39 / 132
放浪開始・ブドパス編
38.ステータスを再確認するよ
しおりを挟む
1時間半後、すっかり温泉を堪能しきった俺たち3人は再び入口のところで合流した。レニさんは妙にさっぱりしててエリナさんは少しばかり赤い顔でポーッとしている……まさかのぼせたんじゃあるまいな。
「さて、お風呂も終わったことだし夕食にしましょう? トーゴさんは何が食べたいとかありますか?」
「そうだなあ……風呂に入る前は軽くでいいと思ってたけど、何かおなかすいちゃったから普通に食事がしたいな。無難に食べられるやつで」
黒オークのカツレツも結構好きなんだけど、揚げ物は何か湯上りに食べる感じじゃないかな……となるとスープやシチュー、それかマリネみたいに揚げ物でもさっぱり食べられるのが今は欲しい感じか。焼き物でもいいな。
まあそうは言っても――
「どこで食事するとかそんなことを言っても、結局初めて来た土地で安心して入れる店なんてそうそうあるわけじゃないんだけどさ。……というわけでエリナさんには毎度毎度同じで申し訳ないけど、総合職ギルドのレストラン行こうか」
「はい、何か自分でも言っててそれがベストかなって思えてきたので大丈夫ですよ。……それにそっちの方が色々楽な気もしますし」
「楽って何が?」
「ほら、道中ステータス確認するだのしないだのって言ってたじゃないですか。夕食ついでにした方がめんどくさくないと思いますけど」
「あ、あー……」
確かにそんな話もしてたな、魔動車の中で。俺たちの場合、ステータスチェック自体は総合職ギルドに行かずとも自分でウインドウを開けば出来るんだけど、国や社会に認知してもらうにはギルドで行う必要があるらしい。……まああるらしいというか、ウインドウを他の人が認知出来ない以上当然の話だわな。
「よし、それじゃ総合職ギルドに行こう……と、確かギルドのレストランって、エステルだと結構遅くまでやってたよね?」
「ああ、確かにそうですけど……?」
「それだったら先にステータス確認からしちゃおうか。で、食事がてら色々話しつつ今後の方針を立てると」
「そこまで行くとエステルの時とやってる事何も変わりませんね……賛成ですけど。確かレニさんも総合職ギルドで手続きがあったと思いますし」
「私がどうかしましたか?」
「ああ、レニさんも総合職ギルドに行くって話になってたよねって事ですよ。それもあるので、今日の夕飯は総合職ギルドのレストランで食べようかと思ってるんですけど、レニさんもよろしければいかがですか?」
「え? あ、はい。私は構いませんが……よろしいんですか? 夕食前にハイランダーエルフ用ギルドカードを発行してもらうつもりなので、時間が少しかかりますよ?」
「大丈夫です、こちらも夕飯前にステータスチェックをするつもりなので」
レニさんは少しだけ考えるそぶりを見せると、すぐに顔を上げて答えた。
「それではご相伴にあずかります、宜しくお願いします」
そんなわけでみんなで仲良く夕飯となったわけだけど、その前に済ませることは済ませてしまおう……というわけで俺とエリナさんは総合職ギルドの受付に来た。レニさんはハイランダーエルフ用の受付があるらしく、少しの間別行動だ。
「いらっしゃいませ、ご用件をお伺いしても?」
エンマと書かれた名札をつけた受付担当が、エステルのマリアさんよりやや事務的な応対をしてくれる。……まあ首都にあるこの国の総合職ギルドの本部ともなればそうなるのも当然と言えば当然なのかな。
「本日この街に入ったのですが、ステータスチェックの方をお願い出来ますか?」
「かしこまりました。それではギルドカードをご用意の上、こちらの金属板に手を載せてください。本日のチェックはおふたりでよろしいですか?」
「はい、お願いします」
「では男性の方からお願いします」
言われるままにギルドカードをエンマさんに預け、金属板に右手を載せる。めんどくさくて自分でチェックしていなかったこともあり、この世界に来て以来のステータスチェックだけど、果たして……?
トーゴ=ミズモト
HP:403/403
MP:1662/1662
STR:128
DEX:267
WIL:123
INT:221
LUC:61
取得魔法一覧:
素材捜索
素材鑑定
素材合成
素材分解
素材変換
性質付与
自動製作
製作物強化
ポーション合成
ポーション鑑定
……
ファイアボルト
アイスボルト
サンダーボルト
戦闘技術一覧:
斧術初級
鎚術初級
登録専門職ギルド:
鍛冶(銀)
服飾(銀)
魔導工学(銀)
製薬(銀)
基礎材料(銀)
総合職ギルドランク:
軽銀
お、ちょっとステータスが上がってる。最初から結構高いって話だったけど、それでも結構成長するもんなんだなあ。上り幅が一番大きいのはMPで、その次がHPか。逆にDEXなんてカンスト寸前なのか全然上がってない。……まあ、これだけあれば生産には困らないみたいな事をマリアさんも言ってたしな……
「はい、結構です。……なるほど、エステルの支部の報告にあった通りですね。規格外のステータスです……それでは次は女性の方、お願いします」
「……? え、あ、私ですか?」
「ああ、そうだった。すいませんエンマさん、エリナさんはジェルマ語しか喋れなくて」
「いえ、お気になさらず。こちらこそ配慮が足りず申し訳ございませんでした。それではそちらの方も、ギルドカードをご用意の上金属板に手を載せてください」
「あ、はい。分かりました」
……そう言えばエリナさんのステータス、機会がなくて全然見てないんだった。どれどれ……
エリナ=サンタラ
HP:212/212
MP:153/153
STR:98
DEX:74
WIL:88
INT:91
LUC:78
取得魔法一覧:
素材捜索
素材合成
ポーション鑑定
ポーション調合
ファイアボルト
アイスボルト
サンダーボルト
ロックボルト
ファイアショット
アイスショット
サンダーショット
ロックショット
ヒール
ワイドヒール
戦闘技術一覧:
鈍器軽量化
直感による回避上昇
剣術中級
鎚術初級
斧術初級
小具足術初級
格闘術初級
特殊技能一覧:
言語把握初級
登録専門職ギルド:
なし
総合職ギルドランク:
軽銀
……
えっ、めっちゃ強くないすか? っていうか取得魔法の量もさることながら、戦闘技術の剣術中級って……確か製本ギルドで読ませてもらった本によると、本読んだだけじゃ絶対取れないはずなんだけど、もしかしてどこかで剣術の練習でもしてたの?
っていうか何だろうこの特殊技能の言語把握初級って。
「わあ、嬉しいですトーゴさん! 私、HPが倍増してますよ! 他も2割くらい上昇してます! DEXは……アレですけど」
「いや、あの時のマリアさんの口ぶりからすると、今のままでもエリナさんは十分強いと思うけどね? LUCに至っては俺より高いし。ね、エンマさん?」
「そうですね、今のままでも十分冒険者として活躍出来るステータスです。ギルドカードに登録されている情報によると、専門職ギルドには一切登録されていないようですが、よろしければ冒険者ギルドに所属されてはいかがでしょう?」
冒険者ギルド……そう言えばそんなのもあったな……凄く転生ものっぽくて、逆に何をやるギルドなのかいまいちよく分かってないんだけど。ああいうのって結構定義とかを曖昧にしてる感あるよね……
でもエリナさんは好きそうだなあ、なんて思いつつ彼女の方を見ると、予想に反してやや微妙な反応。
「……そう言えば冒険者ギルドってどんなギルドなのか知らないんですけど、何をするギルドなんですか?」
「冒険者ギルドは狩猟と対盗賊護衛を専門にするギルドです。以前は護衛ギルドと狩猟ギルドで分かれていたんですが、範囲が被ることが多くなったので合併して冒険者ギルドとなったんです」
……なるほど、イメージ通りと言えばイメージ通りだな。命の危険に常にさらされている辺りは冒険する者だから間違ってはいない……のか?
でもそうなるとさすがに……
「ごめんなさい、私の護衛対象はトーゴさんひとりで十分です」
だよねえ、俺もエリナさんのイメージにはあまり合わないと思うし。……っていうか今のエリナさんのセリフ、ちょっと照れ臭いな。
---
ぅゎエリナさんっょぃ(
ところでこの世界、普通の転生モノに比べて冒険者ギルドはあまり目立たなかったりします。
群れに対するような大規模な魔物討伐なんかは国軍だかが担当していて、散発的かつ小規模な討伐は狩猟扱いで冒険者ギルドの担当。その他のギルドの担当範囲と言えば私営隊商・行商などの護衛くらいです。
次回更新は12/29の予定です!
「さて、お風呂も終わったことだし夕食にしましょう? トーゴさんは何が食べたいとかありますか?」
「そうだなあ……風呂に入る前は軽くでいいと思ってたけど、何かおなかすいちゃったから普通に食事がしたいな。無難に食べられるやつで」
黒オークのカツレツも結構好きなんだけど、揚げ物は何か湯上りに食べる感じじゃないかな……となるとスープやシチュー、それかマリネみたいに揚げ物でもさっぱり食べられるのが今は欲しい感じか。焼き物でもいいな。
まあそうは言っても――
「どこで食事するとかそんなことを言っても、結局初めて来た土地で安心して入れる店なんてそうそうあるわけじゃないんだけどさ。……というわけでエリナさんには毎度毎度同じで申し訳ないけど、総合職ギルドのレストラン行こうか」
「はい、何か自分でも言っててそれがベストかなって思えてきたので大丈夫ですよ。……それにそっちの方が色々楽な気もしますし」
「楽って何が?」
「ほら、道中ステータス確認するだのしないだのって言ってたじゃないですか。夕食ついでにした方がめんどくさくないと思いますけど」
「あ、あー……」
確かにそんな話もしてたな、魔動車の中で。俺たちの場合、ステータスチェック自体は総合職ギルドに行かずとも自分でウインドウを開けば出来るんだけど、国や社会に認知してもらうにはギルドで行う必要があるらしい。……まああるらしいというか、ウインドウを他の人が認知出来ない以上当然の話だわな。
「よし、それじゃ総合職ギルドに行こう……と、確かギルドのレストランって、エステルだと結構遅くまでやってたよね?」
「ああ、確かにそうですけど……?」
「それだったら先にステータス確認からしちゃおうか。で、食事がてら色々話しつつ今後の方針を立てると」
「そこまで行くとエステルの時とやってる事何も変わりませんね……賛成ですけど。確かレニさんも総合職ギルドで手続きがあったと思いますし」
「私がどうかしましたか?」
「ああ、レニさんも総合職ギルドに行くって話になってたよねって事ですよ。それもあるので、今日の夕飯は総合職ギルドのレストランで食べようかと思ってるんですけど、レニさんもよろしければいかがですか?」
「え? あ、はい。私は構いませんが……よろしいんですか? 夕食前にハイランダーエルフ用ギルドカードを発行してもらうつもりなので、時間が少しかかりますよ?」
「大丈夫です、こちらも夕飯前にステータスチェックをするつもりなので」
レニさんは少しだけ考えるそぶりを見せると、すぐに顔を上げて答えた。
「それではご相伴にあずかります、宜しくお願いします」
そんなわけでみんなで仲良く夕飯となったわけだけど、その前に済ませることは済ませてしまおう……というわけで俺とエリナさんは総合職ギルドの受付に来た。レニさんはハイランダーエルフ用の受付があるらしく、少しの間別行動だ。
「いらっしゃいませ、ご用件をお伺いしても?」
エンマと書かれた名札をつけた受付担当が、エステルのマリアさんよりやや事務的な応対をしてくれる。……まあ首都にあるこの国の総合職ギルドの本部ともなればそうなるのも当然と言えば当然なのかな。
「本日この街に入ったのですが、ステータスチェックの方をお願い出来ますか?」
「かしこまりました。それではギルドカードをご用意の上、こちらの金属板に手を載せてください。本日のチェックはおふたりでよろしいですか?」
「はい、お願いします」
「では男性の方からお願いします」
言われるままにギルドカードをエンマさんに預け、金属板に右手を載せる。めんどくさくて自分でチェックしていなかったこともあり、この世界に来て以来のステータスチェックだけど、果たして……?
トーゴ=ミズモト
HP:403/403
MP:1662/1662
STR:128
DEX:267
WIL:123
INT:221
LUC:61
取得魔法一覧:
素材捜索
素材鑑定
素材合成
素材分解
素材変換
性質付与
自動製作
製作物強化
ポーション合成
ポーション鑑定
……
ファイアボルト
アイスボルト
サンダーボルト
戦闘技術一覧:
斧術初級
鎚術初級
登録専門職ギルド:
鍛冶(銀)
服飾(銀)
魔導工学(銀)
製薬(銀)
基礎材料(銀)
総合職ギルドランク:
軽銀
お、ちょっとステータスが上がってる。最初から結構高いって話だったけど、それでも結構成長するもんなんだなあ。上り幅が一番大きいのはMPで、その次がHPか。逆にDEXなんてカンスト寸前なのか全然上がってない。……まあ、これだけあれば生産には困らないみたいな事をマリアさんも言ってたしな……
「はい、結構です。……なるほど、エステルの支部の報告にあった通りですね。規格外のステータスです……それでは次は女性の方、お願いします」
「……? え、あ、私ですか?」
「ああ、そうだった。すいませんエンマさん、エリナさんはジェルマ語しか喋れなくて」
「いえ、お気になさらず。こちらこそ配慮が足りず申し訳ございませんでした。それではそちらの方も、ギルドカードをご用意の上金属板に手を載せてください」
「あ、はい。分かりました」
……そう言えばエリナさんのステータス、機会がなくて全然見てないんだった。どれどれ……
エリナ=サンタラ
HP:212/212
MP:153/153
STR:98
DEX:74
WIL:88
INT:91
LUC:78
取得魔法一覧:
素材捜索
素材合成
ポーション鑑定
ポーション調合
ファイアボルト
アイスボルト
サンダーボルト
ロックボルト
ファイアショット
アイスショット
サンダーショット
ロックショット
ヒール
ワイドヒール
戦闘技術一覧:
鈍器軽量化
直感による回避上昇
剣術中級
鎚術初級
斧術初級
小具足術初級
格闘術初級
特殊技能一覧:
言語把握初級
登録専門職ギルド:
なし
総合職ギルドランク:
軽銀
……
えっ、めっちゃ強くないすか? っていうか取得魔法の量もさることながら、戦闘技術の剣術中級って……確か製本ギルドで読ませてもらった本によると、本読んだだけじゃ絶対取れないはずなんだけど、もしかしてどこかで剣術の練習でもしてたの?
っていうか何だろうこの特殊技能の言語把握初級って。
「わあ、嬉しいですトーゴさん! 私、HPが倍増してますよ! 他も2割くらい上昇してます! DEXは……アレですけど」
「いや、あの時のマリアさんの口ぶりからすると、今のままでもエリナさんは十分強いと思うけどね? LUCに至っては俺より高いし。ね、エンマさん?」
「そうですね、今のままでも十分冒険者として活躍出来るステータスです。ギルドカードに登録されている情報によると、専門職ギルドには一切登録されていないようですが、よろしければ冒険者ギルドに所属されてはいかがでしょう?」
冒険者ギルド……そう言えばそんなのもあったな……凄く転生ものっぽくて、逆に何をやるギルドなのかいまいちよく分かってないんだけど。ああいうのって結構定義とかを曖昧にしてる感あるよね……
でもエリナさんは好きそうだなあ、なんて思いつつ彼女の方を見ると、予想に反してやや微妙な反応。
「……そう言えば冒険者ギルドってどんなギルドなのか知らないんですけど、何をするギルドなんですか?」
「冒険者ギルドは狩猟と対盗賊護衛を専門にするギルドです。以前は護衛ギルドと狩猟ギルドで分かれていたんですが、範囲が被ることが多くなったので合併して冒険者ギルドとなったんです」
……なるほど、イメージ通りと言えばイメージ通りだな。命の危険に常にさらされている辺りは冒険する者だから間違ってはいない……のか?
でもそうなるとさすがに……
「ごめんなさい、私の護衛対象はトーゴさんひとりで十分です」
だよねえ、俺もエリナさんのイメージにはあまり合わないと思うし。……っていうか今のエリナさんのセリフ、ちょっと照れ臭いな。
---
ぅゎエリナさんっょぃ(
ところでこの世界、普通の転生モノに比べて冒険者ギルドはあまり目立たなかったりします。
群れに対するような大規模な魔物討伐なんかは国軍だかが担当していて、散発的かつ小規模な討伐は狩猟扱いで冒険者ギルドの担当。その他のギルドの担当範囲と言えば私営隊商・行商などの護衛くらいです。
次回更新は12/29の予定です!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる