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3話 朝
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今日の朝はトースターで焼いたパンに目玉焼き、シンプルだが、一番これが美味しい。
皿とフォークが擦れる音、自分だけの音が静かな自室に響く。
ここで食べることが一番良いなと思うのは、食堂に行けば生徒達の目線を浴びることになるからだ。何故なら今の自分は『学園の素晴らしい生徒会長』だということ。
そんなこと頭に入っていなかった俺は、食堂でのご飯は無料という餌に釣られて行った日は、会話に夢中だった生徒が全て振り返ったのは良い思い出だ。
そこのところは十分理解している。無料でご飯は食べ放題で、皆よりか離れた良い席に座れるのは良い。
それでも、視線を浴びながらの食事には食べ物が喉につっかえ、自然と手が止まるのだ。
しかもあの中で俺一人だし、一緒に食べてくれる人いないから寂しい。
静さんは誘う以前に毎日忙しいし、一人でいるのもつまらないから、一回だけ近くにいた人を誘ったけど、遠回しで断られ頭を深々と下げて逃げられた。
憧れの生徒会長ってなんだろうってその時は流石に思った。
それなのに風紀委員長は、風紀の子達がいるから良いよな、せこいよな。
関係ない人に当たりながら、あの状況下で食事は無理ということだ。こうして、朝夜自室で一人で食べて、昼は生徒会室で弁当が一番落ち着く。
桃谷は一人、黙々と食事を取るのだった。
淡々と食事を済ませ、桃谷は学校に行く準備をしていると携帯が鳴る。
「はい、もしもし」
「おはようございます。忙しい朝にすみません。桃谷さん、今日のお時間いいですか」
女性のような少年のような、聞き慣れた凛とした声が耳を通る。
ホント、口調が静さんと似てるよね。
「はい、大丈夫です!」
「では、寮の門で待っていますので、降りて来てもらっていいですか」
「分かりました。すぐ行きます」
俺は持って行く物をかき集めるようにしてスクールバッグに詰め込み、急いで準備に取り掛かる。
「……あの、慌てずちゃんと生徒会長でお願いします」
冷静にそう言われて、鏡を見れば頭が大きく波打っていた。
*
髪型、服装、そして表情。一つでも緩んではいないか、全てを再度確認してから俺は気合いを入れるため、頬を叩く。
いつもの生徒会長になれば、桃谷は指定された寮の門へと足を伸ばす。
その、門の前には、桃谷より背の低い、ほっそりとした男の子が待っていた。鞄を両手に抱えて、待ちぼうけているのか無表情で空を眺めている。
「ごめん、準備にかかって」
「おはようございます、生徒会長様。ご機嫌はどうですか」
「すみっ」
「す?」
喉奥から『ひっ』と情けない声が出そうになった。甘い顔で目が大きいので更に彼の圧を増す。それ以上言うなと、言葉を交わさずとも聴こえてくる。
副会長、彼は貴方の立派な部下です。彼、愁は静さんの部下で、忙しい静さんに変わって俺の身の回りを特にサポートをしてくれる一人である。
小柄な柄強い愁くんは警護もかねて一緒に歩く事が多く、外で生徒会長としてそぐわない、態度、格好には厳しく、生徒会長として面が保てるのも愁くんのお陰と言ってもいい。
「えっと……今日はなんだ」
「まず、これを」
愁が鞄から取り出したのは、何枚か纏められた資料だった。最初の束には次の会議にかけられる議題の予定が書かれ、二つの束は生徒会長親衛隊と書かれた束だった。
愁は桃谷のサポートを含め、桃谷が生徒会長就任する前から親衛隊長で任され運営もしている。
「会議の資料と親衛隊の動かし方が少し変わったのでそのご報告をと。
時間も詰まっていますので、歩きながら説明させていただきます」
「ああ、」
二人は学園の方に歩き出した。
「まず、初めに親衛隊をお守りありがとうございます。風紀委員も一度だけ流すと言われました。とても渋い顔でしたが」
「そうか」
よかった。やはり忙しい時に流して正解だった。前に風紀委員からは親衛隊をなくそうと議題に上がっていたが、なんとか逸らす事ができたらしい。と言っても、自分はプリントを配っただけだが。
「風紀委員にまだ厳しく目を向けられているので、あまり騒いだり、目立つ行動は控えるようにと言っておきました」
「分かった。だからと言ってあまり縛りすぎるなよ」
「分かっています、あまり締めすぎると痛くなりますからね」
生徒会長を作り上げる為に作った親衛隊。もちろん全員、俺の事を1ミリも好きじゃない演者である。
俺個人の所為で自分の行動を見張られるなんて、苦しい事だろう。
「そして、もう一つ。会長のお陰様で隊員の数が順調に増えてます」
「そ……⁇」
何を言っている俺は思わず無言で資料をめくり、そして口元を引き攣らせた。親衛隊に所属している生徒の名簿がずらりと記載されているのだが、ほぼ知らない名前が並んでいた。
「サクラが要らない程に、着々と」
「うそっ」
「嘘をついていません。一人一人、確実に増えてますよ。私共にとって嘘が事実になるのは嬉しい限りです。これからも生徒会頑張ってください」
愁は笑顔こそなかったが嬉しさが滲み出ていた。心にグサリと刺さるのは、良い人を騙している気分になったからだ。
「た、楽しそうだね」
「はい!こうすれば増える、それをすれば印象が悪くなる。自分の行動一つで隊員が動くのは中々のやりがいです」
弾む声、隊長を嫌々やらされていると思っていたが、楽しそうで何よりだ。
そこら辺の平凡男子だというのに、応援してくれる親衛隊の人に良心が痛むが、考えても頭を悩ますだけだったので桃谷は会議資料の方に目を移す。
そんな中で気になったことがあった。その会議に出る生徒会メンバーは俺と静さんは当たり前だが、二年浅木 倫太郎 と追加されていた。
会計の存在を知っていたが、生徒会室では一度もお目にかかった事がない。なぜなら、招集しても来ないような人だから。
浅木という人は前期では庶務をやっていたらしいが、来ないのは去年のことがあって生徒会には関わりたくないのだと思う。会ったことはないから分からないが。
けれど、会議名簿に名前が追加されているということは、今回初めて会うかもしれない。
どんな人だろうか。
「親衛隊長とのんびり一緒に登校とは、朝から随分お盛んだな」
心に隙間風が通り寒くなる。知った声、朝から出会いたくはなかった。校門を過ぎる前に話しかけて来たのは風紀委員長の水崎だった。
そして、人を見下すような嫌味な口調と、何がいつも不満なのか眉間に皺を寄せる険しい表情は変わらないようだ。
「お前こそ、ご苦労様だな。蟻一匹入らないよう頑張れや」
「はっ、お前の方が十分蟻だな」
鼻で笑い飛ばす水崎が校門前に立っているのは定期的な風紀検査であり、あまりにも服装、髪型が乱れていないか、遅刻した者はいないかをチェックしつつ、風紀委員は学校内を巡回している。
挨拶周りという警備は、やんちゃな学生にとってはヒヤヒヤデーである。
「おはようございます、風紀委員長様。朝、会長様と偶然出会っただけですので勘違いなさらないようにお願いします」
「……それぐらい知っている」
「理解ある方で良かったです。では、お先に失礼します」
水崎に愁は頭を下げると先にするりと門を通り過ぎた。薄情者と桃谷は置いていかないでと手を伸ばしそうになったが沢山の生徒が見ているのでグッと抑えた。
振り向かない愁君、巻き込まれるのが嫌だったんだ。
「前にも言ったが目立つ行動は慎め。親衛隊の件を流したからと言っても、別に警戒を解いてないからな」
「分かってる。別にお前が思うような事はしてない。」
「どうだか」
「じゃぁ、天下の風紀委員長様に聞くが、仕事一つでも遅れた事があるか。ないだろう?疑うのもいいが、ちゃんと自分の足元も見とけよな」
「油断している貴様こそ、鼻を折られように気をつける事だな」
不愉快そうな風紀委員長に傲慢に振る舞う会長。バチバチと火花がなりそうなほど険悪な空気に、登校していた生徒達は二人を避けるように足早に学校を目指す。
また、やってしまった。こんなの新聞部のいいネタだ。
どう場を収めよう、ただ通り過ぎるだけだったのに、こんなにも荒れるとは予想していなかった桃谷は一歩先に引く。
「っお前に関わっていると遅れる。じゃあな、風紀委員長様、せいぜい頑張れや」
「言われなくともそうする」
終始剣幕を立てる風紀委員長を横目に、俺は尻尾を巻いて通過した。右胸に手を当てると緊張のあまり心臓がバクバクと跳ねていた。
何度も渡り合って来ているが、まともに向き合うとやっぱり風紀委員長は恐い。
変な汗とか出ていなかっただろうか、会長として威厳は保てていただろうか、そんなことを抱えながら、前を向く。
そして、一つだけ忘れていた事を思い出し、俺は振り返った。
「なんだ、まだなんかあるのか」
「おはよう」
「……」
挨拶は返ってこず、水崎は真顔で固まっていた。当たり前だけど、嫌いな俺なんかに挨拶なんて返す必要はないから。
それでも、どんな時でも挨拶は大事だから母さんが言っていた。だから敵だろうと嫌な奴だろうと挨拶はしないと駄目だと。
返ってこなくとも、今まで出来なかった事が出来て俺はちょっとした満足感に満ち、小さくガッツポーズして先に進む。
皿とフォークが擦れる音、自分だけの音が静かな自室に響く。
ここで食べることが一番良いなと思うのは、食堂に行けば生徒達の目線を浴びることになるからだ。何故なら今の自分は『学園の素晴らしい生徒会長』だということ。
そんなこと頭に入っていなかった俺は、食堂でのご飯は無料という餌に釣られて行った日は、会話に夢中だった生徒が全て振り返ったのは良い思い出だ。
そこのところは十分理解している。無料でご飯は食べ放題で、皆よりか離れた良い席に座れるのは良い。
それでも、視線を浴びながらの食事には食べ物が喉につっかえ、自然と手が止まるのだ。
しかもあの中で俺一人だし、一緒に食べてくれる人いないから寂しい。
静さんは誘う以前に毎日忙しいし、一人でいるのもつまらないから、一回だけ近くにいた人を誘ったけど、遠回しで断られ頭を深々と下げて逃げられた。
憧れの生徒会長ってなんだろうってその時は流石に思った。
それなのに風紀委員長は、風紀の子達がいるから良いよな、せこいよな。
関係ない人に当たりながら、あの状況下で食事は無理ということだ。こうして、朝夜自室で一人で食べて、昼は生徒会室で弁当が一番落ち着く。
桃谷は一人、黙々と食事を取るのだった。
淡々と食事を済ませ、桃谷は学校に行く準備をしていると携帯が鳴る。
「はい、もしもし」
「おはようございます。忙しい朝にすみません。桃谷さん、今日のお時間いいですか」
女性のような少年のような、聞き慣れた凛とした声が耳を通る。
ホント、口調が静さんと似てるよね。
「はい、大丈夫です!」
「では、寮の門で待っていますので、降りて来てもらっていいですか」
「分かりました。すぐ行きます」
俺は持って行く物をかき集めるようにしてスクールバッグに詰め込み、急いで準備に取り掛かる。
「……あの、慌てずちゃんと生徒会長でお願いします」
冷静にそう言われて、鏡を見れば頭が大きく波打っていた。
*
髪型、服装、そして表情。一つでも緩んではいないか、全てを再度確認してから俺は気合いを入れるため、頬を叩く。
いつもの生徒会長になれば、桃谷は指定された寮の門へと足を伸ばす。
その、門の前には、桃谷より背の低い、ほっそりとした男の子が待っていた。鞄を両手に抱えて、待ちぼうけているのか無表情で空を眺めている。
「ごめん、準備にかかって」
「おはようございます、生徒会長様。ご機嫌はどうですか」
「すみっ」
「す?」
喉奥から『ひっ』と情けない声が出そうになった。甘い顔で目が大きいので更に彼の圧を増す。それ以上言うなと、言葉を交わさずとも聴こえてくる。
副会長、彼は貴方の立派な部下です。彼、愁は静さんの部下で、忙しい静さんに変わって俺の身の回りを特にサポートをしてくれる一人である。
小柄な柄強い愁くんは警護もかねて一緒に歩く事が多く、外で生徒会長としてそぐわない、態度、格好には厳しく、生徒会長として面が保てるのも愁くんのお陰と言ってもいい。
「えっと……今日はなんだ」
「まず、これを」
愁が鞄から取り出したのは、何枚か纏められた資料だった。最初の束には次の会議にかけられる議題の予定が書かれ、二つの束は生徒会長親衛隊と書かれた束だった。
愁は桃谷のサポートを含め、桃谷が生徒会長就任する前から親衛隊長で任され運営もしている。
「会議の資料と親衛隊の動かし方が少し変わったのでそのご報告をと。
時間も詰まっていますので、歩きながら説明させていただきます」
「ああ、」
二人は学園の方に歩き出した。
「まず、初めに親衛隊をお守りありがとうございます。風紀委員も一度だけ流すと言われました。とても渋い顔でしたが」
「そうか」
よかった。やはり忙しい時に流して正解だった。前に風紀委員からは親衛隊をなくそうと議題に上がっていたが、なんとか逸らす事ができたらしい。と言っても、自分はプリントを配っただけだが。
「風紀委員にまだ厳しく目を向けられているので、あまり騒いだり、目立つ行動は控えるようにと言っておきました」
「分かった。だからと言ってあまり縛りすぎるなよ」
「分かっています、あまり締めすぎると痛くなりますからね」
生徒会長を作り上げる為に作った親衛隊。もちろん全員、俺の事を1ミリも好きじゃない演者である。
俺個人の所為で自分の行動を見張られるなんて、苦しい事だろう。
「そして、もう一つ。会長のお陰様で隊員の数が順調に増えてます」
「そ……⁇」
何を言っている俺は思わず無言で資料をめくり、そして口元を引き攣らせた。親衛隊に所属している生徒の名簿がずらりと記載されているのだが、ほぼ知らない名前が並んでいた。
「サクラが要らない程に、着々と」
「うそっ」
「嘘をついていません。一人一人、確実に増えてますよ。私共にとって嘘が事実になるのは嬉しい限りです。これからも生徒会頑張ってください」
愁は笑顔こそなかったが嬉しさが滲み出ていた。心にグサリと刺さるのは、良い人を騙している気分になったからだ。
「た、楽しそうだね」
「はい!こうすれば増える、それをすれば印象が悪くなる。自分の行動一つで隊員が動くのは中々のやりがいです」
弾む声、隊長を嫌々やらされていると思っていたが、楽しそうで何よりだ。
そこら辺の平凡男子だというのに、応援してくれる親衛隊の人に良心が痛むが、考えても頭を悩ますだけだったので桃谷は会議資料の方に目を移す。
そんな中で気になったことがあった。その会議に出る生徒会メンバーは俺と静さんは当たり前だが、二年浅木 倫太郎 と追加されていた。
会計の存在を知っていたが、生徒会室では一度もお目にかかった事がない。なぜなら、招集しても来ないような人だから。
浅木という人は前期では庶務をやっていたらしいが、来ないのは去年のことがあって生徒会には関わりたくないのだと思う。会ったことはないから分からないが。
けれど、会議名簿に名前が追加されているということは、今回初めて会うかもしれない。
どんな人だろうか。
「親衛隊長とのんびり一緒に登校とは、朝から随分お盛んだな」
心に隙間風が通り寒くなる。知った声、朝から出会いたくはなかった。校門を過ぎる前に話しかけて来たのは風紀委員長の水崎だった。
そして、人を見下すような嫌味な口調と、何がいつも不満なのか眉間に皺を寄せる険しい表情は変わらないようだ。
「お前こそ、ご苦労様だな。蟻一匹入らないよう頑張れや」
「はっ、お前の方が十分蟻だな」
鼻で笑い飛ばす水崎が校門前に立っているのは定期的な風紀検査であり、あまりにも服装、髪型が乱れていないか、遅刻した者はいないかをチェックしつつ、風紀委員は学校内を巡回している。
挨拶周りという警備は、やんちゃな学生にとってはヒヤヒヤデーである。
「おはようございます、風紀委員長様。朝、会長様と偶然出会っただけですので勘違いなさらないようにお願いします」
「……それぐらい知っている」
「理解ある方で良かったです。では、お先に失礼します」
水崎に愁は頭を下げると先にするりと門を通り過ぎた。薄情者と桃谷は置いていかないでと手を伸ばしそうになったが沢山の生徒が見ているのでグッと抑えた。
振り向かない愁君、巻き込まれるのが嫌だったんだ。
「前にも言ったが目立つ行動は慎め。親衛隊の件を流したからと言っても、別に警戒を解いてないからな」
「分かってる。別にお前が思うような事はしてない。」
「どうだか」
「じゃぁ、天下の風紀委員長様に聞くが、仕事一つでも遅れた事があるか。ないだろう?疑うのもいいが、ちゃんと自分の足元も見とけよな」
「油断している貴様こそ、鼻を折られように気をつける事だな」
不愉快そうな風紀委員長に傲慢に振る舞う会長。バチバチと火花がなりそうなほど険悪な空気に、登校していた生徒達は二人を避けるように足早に学校を目指す。
また、やってしまった。こんなの新聞部のいいネタだ。
どう場を収めよう、ただ通り過ぎるだけだったのに、こんなにも荒れるとは予想していなかった桃谷は一歩先に引く。
「っお前に関わっていると遅れる。じゃあな、風紀委員長様、せいぜい頑張れや」
「言われなくともそうする」
終始剣幕を立てる風紀委員長を横目に、俺は尻尾を巻いて通過した。右胸に手を当てると緊張のあまり心臓がバクバクと跳ねていた。
何度も渡り合って来ているが、まともに向き合うとやっぱり風紀委員長は恐い。
変な汗とか出ていなかっただろうか、会長として威厳は保てていただろうか、そんなことを抱えながら、前を向く。
そして、一つだけ忘れていた事を思い出し、俺は振り返った。
「なんだ、まだなんかあるのか」
「おはよう」
「……」
挨拶は返ってこず、水崎は真顔で固まっていた。当たり前だけど、嫌いな俺なんかに挨拶なんて返す必要はないから。
それでも、どんな時でも挨拶は大事だから母さんが言っていた。だから敵だろうと嫌な奴だろうと挨拶はしないと駄目だと。
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