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親睦偏
監禁もされたいようです
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「……とてもじゃないが、今の俺には共感はできないな」
「それは私も同じですよ。言ったじゃないですか、性奴隷になりたいと思っているし、なりたくないとも思っているって。私の本能は破滅したがっているんですけど、理性はそんなことは望んでないんです。性奴隷になんてならない方が、真っ当に幸せに生きられる。私が性奴隷になんてなったら、悲しむ人だっている。自由に生きる方が、ずっと楽しい人生を送られる。そんなことは、私だってわかってるんです」
言われて見れば、己の内に相反する願いを抱くのはそう珍しいことでもない。
痩せたい。
でもたくさん食べたい。
働きたくない。
でもお金は欲しい。
恋人が欲しい。
でも他人と関わるのは面倒くさい。
性奴隷になんてなりたいのはツキぐらいだろうが、矛盾した思いで悩むのは人の性なのだろう。
それこそ解脱でもしない限り、人間はこの矛盾からは逃れられないのかもしれない。
「でも、だから……だから……ね♡」
「だから……なんなんだよ」
「私は、できることなら監禁されたいんです……♡ 無理やりに、有無を言わさず、自由を奪って……性奴隷になりたいんじゃなくて、性奴隷にされたいんですよ……♡」
「それはまた……とんでもない願望をお持ちのようで……」
ツキはどちらかというと被虐嗜好を持っているとは思っていたが、ここまでくると一般的なマゾを越えている気がする。
性奴隷も監禁も、現代の日本では犯罪になる。
例え本人の同意があったとしても、世間に知られればバッシングは避けられないだろう。
ツキのレベルまで来ると、逆にサドな気さえしてくる。
「昔、それに近い人をしてくれた人はいたんです……♡ 最初はただのえっちだったんですけど、途中で拘束されちゃって……ずっと寸止めでイかせてもらえなくて……それなのにずっとえっちな匂いを嗅がされて……我慢できなくて、性奴隷になりますって宣言させられちゃいました……♡ そこからはもう凄くて、逆にもう止めてって懇願しちゃうほどたくさんされちゃって……でも性奴隷なんだろって言われちゃって……私、気絶しちゃいました……♡」
他人が聞けば拷問としか思えない内容だけれど、ツキにとっては良い思い出のようだ。
そのうっとりとした表情が、ツキの感情を物語っている。
「でも、そこで油断しちゃったんでしょうねー。目を覚ましたら、その人は部屋に居なくて……ご飯でも買いに行ってたんでしょうか? 私の拘束も解かれていたので、そのまま逃げちゃいました。賢者タイムでしたし、理性があると溺れられないものですよね。それ以来連絡も全部無視してます。冷静になって考えると、普通のえっちの流れからガチ拘束は怖すぎますし……」
そう言って笑うツキ。
正直、笑いごとではないと思うのだけれども――
「……でも、もし……あのまま逃げなかったらって……今でもたまに思い返すんですよねー……」
「それは私も同じですよ。言ったじゃないですか、性奴隷になりたいと思っているし、なりたくないとも思っているって。私の本能は破滅したがっているんですけど、理性はそんなことは望んでないんです。性奴隷になんてならない方が、真っ当に幸せに生きられる。私が性奴隷になんてなったら、悲しむ人だっている。自由に生きる方が、ずっと楽しい人生を送られる。そんなことは、私だってわかってるんです」
言われて見れば、己の内に相反する願いを抱くのはそう珍しいことでもない。
痩せたい。
でもたくさん食べたい。
働きたくない。
でもお金は欲しい。
恋人が欲しい。
でも他人と関わるのは面倒くさい。
性奴隷になんてなりたいのはツキぐらいだろうが、矛盾した思いで悩むのは人の性なのだろう。
それこそ解脱でもしない限り、人間はこの矛盾からは逃れられないのかもしれない。
「でも、だから……だから……ね♡」
「だから……なんなんだよ」
「私は、できることなら監禁されたいんです……♡ 無理やりに、有無を言わさず、自由を奪って……性奴隷になりたいんじゃなくて、性奴隷にされたいんですよ……♡」
「それはまた……とんでもない願望をお持ちのようで……」
ツキはどちらかというと被虐嗜好を持っているとは思っていたが、ここまでくると一般的なマゾを越えている気がする。
性奴隷も監禁も、現代の日本では犯罪になる。
例え本人の同意があったとしても、世間に知られればバッシングは避けられないだろう。
ツキのレベルまで来ると、逆にサドな気さえしてくる。
「昔、それに近い人をしてくれた人はいたんです……♡ 最初はただのえっちだったんですけど、途中で拘束されちゃって……ずっと寸止めでイかせてもらえなくて……それなのにずっとえっちな匂いを嗅がされて……我慢できなくて、性奴隷になりますって宣言させられちゃいました……♡ そこからはもう凄くて、逆にもう止めてって懇願しちゃうほどたくさんされちゃって……でも性奴隷なんだろって言われちゃって……私、気絶しちゃいました……♡」
他人が聞けば拷問としか思えない内容だけれど、ツキにとっては良い思い出のようだ。
そのうっとりとした表情が、ツキの感情を物語っている。
「でも、そこで油断しちゃったんでしょうねー。目を覚ましたら、その人は部屋に居なくて……ご飯でも買いに行ってたんでしょうか? 私の拘束も解かれていたので、そのまま逃げちゃいました。賢者タイムでしたし、理性があると溺れられないものですよね。それ以来連絡も全部無視してます。冷静になって考えると、普通のえっちの流れからガチ拘束は怖すぎますし……」
そう言って笑うツキ。
正直、笑いごとではないと思うのだけれども――
「……でも、もし……あのまま逃げなかったらって……今でもたまに思い返すんですよねー……」
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