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ババアを満足させろ
悪質商法ですよ?chapter3-1
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深夜になってもオェッと吐きそうな声が止まっていなかった。
ファリ「はぁ~、はぁ~」
ラフィア「勘弁してくださいよ、アルティテュスさんに張り合おうなんて考えたのが間違いです」
するとコンコンと扉が鳴った。
ラティーファ「あのぉ、白湯などいかがでしょう?」
ラフィア「白湯ですか?」
ラティーファ「はい、昔からの言い伝えで、飲むと吐き気も少しは治るはずです」
押し除けるように半裸のティオニセスが入ってきてファリの口に顔を近づけた。
エリザベス「全く、、、それをどうするんですか?私は勘弁ですよ」
エルザ「食べちゃうの?」
ティオニセス「これはアルティテュスの夜食ですね、お腹空いたらしいので口移ししてきます」
エルザ「えぇ~アルティテュスさんってこの前、お腹空いたって、”う◯こ”っていうもの食べてたよ」
その言葉にファリは吐き出した。
ラフィア「もぉぅーエルザさんがそんな事言うから」
そしてシャルロッテも走ってきた。
ラティーファ「もう、無理です、この仕事」
ティオニセスは出て行った。
シャルロッテ「無理しなくてもいいです、それにこれは序の口です、店長なんて、、、、、いえ、なんでもありません」
ラフィア「ラティーファさんはどうしてここに?」
ラティーファ「私は冒険者なのです、しかしながら登録したものの、今では災厄がほとんどなくなって報酬がなくて、強くなる為に続けるのが目的ですが、現状維持のために職を探していたらここの募集を見て、高待遇でしたので、、、」
ラフィア「頑張ってください、領主の長女だからって強くなれないわけではありませんから、私だって国を立ち上げる前は両親のために今で言う冒険者になって戦いましたから」
ラティーファ「そうですか、応援ありがとうございます」
エリザベス「今のお話は歴史的に非常に価値のある事ですね、書き留めておきました、あとからギルドの図書館に置いておきます」
ラティーファ「歴史的ですか?」
エリザベス「ラフィアさん、昔はイリーネスって呼ばれていた方です」
ラティーファ「噂は本当だったのですね」
ラフィア「噂ですか、、、」
ラティーファ「そのようなお方が何故、私を応援なんかしてくださるのでしょう」
ラフィア「応援に変な意味はありません、頑張っている人を励ますだけです」
エルザ「えぇ!ラフィアってお母さんとお父さんいたんだ」
ラフィア「私だっていますよ」
エルザ「どんな人だった?」
ラフィア「お母様がリームでお父様がソルスィンクスです」
エルザ「変な名前」
ラフィア「昔の名です」
エリザベス「やはり男性もいたのですね」
ラフィア「記憶も曖昧で変な事を言っていましたが、ようやく両親を思い出すことができるようになりました」
しばらくファリのお世話をしていたラティーファとシャルロッテは持ち場に戻った。
ラフィア「もう一度だけ両親に会いたいです」
あたり一面が光に包まれ、血相を変えたアリストロットがラフィアの背後に魔法陣を作り出てきた。
ラフィア「これは、、、」
アリストロット「権限の濫用、あなたを殺します」
ラフィア「引っ込んでろババア」
汚い言葉を初めて使ったラフィア
1分後、光の中から白いローブの男女が抱き合って出てきた。
ラフィア「お母様、お父様」
2人の元にラフィアが突撃するとそのまま3人で抱き合って泣き崩れた。
ラフィア「お母さん」
銀髪のロングヘアーがラフィアの頭を覆って鼻を啜る音だけが聞こえてくる。
アリストロット「貴様!」
そこにボサボサのアルティテュスまでやってきた。
ファリ「一体、、、何が」
アルティテュス「おやおや、アリストロットはババアですねぇー、皺で老人のようですよ?」
アリストロット「これはやり過ぎです」
ラフィアの両親らしき人を葬ろうとアリストロットは詠唱を始めた。
アリストロット「我が白明の光刃がこの者に天聖の裁きを下す、覚悟せぇ~」
魔法がぶっ放されたが、母親であろう人が右手を広げると盾が顕現され、そのままアリストロットに跳ね返された。
アルティテュス「だからラフィアさんは引っ込んでろババアと言いましたよね?」
ファリ「素晴らしい盾ですねぇ~、いくらで売れるのか興味がありますねぇー」
エリザベス「余計な事を言うなら猿轡して亀甲縛で木に吊るしますよ」
ファリ「ほらエリザベスもニュクスの常連じゃん」
常連客の”いつもの”がバレてしまっていた。
エリザベス「へぇ~?鯨のように吹き出す変態には言われたくないですねえ~、いろいろなロードからたくさん噂されてますよぉ~?」
外の月は1番高く昇っていた。
ファリ「はぁ~、はぁ~」
ラフィア「勘弁してくださいよ、アルティテュスさんに張り合おうなんて考えたのが間違いです」
するとコンコンと扉が鳴った。
ラティーファ「あのぉ、白湯などいかがでしょう?」
ラフィア「白湯ですか?」
ラティーファ「はい、昔からの言い伝えで、飲むと吐き気も少しは治るはずです」
押し除けるように半裸のティオニセスが入ってきてファリの口に顔を近づけた。
エリザベス「全く、、、それをどうするんですか?私は勘弁ですよ」
エルザ「食べちゃうの?」
ティオニセス「これはアルティテュスの夜食ですね、お腹空いたらしいので口移ししてきます」
エルザ「えぇ~アルティテュスさんってこの前、お腹空いたって、”う◯こ”っていうもの食べてたよ」
その言葉にファリは吐き出した。
ラフィア「もぉぅーエルザさんがそんな事言うから」
そしてシャルロッテも走ってきた。
ラティーファ「もう、無理です、この仕事」
ティオニセスは出て行った。
シャルロッテ「無理しなくてもいいです、それにこれは序の口です、店長なんて、、、、、いえ、なんでもありません」
ラフィア「ラティーファさんはどうしてここに?」
ラティーファ「私は冒険者なのです、しかしながら登録したものの、今では災厄がほとんどなくなって報酬がなくて、強くなる為に続けるのが目的ですが、現状維持のために職を探していたらここの募集を見て、高待遇でしたので、、、」
ラフィア「頑張ってください、領主の長女だからって強くなれないわけではありませんから、私だって国を立ち上げる前は両親のために今で言う冒険者になって戦いましたから」
ラティーファ「そうですか、応援ありがとうございます」
エリザベス「今のお話は歴史的に非常に価値のある事ですね、書き留めておきました、あとからギルドの図書館に置いておきます」
ラティーファ「歴史的ですか?」
エリザベス「ラフィアさん、昔はイリーネスって呼ばれていた方です」
ラティーファ「噂は本当だったのですね」
ラフィア「噂ですか、、、」
ラティーファ「そのようなお方が何故、私を応援なんかしてくださるのでしょう」
ラフィア「応援に変な意味はありません、頑張っている人を励ますだけです」
エルザ「えぇ!ラフィアってお母さんとお父さんいたんだ」
ラフィア「私だっていますよ」
エルザ「どんな人だった?」
ラフィア「お母様がリームでお父様がソルスィンクスです」
エルザ「変な名前」
ラフィア「昔の名です」
エリザベス「やはり男性もいたのですね」
ラフィア「記憶も曖昧で変な事を言っていましたが、ようやく両親を思い出すことができるようになりました」
しばらくファリのお世話をしていたラティーファとシャルロッテは持ち場に戻った。
ラフィア「もう一度だけ両親に会いたいです」
あたり一面が光に包まれ、血相を変えたアリストロットがラフィアの背後に魔法陣を作り出てきた。
ラフィア「これは、、、」
アリストロット「権限の濫用、あなたを殺します」
ラフィア「引っ込んでろババア」
汚い言葉を初めて使ったラフィア
1分後、光の中から白いローブの男女が抱き合って出てきた。
ラフィア「お母様、お父様」
2人の元にラフィアが突撃するとそのまま3人で抱き合って泣き崩れた。
ラフィア「お母さん」
銀髪のロングヘアーがラフィアの頭を覆って鼻を啜る音だけが聞こえてくる。
アリストロット「貴様!」
そこにボサボサのアルティテュスまでやってきた。
ファリ「一体、、、何が」
アルティテュス「おやおや、アリストロットはババアですねぇー、皺で老人のようですよ?」
アリストロット「これはやり過ぎです」
ラフィアの両親らしき人を葬ろうとアリストロットは詠唱を始めた。
アリストロット「我が白明の光刃がこの者に天聖の裁きを下す、覚悟せぇ~」
魔法がぶっ放されたが、母親であろう人が右手を広げると盾が顕現され、そのままアリストロットに跳ね返された。
アルティテュス「だからラフィアさんは引っ込んでろババアと言いましたよね?」
ファリ「素晴らしい盾ですねぇ~、いくらで売れるのか興味がありますねぇー」
エリザベス「余計な事を言うなら猿轡して亀甲縛で木に吊るしますよ」
ファリ「ほらエリザベスもニュクスの常連じゃん」
常連客の”いつもの”がバレてしまっていた。
エリザベス「へぇ~?鯨のように吹き出す変態には言われたくないですねえ~、いろいろなロードからたくさん噂されてますよぉ~?」
外の月は1番高く昇っていた。
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