9 / 38
1
9 出会い(雪久)
しおりを挟む
一度手を離せば、二度と戻ってくる保証はない。だから、大切なものほど手を離すな。
そう言ったのは誰だったか。もう、覚えてはいない遠い記憶。
信じたくないが俺、雪久には前世の記憶というものがある。
着物まだ着ていた時代の人間だった俺は、椿という女性と結婚した。
整えられ切り揃えられ長い髪の毛は人形のようで、謙虚で穏やかな佇まい、まさに貴族のお雛様というのが、最初の印象だった。
その女性と結婚する事なったのは、親が見合いを勝手に決めてのこと。
個人より家を守ることが大事とされた時代で、親が仲人となりお見合い結婚はよくある普通のことだった。
実際、親もそうだった。不満がないと言われれば嘘になるが世間がそうなら仕方ないと半ば諦めていた。
『彼女の家柄は良いのだが……容姿はあまり良くない。あちらさんがどうして言うから受けたまで、彼女が嫌なら次があるから大丈夫だ。気にせず会いに行きなさい』と親に言われて頭に一気に血が上った感覚を覚えている。
相手をまるで物のような言いように腹が立ち。親に絶対にその見合いには行かないと宣言したものの、逢いに行かなければ彼女の顔に泥を塗ることになると結局は行くこととなった。
「四条 椿(しじょう つばき)と申します。今日は良いご縁になるよう努めますので、よろしくお願いします」
彼女と似た母親と共に畳の上に正座し、深々と頭を下げた。そして椿は、赤に近い黒い髪の毛を揺らしながらゆっくりと頭を上げる。
「……よろしく」
定例文を聞き終えた俺は素っ気ない一言で返した。当然、隣にいた俺の母親は「雪久っ!」と咎め、冷や汗をかきながら「この子、緊張していまして」と椿達に説明する。
この婚約をどうしても破談したかった。何故なら、家族の言動からして、嫁いだ際に彼女の扱いは酷い物になると分かっていたからだ。
しかし、俺から断ると彼女に不手際があったと評価が下がる。わざと冷たくして、彼方から愛想を尽かしてもらうしかなかった。
彼女が身振り手振り使い話しかけても、「へー」と一言だけ返し続けた結果、空気はどんよりと重くなり、「その、あの」と彼女の顔もどんどん曇りいつのまにか喋ることすらやめていた。
「お若い二人は、お庭に行って散歩でもして来なさい」
唾すら飲み込めないほどの重たい空気を耐えきれず、俺の母親は手を叩いては立ち上がり、俺たち二人を庭園に追いやった。
面倒だなと思いつつ、一周ぐるりと回って帰れば良いかと下駄を履いては椿の先を歩く。
「待ってくださいッ!」
追いつこうと椿は慌ててこちらに駆け寄ったが、足元にあった小石に気づかず、足を崩し頭から流れるように倒れる。
今度は俺が彼女に駆け寄ることになった。
「大丈夫か」
「いっ……大丈夫です。少し額を打っただけですので、お気になさらず」
口元を引き攣らせ笑う椿は、俺の手を取って立ち上がる。
着物に付いた土埃を払い、ぶつけたという額は赤く少しだけ血が出ていた。
せっかく化粧までして来たというのに台無しだと、着物袖を掴んで額の血を拭う。
すると、椿は目を見開いて拭っていた袖から顔を避けた。
「なっ、何をして」
「えっ? 血が出てたから拭っただけ」
「いや、そうではなく」
「あーー、化粧が少し落ちたな済まない」
「そこじゃなくて、袖が汚れますからおやめ下さい」
「別に、気にしてないからいい」
着物を汚れたくらい構わなかったが、本人よりも椿は青ざめた顔であたふたとしていた。
「着物の汚れは今気にしても無駄だから。庭園を回るけど歩けるか」
「えっ、あっはい。問題なく歩けます」
確かにそうだと言うように椿は頷いた。
今度は転ばないように、置いて行かないように、足幅を合わせて俺は歩く。
広い和風庭園をゆっくりと眺めつつ、手を組んだり離したり落ち着きなく椿が隣を歩いていたので、屋敷から遠い池にかかった橋の所で一旦止まる。
それを、待っていたかのように椿は下向きながら話しかけて来た。
「あの、無理なさらなくて大丈夫ですから」
「……」
「私の親が無理に決めたことですから、気になさらないでください」
動く体を止めるかのように両手を重ね合わせては、笑顔をこちらに向けるが、口端は引き攣り震えていた。
どうぞ嫌ってくださいと言われているみたいで、心奥がモヤモヤとし何とも言えない。
「お恥ずかしい話、私がドジ……いえ、なかなか婚約できないせいで、親が焦ってのことですから……巻き込んでしまって申し訳ありません」
大丈夫ですからと安心させる声には気力はなかった。そうか、彼女には後がないのか。
「一緒に来るか?」
自然と出てきたのは、その言葉。同情だったかもしれないし、そこになにかの感情はあったかは定かではない。
しかし、彼女の結末を考えれば良い誘いだったとは言えないだろう。
「私で……いいんですか」
「そのために来たんだろ?」
後ろに行こうと、前に行こうと、椿には選択の余地はないと分かっていたのに。彼女は赤い瞳を潤ませながら「はい」と頷く。
そうして、俺たちは結婚することになった。
彼女とっては檻から籠に変わっただけ。
俺は繋ぐのではなく、送り出した方が良かったのかもしれない。
もっと自由に飛べていたのではと、ーーー分からない。
何をどこから間違っていたのか、答えてくれる人はもういない。
ーーーいや、最初から。
*
夕刻、仕事を終えた俺は自宅の門を跨いだくらいに丁度、綿毛のようなものが頬を掠めた。小さな綿毛は肌に触れた途端に溶けていった。
上を見上げればヒラヒラとまた雪が降ってきた。朝に積もった雪はまだ溶けていないというのに、辺りは灰色と白で染まっていく。
さすがに、連日の寒さと雪には身も心も縮こまる。
早く春を願いながら、暖かい屋敷に帰ろうと足早に歩いていると玄関の脇に何かが飾れているのが見えた。
一目では見えにくい所に飾られ。近づいてみると雪が丸く整えられていて、丸くなった頭の方に笹の葉が二つ刺さり、赤い小さな実が等間隔に二つ付けられている。
……、兎のような形をした雪の塊は、玄関先に大小と三個もあると思えば、足跡のように庭に続くように量産されていた。
雪だからこういうこともあるだろと流しても良かったが、少々これはどこまで続いているのか気になって、雪できた兎を辿ってみた。
庭まで続く兎は、最初は丸い抽象的な物だったが、口ができ、鼻が追加され、足が生えては、どんどん形が立体的になっていく。
作っていた者は、雪で遊んでいたが途中で真剣に凝り始めたことが分かる。
そのまま庭の奥まで導かれれば、ほぼ実寸代の立派な兎となっていた。
その過程に思わず、吹き出した。こいつは一体何をしているのだろうか。
「旦那様? どうされたのですか」
よく出来た兎を眺めていると、なかなか屋敷に入らないのを心配してか、いつのまにか椿が近づいて来ていた。
「大丈夫だ。兎を見ていただけだ」
「うさぎ……! ほっ本当にいっぱい雪兎が。まったく誰でしょうね、こんな悪戯を……使用人を呼びすぐに綺麗にしますね!」
ハッと気がついた顔をしては、長い髪を左右に揺らし彼女は、足元に大量に作られた兎を見ては慌てる。
「もう、庭の風景が台無しですわ」
身振り手振りを使い苦言する彼女。手を寒そうに摩っていたので、見てみれば、赤く、指先は腫れている。
顔の方にも視線を向ければ鼻先と頬もいつもより赤く、毛先が少し濡れていた。
なるほどな、と思った。
「いや、このままでいい。それにいずれは溶けるから良いだろう」
「そっ、そうですね。暖かくなれば溶けますし、使用人達に今後このようなことがないよう言っておきます」
「そうだな……もし、作った者を見つけたら言っておいてくれ。綺麗だって」
「あっ……はい。そっ、それより外は寒いですから早く中に入りましょう。風邪を引きます」
「ああ」
耳まで真っ赤な顔を背けては、白く赤い指先で俺の手を引く。
一番寒空にいただろう人物が言う言葉ではないが。
彼女が風邪を引く前に、俺は言われた通りにそそくさと屋敷に入るのだった。
そう言ったのは誰だったか。もう、覚えてはいない遠い記憶。
信じたくないが俺、雪久には前世の記憶というものがある。
着物まだ着ていた時代の人間だった俺は、椿という女性と結婚した。
整えられ切り揃えられ長い髪の毛は人形のようで、謙虚で穏やかな佇まい、まさに貴族のお雛様というのが、最初の印象だった。
その女性と結婚する事なったのは、親が見合いを勝手に決めてのこと。
個人より家を守ることが大事とされた時代で、親が仲人となりお見合い結婚はよくある普通のことだった。
実際、親もそうだった。不満がないと言われれば嘘になるが世間がそうなら仕方ないと半ば諦めていた。
『彼女の家柄は良いのだが……容姿はあまり良くない。あちらさんがどうして言うから受けたまで、彼女が嫌なら次があるから大丈夫だ。気にせず会いに行きなさい』と親に言われて頭に一気に血が上った感覚を覚えている。
相手をまるで物のような言いように腹が立ち。親に絶対にその見合いには行かないと宣言したものの、逢いに行かなければ彼女の顔に泥を塗ることになると結局は行くこととなった。
「四条 椿(しじょう つばき)と申します。今日は良いご縁になるよう努めますので、よろしくお願いします」
彼女と似た母親と共に畳の上に正座し、深々と頭を下げた。そして椿は、赤に近い黒い髪の毛を揺らしながらゆっくりと頭を上げる。
「……よろしく」
定例文を聞き終えた俺は素っ気ない一言で返した。当然、隣にいた俺の母親は「雪久っ!」と咎め、冷や汗をかきながら「この子、緊張していまして」と椿達に説明する。
この婚約をどうしても破談したかった。何故なら、家族の言動からして、嫁いだ際に彼女の扱いは酷い物になると分かっていたからだ。
しかし、俺から断ると彼女に不手際があったと評価が下がる。わざと冷たくして、彼方から愛想を尽かしてもらうしかなかった。
彼女が身振り手振り使い話しかけても、「へー」と一言だけ返し続けた結果、空気はどんよりと重くなり、「その、あの」と彼女の顔もどんどん曇りいつのまにか喋ることすらやめていた。
「お若い二人は、お庭に行って散歩でもして来なさい」
唾すら飲み込めないほどの重たい空気を耐えきれず、俺の母親は手を叩いては立ち上がり、俺たち二人を庭園に追いやった。
面倒だなと思いつつ、一周ぐるりと回って帰れば良いかと下駄を履いては椿の先を歩く。
「待ってくださいッ!」
追いつこうと椿は慌ててこちらに駆け寄ったが、足元にあった小石に気づかず、足を崩し頭から流れるように倒れる。
今度は俺が彼女に駆け寄ることになった。
「大丈夫か」
「いっ……大丈夫です。少し額を打っただけですので、お気になさらず」
口元を引き攣らせ笑う椿は、俺の手を取って立ち上がる。
着物に付いた土埃を払い、ぶつけたという額は赤く少しだけ血が出ていた。
せっかく化粧までして来たというのに台無しだと、着物袖を掴んで額の血を拭う。
すると、椿は目を見開いて拭っていた袖から顔を避けた。
「なっ、何をして」
「えっ? 血が出てたから拭っただけ」
「いや、そうではなく」
「あーー、化粧が少し落ちたな済まない」
「そこじゃなくて、袖が汚れますからおやめ下さい」
「別に、気にしてないからいい」
着物を汚れたくらい構わなかったが、本人よりも椿は青ざめた顔であたふたとしていた。
「着物の汚れは今気にしても無駄だから。庭園を回るけど歩けるか」
「えっ、あっはい。問題なく歩けます」
確かにそうだと言うように椿は頷いた。
今度は転ばないように、置いて行かないように、足幅を合わせて俺は歩く。
広い和風庭園をゆっくりと眺めつつ、手を組んだり離したり落ち着きなく椿が隣を歩いていたので、屋敷から遠い池にかかった橋の所で一旦止まる。
それを、待っていたかのように椿は下向きながら話しかけて来た。
「あの、無理なさらなくて大丈夫ですから」
「……」
「私の親が無理に決めたことですから、気になさらないでください」
動く体を止めるかのように両手を重ね合わせては、笑顔をこちらに向けるが、口端は引き攣り震えていた。
どうぞ嫌ってくださいと言われているみたいで、心奥がモヤモヤとし何とも言えない。
「お恥ずかしい話、私がドジ……いえ、なかなか婚約できないせいで、親が焦ってのことですから……巻き込んでしまって申し訳ありません」
大丈夫ですからと安心させる声には気力はなかった。そうか、彼女には後がないのか。
「一緒に来るか?」
自然と出てきたのは、その言葉。同情だったかもしれないし、そこになにかの感情はあったかは定かではない。
しかし、彼女の結末を考えれば良い誘いだったとは言えないだろう。
「私で……いいんですか」
「そのために来たんだろ?」
後ろに行こうと、前に行こうと、椿には選択の余地はないと分かっていたのに。彼女は赤い瞳を潤ませながら「はい」と頷く。
そうして、俺たちは結婚することになった。
彼女とっては檻から籠に変わっただけ。
俺は繋ぐのではなく、送り出した方が良かったのかもしれない。
もっと自由に飛べていたのではと、ーーー分からない。
何をどこから間違っていたのか、答えてくれる人はもういない。
ーーーいや、最初から。
*
夕刻、仕事を終えた俺は自宅の門を跨いだくらいに丁度、綿毛のようなものが頬を掠めた。小さな綿毛は肌に触れた途端に溶けていった。
上を見上げればヒラヒラとまた雪が降ってきた。朝に積もった雪はまだ溶けていないというのに、辺りは灰色と白で染まっていく。
さすがに、連日の寒さと雪には身も心も縮こまる。
早く春を願いながら、暖かい屋敷に帰ろうと足早に歩いていると玄関の脇に何かが飾れているのが見えた。
一目では見えにくい所に飾られ。近づいてみると雪が丸く整えられていて、丸くなった頭の方に笹の葉が二つ刺さり、赤い小さな実が等間隔に二つ付けられている。
……、兎のような形をした雪の塊は、玄関先に大小と三個もあると思えば、足跡のように庭に続くように量産されていた。
雪だからこういうこともあるだろと流しても良かったが、少々これはどこまで続いているのか気になって、雪できた兎を辿ってみた。
庭まで続く兎は、最初は丸い抽象的な物だったが、口ができ、鼻が追加され、足が生えては、どんどん形が立体的になっていく。
作っていた者は、雪で遊んでいたが途中で真剣に凝り始めたことが分かる。
そのまま庭の奥まで導かれれば、ほぼ実寸代の立派な兎となっていた。
その過程に思わず、吹き出した。こいつは一体何をしているのだろうか。
「旦那様? どうされたのですか」
よく出来た兎を眺めていると、なかなか屋敷に入らないのを心配してか、いつのまにか椿が近づいて来ていた。
「大丈夫だ。兎を見ていただけだ」
「うさぎ……! ほっ本当にいっぱい雪兎が。まったく誰でしょうね、こんな悪戯を……使用人を呼びすぐに綺麗にしますね!」
ハッと気がついた顔をしては、長い髪を左右に揺らし彼女は、足元に大量に作られた兎を見ては慌てる。
「もう、庭の風景が台無しですわ」
身振り手振りを使い苦言する彼女。手を寒そうに摩っていたので、見てみれば、赤く、指先は腫れている。
顔の方にも視線を向ければ鼻先と頬もいつもより赤く、毛先が少し濡れていた。
なるほどな、と思った。
「いや、このままでいい。それにいずれは溶けるから良いだろう」
「そっ、そうですね。暖かくなれば溶けますし、使用人達に今後このようなことがないよう言っておきます」
「そうだな……もし、作った者を見つけたら言っておいてくれ。綺麗だって」
「あっ……はい。そっ、それより外は寒いですから早く中に入りましょう。風邪を引きます」
「ああ」
耳まで真っ赤な顔を背けては、白く赤い指先で俺の手を引く。
一番寒空にいただろう人物が言う言葉ではないが。
彼女が風邪を引く前に、俺は言われた通りにそそくさと屋敷に入るのだった。
110
あなたにおすすめの小説
小石の恋
キザキ ケイ
BL
やや無口で平凡な男子高校生の律紀は、ひょんなことから学校一の有名人、天道 至先輩と知り合う。
助けてもらったお礼を言って、それで終わりのはずだったのに。
なぜか先輩は律紀にしつこく絡んできて、連れ回されて、平凡な日常がどんどん侵食されていく。
果たして律紀は逃げ切ることができるのか。
【完結済】俺のモノだと言わない彼氏
竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?!
■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
【完結】大学で再会した幼馴染(初恋相手)に恋人のふりをしてほしいと頼まれた件について
kouta
BL
大学で再会した幼馴染から『ストーカーに悩まされている。半年間だけ恋人のふりをしてほしい』と頼まれた夏樹。『焼き肉奢ってくれるなら』と承諾したものの次第に意識してしまうようになって……
※ムーンライトノベルズでも投稿しています
告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさい奴になって嫌われることにした
雨宮里玖
BL
《あらすじ》
昼休みに乃木は、イケメン三人の話に聞き耳を立てていた。そこで「それぞれが最初にぶつかった奴を口説いて告白する。それで一番早く告白オッケーもらえた奴が勝ち」という告白ゲームをする話を聞いた。
その直後、乃木は三人のうちで一番のモテ男・早坂とぶつかってしまった。
その日の放課後から早坂は乃木にぐいぐい近づいてきて——。
早坂(18)モッテモテのイケメン帰国子女。勉強運動なんでもできる。物静か。
乃木(18)普通の高校三年生。
波田野(17)早坂の友人。
蓑島(17)早坂の友人。
石井(18)乃木の友人。
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる