上司に連れられていったオカマバー。唯一の可愛い子がよりにもよって性欲が強い

papporopueeee

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親睦偏

くっつかれました

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「うーん……やっぱり定番のお姫様だっこがいいですかね?」
「何の定番なのか知らないけど、大変そうなのは勘弁してほしい」
「大変じゃないですよ。私は可愛いネコちゃんのように軽いですから♡」
「……」
「どうしてそこで無言になるんですか?」
「いや、なんとなく……」

 ツキの体重は猫よりもはるかに重いだろう。
 猫と同等の体重だったらそれこそ健康的に大問題だ。

 しかし、ツキを猫と形容するのはとてもピッタリに思えた。

 人懐っこくじゃれてくる様は犬のようだが、その自由奔放さは正に猫だろう。
 飼育したことはないけれど、ツキに振り回されていると猫を飼っている人の気持ちを体験できているような気がしてしまう。

「? 変なアキラさんですね」

 不思議そうな顔でこちらを見つめるツキ。

 ツキには散々迷惑をかけられているというのに、
 そんな不満も帳消しにしてしまうその愛らしいルックスは、
 本当に罪深いと思う。

「それじゃあ、おんぶはどうですか?」
「おんぶ……背負ってると、本来の目的が果たせなさそうな気がするけど……」

 そもそもの発端は、ツキの体重を確かめることだ。
 おんぶでは実際よりも軽く感じてしまいそうな気がした。

「いいですよねー、おんぶ……。青春って感じがして、ちょっと恥ずかしいですけどそれがまたスパイスというか……アキラさんが童貞っていうのもコンボ繋がってる感じしますし……」

 ツキはすっかり抱っこそのものに思考を奪われているようだ。
 そんなにも抱っこされたいのだろうか。

「アキラさん、背中広いし……匂い嗅いでもバレないだろうし……」
「そんなことしたら振り落とすけど」
「優しいアキラさんがそんなことするはずないじゃないですか! テキトーなこと言ってアキラさんの印象を悪くするのは止めてください!」
「テキトーなこと言ってるのはどっちなんだ……」

 こちらは健康を気にしているというのに、ツキは一人で楽しそうである。

「あっ、駅弁はどうですか?」
「駅弁? なんで今、弁当の話が……っ!?」

 脈絡のない話題に困惑していたが、すぐにツキの意図に思い至った。
 確かに、抱っこの体位の一つの通称としてその名前はある。

「駅弁ならぎゅーって密着できるじゃないですか♡ ラブラブな私とアキラさんにピッタリです♡」
「駅弁なんてできるか! どこをどう考えたってお似合いじゃない!」
「えーっ、いーじゃないですかー。私たちは裸を見せ合った仲なんですからー……しかも大きくなったのまで見てるんだし、今さら……あっ、やばっ……♡ 思い出したら、ちょっと……♡」

 ツキは急に前屈みになったかと思うと、こちらに濡れた瞳を向けてきた。

「な、なんだよ、その目は……」
「アキラさん、駅弁しましょ♡ 絶対硬いの当てないですから……♡」
「語るに落ちてる! 絶対当たるじゃないかそれ!」
「ちょっとだけ……♡ 少しだけですから……♡ 押し付けたりしないから♡」
「ちょっ、近づくなっ! やめっ――」
「あっ――♡♡」
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