18 / 132
異世界転生編
17.村の様子が何か変だよ
しおりを挟む
市外に出てしばらく魔動車を運転していると、再び城壁のような場所が現れた。ただしこちらはエステルの境界にあるものよりもさらに強固な作りになっていて、城壁手前で幹線道路上に検問らしき建物があった。
他の魔動車も少し並んでいたので時間がかかるかと思ったものの、思いの外スムーズに進んでくれて10分後くらいには検問を通過出来た。
「……さっきの検問、何だったんですか?」
「ああ……多分アレだ、フィラーへの両替」
「両替? フィラー? ここ、マジェリア公国内ですよね? っていうかフィラーって何ですか?」
「俺も詳しくはよくわからないんだけど、銅貨だの銀貨だのってのはエステルみたいな国境の街限定の通貨なんだってさ」
その辺りについてギルドの方で受けた説明によると、マジェリア公国の公式通貨はフィラーと言って、レートは10フィラー1穴あき銅。ただし最近は2フィラー単位での使用が主になってて、価格が奇数の場合は1フィラーだけ切り下げになるとのこと。
つまり事実上1穴あき軽銀単位の価格設定になるわけだけど、そもそも何でそんなにめんどくさいことをしているのかというと他国に自国の通貨が流れないようにするための措置だという。あの銅貨や銀貨はあくまで世界中で統一された貿易流通用の貨幣で、それ故にほぼ全ての国境沿いで使用可能なのだとか。
そしてこの貨幣、固定レートと変動レートのどちらを採用するか選べる。国力が強かったり経済活動が活発だったりする国の場合は変動レートを使う場合が多いらしいが、それほどでもなく物価が大きく変動しにくい国が隣り合っている場合は固定レートを採用する国が多いのだとか。
ちなみにマジェリア公国と隣国のスローヴォ共和国、スヴェスダ共和国、エスタリス連邦、ウルバスク共和国は固定レート。エスタリスを挟んでマジェリアの向かいに位置するもっと大きい国のジェルマ連邦は変動レートを使用しているとのこと。
……何か元居た世界と発想があまり変わらんような……
「そうですよね! 私も違和感あるなーと思って聞いてたんですけど、それじゃやってることまるっきりユーロと同じじゃないですか! 経済規模の大きい国が変動相場で逃げ道を残してる時点でそれより性質が悪いかも」
「そういう通貨を作るなら全部の国が変動レートを採用しなければおかしいのにねえ……まあその是非は置いておくとして、あの検問で一旦通貨の両替が行われるんだよ。エステルの街から来た人らはほぼ全員が総合職ギルドにお金預けるから、情報を書き換えるだけで済むみたいだけどな」
というか、現金を金庫に預けるのがほぼ強制だったり、他国との連携もされているというのはそういう理由からなんだろうな……結局今まで使っていたお金はあくまで貿易用なもんだから、総合職ギルド1か所に管理を集中させるような形にした方がいろいろ面倒がないってことなんだろう。
「それにしても結構開けてますよねえ、市内の路面電車っぽい乗り物といい、この舗装された道路といい」
「ああ、全くだよな」
「何か元居た世界とそう変わらない感じがします。これでは無双するのは無理かな……なんて。私、これでも結構日本のマンガとか読んでたので、そういう展開とかたくさん見てきたんですよね」
「いきなり何を言ってるんだ……」
異世界ものだとそういう展開になりがちなのは否定しないけど。どっちかって言うとラノベとかの方がそういう展開多いんじゃないかなあ……
「っていうかマンガ読んでたんだね、どこで手に入れたの?」
「普通に街中の本屋さんとかに行けばありましたよ? 本屋じゃなくてもキオスクでも売ってましたし」
マジか。フィンランドやべえな。
もとい、そんな感じで日本の異世界ものに触れてたんなら今のこの状況は結構がっかりする点が多いんじゃなかろうか。無双どころかそもそも言葉自体が通じないから、現地の人とコミュニケーションを取りようがないしな。
そのまましばらく、取り留めのない話をしながら進むこと50分ほど。どうやら目的地付近に着いたようで、城壁を出てからこっち草原や畑しかなかった風景にちらほらと民家らしきものが見え始めてきた。
辺りを見渡すと、1か所だけ林っぽい場所が見える。遠目から見てもそれとはっきりわかる針葉樹――おそらくはペトラ杉だろう。しかし規模が小さめとは言えあんなに密集した杉林があるって、この世界にはスギ花粉症はないんだろうか……?
「思ったよりすんなりとたどり着きましたね……それでトーゴさん、このままペトラ杉を5本回収しておしまいですか?」
「そう上手く行ってくれればいいけど、流石に無理だろうね。昔からこの地に住んでる人たちって言うんだったら、まずその人たちと交渉しなきゃならないでしょ。場合によってはお金払わなきゃいけないかもしれないし」
「お金払うんですか!?」
「むしろ払わずに済めばラッキーだと思うわ。間伐材か何か手に入れられれば儲けものだけども……」
言葉の問題は、多方向翻訳認識能力がある以上問題にはならない。お金を払うことになってもある程度までなら何とか行けるだろう。それ以上に問題なのは、あの集落というか村にどんな人たちが住んでいるかという点だ。
そんなことを考えつつ、杉林のある方向にハンドルを切る。こちらが警戒されるのはしょうがないにしても、いい人たちだといいんだけど――
「トーゴさん、前を誰かが通せんぼしてますよ?」
「だよねえ……」
普通に考えれば向こうの立場ではここから先立ち入り禁止にしたいわけで、それも言葉が通じない以上結構はっきりとしたジェスチャーを見せないと分かってくれない。だからこの状況はある意味想定通りなんだけど……
「なーんか、あんまりいい状況じゃなさそうだね……」
周囲にあまり隠れる場所がないせいか、物々しい雰囲気を纏った住人らしき――見た感じ東アジア系っぽい人たちがちらほらと見える。取り囲まれてるようにも感じるけど、このままバックすれば危害を加えないつもりなのだろう、積極的に動こうとはしない。
なら、こちらからもアプローチする余地があるってことだ。
「すいません、こちらの村に少しお願いがあって伺ったのですがよろしいですか?」
すると、目に見えて広がる動揺。……自動翻訳されるということは向こうにも分かる言語になってるということだけど、少し話しかけただけでこれって言うのはちょっとおかしい気もする……
すると、先程通せんぼしてきた男がこちらに歩いてきた。話をしようと窓を開けると、警戒した様子のままこんなことを言い出した。
「日本語をしゃべっているということは、君は日本人か? ここに来るのはともかくとして、何故自動車紛いの乗り物なんかに乗っている?」
ああ、この人たちは日本からの転生者だったのか。道理で東アジアの顔してると思った……って、魔動車に乗ってるのが不審だったのか! そりゃそうだ、この人たちはこの世界の人たちとコミュニケーションが出来ないせいで乗ろうとしても乗れるものじゃないんだからな……
「はい、日本人です。隣にいるのはフィンランド人ですが……我々はエステルの街でペトラ杉伐採の依頼を受けてきました。つきましてはあの林のペトラ杉を5本ほど分けて頂きたく――」
「エステルの街? ペトラ杉? 何を言ってるんだ?」
あれ、話が通じない……受付の人の話じゃ言語が通じないだけだって話だったと思ったけど……って、そう言えばエステルもペトラ杉もどっちも固有名詞だった! そんなのこの人たちが知るわけないじゃん!
「トーゴさん、大丈夫ですか……?」
「……あんまり。これ、1から説明しなきゃいけないパターンだきっと」
えらいことになってしまった……コミュニケーション不可ってこんなに問題なのか。
---
今まであえてガン無視されてきたネタをあえてここで。というかやってる人いると思いますがそこはそれということで……しかし自分で書いてて何だけどレート云々はクソですねクソ。
他の魔動車も少し並んでいたので時間がかかるかと思ったものの、思いの外スムーズに進んでくれて10分後くらいには検問を通過出来た。
「……さっきの検問、何だったんですか?」
「ああ……多分アレだ、フィラーへの両替」
「両替? フィラー? ここ、マジェリア公国内ですよね? っていうかフィラーって何ですか?」
「俺も詳しくはよくわからないんだけど、銅貨だの銀貨だのってのはエステルみたいな国境の街限定の通貨なんだってさ」
その辺りについてギルドの方で受けた説明によると、マジェリア公国の公式通貨はフィラーと言って、レートは10フィラー1穴あき銅。ただし最近は2フィラー単位での使用が主になってて、価格が奇数の場合は1フィラーだけ切り下げになるとのこと。
つまり事実上1穴あき軽銀単位の価格設定になるわけだけど、そもそも何でそんなにめんどくさいことをしているのかというと他国に自国の通貨が流れないようにするための措置だという。あの銅貨や銀貨はあくまで世界中で統一された貿易流通用の貨幣で、それ故にほぼ全ての国境沿いで使用可能なのだとか。
そしてこの貨幣、固定レートと変動レートのどちらを採用するか選べる。国力が強かったり経済活動が活発だったりする国の場合は変動レートを使う場合が多いらしいが、それほどでもなく物価が大きく変動しにくい国が隣り合っている場合は固定レートを採用する国が多いのだとか。
ちなみにマジェリア公国と隣国のスローヴォ共和国、スヴェスダ共和国、エスタリス連邦、ウルバスク共和国は固定レート。エスタリスを挟んでマジェリアの向かいに位置するもっと大きい国のジェルマ連邦は変動レートを使用しているとのこと。
……何か元居た世界と発想があまり変わらんような……
「そうですよね! 私も違和感あるなーと思って聞いてたんですけど、それじゃやってることまるっきりユーロと同じじゃないですか! 経済規模の大きい国が変動相場で逃げ道を残してる時点でそれより性質が悪いかも」
「そういう通貨を作るなら全部の国が変動レートを採用しなければおかしいのにねえ……まあその是非は置いておくとして、あの検問で一旦通貨の両替が行われるんだよ。エステルの街から来た人らはほぼ全員が総合職ギルドにお金預けるから、情報を書き換えるだけで済むみたいだけどな」
というか、現金を金庫に預けるのがほぼ強制だったり、他国との連携もされているというのはそういう理由からなんだろうな……結局今まで使っていたお金はあくまで貿易用なもんだから、総合職ギルド1か所に管理を集中させるような形にした方がいろいろ面倒がないってことなんだろう。
「それにしても結構開けてますよねえ、市内の路面電車っぽい乗り物といい、この舗装された道路といい」
「ああ、全くだよな」
「何か元居た世界とそう変わらない感じがします。これでは無双するのは無理かな……なんて。私、これでも結構日本のマンガとか読んでたので、そういう展開とかたくさん見てきたんですよね」
「いきなり何を言ってるんだ……」
異世界ものだとそういう展開になりがちなのは否定しないけど。どっちかって言うとラノベとかの方がそういう展開多いんじゃないかなあ……
「っていうかマンガ読んでたんだね、どこで手に入れたの?」
「普通に街中の本屋さんとかに行けばありましたよ? 本屋じゃなくてもキオスクでも売ってましたし」
マジか。フィンランドやべえな。
もとい、そんな感じで日本の異世界ものに触れてたんなら今のこの状況は結構がっかりする点が多いんじゃなかろうか。無双どころかそもそも言葉自体が通じないから、現地の人とコミュニケーションを取りようがないしな。
そのまましばらく、取り留めのない話をしながら進むこと50分ほど。どうやら目的地付近に着いたようで、城壁を出てからこっち草原や畑しかなかった風景にちらほらと民家らしきものが見え始めてきた。
辺りを見渡すと、1か所だけ林っぽい場所が見える。遠目から見てもそれとはっきりわかる針葉樹――おそらくはペトラ杉だろう。しかし規模が小さめとは言えあんなに密集した杉林があるって、この世界にはスギ花粉症はないんだろうか……?
「思ったよりすんなりとたどり着きましたね……それでトーゴさん、このままペトラ杉を5本回収しておしまいですか?」
「そう上手く行ってくれればいいけど、流石に無理だろうね。昔からこの地に住んでる人たちって言うんだったら、まずその人たちと交渉しなきゃならないでしょ。場合によってはお金払わなきゃいけないかもしれないし」
「お金払うんですか!?」
「むしろ払わずに済めばラッキーだと思うわ。間伐材か何か手に入れられれば儲けものだけども……」
言葉の問題は、多方向翻訳認識能力がある以上問題にはならない。お金を払うことになってもある程度までなら何とか行けるだろう。それ以上に問題なのは、あの集落というか村にどんな人たちが住んでいるかという点だ。
そんなことを考えつつ、杉林のある方向にハンドルを切る。こちらが警戒されるのはしょうがないにしても、いい人たちだといいんだけど――
「トーゴさん、前を誰かが通せんぼしてますよ?」
「だよねえ……」
普通に考えれば向こうの立場ではここから先立ち入り禁止にしたいわけで、それも言葉が通じない以上結構はっきりとしたジェスチャーを見せないと分かってくれない。だからこの状況はある意味想定通りなんだけど……
「なーんか、あんまりいい状況じゃなさそうだね……」
周囲にあまり隠れる場所がないせいか、物々しい雰囲気を纏った住人らしき――見た感じ東アジア系っぽい人たちがちらほらと見える。取り囲まれてるようにも感じるけど、このままバックすれば危害を加えないつもりなのだろう、積極的に動こうとはしない。
なら、こちらからもアプローチする余地があるってことだ。
「すいません、こちらの村に少しお願いがあって伺ったのですがよろしいですか?」
すると、目に見えて広がる動揺。……自動翻訳されるということは向こうにも分かる言語になってるということだけど、少し話しかけただけでこれって言うのはちょっとおかしい気もする……
すると、先程通せんぼしてきた男がこちらに歩いてきた。話をしようと窓を開けると、警戒した様子のままこんなことを言い出した。
「日本語をしゃべっているということは、君は日本人か? ここに来るのはともかくとして、何故自動車紛いの乗り物なんかに乗っている?」
ああ、この人たちは日本からの転生者だったのか。道理で東アジアの顔してると思った……って、魔動車に乗ってるのが不審だったのか! そりゃそうだ、この人たちはこの世界の人たちとコミュニケーションが出来ないせいで乗ろうとしても乗れるものじゃないんだからな……
「はい、日本人です。隣にいるのはフィンランド人ですが……我々はエステルの街でペトラ杉伐採の依頼を受けてきました。つきましてはあの林のペトラ杉を5本ほど分けて頂きたく――」
「エステルの街? ペトラ杉? 何を言ってるんだ?」
あれ、話が通じない……受付の人の話じゃ言語が通じないだけだって話だったと思ったけど……って、そう言えばエステルもペトラ杉もどっちも固有名詞だった! そんなのこの人たちが知るわけないじゃん!
「トーゴさん、大丈夫ですか……?」
「……あんまり。これ、1から説明しなきゃいけないパターンだきっと」
えらいことになってしまった……コミュニケーション不可ってこんなに問題なのか。
---
今まであえてガン無視されてきたネタをあえてここで。というかやってる人いると思いますがそこはそれということで……しかし自分で書いてて何だけどレート云々はクソですねクソ。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる