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何本もの弦が切れたハープ
愛と憎しみの間で
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「コンスタンティー二教授が来日することになったよ。突然のことで驚いてる。少し長めに滞在するそうだ。」
ピアニストの伏見真啓が、再び理紗の家を訪れていた。
コンスタンティー二は日本でも人気がある指揮者でチケットは10分で完売する程だ。
客層も良いし、日本のファンは礼儀が正しくて好きだとイヴァンは良く話していて、理紗との婚約が決まった時から度々日本を訪れていた。
(どうして?)
理紗は不安な表情を浮かべた。
「判らない。けれど、君を探しに来たがっていたみたいだ。ずっと以前から…。」
真啓は心配そうな顔を浮かべた。理紗は楽団員でも無いし、今のところはひっそりと暮らしていたが、それでも気になった。
「勿論、君の事を話したりはしないよ。教授からは定期的にメールは来るけど。」
君に話すようなことでは無いけれどと、イヴァンの私生活はだいぶ荒んでいるようだと溜息をついた。
(そう…。)
イヴァンの元を、逃げるように飛び出した理紗だが、一度は愛し合った人が自堕落な生活をしていると聞くと胸が痛んだ。
「一応君の分のチケットも取ったよ。私生活はハチャメチャでも教授は流石だよ。昔と変わらない…今も進化し続けてるよ。」
そう言って、チケットを二枚テーブルの上に置いた。夫としては最低だったが、同じ音楽を愛するものとして、音楽家として理紗はイヴァンを尊敬していた。
イヴァンこそが、才能に満ち溢れている神様から選ばれた人だと信じ、憧れていたし、尊敬していた。
ふと笑みが零れた。
「どうしたの?」
真啓がきょとんとして理紗に言った。
(いいえ…何でも無いわ。昔の事を思い出してたの。)
そういって理紗は笑った。
🐈⬛
「見に行きたいんでしょう?僕は構わないよ。」
夕食をふたりで食べていると、隆は静かに言った。
「音楽と離れて久しいし、あなたもコンクールの伴奏の事があってから、恋しくなったんじゃないですか?」
独身生活が長いだけあって、隆は理紗よりも料理が上手で、作るのも好きだった。
(あなたに一緒に来て欲しいの。)
タスクが持って来てくれた刺身と、隆が作った煮物、理紗が漬けた漬物を食べていた。
「勿論だよ。音楽って不思議だよね。決められた音符を決められた速さで弾く。それなのに数学とは違って演奏者によって全く違うんだものね。」
隆は理紗が漬けた白菜の漬物を口にすると、少し眉を顰めた。
「あなたとのデートだったら、僕はどこでも良いよ。」
理紗が慌てて食べると塩がきつすぎた。
(ごめんなさい。またやってしまったわ。)
理紗が慌てて片付けようとすると、チャーハにでも刻んで使えば良いよと隆が笑った。
🐈⬛
コンサート当日。
緊張した面持ちで理紗はコンサート・ホールに着いた。
「大丈夫かい?」
隆は心配そうに理紗に付き添った。
(ええ。大丈夫よ。)
目立たぬように薄化粧と地味な服装で来てみたものの、誰か知っている人に会うのでは無いかという不安に駆られた。
キャップを被り、長い髪で顔を隠すようにしながら席まで歩き、隆の隣に座った。
パンフレットを見るとコンマスは、音大時代の知り合いだった。知っている名前も何人も見つけた。
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14,
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
…あ。
理紗は息を飲んだ。
…わたしの好きな曲。
偶然かも知れないと思いつつも、パンフレットを眺めていた。
《嬉しくも悲しくも、彼女は私の音楽の全てを吸収したハープだった。その弦を,なんとしたことか私はその弦を何本切ってしまった》
理紗が、パンフレットに書かれていた
ある一節に一瞬戸惑った素ぶりを見せたのを隆は見逃さなかった。
「凄い人気なんだね。」
隆は囁いた。チケットは転売などで高値で取引されており、満席だった。
チケットの入手困難なイヴァンのコンサートを理紗はいつも関係者席で見ていた。
(えっ…ええ…)
今回はステージ上からは見え難い後方のシート。きっと真啓が気を利かせてとったものだろう。
(アメリカでも人気はあるんだけど、日本の方がファンが多いんじゃないかしら。)
記者席も埋まり、ステージ後方にも音楽関係者と思われる人々が、立ち見をしていた。
「そうなんだ…凄いね。」
歪んだ愛だったが、今はふっと楽しかった頃を思い出した。
舞台の袖から颯爽と出て来たイヴァンは堂々たるもので、全く変わらず自信に満ち溢れていた。
…痩せた…わね。
毎晩の深酒などの不摂生のせいだろうか?
面持ちが変わったイヴァンを見て驚いた。
周りのお世話をする女性なら沢山いる筈なのにと理紗は、離婚に決して応じようとしないイヴァンが理解出来なかった。
慰謝料も何も要らない離婚は、弁護士にも欲が無さ過ぎると呆れられた。
だが、それが逆に、理紗が何がなんでも離婚をしたいのだというメッセージと受け取られ、イヴァンの心を頑なにさせてしまった。
「大丈夫?」
隣に座る隆がそっと手を握りながら、心配そうに声を掛けたが、理紗は静かに頷いた。
しかし、舞台の袖で立つイヴァンの面倒を見ている女性に息を飲んだ。
あの時の若手愛人ピアニストだ。
観客の大きな拍手の中、イヴァンは迎えられ、
痩せて一回り小さくなった身体を逸らし、堂々とステージに立った。
…愛に絶望…それはあなたでは無くて私の方。
隆が繋いだ少し冷たい手は、膝の上にそっと置いた。
長いラルゴの序奏。
恋に破れた若きベルリオーズの自己投影でありベートーヴェンから強く影響を受けたともいわれる彼の代表作品。
夢心地から始まり不安で終わる。
…温かい手。
それだけで緊張がほぐれる様な気がした。
然し、彼の腕は、健在だった。
いや寧ろ研ぎ澄まされ、澄み切っていた。
丁寧に演奏すれば、もったりとした印象を与えがちだが、イヴァンの推し続ける強さを強調した、鬼気迫る迫力に観客は息を呑んだ。
各楽章にはベルリオーズの詳細な解説がついており、彼自身の手でその解説を何度も改訂を重ねた拘りの曲。
何度もデートを断り続けいた際に、イヴァンが理紗を自身のコンサートへ初めて招待された時もこの曲が流れていた。
会場が明るくなり休憩時間が来た事を知った。
…圧倒的な存在感。
やはり、イヴァンは天才だ。
「休憩時間だよ。」
隆に声を掛けられて、ハッとした。
飲み物を買おうと、一緒に席を立った時だ。
「あのう…もしかしてリサ・コンスタンティー二・ミヤコさんじゃないですか?」
後ろに座っていた客に声を掛けられた。
理紗の顔が一瞬で強張った。
「あの…サインを頂けないかしら?」
女性が大きな声で話すので、周りから注目を浴び始めた。
「あらホント。」
「消息不明と言われてたけど、日本に帰っていらっしゃたのね。」
「実物はやっぱりお綺麗ねぇ。」
理紗の周りがザワザワとし始めると、プレス席に座っていたカメラマンや記者たちも、理紗達が何処に居るかを探している様だった。
…しまった。
日本のファンを侮っていた。こんな公の場にイヴァンの様子を知りたくて来てしまった事を後悔した。
クラッシックの分野におけるコアなファンは、人口比率に対し、世界と比べ、日本が圧倒的に高いのだ。
海外で入手困難なCD でも日本では手に入れ易いことからも判る。
騒ぎを起こせば、イヴァンの耳にもすぐに入ってしまうだろう。
(出ましょう?)
隆は、静かに頷くと、帽子を目深に被った理紗の手を引いた。
記者達が、こちらに向かって来るのが判った。シャッターの音が何度かした気がした。
「そうした方が良さそうだね。」
しっかりと手を握り直した隆に守られ、済みません失礼しますと言いながら、ホールから早足でふたりで抜け出した。
止まっていたタクシーに乗り込むと、ふたりとも同時に溜息をついた。
「本当に有名人なんだね。」
隆が無邪気に笑った。
(やめてよ…。)
「僕もサインを貰っておこうかなぁ。」
冗談を言った隆に何も答えず、理紗は窓の外を眺めていた。
…理紗はやはり、あの世界に居るべき人なんだ。
隆は理紗の整った横顔を見ながら思った。
(せっかくだから、どこかでご飯を食べて行かない?)
突然、理紗がこちらの方を向いたので、見惚れていた隆は慌てた。
「あ…ああ。良いけど。どこに食べに行こうか?」
隆はスマホを徐にポケットから出すと、レストランの検索を始めた。
(運転手さんに美味しいラーメン屋さんを聞いて?)
「えっ?ラーメン屋さんで良いの?」
隆が驚いた顔をした。
(なんで?驚くの?)
「僕のピアニストは庶民的だなぁと思って。」
理紗は声は出ないものの、大きく口を開けて笑った。
「運転手さん。どこかに美味しいラーメン屋さんは無いですかね?もし良ければ一緒に食べませんか?」
「えっ?良いんですか。助かります。丁度お腹が空いて来たところだったんで。では、僕が通ってるあんまり人には教えたくない、美味しいラーメン屋へ行きましょう。」
バックミラーで目が合ったふたりに運転手はにこにこと笑って言った。
ピアニストの伏見真啓が、再び理紗の家を訪れていた。
コンスタンティー二は日本でも人気がある指揮者でチケットは10分で完売する程だ。
客層も良いし、日本のファンは礼儀が正しくて好きだとイヴァンは良く話していて、理紗との婚約が決まった時から度々日本を訪れていた。
(どうして?)
理紗は不安な表情を浮かべた。
「判らない。けれど、君を探しに来たがっていたみたいだ。ずっと以前から…。」
真啓は心配そうな顔を浮かべた。理紗は楽団員でも無いし、今のところはひっそりと暮らしていたが、それでも気になった。
「勿論、君の事を話したりはしないよ。教授からは定期的にメールは来るけど。」
君に話すようなことでは無いけれどと、イヴァンの私生活はだいぶ荒んでいるようだと溜息をついた。
(そう…。)
イヴァンの元を、逃げるように飛び出した理紗だが、一度は愛し合った人が自堕落な生活をしていると聞くと胸が痛んだ。
「一応君の分のチケットも取ったよ。私生活はハチャメチャでも教授は流石だよ。昔と変わらない…今も進化し続けてるよ。」
そう言って、チケットを二枚テーブルの上に置いた。夫としては最低だったが、同じ音楽を愛するものとして、音楽家として理紗はイヴァンを尊敬していた。
イヴァンこそが、才能に満ち溢れている神様から選ばれた人だと信じ、憧れていたし、尊敬していた。
ふと笑みが零れた。
「どうしたの?」
真啓がきょとんとして理紗に言った。
(いいえ…何でも無いわ。昔の事を思い出してたの。)
そういって理紗は笑った。
🐈⬛
「見に行きたいんでしょう?僕は構わないよ。」
夕食をふたりで食べていると、隆は静かに言った。
「音楽と離れて久しいし、あなたもコンクールの伴奏の事があってから、恋しくなったんじゃないですか?」
独身生活が長いだけあって、隆は理紗よりも料理が上手で、作るのも好きだった。
(あなたに一緒に来て欲しいの。)
タスクが持って来てくれた刺身と、隆が作った煮物、理紗が漬けた漬物を食べていた。
「勿論だよ。音楽って不思議だよね。決められた音符を決められた速さで弾く。それなのに数学とは違って演奏者によって全く違うんだものね。」
隆は理紗が漬けた白菜の漬物を口にすると、少し眉を顰めた。
「あなたとのデートだったら、僕はどこでも良いよ。」
理紗が慌てて食べると塩がきつすぎた。
(ごめんなさい。またやってしまったわ。)
理紗が慌てて片付けようとすると、チャーハにでも刻んで使えば良いよと隆が笑った。
🐈⬛
コンサート当日。
緊張した面持ちで理紗はコンサート・ホールに着いた。
「大丈夫かい?」
隆は心配そうに理紗に付き添った。
(ええ。大丈夫よ。)
目立たぬように薄化粧と地味な服装で来てみたものの、誰か知っている人に会うのでは無いかという不安に駆られた。
キャップを被り、長い髪で顔を隠すようにしながら席まで歩き、隆の隣に座った。
パンフレットを見るとコンマスは、音大時代の知り合いだった。知っている名前も何人も見つけた。
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14,
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
…あ。
理紗は息を飲んだ。
…わたしの好きな曲。
偶然かも知れないと思いつつも、パンフレットを眺めていた。
《嬉しくも悲しくも、彼女は私の音楽の全てを吸収したハープだった。その弦を,なんとしたことか私はその弦を何本切ってしまった》
理紗が、パンフレットに書かれていた
ある一節に一瞬戸惑った素ぶりを見せたのを隆は見逃さなかった。
「凄い人気なんだね。」
隆は囁いた。チケットは転売などで高値で取引されており、満席だった。
チケットの入手困難なイヴァンのコンサートを理紗はいつも関係者席で見ていた。
(えっ…ええ…)
今回はステージ上からは見え難い後方のシート。きっと真啓が気を利かせてとったものだろう。
(アメリカでも人気はあるんだけど、日本の方がファンが多いんじゃないかしら。)
記者席も埋まり、ステージ後方にも音楽関係者と思われる人々が、立ち見をしていた。
「そうなんだ…凄いね。」
歪んだ愛だったが、今はふっと楽しかった頃を思い出した。
舞台の袖から颯爽と出て来たイヴァンは堂々たるもので、全く変わらず自信に満ち溢れていた。
…痩せた…わね。
毎晩の深酒などの不摂生のせいだろうか?
面持ちが変わったイヴァンを見て驚いた。
周りのお世話をする女性なら沢山いる筈なのにと理紗は、離婚に決して応じようとしないイヴァンが理解出来なかった。
慰謝料も何も要らない離婚は、弁護士にも欲が無さ過ぎると呆れられた。
だが、それが逆に、理紗が何がなんでも離婚をしたいのだというメッセージと受け取られ、イヴァンの心を頑なにさせてしまった。
「大丈夫?」
隣に座る隆がそっと手を握りながら、心配そうに声を掛けたが、理紗は静かに頷いた。
しかし、舞台の袖で立つイヴァンの面倒を見ている女性に息を飲んだ。
あの時の若手愛人ピアニストだ。
観客の大きな拍手の中、イヴァンは迎えられ、
痩せて一回り小さくなった身体を逸らし、堂々とステージに立った。
…愛に絶望…それはあなたでは無くて私の方。
隆が繋いだ少し冷たい手は、膝の上にそっと置いた。
長いラルゴの序奏。
恋に破れた若きベルリオーズの自己投影でありベートーヴェンから強く影響を受けたともいわれる彼の代表作品。
夢心地から始まり不安で終わる。
…温かい手。
それだけで緊張がほぐれる様な気がした。
然し、彼の腕は、健在だった。
いや寧ろ研ぎ澄まされ、澄み切っていた。
丁寧に演奏すれば、もったりとした印象を与えがちだが、イヴァンの推し続ける強さを強調した、鬼気迫る迫力に観客は息を呑んだ。
各楽章にはベルリオーズの詳細な解説がついており、彼自身の手でその解説を何度も改訂を重ねた拘りの曲。
何度もデートを断り続けいた際に、イヴァンが理紗を自身のコンサートへ初めて招待された時もこの曲が流れていた。
会場が明るくなり休憩時間が来た事を知った。
…圧倒的な存在感。
やはり、イヴァンは天才だ。
「休憩時間だよ。」
隆に声を掛けられて、ハッとした。
飲み物を買おうと、一緒に席を立った時だ。
「あのう…もしかしてリサ・コンスタンティー二・ミヤコさんじゃないですか?」
後ろに座っていた客に声を掛けられた。
理紗の顔が一瞬で強張った。
「あの…サインを頂けないかしら?」
女性が大きな声で話すので、周りから注目を浴び始めた。
「あらホント。」
「消息不明と言われてたけど、日本に帰っていらっしゃたのね。」
「実物はやっぱりお綺麗ねぇ。」
理紗の周りがザワザワとし始めると、プレス席に座っていたカメラマンや記者たちも、理紗達が何処に居るかを探している様だった。
…しまった。
日本のファンを侮っていた。こんな公の場にイヴァンの様子を知りたくて来てしまった事を後悔した。
クラッシックの分野におけるコアなファンは、人口比率に対し、世界と比べ、日本が圧倒的に高いのだ。
海外で入手困難なCD でも日本では手に入れ易いことからも判る。
騒ぎを起こせば、イヴァンの耳にもすぐに入ってしまうだろう。
(出ましょう?)
隆は、静かに頷くと、帽子を目深に被った理紗の手を引いた。
記者達が、こちらに向かって来るのが判った。シャッターの音が何度かした気がした。
「そうした方が良さそうだね。」
しっかりと手を握り直した隆に守られ、済みません失礼しますと言いながら、ホールから早足でふたりで抜け出した。
止まっていたタクシーに乗り込むと、ふたりとも同時に溜息をついた。
「本当に有名人なんだね。」
隆が無邪気に笑った。
(やめてよ…。)
「僕もサインを貰っておこうかなぁ。」
冗談を言った隆に何も答えず、理紗は窓の外を眺めていた。
…理紗はやはり、あの世界に居るべき人なんだ。
隆は理紗の整った横顔を見ながら思った。
(せっかくだから、どこかでご飯を食べて行かない?)
突然、理紗がこちらの方を向いたので、見惚れていた隆は慌てた。
「あ…ああ。良いけど。どこに食べに行こうか?」
隆はスマホを徐にポケットから出すと、レストランの検索を始めた。
(運転手さんに美味しいラーメン屋さんを聞いて?)
「えっ?ラーメン屋さんで良いの?」
隆が驚いた顔をした。
(なんで?驚くの?)
「僕のピアニストは庶民的だなぁと思って。」
理紗は声は出ないものの、大きく口を開けて笑った。
「運転手さん。どこかに美味しいラーメン屋さんは無いですかね?もし良ければ一緒に食べませんか?」
「えっ?良いんですか。助かります。丁度お腹が空いて来たところだったんで。では、僕が通ってるあんまり人には教えたくない、美味しいラーメン屋へ行きましょう。」
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