女装少年たちとお姉さんの淫らな日々

papporopueeee

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欲望のお楽しみ編_ネコの章

マスクを外さないで

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「くさいっ……んっ、くさいだけ、こんなの……はっ、はぁっ……」

 もじもじと、画面の中の少女が腰をくねらせた。

 匂いは何も変わっていない。今だって臭い。自身の性器から出た液体なのだから、汚いと思うし嫌悪感も持っている。それなのに、翔斗はコップを強く自身の口に押し当てていた。マスクの中で、誰がわかるわけでもない屈辱的な行為を自らに課していた。

『ネコちゃん嫌そうだね』

「そ、そりゃそうだろ。こんなのっ……はぁっ、んっ、自分の精液の匂いを嗅ぐなんて……」

『でも可愛いね』

 そうだ。その通りだ。

 自身の精液を無理やり嗅がされている少女が可愛くて仕方がない。その状況で興奮してしまっている自分がエロくて仕方がない。

「はっ……はっ……ちゅるっ……んっ……」

 溢れて止まらない唾液がコップを滑り落ちる。とろんと蕩けた瞳が、ウェブカメラを見つめている。画面の中の少女が翔斗の性欲をしごきあげている。

『精液飲みたいの?』

「の、飲みたくないってこんなの……自分のなのに、こんなのっ……んっ!」

 パチンと、耳にかかっていたマスクの紐が外れた。余計な負荷をかけてしまっていたせいだろう。この状態でもしも指が離れてしまったら、マスクはひらひらと力なく落ちる。もしも何かの間違いで、指がマスクを離してしまったら。

「はっ……はっ……」

『マスクが無い方が顔が良く見えて可愛いよ』

「だ、だから、マスクだけは、外さないって……!」

 画面の中のマスクが震えている。指が痙攣しているせいだ。ゆらゆらとマスクが揺れるせいで、少女の鼻の頭が見え隠れしてしまっている。

 どうしたいかは明白だ。だって、きっと褒めてもらえるから。気持ちよくしてもらえるから。でもそれは危険なことで、リスクがあって、今後の人生に関わることで、視聴者が悪用しなければ何も問題はなくて。

「ね、ねえ……もしも……もしも顔が見えちゃっても……悪いことには使わない?」

『しないよ!』『オナニーには使う』『オナホにネコちゃんの顔写真貼るわ』

「ふっ……ふぅっ……あはっ♪ ほんと、変態ばっかじゃん♡」

 パサリと、マスクが落ちた。
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