一陣茜の短編集【ムーンバレット】

一陣茜

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188 夏の終わりのハーモニー

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    2005年、平成17年。

    淵神ふちがみ利栄子りえこ、24歳。

    ラジオ番組「エリーの日曜日は終わらない」初回放送。

    ラジオブースで喋る姿は、どこかぎこちない。言葉遣いもなっていない。

    しかしーー

「こんばんは。エリーの日曜日は終わらない。パーソナリティーの淵神利栄子どぅえす。9月5日の月曜日、午前6時になりました。うぃすうぃす。よろしこ。いやーついに始まっちまったぜ。新番組です。初の冠番組です。突然だけどさ、CD売れなくなったよねー。チャートで1位とっても10万枚いくかいかないかでしょー?    この先、音楽ギョーカイどーなっちゃうのかね。20年後とか子どもたちに投げて遊ぶブーメラン的なオモチャだと勘違いされちゃうかもね。でもさCMから火がついた曲もあるよね。一万年と二千年前から愛してるぅってヤツね。パチンコね。失礼。パティンコね。アニメやってるときはそこまで跳ねなかったのに不思議よね。でもみんなカラオケで入れるとサビ以外知らんっていうね。サビになると一気にボリュームアップするよね。そういう曲ってけっこうあるよね。サビのメロディーだけ異様に認知度あがっちゃう曲。リスナーの中に、いとしさとせつなさと心強さとって曲のAメロがビビッと頭に浮かぶ人いるかな。あれサビが激強げきつよなんだよね。涙はみせないで見つめていたいよ、ハイッてマイク渡されて歌える猛者もさいる?    いや、ファンは歌えるでしょうけどさ、こう、なんとなーく、うっすら音楽聴いている人は歌えないと思うんだよね。ちなみに2番目にくるサビ歌える人いる?    悲しくて泣きたくて叫びたくても、よ。だけどやっぱり初手しょてが強すぎんのよ。だってこいしさと書いていとしさと読ませてせつないのに心強いんだよ?    もうどっちなんだい?    って胸筋でルーレットしたくなっちゃうよね。でもね、私は実は好きなフレーズ、サビ以外にあるのよね。誰の目にも止まることないまま、街角のポスターは色あせて消えていくーーね。きっといつか私も色せて消えていくのよね。うっすくなってさ、ペラペラになって、誰ががすワケでもなく、日々雨や風にさらされて、いつの間にか吹き飛んでいくんだろうね。地に落ちてベタベタに踏まれまくってさ、もう何が書いてあったかもわからなくなってさ、靴跡だけがベッタリ残ってるようなポスターになっちゃうんだろうね。いやポスターだってわからないかもね。点数悪すぎて捨てられたテスト用紙だと思われるかもね。私を知ってるのは同じ時代を生きた人たちだけ。つまりはーーこの番組を聴いているみんなだけね。 私はそれでいいと思っている。一緒に朽ち果てていこうじゃねーの。きっとその頃には新しい風が吹いてるよーーきっとね。早速リクエストきてますねー。この曲はカバーにカバーを重ねてずっとヒットしてますね。きっとこれからもずっと愛されていくんでしょうね。でもねーこれもねーサビ以外歌える人少ないような気がしますよ。これを機会に覚えましょう。この番組最初のリクエストナンバーはーーキンモクセイ〈夢で逢えたら〉」

    圧倒的スピードで話を展開していく堂々たる風格も、淵神利栄子は同時に兼ね備えていたのである。


ーー◇◇◇◇◇◇ーー


    2025年、令和7年。

    淵神利栄子、44歳。

    都内某ホテル。地下にあるバーカウンターで利栄子は人を待っていた。高層階とは違い、夜景は楽しめないが、バーの中央にはグランドピアノが置いてあり、ジャズバンドの演奏が楽しめる。

     利栄子は腕時計を見ながら、オレンジ色のグラスを傾ける。やがて、そこに遅れてやってきたのは、牧野まきの明菜あきなだった。

「遅れてすまんのう。何飲んでるんじゃ?」

「テキーラサンライズ。母親のスナックで飲んでからハマっちゃって」

「そうか。母ちゃんと話せるようになってよかったちゃね。じゃあーーわしはマティーニ」

    バーテンダーは静かに頷き、ジンとベルモットを混ぜていく。マドラーで氷を回す音は、まるで風鈴のように聴こえる。最後にオリーブを入れて、マティーニのカクテルは明菜の前に差し出された。

「ワールドツアーお疲れ様」

「なーにゆうとるんじゃ。そっちは20年続いたラジオが終わったんじゃ。そっちこそお疲れ様じゃけんね」

    利栄子は顔をしかめて、仕方なさそうに笑う。

「譲らないよねー、あっきーは」

「特にリエコが関わるとそうかもしれんの。ほい乾杯」

「かんぱーい、っと忘れるトコだった。はい、コレね」

    乾杯をして間も無く、利栄子は思い出したように小さな紙袋を明菜に渡す。

「なんじゃこりゃ」

「京都みやげ、八ツ橋。いま色んな種類があるんだね。適当に選んできたから旦那さんと食べて」

    袋の中には何種類か小さな箱が重なっていた。定番のプレーンと抹茶にチョコバナナ味やソーダ味なんてのもある。本当に適当に選んできた感がしっかり伝わるラインナップだった。

「しかしまあ、ムーンバレットのために京都まで行ってしまうんじゃからの。筋金入りのファンじゃな」

「まーね」

    利栄子は得意気に胸を張って、テキーラサンライズを飲み干した。すみませーん、テキーラサンライズ。もう一杯。あ、どーも。とバーテンダーから新しいグラスをもらう。

    テキーラにオレンジジュース入れるだけでこんなに美味しくなるとは思わなかった、と利栄子は新発見。少しずつ母親がテキーラ好きになった過程を理解していきーーちょっぴりイヤになる。

「あっきーは、なんでアポロニオスのサポート引き受けたの?」

「リエコがセアラを助けてやらんから不憫での」

「だってあの子は別に助けなくても」

「そこじゃけん」

    ビッと、明菜はハンドサインでつくった銃を利栄子に向ける。

「なーんでみんなセアラは完璧超人じゃと思い込むんじゃ。あんなに飾り気なく素朴に生きとるのに」

「いや、わかんないって」

「パフォーマンスだけを見てればな。もっと瞳の奥を見んかい。常に不安。常に孤独。だから技術は徹底的に磨くし、周りには最高の人材をそろえる。敵は弱いうちに叩く。それでも震えが止まらない。誰かが毛布をかけてやらにゃいかんけん」

「その自信のなさはどこからくるんだろう?    私には輝く星に見えるんだけどな」

「すぐ近くにじゃろうよ」

    明菜はまるで我がことのように自信満々に言う。自身が利栄子に及ばないと不安になったように、鏡セアラは南野みなみの歌奈かなに及ばないと感じて不安になるのだと。

「あっきーは踊りながら歌えるけどさ、私はそんなのできないし、カナちゃんもそうよ。音楽十番勝負みたいなのやったら、セアラさん全勝できるんじゃない?」

「そーゆーんじゃないけん、他人を惹きつける魅力っちゅうのかのう。さきりんもみくすけもまりっぺも、わしが声をかけても集まらんかった。リエコが中心にいるから、あんな性格も趣味もバラバラな変な連中が仲間になれたんじゃ」

「たしかにあの中にいるとあっきーって常識人だよね。さきりんは真面目だけど異常に真面目で、あれはあれで振り切ってるっていうか」

「そ。変な奴らが好きになるのは、もっと変な奴なんじゃ。わしやセアラは感覚がマトモ過ぎるのかもしれん」

「それじゃ私が相当変なヤツみたいじゃん」

「そうなんじゃ。リエコはかなーり、なかなかに、アレなヤツなんじゃ。いままで面と向かって言えんかったわしにも責任がある」

「そうなんだ。もっと早く言ってくれればよかったのに」

     普通そこは怒るとこじゃろうに、と明菜は心底呆れる。利栄子は微笑みながら、そうかそうかと納得していた。

「そーゆーとこじゃ。憧れても仕方ないし、手に入れたところで自分じゃどうせ使いこなせない、その人だけが持つ不思議な魅力」

    見せつけられると、悔しいんじゃ。

    明菜はマティーニを飲み終えて、新たな注文をした。

「カルーアミルク」

「え?」

「わしが甘いの飲んじゃいかんのか?」

「いや、なんか意外だなあって」

「今日は肩肘張らずに飲みたいんじゃ」

    さっと出されたカルーアミルクを飲んで、明菜は「美味しい」と素直な感想を言う。

    それから明菜は、焦燥感を表情に出した。友人の安否が気になったのだ。

「さきりん倒れたって聞いたけん、大丈夫なんか?」

「うん。本当に運が良くてさ、京次きょうじさんがたまたま店を訪れる日だったから発見が早くて、なんの後遺症もなかったみたい」

「あの色男に感謝しないといかんのう。日本の夏は凶器になってきたけん、無事ならいいんじゃが」

「一人暮らしだと病気になったときキチーですよ。私も久々に高熱出てさ、フラフラで必死に薬探したよ」

「だからといって、いまさら誰かと住んだらストレス溜まるしの。わしも最初旦那の電動髭剃りの音で発狂しとった」

「それだけのことで?」

「毎日毎日積み重なるとな。まだ眠い朝にウィーンって音がなるだけで、鈍器を握っている自分に気づいた」

    利栄子は半笑いで尋ねる。

「振り下ろしてないでしょうね?」

「ギリこらえた。じゃけん、このままじゃいつ爆発するかわからんから正直に打ち明けた。そしたらいまは剃刀かみそりでやってくれるようになったんじゃ」

「愛されてるね」

「わしの顔が怖かったからじゃて」

「それはそう」

    二人で笑う。二人だけで笑うのは、いままで利栄子と明菜になかった経験だ。あいだに誰かいないと、なんとなく心を許せない最後の壁があった。いまは壁が失われたように、利栄子と明菜は互いに感じた。

    利栄子は躊躇ちゅうちょするように言う。

「……みくすけのこと、聞いた?」

「ああ、フリーになって世界中の紛争地、あちこち飛び回るとか」

「本人のやりたいことだから止めたくないんだけどさ、いまはジャーナリストだからって攻撃されない保証なんてないじゃない?    なんて言ったらいいかわからなくて」

「需要と供給の釣り合いが特に取れてない職種じゃけんね。命からがら手に入れた情報を、どれだけの人が欲しがってるかといったら……難しいとこじゃ」

「もっと俗物的にお金儲けとかに興味を持ってくれたらいいんだけど、そーゆーので動かないでしょ、みくすけは」

「むかしから歴史の教科書はだと言ってたからのう。なるべく真実の近い場所にいて、あらゆる角度から光を照らして、そこに生まれた影を伝えたいーーってさ。みくすけを応援するなら、わしらは覚悟せんといかんかもな」

「そんな覚悟……したくないよ」

    利栄子はオレンジジュース抜きのテキーラを飲みたくなった。バーテンダーにショットグラスでテキーラをもらう。ぐいっと飲んで、大きく息を吐き出した。 

    同じのを、と明菜もテキーラを頼み、一気に空ける。

「……わしもじゃ。わしはみくすけに嫌われてもええ。最後まで反対する。誰も欲しがらん真実よりも、わしはみくすけの命が大事じゃ」

「そうね。逆にいえば、私たち以外に反対できる人なんていないんだもんね。エゴだってわかっていても、私たちの気持ち、ぶつけてみるしかないよね」 

「まりっぺはなんて?」

「誰かの夢を応援する漫画を描いてるから、止められないって」

「ま、しゃーないのう。その点、リエコは変な歌ばっか作っとってよかったちゃね」

「ほーんと、そう。名作ひとつもなくてよかった!   って言わせるな!」

    ひゃひゃひゃ、と喉を鳴らして笑う明菜。ふん、と鼻を鳴らす利栄子。いや、何かひとつくらい名曲を書いたはずだと利栄子が懸命に考えていると、明菜は邪魔するように言う。

「リエコはこの先、どーするんじゃ?」

「実はね、HDCグループから誘われてるんだ」

「なにするんじゃ?」

「それはまだ言えないんだよねぃ」

「守秘義務っちゅーやつか。特にあそこは厳しそうじゃもんな」

「そーそー。でも楽しそうだし、なんたってカナちゃんのお母様と一緒に仕事ができるから」

    明菜は目を細めた。

「まさかそれが一番の理由でラジオやめたんじゃなかよね?」

「あっきーの中で私はどれだけムーンバレットマニアなのよ。業界の新陳代謝が必要だと思ったの。若手に譲りたくなったの。私も若い頃、そこまで乗り気じゃなかったけど、ほぼ半生を捧げる仕事になったし」

「数週間一緒にいて、わかった。鏡セアラは間違いなく新時代を作ってくれる。なんせ競い合えるライバルがおる。わしは、リエコのライバルになれんかったのだけが後悔じゃな」

「……そうだよ。あっきー走るの遅いから待ちくたびれちゃったよ」

    二人でジャズバンドの音色に耳を傾ける。メンバーは3人。ピアノとサックスとウッドベース。曲は「My  Favorite  Things」だった。曲が終わり、客たちは下品になりすぎないように、ささやかな拍手を送る。

    ちょうどセットリストも終わったらしく、バンドメンバーは片付けを始めた。

    明菜はバーテンダーに尋ねる。

「すみません。あのピアノ、弾いても?」

「どちら様が?」

「こちらのプロミュージシャン、淵神利栄子。エリーを知らない?」

「存じております」

「1曲だけ、お願いできませんか?」

「よろしいですよ」

    だってさ、と明菜は利栄子に言う。かなりブランクがあれば無茶振りだと利栄子も拒否できた。しかし今年はディナーショーもやったし、昨日は京都でムーンバレットのサポートメンバーとして大活躍してしまった。むしろ、利栄子の状態はかなり仕上がっている。

「1曲だけだよ」とまんざらでもない利栄子。

「高校生のときのを聞かせて欲しいんじゃ。わしは屋形船で眠ってしまって聴けんかったけん、ええじゃろ?」

「屋形船のカラオケ?    何歌ったんだっけ?」

     ご当地アイドルオーディションの打ち上げで歌ったのはなんとなく利栄子も覚えている。しかし27年前のことだ。さすがに記憶も曖昧になっている。

    明菜は我慢ならず「松田聖子のSWEET  MEMORIES」と明確にリクエストした。

「いまだにみくすけとまりっぺが言うんじゃ。リエコのスウィート・メモリーズは一度は聴いとかんと人生損しとるって」

「大袈裟な。でもわかった。やってみる」

    誰もいなくなったピアノに利栄子は歩いていく。

    ピアノの椅子に座る。マイクはない。BGMとしてはちょうどいい音量になるかもしれない。

    利栄子は指先から音色を生み出して、喉から過去の記憶をます。

「なつかしい/いたみだわ/ずっとまえに/わすれていたーー」

「でも/あなたを/たとき/時間じかんだーーけ/後戻あともどりしたのーー」

幸福しあわせ?   と/かないで/うそつくのは/上手じょうずじゃないーー」

ともだちなら/いるけど/あんなにーーは/えあがれなくてーー」

うしったーーゆめだけがーーうつくしく/えるのは何故なぜかしらーー」 

ったーーやさしさもいまはーーあま記憶きおくーーSweetスウィート  Memoriesメモリーズ

「Don't  kiss  me  baby/we  can  never  be/So  don't  add  more  pain/Please  don't  hurt  me  againーー」

「I  have  spent  so  many  nights  thinking  of  you/longing  for  your  touch  I  haved  you  so  muchーー」

「あのころはーーわかすぎてーー悪戯いたずらに/きずつけあった二人ふたりーー」

色褪いろあせたーーかなしみもいまはーーとお記憶きおくーーSweetスウィート  Memoriesメモリーズーー」

    先ほどまで演奏していたサックスプレイヤーが乱入し、利栄子の歌に華を添える。利栄子はピアノを弾きながら、より一層気持ちを高めた。

うしなったーーゆめだけがーーうつくしくえるのは何故なぜーーかしらーー」

ったーーやさしさもいまはーーあま記憶きおくーーSweetスウィート  Memoriesメモリーズ……」

    27年前。あの頃にこの曲を聴いていたならばーー明菜は自分に問いかける。

    悲しがっただろうか。

    泣き叫んだだろうか。

    悔しがっただろうか。

    怒り狂っただろうか。

    あまりの実力差に失望し、夢を諦められただろうか。

    それとも逆に感動して、素直に応援してしまっただろうか。

    わからない。

    わからなくて、良かった。あんなに心がぐちゃぐちゃしていた時代に利栄子の歌を聴かなくて良かったと思う。にごってくすんだ瞳に利栄子の姿を映さなくて良かったと思う。

    心の透き通ったいまの自分で、利栄子の歌を聴けて良かった。いつまでも輝き続けるエリーの側にいられて良かった。

    ライバルなんてーーならなくて良かった。

    いとしさと。

    せつなさと。

    心強さと。

     同居できなさそうな感情たちがいま、明菜の心でルームシェアを始めていた。



【夏の終わりのハーモニー・了】
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