上司に連れられていったオカマバー。唯一の可愛い子がよりにもよって性欲が強い

papporopueeee

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親睦偏

不機嫌になってしまいました

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 ツキが理想とする可愛いが女性的なものであるのならば。
 ツキの体の構造はどう足掻いても男性であるのだから、
 すっぴんにコンプレックスを持っていてもおかしくはないのかもしれない。

 例えそのすっぴんが一般的には可愛いと形容されるものだとしても。
 というか化粧だって万能ではないのだし、今のツキの可愛さは素養もあってのことだとは思うけれど。

 コンプレックスとは結局は本人がどう思っているかだ。
 外見がどれだけ可憐であろうとも、ツキ自身が納得していなければコンプレックスにもなりえるだろう。

 むしろ、今のツキを。
 お化粧をバッチリに決めて、納得のいく可愛いを形成した後のツキを褒めるほどに。
 比例して、ツキの中のすっぴんへのコンプレックスは深まっているのかもしれない。

「……」
「……そういう反応されるのも、それはそれで嫌なんですけど」
「いや、その……ごめん……」
「謝られるのはもっと嫌なんですけど!」

 唇をへの字にしながら、ぶっきらぼうにツキはそう言った。
 すっかり機嫌を悪くしてしまったようで、ツキの顔は明らかに不貞腐れている。

 化粧の話なんて、ただの時間稼ぎの雑談のつもりだったのだけれども。
 翠が想像していた以上に、ツキはすっぴんに複雑な思いを抱いているようだ。

 デリカシーの無い言葉でツキを傷つけてしまったことはただただ申し訳ない。
 謝られたくないとツキが言っていても、謝らずにはいられない気分だ。

 しかし、思いがけず翠にとって都合の良い流れになったのも事実である。
 シャワーを浴びた直後はヤル気満々だったツキだが、今はとてもじゃないがそんな雰囲気ではない。

 ツキに嫌われてしまったのだとすれば、それはそれでショックだけれども。
 きっと、まだ修復不可能なほどこじれているわけでもない。

 ツキがセックスをする気分で無くなったのなら、
 ここは時間を置いてアルコールが抜けてから、改めてツキとの向き合い方をよく考えるべきだろう。

 セックスをするにせよ、しないにせよ。
 これからもツキと交友を続けたいのであれば。
 ツキとどういった関係になりたいのかを、はっきりしておかなければならないだろうから。

「むー…………」
「なあ、ツキ……。こんな雰囲気にした人間が言える事じゃないかもしれないけど……今日のところは――」
「そうですね。仕方ありません……」
「やっぱりそうだよな……。本当にごめ――」
「アキラさんには誘惑に逆らえないままずるずると堕ちていく堕落セックスをしていただく予定でしたけど……ここはプランを変えて、甘々ラブラブの恋人セックスをしていただくしかないですね」
「……なんて?」
「激甘ラブラブのイチャイチャ恋人仲直りセックスです」
「…………なんで……?」
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