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第四夜
義弟は甘い物が好き
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「カオル、何が食べたい?」
「んー……甘いの」
「甘いの? 昨日も甘かっただろう」
昨日の朝食はフレンチトースト。ついでに言うと昼食は甘いオムライスで、夕食の後にはデザートにアイスを食べている。甘味を過剰摂取していることは明白だ。
「甘いのは毎日でも食べたいのー♪」
「んー……だめだな。今日の朝は甘いのは無しにしよう」
「えー、ケン君が食べたいものを訊いてきたのにー」
「それもそうだな……。それじゃあ、ジャムトーストでカオルの要望を叶えようか」
ジャムに含まれる糖分がどれほどなのかはわからないが、トッピング山盛りのフレンチトーストよりは健康的だろう。
「あ、オレはジャムじゃなくてピーナツバターがいい。たっぷり塗ったやつ♪」
「……ベーコンエッグとサラダも添えるか」
健康要素は卵と野菜に期待することにしよう。
ほどよく焦げ目のついたトーストに、たっぷりと塗られたピーナツバター。ナイフとフォークで一口サイズに切り分けると、ざくざくと小気味よい音が鳴った。
「ん」
「あむっ……。んー♪」
カオルが目を瞑って口の中の甘みを楽しむ。カオルの甘党振りは見ていて愛らしくもあるが、健康面が気になるのが正直なところだ。
カオルは今は細身だが、運動をしているわけじゃない。このまま甘い物ばかり食べていると太っていって健康にも影響が出てくるのではないだろうか。
「ケン君、牛乳飲みたい」
「……」
「ケン君?」
「……カオル、豆乳飲んでみるか?」
「え?」
牛乳と豆乳の栄養の違いはわからないが、カロリーが低いのは豆乳だ。牛乳の代わりに豆乳を飲む日を設ければ、摂取する栄養素にも幅が出ていいかもしれない。
「豆乳は飲んだことあるか?」
「ないけど……。ケン君は、オレに豆乳を飲んで欲しいの?」
「そうだな。でも無理強いはしない。牛乳にだって栄養はあるわけだからな」
「……ケン君が飲んで欲しいなら、飲んでみる。豆乳」
「ほんとか?」
こくりと、カオルは頷いた。やはりカオルも自身の健康には感心があるのだろう。
「じゃあ、さっそく飲んでみるか」
「あるの?」
「通販で3000円以上買い物すると飲み物をサービスするってキャンペーンをやっててな。ラインナップが青汁とかノニジュースとか旨そうな物が無かったから、比較的ましそうな豆乳を選んだんだ。正解だったな」
「ふーん……変なキャンペーンだね」
冷蔵庫から緑色の豆乳パックを取り出し、コップに注ぐ。200ミリリットルくらいまで注ぎ、カオルの口元へコップを持っていった。
カオルは少し躊躇いながらコップに口をつけると、牛乳に似た白い液体を少しだけ口に含んだ。
「どうだ……?」
「……おいしくない」
カオルの反応は芳しくなかった。飲みやすい調整豆乳のはずだが、それでもカオルの口には合わなかったらしい。
「ケン君、砂糖入れて? そしたらきっと飲めるから♪」
そしたら豆乳を飲む意味がないのだが。
「んー……甘いの」
「甘いの? 昨日も甘かっただろう」
昨日の朝食はフレンチトースト。ついでに言うと昼食は甘いオムライスで、夕食の後にはデザートにアイスを食べている。甘味を過剰摂取していることは明白だ。
「甘いのは毎日でも食べたいのー♪」
「んー……だめだな。今日の朝は甘いのは無しにしよう」
「えー、ケン君が食べたいものを訊いてきたのにー」
「それもそうだな……。それじゃあ、ジャムトーストでカオルの要望を叶えようか」
ジャムに含まれる糖分がどれほどなのかはわからないが、トッピング山盛りのフレンチトーストよりは健康的だろう。
「あ、オレはジャムじゃなくてピーナツバターがいい。たっぷり塗ったやつ♪」
「……ベーコンエッグとサラダも添えるか」
健康要素は卵と野菜に期待することにしよう。
ほどよく焦げ目のついたトーストに、たっぷりと塗られたピーナツバター。ナイフとフォークで一口サイズに切り分けると、ざくざくと小気味よい音が鳴った。
「ん」
「あむっ……。んー♪」
カオルが目を瞑って口の中の甘みを楽しむ。カオルの甘党振りは見ていて愛らしくもあるが、健康面が気になるのが正直なところだ。
カオルは今は細身だが、運動をしているわけじゃない。このまま甘い物ばかり食べていると太っていって健康にも影響が出てくるのではないだろうか。
「ケン君、牛乳飲みたい」
「……」
「ケン君?」
「……カオル、豆乳飲んでみるか?」
「え?」
牛乳と豆乳の栄養の違いはわからないが、カロリーが低いのは豆乳だ。牛乳の代わりに豆乳を飲む日を設ければ、摂取する栄養素にも幅が出ていいかもしれない。
「豆乳は飲んだことあるか?」
「ないけど……。ケン君は、オレに豆乳を飲んで欲しいの?」
「そうだな。でも無理強いはしない。牛乳にだって栄養はあるわけだからな」
「……ケン君が飲んで欲しいなら、飲んでみる。豆乳」
「ほんとか?」
こくりと、カオルは頷いた。やはりカオルも自身の健康には感心があるのだろう。
「じゃあ、さっそく飲んでみるか」
「あるの?」
「通販で3000円以上買い物すると飲み物をサービスするってキャンペーンをやっててな。ラインナップが青汁とかノニジュースとか旨そうな物が無かったから、比較的ましそうな豆乳を選んだんだ。正解だったな」
「ふーん……変なキャンペーンだね」
冷蔵庫から緑色の豆乳パックを取り出し、コップに注ぐ。200ミリリットルくらいまで注ぎ、カオルの口元へコップを持っていった。
カオルは少し躊躇いながらコップに口をつけると、牛乳に似た白い液体を少しだけ口に含んだ。
「どうだ……?」
「……おいしくない」
カオルの反応は芳しくなかった。飲みやすい調整豆乳のはずだが、それでもカオルの口には合わなかったらしい。
「ケン君、砂糖入れて? そしたらきっと飲めるから♪」
そしたら豆乳を飲む意味がないのだが。
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