」
下腹部へとのびた指は、二つの温かい肉丘の間へと忍び込んだ。
…あっ。
「ほら…。」
蜜でぬめぬめとし始めた部分は、スムーズに今泉の指を受け入れた。
「あ。」
冬に見せたその指には蜜が絡みついていた。音を立ててそれを舐めた。
「舐めたい…。」
今泉は冬の下腹部に顔を埋めた。
「ちょ…。」
ふたつの肉丘の間を舌でなぞった。
「あぁ…そんな…とこ。」
舌はチロチロと花弁の間を行き来して強い刺激で翻弄させた。
舌と指で責められて、冬の大腿部がピクピクと動いた。
「あ…駄目。」
「ここは駄目っていってないよ。」
蜜が滴りそうなそこを眺めながら嬉しそうだった。
…グチュ…グチュ。
今泉の指はリズミカルに冬の縁を滑るように刺激した。
「あ…あ…。」
「いやらしい音がしてる…こんなに濡れて。」
花弁の中の蕾は艶やかに膨れていた。
「静さん…がそんなこと…するから…。」
スパイクのように皮膚に伝わる刺激は、蜜をさらにあふれさせた。
「挿れていい?」
荒い呼吸の間で冬は頷いた。硬くなったそれで冬をじわじわと満たしていく。
――― メールの着信音。
今泉は手を伸ばして携帯をとった。
「あ…ガクさん。ぜひしたいって。」
…やっぱりね。
「じゃぁ私もお願いがあるんだけど…。」
「なに?」
今泉は体を起こし、ミネラルウォーターを飲み、冬にも手渡した。
「ガクさんにも聞いてみて欲しいの。嫌がられちゃうかな。」
冬はまだ少し悩んでいるようだった。
「なになに?3人で出来ること?気持ちが良いことなら僕は良いよ♪」
今泉は嬉しそうだった。
――― ピンポーン。
夕食が終わり、皆が寛いでいた週末の夜だった。その訪問者は突然現れた。
「僕が出ましょう…。」
冬はキッチンで食器を洗っていた。小鳥遊がインターフォンを見ると、知った顔が立っていた。
「どなた?」
何気なく冬が聞いたが、小鳥遊が答えなかったので、冬がモニターを確認すると、綺麗な女性が立っていた。
「あっ。」
冬は思わず声をあげた。病院で小鳥遊と抱き合っていた、あの女性だった。
「僕の…前妻です。」
今泉も慌てて見に来た。小鳥遊はどうしようか決め兼ねているようだった。
「ここに来るなんてよっぽどのことでしょう?入れて差し上げたら?」
冬は冷静に言ってお茶の準備を始めた。
「どうぞ。」
小鳥遊は、エントランスのドアを開けた。
「どういうことですか?」
今泉が緊張した面持ちで小鳥遊に聞いた。
「あの時僕が断ったお願い事のことでしょう。」
小鳥遊は大きなため息をついた。断ったのにも関わらず、マンションにまで訪ねてくるなんて非常識も良いところだ。
玄関のインターホンが鳴った。険しい顔をしている小鳥遊の傍をすり抜け、冬はドアを開けた。
「夜分遅くに済みません…。」
カエは深々とお辞儀をした。
「どうぞお入りください。」
小鳥遊は何も言わずにリビングへと戻った。カエは冬に案内され、リビングのソファに小鳥遊と向かい合わせに座った。
「小鳥遊の妻です。今お茶をお持ちしますから。」
冬はキッチンへと消えた。
「夏さん華ちゃん…寝る前にご本を読もうね」
子供達がカエに向かってにこにこと笑ったので、緊張するカエの顔にも笑みが浮かんだ。
それとは対照的に小鳥遊はとても硬く厳しい表情をしていた。最初に口を開いたのはカエだった。
「家にまで押しかけるなんて…本当に済みません。」
小鳥遊は黙ってソファに座り、腕を組んだまま、じっとカエを見据えていた。
冬がお茶とお茶菓子を持ってきて、カエと小鳥遊の前に静かに置いた。
「どうぞ…ごゆっくり。」
冬はお盆を持って下がろうとすると
「トーコさんも一緒に居て下さい。」
小鳥遊は冬をソファの横に座るように促した。こんな時の冬は冷静だった。
設楽との浮気の時も、驚きを見せたのはほんの一瞬だけだった。
「奥様はお伝えしていないのですか?」
カエは綺麗に足をそろえてソファに座った。冬の視線は小鳥遊を射抜くようだった。
「いいえ。僕はきちんとお断りした筈です。妻には余計な心配をさせたくないので言っていません。」
小鳥遊は冷たく言い放った。
「不妊治療を結婚直後から始めたんですが、夫が無精子症だという事が判ったんです。」
今度はカエは、冬の方を向いた。
「ガクさんにお願いしたこととは、ドナーですね。」
冬は静かに言った。
「はい。精子バンクから顔も見たことの無い男性のものよりも、元夫のガクさんならと、お願いしたんです。」
カエの年齢からして最後のチャンスに近いだろうと冬は思った。
「私は…ガクさんの考えを尊重します。どうぞお二人で良く話し合って下さい。失礼します。」
冬は静かに部屋を出た。その表情からは何を考えているのか小鳥遊には分からなかった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
「ねぇ。どういうこと?」
リビングから出てきた冬に今泉が心配そうに聞いた。
「精子ドナーのお願いですって。」
冬は、キッチンへ行き今泉と自分の分のコーヒーを煎れた。
「そんなの精子バンクに頼めば良いじゃないか。IQだって目の色だって人種だって選びたい放題だ。旦那さんギネの医者なら、そんなこと判るだろうに。それを元夫のところに妻をよこすなんて…。」
コポコポという音とともにコーヒーの良い香りが部屋に広がり始めた。
「旦那さんには言ってないかも知れないわよ。」
マグカップに二人分のコーヒーを注いだ。
「非常識にも程があるよ。」
確かに非常識だ。けれど、子供が欲しくても出来なかったとしたら、自分でも同じようにするかもしれないと冬は思った。
「ガクさんが一度お断りしたって言ってたから、ここまでするってことは切羽詰まってるってことでしょう?」
昨日作ったアップルパイの残りを今泉に切って出した。
「ガクさんがOKしたら、トウコさんはそれで良いの?」
マグカップから立つ湯気を冬は静かに眺めていた。
「最終的にはガクさんが決めることでしょう?」
「トウコさん。ほんとにそれで良いの?」
今泉の口調は強かった。
…嫌だけど、仕方が無い。
「私はどうすることも出来ないわよ。」
ドアが開く音がして、カエがハンカチで顔をおさえて出てきた。
それを見て冬も今泉もホッとした。
「済みません…お邪魔しました。」
涙声で玄関へ行き靴を履いた。
冬はカエを見送ったが、小鳥遊も今泉も見送らなかった。
___ バタン。
玄関のドアが閉まるとすぐに今泉は小鳥遊に詰め寄った。
「どういうことか、僕とトウコさんに説明してください。」
「僕は断りました。それだけです。」
小鳥遊は厳しい口調で言った。
「旦那さんに彼女が家に来たことを明日電話して伝えます。おふたりに心配を掛けて済みませんでした。」
小鳥遊はふたりに謝ったが、それはカエに対する苛立ちが籠ったものだった。
🐈⬛♬*.:*¸¸
――― 朝6時。
冬は目覚ましを掛けなくても起きられた。遮光カーテンが掛かる真っ暗な部屋は、少しでも長く小鳥遊が寝られるように冬が選んだものだった。小鳥遊は、寝息を立てて冬の隣に寄り添うように寝ていた。
…うーん。
大きく背伸びをして、起こさないように静かに起き上るとキッチンへと向かい小鳥遊の弁当と家族の朝食を作った。そして今泉と小鳥遊の為にお風呂のスィッチを押した。
…当たり前のことが懐かしい。
新聞を取りにいきながら、ざっと一面に目を通す。
「おはよう。」
小鳥遊が起きていた。
「珍しい…まだ早いからもう少し寝てたら?」
冬はみそ汁の味見をしながら笑った。
「最近はよく眠れるから大丈夫。」
冷蔵庫からミネラルウォーターを出し飲んだ。
「今日は遅くなるのよね?」
そして冬の後ろに立って抱きしめるのが日課だった。
「ええ。会議があるので。」
首に唇を這わせながら、
エプロンの下に小鳥遊の手が潜り込んだ。
「お風呂湧いてますよ。」
軽いキスを何度か重ねた。
「昨日も、とっても素敵だった。」
丁寧に優しく愛され、
甘く蕩ける様な夜だった。
「お褒めに与り光栄です。」
小鳥遊の温かい手はとても気持ちが良かった。
「でも…またしたいんです。」
ここ最近は特に酷くなっている気がした。
「ちょっとだけですから…。10分だけ。」
冬は抱き上げられ、慌ててみそ汁の火を止めた。そしてソファに寝かせると下着の中に手を入れてさっさと脱がせてしまった。
「疲れちゃうから、ガクさんだけで…良いから。」
小鳥遊は下腹部に舌を這わせ、花弁の間を蕾を指で優しく愛撫していた。
「トーコさんがイッてる姿がみたい。」
冬は体を起こした。
「じゃぁ…駄目です。」
「お願い…。」
Tシャツの中のノーブラの冬の胸を弄った。
「いや…怠くなっちゃうから。男性には…分からないのよ。エッチの後の疲労感…あっ…。」
秘部は既にトロトロに蕩けていた。
「わかりました。」
冬の腰をソファの端にずらしM字に開脚させると朝立ちのままのそれを冬の中にずぶずぶと埋めた。
「気持ちよく…しない…で。」
小鳥遊は思わず笑った。
「気持ちよく…ってのが普通ですよ。」
小鳥遊は腰を力強く動かし始めた。
「夜は…その後寝るだけだか…ら。朝は…駄…目。」
すぐに気持ちよくなってしまう部分に小鳥遊は集中的に刺激を与えた。
「あぁん…駄…目。」
冬が逃げ腰になると、両足を自分の肩に掛けた。
「ちょ…屈曲位なんて…もっとだめぇ。」
冬は慌てて小鳥遊の胸を手で押さえた。
「まだ10分経ってないですよ?」
小鳥遊が意地悪く笑った。
「そんなことされたら…感じる…に決まってるで…しょ。うぅ。」
冬の下腹部は疼き始めた。
「ちょっと…タイ…ム。」
小鳥遊はもぞもぞと動く冬の腰をがっちりと大きな手で支えて固定した。
「僕も…気持が良いよ。」
―――バタン。
ドアが開く音がした。今泉が起きてきて、冬が台所に居ないのを見るとリビングへやって来てソファの上の蠢くふたりを見つけた。
「あっ。」
一瞬驚いたが、その後はいつもの今泉だった。
「静さん…すぐ…終わります…から。」
…すぐ終わりますじゃない…変態の馬鹿。
「折角ですから…エッチなトーコさんを観てて貰いましょう。」
今泉はコーヒーを煎れていた。
「二人は相変わらずですね。朝からエッチなトトウコさんの生ライブってのは新鮮だけど。」
大きな欠伸をしながらもリビングへとやってきた。
「よく朝起きてすぐにセックスなんて出来ますね。」
今泉は涼しい顔をして、二人が絡まるソファの端に当たり前のように座った。
「ええ…仕事の…能率もあがります。」
…ただいつも“したい”だけでしょう。
「ちょ…やめて…あぁ。」
冬の身体がビクビクと動き始めた。
「観られてると気持ちよくなって…くるでしょう?」
ふたりの接続部から、艶かしい音がし始めた。
「い…いや…イきたくない…んだって。」
がっちりと腰を掴んだ小鳥遊の手を冬は外そうともがいた。
「僕が華ちゃんと夏さんの面倒は見てあげるから。ごゆっくりどうぞ。」
今泉は微笑んで、ご飯の支度してくるから心配しないでねと言ってキッチンへと戻った。
「ほら…静さんもこういってることですし、取り合えず、イッちゃいましょう。」
…取り合えずって。
「あ…また…いや…だ。」
小鳥遊はお構いなしに突き続けると、子宮頚部のぐりぐりとした部分に先端が当たるを感じた。
「ああ…きもちいい…。」
小鳥遊の息が少しづつ荒くなった。快感は既に我慢できない程に圧力を増しながら膨張していて、今にも弾けてしまいそうだった。
「あ…いっちゃう…あぁ…あぁ。」
冬は必死に声を押さえた。小鳥遊をしっかりと咥え込み、長く痙攣し始めると大きな甘い波が押し寄せ、冬をさらった。
…ビクンビクン。
小鳥遊は冬を見届けると深く何度も腰を打ち付けるように動かした。
「また…いったばっかり…なのに。」
冬の嬌声が部屋に響いた。抑制も出来ない甘い声は小鳥遊の股間を痺れさせた。
「それでこそ…僕のトーコさ…んです。うぅ…い…くっ…。」
冬の中でドクドクと拍動を感じた。
ふたりは暫く繋がったまま、濃厚で気怠い余韻に酔いしれた。
「静さんがご飯を作ってくれるそうですから、一緒にシャワーを浴びましょう♪」
「駄目…今は動けないもの。」
ふにゃふにゃと力が抜けて動けなくなってしまった冬から離れ、抱き上げて寝室へと連れて行った。
小鳥遊はシャワーを浴び食事を食べると、弁当を持ち冬にキスをして病院へと向かった。
「トウコさん大丈夫?子供達はまだ寝てるし、僕が面倒みるから休んでて。」
…ああ もうぐったりだ。
「お願い...一緒に添い寝して。」
今泉は微笑んで冬の隣に寝ころんだ。
「ねぇ…僕も…したくなっちゃった♪」
冬の顔を優しく撫でながらキスをした。
「え…?」
冬が驚いた顔をすると
「冗談だよ…ゆっくりお休み。」
今泉は笑って冬を抱きしめた。
🐈⬛ ♬*.:*¸¸
――― 再診。
3人で時任のところへ行った。
「初めてお目にかかります。」
今泉が人懐こい笑みを浮かべた。小鳥遊がまず呼ばれ、そして次にそれぞれが入れ替わりで呼ばれた。
「もうすぐお二人ともアメリカへ戻られるそうですね。」
「はい。」
時任はじっと冬を見つめていた。
「小鳥遊先生はとても楽しく過ごされているようですが、お二人は如何ですか?」
…それが問題た。
今泉がまずは話し始めた。
「妻は言わないと思うので僕が言います…。」
冬の気持ちを代弁した今泉だったが、それほどでも無いかも知れないと感じた。
ついつい変態エロを庇ってしまいたくなった。
時任は今泉の話を聞きながらメモに何かを書いていた。
「日に何度も応じるのは…きついでしょうね。」
時任はちらりと冬の顔を見た。
「…仕方が無いのかなと思っています。」
「子供さんも小さいですし、大変じゃないですか?」
時任のきわどい質問は終わらなかった。
…多分直接的に聞くのは医療関係者だからだ。
冬は小鳥遊の為だとは思いつつため息をついた。
「ええ…正直大変な時もあります…けれど、浮気をされるよりは良いと思っています。今は、私が帰った後の反動が…心配です。」
「そうですね…その辺りのことをご本人と相談された方が良いかも知れませんね。」
時任に促され、冬は質問攻めから解放された。先に診察室を出された小鳥遊が少し不安げに待合室で待っていた。
「もうそろそろ私たちが帰った後のことを考えないといけませんね。」
冬は小鳥遊の隣の椅子に腰かけた。
「この後3人でこの先のことについて話しましょう?」
小鳥遊の頬に優しく触れると、冬は優しくキスをした。ドアが開き、入れ替わりで今泉が冬の隣に座り肩を優しく抱いた。
「トウコさん疲れちゃった?無理しないでね。」
冬は少し目を閉じて、今泉の甘い香りを嗅いでいた。
🐈⬛♬*.:*¸¸
受診の帰り3人でレストランで食事をしていた。
3人だけでテーブルを囲むのは久しぶりだった。小鳥遊が冬が行きたがっていたレストランの予約を取った。
「あんなに張り切っている春さんを久しぶりに見た気がします。」
春が子供達の面倒をみていた。
「あの人が張り切ると碌なことが無いんだから。」
アメリカに帰る前に、もう一度実家に子供達を連れて来なさいと春に言われてたが、冬は無視し続けていた。
「それよりも…私、1年したら日本へ戻ろうと思うの。」
ふたりとも驚いた顔をした。
「せっかく教授になったのにそれではキャリアが無駄になります。せめて数年はアメリカで働く予定では無かったのですか?」
小鳥遊は冬が自分のことを案じての事であることが良く判った。
「トーコさん。僕のことなら心配は要りません。」
「でも…。」
「あなたはしたいことをやりたいと思ったことをこれから先もすればいいんです。」
冬が二人の顔を交互に見ると、
今泉も微笑んで頷いていた。
「止めても人の話なんて聞かないで突き進んじゃうのがトウコさんでしょう?」
今泉の言葉には少々刺があった。
「それに…あなたには、いつも待たされてばかりですから、もう慣れました。」
小鳥遊が意地悪く笑った。
「でも…子供達には日本で教育を受けさせたいの。」
自分よりも優先しなければいけない時期に来ていると感じていた。
「トーコさんと子供達が幸せなら離れていても平気だよ。それに休みの時は、日本に戻るようにするから。」
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