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龍の生きた時代
何を望み何を求め何を得て、そして何を失ったのか 18
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北門の戦いは予想外の展開となっていた。
曹操軍の見立てでは、水計によって戦意を砕かれた呂布軍はもはや敵ではなく、川下り部隊が城に到達した時点で勝負はつく。
と言うのが、曹操軍の軍師の言葉だった。
本来であればその認識で間違っていなかっただろう。
ただ、あまりにも呂布と言う存在が規格外であり、軍師はもちろん無双を自負する張飛や許褚にとってすら測る事の出来ない存在だったのである。
北門に到達した曹操軍は、当初の予定通り城内に殺到して一気に制圧するはずだった。
かろうじてそれを止めるのに間に合った呂布だったが、それさえも曹操軍にとっては計算の内。
むしろその場に呂布が現れてくれた方が、張飛や許褚といった猛将を当てる事によって行動を制限し、呂布を封じた呂布軍など恐れるところなど何も無い。
そう、呂布を封じる事ができれば、の話である。
全軍においての誤算があるとすれば、それは『呂布奉先』と言う人物の戦闘能力を正しく測る事が出来なかったと言う事だった。
呂布は張飛、許褚、夏侯惇、夏侯淵、楽進、于禁を相手に苦戦を強いられていたがその六人を相手にも勝利宣言して呂布軍の士気を高める。
この時はまだ、ただの強がりだと全員が思っていた。
その直後から、戦況は大きく変わった。
そこからの呂布の立体的な動きには誰もついていけず、許褚と張飛はまだ地に足をつけていれば呂布と戦う事は出来るのだが、あまりに非常識かつ非現実的な立体的な動きには夏侯淵も援護出来ず、曹操軍は完全に後手に回る事になった。
それでも六対一で呂布は圧倒的不利だったはずなのだが、あろうことか呂布は于禁と楽進に深手では無いとは言え負傷させる事に成功して、後退させたのである。
これによって北門は混戦に入ると思われていた。
後方に下がった于禁と楽進がそれぞれ兵を率いて東門と西門を攻めようとしたのだったが、呂布は北門から内部に入り込む階段と東門への道の間に立って曹操軍の動きを止める。
「高順の兵よ! 恐るな! お前達は、高順と共に、この呂布と戦ってきた精鋭だ! 曹操軍など恐れるべきなにものもない!」
「呂布! てめえによそ見している暇があんのかぁ!」
呂布が兵を指揮し始めた事に、張飛が激昂したように叫び大蛇矛を振るう。
並外れた膂力を頼りに振られる矛は、それ自体も非常識な速度と破壊力を誇る。
相手が呂布でさえ無ければその攻撃で相手を切断出来ていただろうが、呂布を相手に感情任せに振った矛などただ暴れているだけに過ぎない。
それどころか、許褚や夏侯兄弟との連携も寸断されてしまい、結果として張飛は呂布に兵士の指揮を与える好機を作ってやった事になる。
「大した力だな、張飛。だが、それだけだ」
呂布は張飛の矛を見切ると最小限の動きで躱して、反撃に出る。
恵まれた膂力を活かす攻撃は、突くより振る方が行いやすいのだが、振るより突く方が攻撃速度も早く連打にも向いている。
張飛も万夫不当の猛将であり、これまで反撃に遭ってきたと言う経験も少ない。
呂布の連続攻撃に張飛は防戦一方になるが、これは呂布と張飛の一騎打ちではない事を呂布は張飛より深く理解していた。
呂布は無理に張飛を追おうとはせず、すぐに間に入ってくる許褚と夏侯惇に備える。
これまでこの戦い方で、負ける事無く戦ってきた。
しかし、勝つことは出来ていない。
それは曹操軍もそうで、連携と言う観点から見ると張飛は足を引っ張っているだけなのだが、単純な武勇で考えた場合には張飛の個人的武勇で戦場を支えているところがあるのは否めない。
だが、お互いに打つ手が無く膠着状態になった以上、曹操軍も呂布も、何かしら手を打たなければ負ける事はなくても勝つ事も出来ない。
膠着状態はお互いに拙い状況である。
曹操軍にとって全てを賭けた水計と決死の川下り部隊による短期決戦を狙ってのことであり、その強襲部隊の数は必ずしも多くない。
指揮系統が回復した場合、呂布軍の中に取り残される恐れもあるのだ。
一方の呂布軍も、数が減る事があっても増える事が無い以上、時間が経って曹操軍がもし全軍を投入してきた場合には、陳宮を欠く呂布軍に大軍と戦う事はあまりにも厳しいのでどうしても避けたいところである。
お互いに早く戦いを終わらせたいのだが、そのために打つ手段が無くなっての消耗戦なので、事態は深刻だった。
が、双方にとって予想もしていなかった援軍が呂布の元に現れて、事態は一気に呂布の方に傾いた。
その援軍は、東門側から現れ曹操軍を蹴散らして呂布の元へやって来た。
陽光の中に現れた、緋色の勇姿。
その巨躯は呂布軍の兵士には勇気を、曹操軍の兵士には絶望を与える。
そして呂布にとっては、高順や張遼に劣らぬ頼れる戦友が城壁にまで上って来たのだ。
「赤兎! 来い!」
呂布が呼ぶと、赤兎馬は誰が遮ろうとも容赦せずに突き進む。
もっとも赤兎馬を遮れる者などいるはずもなく、赤兎馬は呂布の前に現れる。
呂布も喜んで赤兎馬に騎乗する。
騎馬が歩兵に対して圧倒的に有利であるのは、その機動力を発揮する広い戦場、特に野戦などでこそであり、城壁の上などの移動範囲が限られている場合には的の大きくなる騎馬が必ずしも有利とは言えない。
と、言うのはあくまでも一般的な意見であり、騎馬である赤兎馬も騎手である呂布も一般論で語れる様な存在ではないのは、今までの戦いで曹操軍も呂布軍も見せつけられている。
実際に呂布が赤兎馬に乗ってからは、これまで互角以上に戦ってきた張飛達にもまったく手が出せなくなった。
的が大きくなったと言っても、それは狙って攻撃出来た時の話であり、赤兎馬の正気を疑う速度はとても目で追って矢を射る事など出来る速さではない。
強襲部隊が騎馬用の長槍などを持っていればまだ戦えたかも知れないが、今回の様によほど特殊な戦場でもない限り、攻城戦において長槍など邪魔にしかならないモノを持たせたりはしないものである。
その結果、右手に方天戟、左手に剣を持って手綱を持たない呂布を乗せた赤兎馬は文字通り縦横無尽に城壁の上は走り、呂布は武器が当たるを幸いに曹操軍の兵士をなぎ倒していく。
その勢いを止められなかった曹操軍は城内に入る事を断念して大きく後退し、北門にかかっている橋に作った拠点を死守する事しか出来なくなった。
普通の騎馬であれば走り抜けた後の方向転換に困りそうなほどの広さしかない城壁の上なのだが、赤兎馬は飛び上がって空中で反転するので方向転換に何ら支障がないと言う恐ろしい行動をとっている。
それがまた呂布軍にとって頼もしく、曹操軍にとって悪夢でしかない。
「曹操軍の武将に恨みは無く、このまま退くと言うのであれば無理な追撃はしない事を約束しよう。だが、張飛。お前は我が舅である曹豹殿の仇。ここでお前を討つ事に関しては、俺に大義がある」
「大義? 大義だとぉ?」
張飛は怒りの形相で呂布を睨む。
「馬の手を借りねば勝てなかった様な卑怯者が、何をぬかすか!」
「六対一は十分卑怯じゃないか?」
張飛の言い分に、呂布は苦笑いして尋ねる。
「こちらは一人と一頭、そちらは六人だ。必ずしも俺の方ばかりが卑怯と言う事もないだろう?」
呂布はそう言うと、張飛から夏侯惇に視線を向ける。
「曹操軍も同様だ。退くと言うのであれば戦う理由は無くなるから逃げる事を追撃する様な真似はしないが、退くつもりはないと言うのであれば仕方がない。俺は皆を守る為にも曹操軍の者達を殲滅する事になるが、それでも構わないのだな」
「張飛の事はともかく、俺達にも退けない理由はある。それが例え飛将軍の言葉であったとしても、ここで退く訳にはいかないのだ」
夏侯惇は絞り出す様に、自らの覚悟を語る。
「そうか。その覚悟は見事、と言っておこうか」
呂布が戟を構えると、呂布軍の兵士達が一斉に曹操軍の周囲を取り囲んで槍を構える。
呂布が総攻撃を命じようとした、まさにその時だった。
「将軍!」
息を切らせて城内から侯成が走ってくる。
「侯成? どうした? 城内で何かあったのか?」
「将軍、申し訳ございません!」
侯成はそう言うと、突然泣き出してその場に崩れ落ちる様に座り込むと呂布に向かって、頭を床に叩きつける様に謝罪する。
「奥方様と姫様を守る事が出来ず、曹操と劉備によって奥方様達を人質に取られました! 今すぐ武器を捨て、戦いをやめろと言って来ています!」
「何だと?」
にわかに信じ難い言葉ではあったが、侯成が演技している様には見えなかった。
曹操軍の見立てでは、水計によって戦意を砕かれた呂布軍はもはや敵ではなく、川下り部隊が城に到達した時点で勝負はつく。
と言うのが、曹操軍の軍師の言葉だった。
本来であればその認識で間違っていなかっただろう。
ただ、あまりにも呂布と言う存在が規格外であり、軍師はもちろん無双を自負する張飛や許褚にとってすら測る事の出来ない存在だったのである。
北門に到達した曹操軍は、当初の予定通り城内に殺到して一気に制圧するはずだった。
かろうじてそれを止めるのに間に合った呂布だったが、それさえも曹操軍にとっては計算の内。
むしろその場に呂布が現れてくれた方が、張飛や許褚といった猛将を当てる事によって行動を制限し、呂布を封じた呂布軍など恐れるところなど何も無い。
そう、呂布を封じる事ができれば、の話である。
全軍においての誤算があるとすれば、それは『呂布奉先』と言う人物の戦闘能力を正しく測る事が出来なかったと言う事だった。
呂布は張飛、許褚、夏侯惇、夏侯淵、楽進、于禁を相手に苦戦を強いられていたがその六人を相手にも勝利宣言して呂布軍の士気を高める。
この時はまだ、ただの強がりだと全員が思っていた。
その直後から、戦況は大きく変わった。
そこからの呂布の立体的な動きには誰もついていけず、許褚と張飛はまだ地に足をつけていれば呂布と戦う事は出来るのだが、あまりに非常識かつ非現実的な立体的な動きには夏侯淵も援護出来ず、曹操軍は完全に後手に回る事になった。
それでも六対一で呂布は圧倒的不利だったはずなのだが、あろうことか呂布は于禁と楽進に深手では無いとは言え負傷させる事に成功して、後退させたのである。
これによって北門は混戦に入ると思われていた。
後方に下がった于禁と楽進がそれぞれ兵を率いて東門と西門を攻めようとしたのだったが、呂布は北門から内部に入り込む階段と東門への道の間に立って曹操軍の動きを止める。
「高順の兵よ! 恐るな! お前達は、高順と共に、この呂布と戦ってきた精鋭だ! 曹操軍など恐れるべきなにものもない!」
「呂布! てめえによそ見している暇があんのかぁ!」
呂布が兵を指揮し始めた事に、張飛が激昂したように叫び大蛇矛を振るう。
並外れた膂力を頼りに振られる矛は、それ自体も非常識な速度と破壊力を誇る。
相手が呂布でさえ無ければその攻撃で相手を切断出来ていただろうが、呂布を相手に感情任せに振った矛などただ暴れているだけに過ぎない。
それどころか、許褚や夏侯兄弟との連携も寸断されてしまい、結果として張飛は呂布に兵士の指揮を与える好機を作ってやった事になる。
「大した力だな、張飛。だが、それだけだ」
呂布は張飛の矛を見切ると最小限の動きで躱して、反撃に出る。
恵まれた膂力を活かす攻撃は、突くより振る方が行いやすいのだが、振るより突く方が攻撃速度も早く連打にも向いている。
張飛も万夫不当の猛将であり、これまで反撃に遭ってきたと言う経験も少ない。
呂布の連続攻撃に張飛は防戦一方になるが、これは呂布と張飛の一騎打ちではない事を呂布は張飛より深く理解していた。
呂布は無理に張飛を追おうとはせず、すぐに間に入ってくる許褚と夏侯惇に備える。
これまでこの戦い方で、負ける事無く戦ってきた。
しかし、勝つことは出来ていない。
それは曹操軍もそうで、連携と言う観点から見ると張飛は足を引っ張っているだけなのだが、単純な武勇で考えた場合には張飛の個人的武勇で戦場を支えているところがあるのは否めない。
だが、お互いに打つ手が無く膠着状態になった以上、曹操軍も呂布も、何かしら手を打たなければ負ける事はなくても勝つ事も出来ない。
膠着状態はお互いに拙い状況である。
曹操軍にとって全てを賭けた水計と決死の川下り部隊による短期決戦を狙ってのことであり、その強襲部隊の数は必ずしも多くない。
指揮系統が回復した場合、呂布軍の中に取り残される恐れもあるのだ。
一方の呂布軍も、数が減る事があっても増える事が無い以上、時間が経って曹操軍がもし全軍を投入してきた場合には、陳宮を欠く呂布軍に大軍と戦う事はあまりにも厳しいのでどうしても避けたいところである。
お互いに早く戦いを終わらせたいのだが、そのために打つ手段が無くなっての消耗戦なので、事態は深刻だった。
が、双方にとって予想もしていなかった援軍が呂布の元に現れて、事態は一気に呂布の方に傾いた。
その援軍は、東門側から現れ曹操軍を蹴散らして呂布の元へやって来た。
陽光の中に現れた、緋色の勇姿。
その巨躯は呂布軍の兵士には勇気を、曹操軍の兵士には絶望を与える。
そして呂布にとっては、高順や張遼に劣らぬ頼れる戦友が城壁にまで上って来たのだ。
「赤兎! 来い!」
呂布が呼ぶと、赤兎馬は誰が遮ろうとも容赦せずに突き進む。
もっとも赤兎馬を遮れる者などいるはずもなく、赤兎馬は呂布の前に現れる。
呂布も喜んで赤兎馬に騎乗する。
騎馬が歩兵に対して圧倒的に有利であるのは、その機動力を発揮する広い戦場、特に野戦などでこそであり、城壁の上などの移動範囲が限られている場合には的の大きくなる騎馬が必ずしも有利とは言えない。
と、言うのはあくまでも一般的な意見であり、騎馬である赤兎馬も騎手である呂布も一般論で語れる様な存在ではないのは、今までの戦いで曹操軍も呂布軍も見せつけられている。
実際に呂布が赤兎馬に乗ってからは、これまで互角以上に戦ってきた張飛達にもまったく手が出せなくなった。
的が大きくなったと言っても、それは狙って攻撃出来た時の話であり、赤兎馬の正気を疑う速度はとても目で追って矢を射る事など出来る速さではない。
強襲部隊が騎馬用の長槍などを持っていればまだ戦えたかも知れないが、今回の様によほど特殊な戦場でもない限り、攻城戦において長槍など邪魔にしかならないモノを持たせたりはしないものである。
その結果、右手に方天戟、左手に剣を持って手綱を持たない呂布を乗せた赤兎馬は文字通り縦横無尽に城壁の上は走り、呂布は武器が当たるを幸いに曹操軍の兵士をなぎ倒していく。
その勢いを止められなかった曹操軍は城内に入る事を断念して大きく後退し、北門にかかっている橋に作った拠点を死守する事しか出来なくなった。
普通の騎馬であれば走り抜けた後の方向転換に困りそうなほどの広さしかない城壁の上なのだが、赤兎馬は飛び上がって空中で反転するので方向転換に何ら支障がないと言う恐ろしい行動をとっている。
それがまた呂布軍にとって頼もしく、曹操軍にとって悪夢でしかない。
「曹操軍の武将に恨みは無く、このまま退くと言うのであれば無理な追撃はしない事を約束しよう。だが、張飛。お前は我が舅である曹豹殿の仇。ここでお前を討つ事に関しては、俺に大義がある」
「大義? 大義だとぉ?」
張飛は怒りの形相で呂布を睨む。
「馬の手を借りねば勝てなかった様な卑怯者が、何をぬかすか!」
「六対一は十分卑怯じゃないか?」
張飛の言い分に、呂布は苦笑いして尋ねる。
「こちらは一人と一頭、そちらは六人だ。必ずしも俺の方ばかりが卑怯と言う事もないだろう?」
呂布はそう言うと、張飛から夏侯惇に視線を向ける。
「曹操軍も同様だ。退くと言うのであれば戦う理由は無くなるから逃げる事を追撃する様な真似はしないが、退くつもりはないと言うのであれば仕方がない。俺は皆を守る為にも曹操軍の者達を殲滅する事になるが、それでも構わないのだな」
「張飛の事はともかく、俺達にも退けない理由はある。それが例え飛将軍の言葉であったとしても、ここで退く訳にはいかないのだ」
夏侯惇は絞り出す様に、自らの覚悟を語る。
「そうか。その覚悟は見事、と言っておこうか」
呂布が戟を構えると、呂布軍の兵士達が一斉に曹操軍の周囲を取り囲んで槍を構える。
呂布が総攻撃を命じようとした、まさにその時だった。
「将軍!」
息を切らせて城内から侯成が走ってくる。
「侯成? どうした? 城内で何かあったのか?」
「将軍、申し訳ございません!」
侯成はそう言うと、突然泣き出してその場に崩れ落ちる様に座り込むと呂布に向かって、頭を床に叩きつける様に謝罪する。
「奥方様と姫様を守る事が出来ず、曹操と劉備によって奥方様達を人質に取られました! 今すぐ武器を捨て、戦いをやめろと言って来ています!」
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