上司に連れられていったオカマバー。唯一の可愛い子がよりにもよって性欲が強い

papporopueeee

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親睦偏

拘束しました

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「あんっ♡ やだっ……♡ もっと優しくしてほしいです……♡」
「……きつくしろって言ったのはそっちだろ」

 時折わざとらしく喘ぐツキを無視して、その手をベルトを使って背中で拘束する。

 ツキは悶えはするものの終始大人しく拘束されていた。
 本当に何を考えているのかわからなくて、逆に不気味でもある。

「あっ♡ さっきからそのぞんざいな扱い……それくらい、心を許してくれてるってことですよね……?」
「……不法侵入者に敬語なんて使ってられるか」

 社会人になってからは、昔からの知り合い以外には敬語を使うようになった。
 年上はもちろん、同い年でも年下でも。

 敬語の方が相手に与える印象は悪くならないし、学生時代と違って見た目で相手の年齢を判断することも難しい。
 契約社員からすれば、客先なら新人でも立場は向こうの方が上になる。

 わざわざため口と使い分けるよりも、全員敬語で通してしまったほうが楽なのだ。

 したがって、ツキは社会人になってから知り合った相手の中では唯一ため口を使った相手だ。
 その理由が親愛や親交が深まったからというポジティブなものではなく、
 犯罪者相手に敬語を使うのが躊躇われるというネガティブな理由なのが残念だが。

「あー……私、これからどうなっちゃうんでしょうか……♡ お仕置きとかされちゃうんですか……? アキラさんの鬱屈してドロドロになった欲望の捌け口にされちゃうんでしょうか……♡」
「そんなものは溜まってない。人の事を性欲魔人みたいに言うな」
「えー……? でも、最近発散できてないんじゃないですか?」
「…………」
「ゴミ箱にはそれらしいものはな――」
「言わんでいい!!」

 不在の間に部屋に入られたということは、つまりは色々と漁られたということだ。
 盗まれていないだけまだマシだが、気分が良くないことには変わらない。

「はあ……PCの電源まで点けてないよな?」
「アキラさん、一人暮らしなのにパスワードかけてらっしゃるんですね? そんなに見られたくない物があるんですか……♡」
「まじか……」

 実家暮らしだった時から使用していたためパスワードをかけっぱなしだったのだが、それが功を奏したようだ。

 というか、PCの中身まで漁ろうとするなんて本当に常識が無いのだろうかこいつは。

「さて……。とりあえず、何から訊いたものか……」
「何でも教えますよ♡ 性感帯から、弱点まで、何でも♡」
「…………」
「? アキラさん?」

 ツキの見た目が女性にしか見えないせいだろう。
 後ろ手に縛って床に転がしておくのが後ろめたく感じられた。

 拘束はまだ解くことはできないけれど、硬い床ではなくベッドに移動させるくらいはしてもいいかもしれない。
 大人しく拘束に応じているし、それくらいの気遣いはするべきだろう。

「……ベッドに移動させるぞ」
「え? うわっ!?」

 ツキの身体の下に手を差し込んで持ち上げる。
 見た目の可憐さほど軽くはないが、それでも男性であることを考えれば軽い。

「もしかしてベッドに寝かせてくれるんですか? それとも今からベッドインですか?」
「アホなこと言ってると、床に放り投げる」
「仰向けは嫌なんで、うつ伏せでお願いしますね♡」
「……いや、うつ伏せはこっちも嫌だよ」
「どうしてですか?」
「どうしてって……匂い嗅ぐだろ、どうせ」
「やだなー……そんなのもう手遅れですよ♡」
「……ふんっ!」
「きゃーっ♡」

 ツキを仰向けにしてベッドの上に放り投げた。

「やだやだー♡ ほんとに仰向けは嫌なんです……♡」
「どうして」
「だって……大きくしちゃったら丸わかりじゃないですか……♡」

 そう言って、ツキはもじもじと内股を擦り始めた。

 裾の短い短パンがずり上がって、足の付け根まで見えてしまいそうだ。

「今さら恥ずかしがることか?」
「でも、今日ってそういうことするんじゃないですよね? それなのに、大きくしちゃうのはちょっと恥ずかしいといいますか……アキラさんがまじめな話してる最中に大きくしちゃったら申し訳ないというか……」
「……」

 ツキの言い分はよくわからないが、話の最中に目の前で大きくされると気が散ることは間違いない。
 仕方ないので、ツキの上に掛け布団をかけてやることにした。

「あっ♡ アキラさん、やっぱり優しい……もっと好きになっちゃいそうです……♡」
「勘弁してくれ……」
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