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男だらけの異世界転生〜恋編〜
フィアンセ様とマイブラザー※
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薄暗い教会の中、俺を探す声が響き渡る。
「フラーーンッ!」
「ウェルっ!」
呼びかけに答えるように、ウェルの名前を呼んだ。
ようやっと、ウェルと目が合う。
その瞬間に胸中を占めていた緊張感が緩み、安堵が広がる。
なんだか少し泣きそうになって。
でもやっぱり嬉しくて。
俺は、きっと変な顔をしていたと思う。
「フランッ!」
俺を視線に捉えたウェルは一目散に走ってきて、飛び付くみたいに抱きついた。
「ああ、フラン! 良かった、君が無事で本当に良かった!」
俺の胸に顔をぐりぐりと埋める。汗ばんで張り付いた髪を避けてやると、碧くて綺麗な見上げる瞳と目が合った。所々、土に汚れ、ほつれた服。きっと懸命に探してくれたのだろう。そんな王子様は俺を離さまいと強く抱き、少し怒った顔を見せる。
「何故、あんな無鉄砲なことをしたんだ!」
「ごめん、ウェル。心配かけたな。」
抱きしめ返して背中をさすると、ウェルは腕を解き、俺の襟元をぎゅうっと握り込んだ。
「本当に、悪い子だな…。」
睨まれてるのか、見つめられているのか分からないけど、とにかくウェルから目が離せなくなって…。
そしたら、段々とウェルの顔が近くなった。
長い指先が労るように俺の頬を撫でる。
少し背伸びをするウェルに、俺は屈んで瞳を閉じた。
呼吸が分かるほど近くなる。
「兄さんッ……‼」
あっ………。
トンっ、反射的に胸を押し返したのに気がついて、ウェルを見た。
先程よりも数歩分、離れた距離。
少しよろめいたのか、体勢を立て直した青年は石畳を見つめていて、表情が見えない。
「わ、わるい…。俺、何して、んだ、ろ、ははは…。」
あからさまに乾いた笑い声。
俺、今、何をしようとした?
自分が起こそうとした行動に自分で困惑する。
ウェルの目を見るのが怖くなって、俺はウェルに背を向けた。
逃げてしまおう。
そう思って、足に力を入れた途端、ぐっと手首を掴まれた。
「逃げるな…。」
言葉の単語の冷たさとは、相反する低くて甘い声。
一気に体中が熱くなった。
なんだこれ、なんだこれ…!
何かが全身を駆け巡るような、心拍がコロコロと早く転がるような。
そのせいで、呼吸がなんとなく早くなって……ちょっと、こわい。
「う、うぇる…。」
顔や耳がじーんとする。
なんだよ、これ。
なんか心臓の辺りが痛くて、手とか脚とかに力入んない。
こわい、こわい、こわい。
やばい、泣きそう。
「う、ぅ…あ、、。」
どうにかしたくて顔をあげた。
そしたら、眼の前に人が立っていた。
「ダメだよ、兄さん。」
「へっ…?」
アシュルだ。
顎、頬そして首を一片に鷲掴まれる。
首の方を掴む指先は、爪が立てられて痛い。
「い、痛い、離してくれ、アシュル。」
「ダメでしょう、兄さん。他の男にこんな顔しちゃ。」
「ぐっ…、ぁ、あ、むっ…んぅ。」
アシュルが俺の首を締め、唇に噛みつく。
苦しいけど、息ができないほど強く締められているわけじゃない。
それでも、立てられた爪が皮膚に食い込んで痛い。
「んっ、ん…! ふぁ、…あっ、、やっ。」
口の中に親指がねじ込まれて、無理矢理に口内を開放させられる。そこに、ぬっとりと唾液を纏ったアシュルの舌が入り込んできた。喉の奥まで引っ込んだ俺の舌を無理矢理に引き出して、吸い付く。舌と舌がもつれ合う感覚にどうにも力が抜けていく。溢れて止まらない唾液がアシュルの指を伝っていくのを感じた。とても長い時間だったような気がするけれど、その行為は感覚より遥かに短かった。
「ぁ、はぁ…、はぁー、。」
俺は、床にへたりと座り込んでしまった。
なに、いまの…?
「兄さん、気持ち良かったでしょ。兄さんの為にいっぱい練習したんだよ。」
混ざった唾液の付いた指をぺろりと舐め、アシュルが言う。
と、急に長い腕が俺とアシュルの間を遮った。
俺の背中は、ふんわりと良い香りのする胸にもたれ掛かる。
「 オ゙イッ‼ 何を触っているのだ、このクソガキ‼」
おおよそ聞いたことのない、ウェルのドスの効いた声に俺の肩がびくりと跳ねた。威圧の魔力を出しすぎて、弱い俺の身体が恐ろしさに震える。俺に犬の耳があったのならぴったりと閉じ、尻尾は身体の内側にぐるりと巻き込んでいただろう。王族、怖い。
そんなウェルに恐れること無く、アシュルは俺の手に指を絡めた。
「…なっ!」
「幼い兄さんの射精管理は、僕がしていたんですよ。」
「は?」
「はぁ⁉」
ウェルの声よりも大きく俺の声が響く。
とんでもない発言に俺は目をひん剥いた。
えっ、何? 何、言っちゃってんの、アシュルく~ん?
「兄さん小さい時、あまり自分でシタ覚えないでしょう。それに、最近も自分ではシテなかったんじゃない?」
「え…、あ、確か、に。」
「人間だって動物だよ? 溜まるものは溜まるし、時々吐き出さないと苦しくなるはずでしょ。」
思い返せば、ここ数ヶ月、自分では何もしていない。
それに、幼少期も途中から殆ど自己処理をした記憶がない。
男ばかりの世界で、単に性欲というものが希薄なのだと思っていたが…。
この頃しなくて良いのは、日々の運動などで発散されているからだとばかり…。
知らん、知らんぞ、俺は。そんなことされていた覚えはない!
まさか、そんな、、、な?
「ふふっ、兄さんのせいえきの味はぁ、果実を煮詰めたジャムのようなさっぱりとした甘ぁ~い味なんだよ♡」
んべぇ~と舌を出し、勝ち誇った表情で言ったアシュル。
俺は、恥ずかしいやら驚きやらで、ワナワナと震えた。
嘘だ、嘘だと言ってくれ。
ちゃんと、育ててきたつもりだった。
なのに恐れていた事態が起こっている。
アシュルが、ヤンデレ執着系に育ってしまっているのでは…?!
いや! 兄ちゃんは、そんなの嫌だよ!
かわいい弟が、獰猛な男になるだなんて!!
「き、貴様ぁ‼ オレだって、まだフランの精液を味わったことなどないのに‼」
「そ、そこじゃなくねぇ⁉」
「はっ、皇太子殿下は一生知らなくて良い味ですよ。」
「…っ、ならば今、ここで味わせてもらう!」
「え? あ、ふぎゃーーッ‼」
とんでもないことを言い出したウェルは、俺のズボンと下着をずるんっ、とまとめて脱がせる。
あっという間の早業に目を疑った。
「な、何しやがる! アシュルっ、この変態王子を止めてくれ!」
そう言って助けを求めるが、アシュルは何を思ったか、露わになった俺の息子をぱくりと咥え込んだ。
「ひぃ…! なっ、ぁ…、」
「くほ、ほうひなんはにふへへはふほほは、」
「ぁ、や…っ、そこで、しゃべっ…んなっ。」
「な、な、なっ! クソガキ!フランに触るな‼」
「んぅ……っ!」
あろうことか、ウェルは怒鳴りながらアシュルの髪をぐしゃりと掴み、俺の息子を口内から引き抜いた。
ヒィィィイイ…!!
なんと、恐ろしいことをっ!
幸い、歯が当たることは無かったが、おかげで俺の息子は縮こまってしまった。
「ふ、ふざけんなよ!馬鹿王子‼」
ドッドッドッと心臓が脈打つ。
ああ、怖ぇえ。
アシュルは、ぺろりと口の端を舐めてご満悦そうな笑顔を浮かべている。
「クソ王子なんかに兄さんの精液は絶対にあげません! だから、その前に僕が全部飲みます。ちゃんと飲み干してあげますから、たくさん出して下さいね。ねっ、兄さん♡」
ちゅっとキスをして、アシュルはあどけなく笑った。
▼
固くて冷たい大理石のような真っ白な床に、俺は素っ裸で転がされている。
「フランの胸は大きいなぁ。」
包み込むように背後から抱きしめるウェルが、両手で俺の胸を揉んでいる。
「ぁ、…ぃ、ふっ、、ん。」
ひくんっと勝手に主張をする突起には、決して触れてくれない。
もどかしい快楽がずっとグルグルして、どんどん蓄積されていく。
その刺激に俺の愚息はそそり立ち、ゆらゆらと揺れていた。
「んっ! ぁっ、ふっ…、ぐりぐり、ゃ…ぁっ。」
かと思えば、アシュルは何故か俺の下腹部をぐりぐりと押し込んだり揺らしたりしている。最初は何も感じなかったのに、段々とその感覚は体内の奥深くを刺激して、ジワジワと熱が籠もった。弱火でじっくりと炙られるみたいな、煮えたぎらない熱。時折、きゅんっと腹に力が入って、腸の奥が動くのを感じた。
それが長い時間ずっと行われ続けている。耳を舐められたり、腰を撫でられたり、太腿や首筋にキスをするのに、二人は性感帯に触れようとはしない。苦しい、ムズムズする。両胸の乳首も陰茎も痛いくらいに勃ちあがっているのに…。それでも俺は、身体をくねらせながら、その責め苦を受け入れ続けることしかできなかった。
なぜ、こんな事になっているのか。
それは、弟と王子様のくだらない喧嘩に巻き込まれたせいだ。
『性感帯に触れずイかせることができた方がフランドールの精液を飲める。』なんて、頭が痛くなるような賭け。
完全に巻き込まれた。
男二人が男の精液のために、馬鹿な勝負をしているんだ。
人の身体を使ってな。本当に痛いよ、頭も、股間も。
「はっ、ぁ…、もぅ、良い、だろ…ぅんっ」
「ダメだ、決着が着くまではやめられない。」
「そうだよ、兄さん。」
「ぉ、まぇら、マジで、ふざけ、んなぁ…あっ!」
俺を玩具にしやがって!!!
マジで一生、絶対に許さないからなあああ!
「フラーーンッ!」
「ウェルっ!」
呼びかけに答えるように、ウェルの名前を呼んだ。
ようやっと、ウェルと目が合う。
その瞬間に胸中を占めていた緊張感が緩み、安堵が広がる。
なんだか少し泣きそうになって。
でもやっぱり嬉しくて。
俺は、きっと変な顔をしていたと思う。
「フランッ!」
俺を視線に捉えたウェルは一目散に走ってきて、飛び付くみたいに抱きついた。
「ああ、フラン! 良かった、君が無事で本当に良かった!」
俺の胸に顔をぐりぐりと埋める。汗ばんで張り付いた髪を避けてやると、碧くて綺麗な見上げる瞳と目が合った。所々、土に汚れ、ほつれた服。きっと懸命に探してくれたのだろう。そんな王子様は俺を離さまいと強く抱き、少し怒った顔を見せる。
「何故、あんな無鉄砲なことをしたんだ!」
「ごめん、ウェル。心配かけたな。」
抱きしめ返して背中をさすると、ウェルは腕を解き、俺の襟元をぎゅうっと握り込んだ。
「本当に、悪い子だな…。」
睨まれてるのか、見つめられているのか分からないけど、とにかくウェルから目が離せなくなって…。
そしたら、段々とウェルの顔が近くなった。
長い指先が労るように俺の頬を撫でる。
少し背伸びをするウェルに、俺は屈んで瞳を閉じた。
呼吸が分かるほど近くなる。
「兄さんッ……‼」
あっ………。
トンっ、反射的に胸を押し返したのに気がついて、ウェルを見た。
先程よりも数歩分、離れた距離。
少しよろめいたのか、体勢を立て直した青年は石畳を見つめていて、表情が見えない。
「わ、わるい…。俺、何して、んだ、ろ、ははは…。」
あからさまに乾いた笑い声。
俺、今、何をしようとした?
自分が起こそうとした行動に自分で困惑する。
ウェルの目を見るのが怖くなって、俺はウェルに背を向けた。
逃げてしまおう。
そう思って、足に力を入れた途端、ぐっと手首を掴まれた。
「逃げるな…。」
言葉の単語の冷たさとは、相反する低くて甘い声。
一気に体中が熱くなった。
なんだこれ、なんだこれ…!
何かが全身を駆け巡るような、心拍がコロコロと早く転がるような。
そのせいで、呼吸がなんとなく早くなって……ちょっと、こわい。
「う、うぇる…。」
顔や耳がじーんとする。
なんだよ、これ。
なんか心臓の辺りが痛くて、手とか脚とかに力入んない。
こわい、こわい、こわい。
やばい、泣きそう。
「う、ぅ…あ、、。」
どうにかしたくて顔をあげた。
そしたら、眼の前に人が立っていた。
「ダメだよ、兄さん。」
「へっ…?」
アシュルだ。
顎、頬そして首を一片に鷲掴まれる。
首の方を掴む指先は、爪が立てられて痛い。
「い、痛い、離してくれ、アシュル。」
「ダメでしょう、兄さん。他の男にこんな顔しちゃ。」
「ぐっ…、ぁ、あ、むっ…んぅ。」
アシュルが俺の首を締め、唇に噛みつく。
苦しいけど、息ができないほど強く締められているわけじゃない。
それでも、立てられた爪が皮膚に食い込んで痛い。
「んっ、ん…! ふぁ、…あっ、、やっ。」
口の中に親指がねじ込まれて、無理矢理に口内を開放させられる。そこに、ぬっとりと唾液を纏ったアシュルの舌が入り込んできた。喉の奥まで引っ込んだ俺の舌を無理矢理に引き出して、吸い付く。舌と舌がもつれ合う感覚にどうにも力が抜けていく。溢れて止まらない唾液がアシュルの指を伝っていくのを感じた。とても長い時間だったような気がするけれど、その行為は感覚より遥かに短かった。
「ぁ、はぁ…、はぁー、。」
俺は、床にへたりと座り込んでしまった。
なに、いまの…?
「兄さん、気持ち良かったでしょ。兄さんの為にいっぱい練習したんだよ。」
混ざった唾液の付いた指をぺろりと舐め、アシュルが言う。
と、急に長い腕が俺とアシュルの間を遮った。
俺の背中は、ふんわりと良い香りのする胸にもたれ掛かる。
「 オ゙イッ‼ 何を触っているのだ、このクソガキ‼」
おおよそ聞いたことのない、ウェルのドスの効いた声に俺の肩がびくりと跳ねた。威圧の魔力を出しすぎて、弱い俺の身体が恐ろしさに震える。俺に犬の耳があったのならぴったりと閉じ、尻尾は身体の内側にぐるりと巻き込んでいただろう。王族、怖い。
そんなウェルに恐れること無く、アシュルは俺の手に指を絡めた。
「…なっ!」
「幼い兄さんの射精管理は、僕がしていたんですよ。」
「は?」
「はぁ⁉」
ウェルの声よりも大きく俺の声が響く。
とんでもない発言に俺は目をひん剥いた。
えっ、何? 何、言っちゃってんの、アシュルく~ん?
「兄さん小さい時、あまり自分でシタ覚えないでしょう。それに、最近も自分ではシテなかったんじゃない?」
「え…、あ、確か、に。」
「人間だって動物だよ? 溜まるものは溜まるし、時々吐き出さないと苦しくなるはずでしょ。」
思い返せば、ここ数ヶ月、自分では何もしていない。
それに、幼少期も途中から殆ど自己処理をした記憶がない。
男ばかりの世界で、単に性欲というものが希薄なのだと思っていたが…。
この頃しなくて良いのは、日々の運動などで発散されているからだとばかり…。
知らん、知らんぞ、俺は。そんなことされていた覚えはない!
まさか、そんな、、、な?
「ふふっ、兄さんのせいえきの味はぁ、果実を煮詰めたジャムのようなさっぱりとした甘ぁ~い味なんだよ♡」
んべぇ~と舌を出し、勝ち誇った表情で言ったアシュル。
俺は、恥ずかしいやら驚きやらで、ワナワナと震えた。
嘘だ、嘘だと言ってくれ。
ちゃんと、育ててきたつもりだった。
なのに恐れていた事態が起こっている。
アシュルが、ヤンデレ執着系に育ってしまっているのでは…?!
いや! 兄ちゃんは、そんなの嫌だよ!
かわいい弟が、獰猛な男になるだなんて!!
「き、貴様ぁ‼ オレだって、まだフランの精液を味わったことなどないのに‼」
「そ、そこじゃなくねぇ⁉」
「はっ、皇太子殿下は一生知らなくて良い味ですよ。」
「…っ、ならば今、ここで味わせてもらう!」
「え? あ、ふぎゃーーッ‼」
とんでもないことを言い出したウェルは、俺のズボンと下着をずるんっ、とまとめて脱がせる。
あっという間の早業に目を疑った。
「な、何しやがる! アシュルっ、この変態王子を止めてくれ!」
そう言って助けを求めるが、アシュルは何を思ったか、露わになった俺の息子をぱくりと咥え込んだ。
「ひぃ…! なっ、ぁ…、」
「くほ、ほうひなんはにふへへはふほほは、」
「ぁ、や…っ、そこで、しゃべっ…んなっ。」
「な、な、なっ! クソガキ!フランに触るな‼」
「んぅ……っ!」
あろうことか、ウェルは怒鳴りながらアシュルの髪をぐしゃりと掴み、俺の息子を口内から引き抜いた。
ヒィィィイイ…!!
なんと、恐ろしいことをっ!
幸い、歯が当たることは無かったが、おかげで俺の息子は縮こまってしまった。
「ふ、ふざけんなよ!馬鹿王子‼」
ドッドッドッと心臓が脈打つ。
ああ、怖ぇえ。
アシュルは、ぺろりと口の端を舐めてご満悦そうな笑顔を浮かべている。
「クソ王子なんかに兄さんの精液は絶対にあげません! だから、その前に僕が全部飲みます。ちゃんと飲み干してあげますから、たくさん出して下さいね。ねっ、兄さん♡」
ちゅっとキスをして、アシュルはあどけなく笑った。
▼
固くて冷たい大理石のような真っ白な床に、俺は素っ裸で転がされている。
「フランの胸は大きいなぁ。」
包み込むように背後から抱きしめるウェルが、両手で俺の胸を揉んでいる。
「ぁ、…ぃ、ふっ、、ん。」
ひくんっと勝手に主張をする突起には、決して触れてくれない。
もどかしい快楽がずっとグルグルして、どんどん蓄積されていく。
その刺激に俺の愚息はそそり立ち、ゆらゆらと揺れていた。
「んっ! ぁっ、ふっ…、ぐりぐり、ゃ…ぁっ。」
かと思えば、アシュルは何故か俺の下腹部をぐりぐりと押し込んだり揺らしたりしている。最初は何も感じなかったのに、段々とその感覚は体内の奥深くを刺激して、ジワジワと熱が籠もった。弱火でじっくりと炙られるみたいな、煮えたぎらない熱。時折、きゅんっと腹に力が入って、腸の奥が動くのを感じた。
それが長い時間ずっと行われ続けている。耳を舐められたり、腰を撫でられたり、太腿や首筋にキスをするのに、二人は性感帯に触れようとはしない。苦しい、ムズムズする。両胸の乳首も陰茎も痛いくらいに勃ちあがっているのに…。それでも俺は、身体をくねらせながら、その責め苦を受け入れ続けることしかできなかった。
なぜ、こんな事になっているのか。
それは、弟と王子様のくだらない喧嘩に巻き込まれたせいだ。
『性感帯に触れずイかせることができた方がフランドールの精液を飲める。』なんて、頭が痛くなるような賭け。
完全に巻き込まれた。
男二人が男の精液のために、馬鹿な勝負をしているんだ。
人の身体を使ってな。本当に痛いよ、頭も、股間も。
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