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ザガルバ編
92.何か変なのが飛んでるよ
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そんなこんなで色々と不吉ワードが飛び出す会話をしつつも、俺たち一行は受領した依頼を達成するべく昨日と同じ場所に魔動車を飛ばすのだった。その途中、少しばかり気になることがいくつか出てきたので、雑談がてらそれらを確認することにしたのだけど……
「ドラゴンについて? ……うーん、僕はそこまでは分からないかな。討伐依頼や調査依頼を受けたこともなければ、そこまで本を読みこんでるわけでもないし。サラ辺りは知ってるかもしれないけど……どう?」
「アタシだってマルタと似たようなもんだよ。つーか、ドラゴンに関わる冒険者なんてどこ行ってもそう簡単には見つからねえって」
「……そんなものなんですか?」
「そもそも命の危険がでかすぎるしな……リターンは確かに旨いものがあるけど、それだったらネストドラゴンの脱皮殻を拝借してくるのが一番コスパいいし。
ああ、ドラゴンに関わらねえっつってもネストドラゴンの脱皮殻は別な。アレはよほど刺激しなきゃ襲ってこねえし、脱皮殻はそれなりの値段で売れるからいい小遣い稼ぎになるんだ。
まあそれ以外じゃまず関わらねえかな。クララもそうだろ?」
「は、はい。私も、今までのパーティーで、ドラゴン絡みの依頼は、受けたことが、ありません」
……なるほど、確かに大型爬虫類で気性も荒いなら近づこうとは思わないのが道理か。とはいえその辺りの性質をあらかじめ調べておいた方が、いざという時のためになると思うんだけど……そういう意識は冒険者にないんだろうか。
「まあそれはそれとしても、ロックドラゴンやらアサルトドラゴンやらの素材で作られた装備はアタシたちも憧れるけどなー」
「ああ、それは確かにそうだね。とは言え僕も見つけたところで買えないし、ほとんど諦めてるけど……」
……ん?
「え、ちょっと待ってください。ロックドラゴンやアサルトドラゴンの防具ってそんなに高価なんですか? いや、確かにドラゴンの中でも獰猛だったり硬かったりってのはあるとは思いますけど、ネストドラゴンみたいに脱皮殻だけだったら手に入らないことはないんじゃ……?」
「ああ、そっか。店長さんたちはマジェリア出身だったっけ? マジェリアには余計に入ってこないか」
言ってサラさんたちは、何故それらのドラゴンの素材で出来たものが手に入りにくいのか丁寧に教えてくれた。
「そもそもドラゴンっていうのは特殊大型爬虫類ってのは知ってるよな」
「ええ、その巨体から、それなりに専門知識がないと近づくだけでも危ない生き物だからというのは……」
「そう。だからドラゴンってだけで何もかもひとくくりにされがちなんだけど……実際には黒オークと赤ミノタウロスくらい違うものばかりでね」
「全然違うじゃないですかそれ」
「そう、だからドラゴンの中でもある程度種族を分けようという動きが色々なところであるらしいんだけど、これが分けるにしても違いが多すぎてなかなかね……」
……むしろ水生哺乳類を海獣と言ってるみたく、特殊大型爬虫類の総称をドラゴンと呼称しているだけみたいに思えてきたぞ……というか実際そうなんだろうな、それで色々混乱が起こっているんだろう。
「さっきの脱皮殻云々にしてもその例に漏れずってところでね、ご存知の通りネストドラゴンは割と頻繁に脱皮して体温調節機能を維持しているもんだから、ネストドラゴン自身の性格の温厚さも相まって比較的簡単に採れるんだよ」
「聞いた話じゃ、飼い主に対する大きい飼い犬みてえな大人しさらしいぜ? でも腐ってもドラゴンはドラゴン、まともに怒らせたらただじゃ済まねえし、十分丈夫な脱皮殻が簡単に手に入るわけだから危害を加える意味がねえ」
「なるほど、だから結構ネストドラゴンの製品を普通に見たんですね……」
というかこの辺りの話は……飼い犬云々はともかく一応話には聞いていたので今更にすぎると言えばその通りなんだけどね。その割にドラゴン以外の素材に比べて高めなのは、脱皮殻でも供給が少ないからなんだろうなあ……
「とまあ、普通に街中で見るドラゴン製品はそんな感じなんだけどよ。ロックドラゴンやアサルトドラゴンといったもんに関しちゃちょいと違えんだわコレが」
「ああ……ネストドラゴンよりも脱皮殻を出さないんですね」
「ネストドラゴンよりもっつーか、その2種類は脱皮しねえんだよ」
「……爬虫類が脱皮しないんですか?」
蛇だって蜥蜴だって何だって、爬虫類は脱皮してこそ爬虫類なのに。
「まあ言いたいことはわかるけどね。何かロックドラゴンの方は硬鱗と軟鱗という2種類の鱗があるらしくて、軟鱗の方はボロボロと頻繁に崩れる形で脱皮するけど硬鱗の方は体と一緒に成長する形で脱皮しないんだってさ」
「ボロボロ崩れる形だから軟鱗の方は素材としては使えねえ。だから素材になるのは硬鱗の方なんだけど、硬鱗を採るっていうのはつまりやたら硬くて気性の荒いロックドラゴンを討伐するのとイコールって訳だ」
「なるほど、それは確かに大変ですね」
自分で言っててアレだけど、大変ですねっていうかもう不可能なんじゃないのかそれ。ロックドラゴンがどれだけの冒険者がどれだけの規模のパーティーを組んで討伐するものなのかは知らないけど……
「ではアサルトドラゴンの方は?」
「アサルトドラゴンはもっと単純で、それ自体が魔力を持ってて硬度を信じられないレベルに増してるんだよ。で、変温動物の中でも特に寒暖差に強いものだから炎系や氷系の魔法が全然効かないときた。
まあ信じられないと言ってもロックドラゴンには劣るんだけど、ネストドラゴンよりははるかに硬い。だから純粋に力量で討伐出来ないんだよみんな」
「脱皮しねえっつうか脱皮する必要がねえっつうか、ってとこだな」
「なるほど……しかしそれを聞く限りでは、それらの素材で作った装備は恐ろしい力を持つように感じますが」
「そう、そうなんだよ! だからみんないつかはそれを買えるようにっつう憧れを抱いて生きてるんだよ」
「まあ、さっき言ったようにそれを買える日なんて永遠に来ないと思うけどね……そもそもそれらのドラゴンの装備なんて、それこそ童話に出てくる伝説の戦士とかその辺が身に付けているようなもので、大体の場合は国が命じて莫大な費用を出して作るものだし」
だからこそ防具はケーブドラゴン、剣はミスリル合金が事実上の最高級とされているのさ、とマルタさんは自嘲気味に笑う。
ちなみにケーブドラゴンは俺も知ってる。確かネストドラゴンと違って岩場の横穴に巣を構えていて、ネストドラゴンよりは攻撃的だけど脱皮殻も比較にならないほど丈夫なんだよな。
……マジェリアでは見たことなかったけど、ここウルバスクで売ってるのをちらりとは見た事があるから知ってる。天文学的数字とはこういうのを言うんだろうな、なんて遠い目になった自覚はあるけど。
「まあ加工そのものもかなり難しいっていうのも影響してるとは思うけどね。案外旦那さんだったら、ロックドラゴンもアサルトドラゴンも加工出来たりして」
「いや、そんな皮算用は禁物ですよ」
「鱗を皮ごと剥ぐだけに?」
「そういう話はしてないです。……っと、そろそろ昨日の採取場所に着きますね。鳥類の捕獲って話でしたけど……どうですか皆さん、窓の外を見て鳥っぽい生き物いる感じしますか?」
「んー? いや、全然見当たんねえな。つーか昨日もそんなもんいなかったよな?」
サラさんの言葉にマルタさん、クララさん、果てはエリナさんまで頷いた。……うん、やっぱり俺の気のせいじゃなかったよな。
「ああ、でもあそこに1羽だけ飛んでるのが見えますね」
「どれどれ……ああ、確かに。あれを取り敢えず捕まえるか」
俺の指摘にサラさんも応え、みんな魔動車を降りて準備を始める。んだけど……何故かクララさんが若干青い顔をしてさっきの鳥を眺めている。
「クララ? どうしたんだよ、何かあったか?」
「……あの、サラさん、あの鳥、変です」
「はあ? 変って何が」
「あの鳥、見た感じ、そんなに、小さくないのに、かなり、遠くにあるように、見えるんです」
クララさんの指摘にサラさんとマルタさんが顔を見合わせる。と――その顔が徐々に青くなっていった。うん、その気持ち分かるよふたりとも。
---
だからフラグ立てんなって言ったじゃないディスカァ―――――!!!!!
ドラゴンに関しては、まあこういうのもあっていいんじゃないでしょうかってことで。
次回更新は06/09の予定です!
「ドラゴンについて? ……うーん、僕はそこまでは分からないかな。討伐依頼や調査依頼を受けたこともなければ、そこまで本を読みこんでるわけでもないし。サラ辺りは知ってるかもしれないけど……どう?」
「アタシだってマルタと似たようなもんだよ。つーか、ドラゴンに関わる冒険者なんてどこ行ってもそう簡単には見つからねえって」
「……そんなものなんですか?」
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ああ、ドラゴンに関わらねえっつってもネストドラゴンの脱皮殻は別な。アレはよほど刺激しなきゃ襲ってこねえし、脱皮殻はそれなりの値段で売れるからいい小遣い稼ぎになるんだ。
まあそれ以外じゃまず関わらねえかな。クララもそうだろ?」
「は、はい。私も、今までのパーティーで、ドラゴン絡みの依頼は、受けたことが、ありません」
……なるほど、確かに大型爬虫類で気性も荒いなら近づこうとは思わないのが道理か。とはいえその辺りの性質をあらかじめ調べておいた方が、いざという時のためになると思うんだけど……そういう意識は冒険者にないんだろうか。
「まあそれはそれとしても、ロックドラゴンやらアサルトドラゴンやらの素材で作られた装備はアタシたちも憧れるけどなー」
「ああ、それは確かにそうだね。とは言え僕も見つけたところで買えないし、ほとんど諦めてるけど……」
……ん?
「え、ちょっと待ってください。ロックドラゴンやアサルトドラゴンの防具ってそんなに高価なんですか? いや、確かにドラゴンの中でも獰猛だったり硬かったりってのはあるとは思いますけど、ネストドラゴンみたいに脱皮殻だけだったら手に入らないことはないんじゃ……?」
「ああ、そっか。店長さんたちはマジェリア出身だったっけ? マジェリアには余計に入ってこないか」
言ってサラさんたちは、何故それらのドラゴンの素材で出来たものが手に入りにくいのか丁寧に教えてくれた。
「そもそもドラゴンっていうのは特殊大型爬虫類ってのは知ってるよな」
「ええ、その巨体から、それなりに専門知識がないと近づくだけでも危ない生き物だからというのは……」
「そう。だからドラゴンってだけで何もかもひとくくりにされがちなんだけど……実際には黒オークと赤ミノタウロスくらい違うものばかりでね」
「全然違うじゃないですかそれ」
「そう、だからドラゴンの中でもある程度種族を分けようという動きが色々なところであるらしいんだけど、これが分けるにしても違いが多すぎてなかなかね……」
……むしろ水生哺乳類を海獣と言ってるみたく、特殊大型爬虫類の総称をドラゴンと呼称しているだけみたいに思えてきたぞ……というか実際そうなんだろうな、それで色々混乱が起こっているんだろう。
「さっきの脱皮殻云々にしてもその例に漏れずってところでね、ご存知の通りネストドラゴンは割と頻繁に脱皮して体温調節機能を維持しているもんだから、ネストドラゴン自身の性格の温厚さも相まって比較的簡単に採れるんだよ」
「聞いた話じゃ、飼い主に対する大きい飼い犬みてえな大人しさらしいぜ? でも腐ってもドラゴンはドラゴン、まともに怒らせたらただじゃ済まねえし、十分丈夫な脱皮殻が簡単に手に入るわけだから危害を加える意味がねえ」
「なるほど、だから結構ネストドラゴンの製品を普通に見たんですね……」
というかこの辺りの話は……飼い犬云々はともかく一応話には聞いていたので今更にすぎると言えばその通りなんだけどね。その割にドラゴン以外の素材に比べて高めなのは、脱皮殻でも供給が少ないからなんだろうなあ……
「とまあ、普通に街中で見るドラゴン製品はそんな感じなんだけどよ。ロックドラゴンやアサルトドラゴンといったもんに関しちゃちょいと違えんだわコレが」
「ああ……ネストドラゴンよりも脱皮殻を出さないんですね」
「ネストドラゴンよりもっつーか、その2種類は脱皮しねえんだよ」
「……爬虫類が脱皮しないんですか?」
蛇だって蜥蜴だって何だって、爬虫類は脱皮してこそ爬虫類なのに。
「まあ言いたいことはわかるけどね。何かロックドラゴンの方は硬鱗と軟鱗という2種類の鱗があるらしくて、軟鱗の方はボロボロと頻繁に崩れる形で脱皮するけど硬鱗の方は体と一緒に成長する形で脱皮しないんだってさ」
「ボロボロ崩れる形だから軟鱗の方は素材としては使えねえ。だから素材になるのは硬鱗の方なんだけど、硬鱗を採るっていうのはつまりやたら硬くて気性の荒いロックドラゴンを討伐するのとイコールって訳だ」
「なるほど、それは確かに大変ですね」
自分で言っててアレだけど、大変ですねっていうかもう不可能なんじゃないのかそれ。ロックドラゴンがどれだけの冒険者がどれだけの規模のパーティーを組んで討伐するものなのかは知らないけど……
「ではアサルトドラゴンの方は?」
「アサルトドラゴンはもっと単純で、それ自体が魔力を持ってて硬度を信じられないレベルに増してるんだよ。で、変温動物の中でも特に寒暖差に強いものだから炎系や氷系の魔法が全然効かないときた。
まあ信じられないと言ってもロックドラゴンには劣るんだけど、ネストドラゴンよりははるかに硬い。だから純粋に力量で討伐出来ないんだよみんな」
「脱皮しねえっつうか脱皮する必要がねえっつうか、ってとこだな」
「なるほど……しかしそれを聞く限りでは、それらの素材で作った装備は恐ろしい力を持つように感じますが」
「そう、そうなんだよ! だからみんないつかはそれを買えるようにっつう憧れを抱いて生きてるんだよ」
「まあ、さっき言ったようにそれを買える日なんて永遠に来ないと思うけどね……そもそもそれらのドラゴンの装備なんて、それこそ童話に出てくる伝説の戦士とかその辺が身に付けているようなもので、大体の場合は国が命じて莫大な費用を出して作るものだし」
だからこそ防具はケーブドラゴン、剣はミスリル合金が事実上の最高級とされているのさ、とマルタさんは自嘲気味に笑う。
ちなみにケーブドラゴンは俺も知ってる。確かネストドラゴンと違って岩場の横穴に巣を構えていて、ネストドラゴンよりは攻撃的だけど脱皮殻も比較にならないほど丈夫なんだよな。
……マジェリアでは見たことなかったけど、ここウルバスクで売ってるのをちらりとは見た事があるから知ってる。天文学的数字とはこういうのを言うんだろうな、なんて遠い目になった自覚はあるけど。
「まあ加工そのものもかなり難しいっていうのも影響してるとは思うけどね。案外旦那さんだったら、ロックドラゴンもアサルトドラゴンも加工出来たりして」
「いや、そんな皮算用は禁物ですよ」
「鱗を皮ごと剥ぐだけに?」
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「んー? いや、全然見当たんねえな。つーか昨日もそんなもんいなかったよな?」
サラさんの言葉にマルタさん、クララさん、果てはエリナさんまで頷いた。……うん、やっぱり俺の気のせいじゃなかったよな。
「ああ、でもあそこに1羽だけ飛んでるのが見えますね」
「どれどれ……ああ、確かに。あれを取り敢えず捕まえるか」
俺の指摘にサラさんも応え、みんな魔動車を降りて準備を始める。んだけど……何故かクララさんが若干青い顔をしてさっきの鳥を眺めている。
「クララ? どうしたんだよ、何かあったか?」
「……あの、サラさん、あの鳥、変です」
「はあ? 変って何が」
「あの鳥、見た感じ、そんなに、小さくないのに、かなり、遠くにあるように、見えるんです」
クララさんの指摘にサラさんとマルタさんが顔を見合わせる。と――その顔が徐々に青くなっていった。うん、その気持ち分かるよふたりとも。
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