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放浪開始・ブドパス編
59.許されるわけがなかったよ
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「あの、聞き間違えかもしれないんでもう1回言っていただけますか?」
「エリナ=サンタラさんと離縁してください」
めっちゃはっきり言われた! いや、おかしいだろマジで何言ってんだこいつ。というかさっきから結構ディスられてる気がするんだけどコレ怒っていいかな。……いや、でもこんな無茶言うだろうってことは何となく予想は出来てたけどね……
「で、離縁してどうしろと」
「離縁後には、ベアトリクス殿下の配偶者になっていただきます」
「いただきますって……どんな権利でそんな事を言うんです?」
「そもそも、あなたはこのまま国外に出すには危険すぎる。それはそうでしょう、歩く万能翻訳機そのものを歩かせたら、我が国からどんな秘密の情報が洩れるか分かったものではない。
なれば、殿下の配偶者にしてこの土地に縛り付けておいた方が我が国にとっても幾分安心というものです。それに、殿下もそう言った存在を取り込むことによってさらに地位を盤石となさることでしょう。殿下は何もなさる必要などございますまい。
その為にはエリナ=サンタラは邪魔でしかない。最初は普通に排除することも考えましたが、彼女はそのステータス上排除しようとしても出来るものではありませんからね……なので離縁していただくのが一番楽なのですが」
「随分ふざけた要求ですね……そんな物言いをされて、俺がはいそうですかと首を縦に振るとでも?」
「あなたが頷くか頷かないかに関わらず、ギルドマスターである私の指示であれば書類上の離縁は簡単に出来ますのでね……もちろん国際的に交付されたものについては取り消しも手間になりますがね」
アッダメだこれ。全然話が通じない。
俺としては何もなければこのまま目の前の男をぶん殴ってさっさとエリナさんを連れて国外に逃げてしまいたいところなんだけど……でもそんなことをして不利になるのは俺たちだ。そもそも国境都市に検問がある以上、ちゃんと国外に逃げられるかどうかなんてわからなくなるし。
……まあ、それはここまで何もなければの話なわけで。
「……なるほど、あなたの言うことはよく分かりました」
「分かっていただけましたか、それは良かった」
「ですが離縁はしません。当たり前ですが、俺の妻は銀髪の美しいエリナ=サンタラ=ミズモトただひとりです」
「話を聞いていなかったのですか? 離縁するも結婚するも、私の胸先三寸なのですよ」
「でしょうね、それだけの権利を総合職ギルドマスターたるあなたは与えられている。だからこそ、ベアトリクス閣下は貴方を真っ先に警戒していた」
「……は?」
俺のセリフに、とんでもない間抜け面をさらす男。そもそも自分の言動がどれほど異常かって事、この男は自覚しているんだろうか。
第一――
「結婚式のプレゼントに盗聴器を仕掛けるような女性とは、普通の感覚であれば結婚なんか出来ませんよ」
「盗聴器……ですか?」
「ええ。そうですよね、大臣閣下」
俺の呼びかけに答える形で、執務室のドアが徐に開く。次に入って来たのは、当然と言えば当然かもしれないけど、エリナさんとベアトリクス大臣閣下だった。
「トーゴ=ミズモト=サンタラさん、エリナ=サンタラ=ミズモトさん。こういった形で申し訳ございませんでしたが、ご協力感謝いたします」
「盗聴器を使って盗聴をしていたこと、そして、少しで不穏なことがあれば即座に駆け付けられるようにしていたことなど……ですか?」
「……はい。結果的におふたりを囮にしてしまいましたが、そもそも都市保全局長が不穏な動きを見せていたことははっきりしていましたので。サンタラ=ミズモトさんを通じてこちらの様子を確認した時には、あまりの酷さに言葉を失いました」
言って、閣下はチラリとギルドマスターの方を見る。その本人は、さっきと変わらず驚愕の表情を崩していない。
……ベアトリクス殿下の仕掛けた盗聴器は、あのペンダントの中にあった。
結婚式後にエリナさんが受け取ったそのペンダントは、あまりにもサイズといい漏れていた雰囲気といい異様過ぎたので、昨日よくよく調べてみたら案の定盗聴機能付きの魔導工学製品が入っていた。
普通だったらこれだけでも十分信用を失うに値するし、エリナさんに説明をした上で破壊してしかるべきものなんだけど……その割に魔導工学のものにしては隠蔽が下手すぎるというか、むしろまるで隠蔽する気がないとしか思えないほどお粗末な作りだったので、これは何かあるなと踏んだわけだ。
ただお粗末とは言ってもそれなりに値段がかかるものであったうえ、これが敢えてバレるようにと粗雑な作りにしてある以上は、俺たちに周囲で何か怪しいものがないかどうか確認したいってことなんだろうと思った。
だとするなら――で、買ったのが指輪型の通信機器。これは声に出さなくとも考えていることをそのまま相手に送れるという便利グッズで、こっちではトランシーバー的に使用されているものだ。一応スマホ……とはいかないまでも携帯くらいの通信性能を持つ魔道具もあるらしいけど、如何せん高い。
……とにかく、これとさっきの盗聴器を一時的にリンクさせて閣下にこの部屋での会話が漏れるようにしたのだ。……もちろんリンクはすぐに切れるようにしてるよ。じゃなかったらプライバシーもへったくれもあったもんじゃない。
「さて……都市保全局長。あなたが妙なことを考えていたのを、私は最初から分かっていました。あなたは私が何度言っても、隙あらば殿下と呼ぶのをやめませんでしたね。
加えて今回の件、そもそも私が公女扱いをしないように通達していたのは、公族に対する政治利用を禁止しているからです。だからこそ大臣の枠も特例扱いだし、実権を持つようなポストに関しては辺境の侯爵を戴くのが内定している公族をつけるのが習わしになっている。
あなたは今回、それを堂々と破ろうとした。あなたの意識の問題だけならともかく、実際の行動に移されたとあれば処罰せざるを得ません。何か申し開きはありますか?」
「……っ、しかし殿下、この者を国外に出してはいずれ我が国の不利益になります! なればこそここで国内にとどめておく必要があるかと!!」
「まだそんなことを言っているのですか都市保全局長……それについては無理ととどめている方が遅かれ早かれ我が国に甚大な被害をもたらす可能性が高いという話で決着がついたではありませんか。それを補完する意味での指名依頼だと何度言えば分かるのです。
しかもそのとどめる方法が、夫婦を離縁させての政略結婚? 私も、ミズモト=サンタラさんも、サンタラ=ミズモトさんのこともどれほど低く見積もっているのですか」
「しかし!」
「しかしも何もありません。本日この時をもってあなたの都市保全局長職を解任します。近衛兵! この者を王城へ連行せよ!」
「はっ!」
言うが早いか、どこに控えていたのか、その近衛兵らしき人達があっという間にギルドマスター……元、ギルドマスターを連行していく。連行中何やらわめいていたような気がするけど、そんなものを誰も聞くはずがない。俺も、エリナさんも聞かない。どうせ大した事は言っていないだろうから。
大臣閣下は徐に部屋の片隅に歩みを進めると、そこにかかっていた額縁を外して俺たちの方に向き直って言った。
「……あなたたち夫婦にはご迷惑をおかけしました。ミズモト=サンタラさんには私の思惑は早い段階で把握されていたようですが、結果的におとり捜査のようになってしまいまして……」
「ああいえ、こちらも結果的に助かったのでよかったです。もしあのペンダントを戴かなければ、おそらく今頃……」
「そうね、トーゴさんが私と別れるわけはないから……ありがとうございました、大臣閣下。トーゴ=ミズモト=サンタラの妻として御礼申し上げます」
「そう言っていただけると幸いです。新しい都市保全局長にはニャカシュ=エンマを任命します。あの人なら、きっとこのギルドを正しい方向に導き直してくれるでしょうから」
「ニャカシュ=エンマ?」
「ええ、受付に立っているエンマですが。彼女は都市保全局の副長ですので……あら、もしかしてご存じありませんでしたか?」
えぇ……まあ、でもあの人ならさもありなんってところかな。明らかに空気というか雰囲気が普通の受付係じゃなかったし。
「いずれにせよ、本日はこれまでとさせていただけませんか。明日、再びこちらをお借りして今後の詳細を相談出来ればと思うのですが」
「仕切り直し、ということですね。かしこまりました」
俺たち夫婦にとっても、それが一番いいだろうな……まあでも、最初に睨んだ通り閣下ご本人にギルドマスターのような悪意がなくてよかった。それだけは本当によかった。盗聴器は通信機とのリンクを切断した後にしっかりと無効化させてもらうけどな!
---
稚拙なギルドマスターの目論見も、プライバシーの侵害も許されるわけなかったね!
とくに後者は、夫婦生活の盗聴とか許されざる行為ですよ全く(
次回更新は03/02の予定です!
「エリナ=サンタラさんと離縁してください」
めっちゃはっきり言われた! いや、おかしいだろマジで何言ってんだこいつ。というかさっきから結構ディスられてる気がするんだけどコレ怒っていいかな。……いや、でもこんな無茶言うだろうってことは何となく予想は出来てたけどね……
「で、離縁してどうしろと」
「離縁後には、ベアトリクス殿下の配偶者になっていただきます」
「いただきますって……どんな権利でそんな事を言うんです?」
「そもそも、あなたはこのまま国外に出すには危険すぎる。それはそうでしょう、歩く万能翻訳機そのものを歩かせたら、我が国からどんな秘密の情報が洩れるか分かったものではない。
なれば、殿下の配偶者にしてこの土地に縛り付けておいた方が我が国にとっても幾分安心というものです。それに、殿下もそう言った存在を取り込むことによってさらに地位を盤石となさることでしょう。殿下は何もなさる必要などございますまい。
その為にはエリナ=サンタラは邪魔でしかない。最初は普通に排除することも考えましたが、彼女はそのステータス上排除しようとしても出来るものではありませんからね……なので離縁していただくのが一番楽なのですが」
「随分ふざけた要求ですね……そんな物言いをされて、俺がはいそうですかと首を縦に振るとでも?」
「あなたが頷くか頷かないかに関わらず、ギルドマスターである私の指示であれば書類上の離縁は簡単に出来ますのでね……もちろん国際的に交付されたものについては取り消しも手間になりますがね」
アッダメだこれ。全然話が通じない。
俺としては何もなければこのまま目の前の男をぶん殴ってさっさとエリナさんを連れて国外に逃げてしまいたいところなんだけど……でもそんなことをして不利になるのは俺たちだ。そもそも国境都市に検問がある以上、ちゃんと国外に逃げられるかどうかなんてわからなくなるし。
……まあ、それはここまで何もなければの話なわけで。
「……なるほど、あなたの言うことはよく分かりました」
「分かっていただけましたか、それは良かった」
「ですが離縁はしません。当たり前ですが、俺の妻は銀髪の美しいエリナ=サンタラ=ミズモトただひとりです」
「話を聞いていなかったのですか? 離縁するも結婚するも、私の胸先三寸なのですよ」
「でしょうね、それだけの権利を総合職ギルドマスターたるあなたは与えられている。だからこそ、ベアトリクス閣下は貴方を真っ先に警戒していた」
「……は?」
俺のセリフに、とんでもない間抜け面をさらす男。そもそも自分の言動がどれほど異常かって事、この男は自覚しているんだろうか。
第一――
「結婚式のプレゼントに盗聴器を仕掛けるような女性とは、普通の感覚であれば結婚なんか出来ませんよ」
「盗聴器……ですか?」
「ええ。そうですよね、大臣閣下」
俺の呼びかけに答える形で、執務室のドアが徐に開く。次に入って来たのは、当然と言えば当然かもしれないけど、エリナさんとベアトリクス大臣閣下だった。
「トーゴ=ミズモト=サンタラさん、エリナ=サンタラ=ミズモトさん。こういった形で申し訳ございませんでしたが、ご協力感謝いたします」
「盗聴器を使って盗聴をしていたこと、そして、少しで不穏なことがあれば即座に駆け付けられるようにしていたことなど……ですか?」
「……はい。結果的におふたりを囮にしてしまいましたが、そもそも都市保全局長が不穏な動きを見せていたことははっきりしていましたので。サンタラ=ミズモトさんを通じてこちらの様子を確認した時には、あまりの酷さに言葉を失いました」
言って、閣下はチラリとギルドマスターの方を見る。その本人は、さっきと変わらず驚愕の表情を崩していない。
……ベアトリクス殿下の仕掛けた盗聴器は、あのペンダントの中にあった。
結婚式後にエリナさんが受け取ったそのペンダントは、あまりにもサイズといい漏れていた雰囲気といい異様過ぎたので、昨日よくよく調べてみたら案の定盗聴機能付きの魔導工学製品が入っていた。
普通だったらこれだけでも十分信用を失うに値するし、エリナさんに説明をした上で破壊してしかるべきものなんだけど……その割に魔導工学のものにしては隠蔽が下手すぎるというか、むしろまるで隠蔽する気がないとしか思えないほどお粗末な作りだったので、これは何かあるなと踏んだわけだ。
ただお粗末とは言ってもそれなりに値段がかかるものであったうえ、これが敢えてバレるようにと粗雑な作りにしてある以上は、俺たちに周囲で何か怪しいものがないかどうか確認したいってことなんだろうと思った。
だとするなら――で、買ったのが指輪型の通信機器。これは声に出さなくとも考えていることをそのまま相手に送れるという便利グッズで、こっちではトランシーバー的に使用されているものだ。一応スマホ……とはいかないまでも携帯くらいの通信性能を持つ魔道具もあるらしいけど、如何せん高い。
……とにかく、これとさっきの盗聴器を一時的にリンクさせて閣下にこの部屋での会話が漏れるようにしたのだ。……もちろんリンクはすぐに切れるようにしてるよ。じゃなかったらプライバシーもへったくれもあったもんじゃない。
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あなたは今回、それを堂々と破ろうとした。あなたの意識の問題だけならともかく、実際の行動に移されたとあれば処罰せざるを得ません。何か申し開きはありますか?」
「……っ、しかし殿下、この者を国外に出してはいずれ我が国の不利益になります! なればこそここで国内にとどめておく必要があるかと!!」
「まだそんなことを言っているのですか都市保全局長……それについては無理ととどめている方が遅かれ早かれ我が国に甚大な被害をもたらす可能性が高いという話で決着がついたではありませんか。それを補完する意味での指名依頼だと何度言えば分かるのです。
しかもそのとどめる方法が、夫婦を離縁させての政略結婚? 私も、ミズモト=サンタラさんも、サンタラ=ミズモトさんのこともどれほど低く見積もっているのですか」
「しかし!」
「しかしも何もありません。本日この時をもってあなたの都市保全局長職を解任します。近衛兵! この者を王城へ連行せよ!」
「はっ!」
言うが早いか、どこに控えていたのか、その近衛兵らしき人達があっという間にギルドマスター……元、ギルドマスターを連行していく。連行中何やらわめいていたような気がするけど、そんなものを誰も聞くはずがない。俺も、エリナさんも聞かない。どうせ大した事は言っていないだろうから。
大臣閣下は徐に部屋の片隅に歩みを進めると、そこにかかっていた額縁を外して俺たちの方に向き直って言った。
「……あなたたち夫婦にはご迷惑をおかけしました。ミズモト=サンタラさんには私の思惑は早い段階で把握されていたようですが、結果的におとり捜査のようになってしまいまして……」
「ああいえ、こちらも結果的に助かったのでよかったです。もしあのペンダントを戴かなければ、おそらく今頃……」
「そうね、トーゴさんが私と別れるわけはないから……ありがとうございました、大臣閣下。トーゴ=ミズモト=サンタラの妻として御礼申し上げます」
「そう言っていただけると幸いです。新しい都市保全局長にはニャカシュ=エンマを任命します。あの人なら、きっとこのギルドを正しい方向に導き直してくれるでしょうから」
「ニャカシュ=エンマ?」
「ええ、受付に立っているエンマですが。彼女は都市保全局の副長ですので……あら、もしかしてご存じありませんでしたか?」
えぇ……まあ、でもあの人ならさもありなんってところかな。明らかに空気というか雰囲気が普通の受付係じゃなかったし。
「いずれにせよ、本日はこれまでとさせていただけませんか。明日、再びこちらをお借りして今後の詳細を相談出来ればと思うのですが」
「仕切り直し、ということですね。かしこまりました」
俺たち夫婦にとっても、それが一番いいだろうな……まあでも、最初に睨んだ通り閣下ご本人にギルドマスターのような悪意がなくてよかった。それだけは本当によかった。盗聴器は通信機とのリンクを切断した後にしっかりと無効化させてもらうけどな!
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稚拙なギルドマスターの目論見も、プライバシーの侵害も許されるわけなかったね!
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